多恵子は関野浩之をぶったことを少しばかり後悔していた。(あんなにぶってしまって  
なんか申し訳ないなぁ…でもブーが悦ねぇにあんな事してしまったんやし!!その事はホンマ  
に許せん!!でもぶったことはいけないんやし…謝るべきやな…謝るついでにもう一度ブーに  
喝を入れへんと!!とにかく今日の部活が終わったあとにでも言おう。。)と、心に決めた。  
そうこうしているうちにあっという間に部活が終わり男子の部室へと向かった。部室を覗いて  
見ると関野浩之は居た。が、何か様子が変だ。(いったい何してるん?)と思いよーく覗いて  
見たらなんとそこには悦ねぇも居た!!しかもお互い服が乱れていてキスをしている。(どうい  
うことや!?ブーはまた悦ねぇを無理矢理襲っているんや!!)悦ねぇを助けないと!!と思い  
行動に出ようとするが体が動かない。動こうとしてもあの二人の間に突然入っていくことが出来ない。  
二人のSEXを見て多恵子は興奮してしまっていたのだ。(ど…どうしよう…私…見ているうちに興奮  
しちゃってる…)ふとスカートの中に手を入れパンティの中にも手を入れてしまった。  
(凄い濡れてる…)自分の秘部に指を入れていた…(あっ…いいっ!!イっちゃいそう…声出したくても  
出せない…あぁもうダメ…)達しそうになった時聞き覚えのある声が聞こえた。  
「菊地…!?お前何やっとるん!?」その声は中田三郎だった。 
 
「な……中田三郎……!?!?どうしてここに!?もう帰ったんじゃ……」  
「ちょっ…ちょっとな……菊地こそ…そこで変な事して………」  
「静かにせい!!」少し恥ずかしそうに小声で言って多恵子は三郎の所へ行こうとしたが  
三郎が多恵子の所にやってきた。窓越しから悦子と関野浩之の性行為を見て、  
「ついに関野も男になったな。」とつぶやいた。  
「ブーが無理矢理悦ねぇを襲ってるんやろ!?!?なんでそんな事言えるん!?最低や!!」  
「実はな…」三郎は多恵子に今日悦ねぇと関野浩之の間起こった出来事をすべて話した。  
「そうやったんか……」多恵子は内心驚きを隠せなかった。二人が両思いになった事……  
そして悦ねぇが改めて女になった事……心の奥で悲しくなった。  
今までずっと部活を引っ張ってきた悦子がボート一筋ではなくて関野一筋になるんやろか…?  
と思うとますます悲しくなった。  
「どうしたん?そんな悲しい顔して。」  
「なんか悲しいんよ…悦ねぇがボート一筋じゃなくてブー一筋になるんやないかって…」  
「篠村はボートも関野もどっちとも大切にすると思う。篠村は簡単にボートを捨てるような人間  
やない。篠村と関野を応援してやろや。」  
「そやね。応援せなあかんね!!二人の絆は他の人が裂いたらあかんもん!!………もう帰るけん!!  
じゃあね!!」先ほど一人で行ってしまっていた行為を追及されないようにしなきゃと思い、早急に帰ろうとした。  
「待て菊地!!ちょっと来いや。」  
「ちょっ…ちょっと!!はなしい!!今急いでるん!!」  
三郎は多恵子の手を掴んで人の影も形もない艇庫裏へ連れて行った。  
 
「菊地。さっき俺が来たときなにしてたん?」  
「そっ…そんなことどうでも言いやろ!?何もしてへんよ!!それより今急いでるん!早く  
帰りたいんよ!!だから離しい!!」  
冷や汗をかいているのが自分でも分かった。これ以上一人でしていた事を追求されたくない…  
早くこの場から逃げたい!!しかし三郎は掴んだ手をなかなか離さない。  
 
「言い訳するなって。さっき篠村と関野のしてる所見て一人でしてたんやろ?」  
「違う!!たまたま太ももがかゆうなってかいてただけや!!」  
「下手な言い訳やなぁ……ずっとスカートの中に手入れてもぞもぞしてた所見てたんやからな。」  
「もうそんな事言わんといて!!それより…なんであん時あんな所におったん?」  
もうバレてしまった事は仕方ない…少し強気で三郎に接しようと考えた。  
「篠村と関野が両思いになったから記念に関野にこれ渡したん。そいでこれ使ったかな〜思うて様子を  
見にきたら菊地が…」三郎が取りだしたものは浩之にあげたコンドームだった。  
 
「それっ……!!ブーにあげたん!?」  
「そう。関野にあげたんよ。関野と悦ねぇ激しかったなぁ…菊地もいやらしい顔して一人でしとって…  
今でもあの二人のSEX忘れられないんやろ?ちょうどこれも一つ残ってるし…俺とするか?」  
「何言ってるん!?あんたとそないことしたくない!!冗談やろ!?」  
「へぇ〜そうなん…なら菊地が一人でしてた事皆にばらそうかなぁ〜?誰かに言いたくてたまらへんわ〜」  
「お願い!!誰にも言わないで!!お願いやから!!」  
多恵子は必死にお願いした。  
 
「無理やなぁ〜今誰かいたら言ってしまいそうや(笑)」  
「ねぇお願いやから本当に誰にも言わんといて!!ねぇ!!お願い!!」  
「お願いしてる姿可愛ええなぁ…」  
三郎は思わず多恵子を抱き寄せてキスをしてしまった。  
 
三郎の唇と多恵子の唇が当たった瞬間思わず三郎の頬を平手打ちした。  
「男はどいつもこいつもスケベな事しか考えておらへんのね!!女をなめんといて!!」  
「まったく素直やないなぁ〜さっきの可愛さはどこへ行ったんやろか?」  
「もうホンマに帰るからな!!」怒りが収まらなかった。もうこんなやつと話をするだけ時間の  
無駄だと思っていた。  
 
しかし三郎はしぶとかった。  
「ホンマに誰かに言いつけるぞ。」少しどすの聞いた声で多恵子に言った。  
多恵子は少しビクっとしたが多恵子も強気で、  
「そんなにヤリたいんならヤッてみぃ。強姦されたって訴えるけん!!」  
「随分開き直ってるなぁ。」  
三郎は多恵子を押し倒して再びキスをした。  
 
三郎の舌が突然入ってきた。三郎は多恵子の舌と自分の舌を絡ませようと  
するが多恵子はなかなか強情で舌はビクともしない。  
(ほんならこうするしかないな…)多恵子のの制服の上から胸を揉んだ。  
「んっっっ!!んん!!」  
胸をいきなり揉まれて驚いてしまい、思わず舌を絡めてしまった。絡めまい!!と  
思っても舌は絡め始めたら絡めるのが止まらなくなってしまっていた。  
 
三郎は多恵子の唇から自分の唇を離すと多恵子のベストを脱がしリボンを外しシャツのボタンを1個1個外していった。  
ブラジャーのホックを外し、多恵子の胸を撫でるようにして揉みはじめた。  
「やめてや!!もうこれ以上の事はせんといて!!もう嫌や!!」  
「ホンマに柔らかいなぁ〜しかも菊地って女子ボート部の中では1番胸でかいんやろ?  
去年の夏女子ボート部が海でビーチボールで遊んでた時皆スクール水着着ておったのに菊地だけ白ビキニ着ておったやろ?あん時すげえスタイルええなぁ思うたんよ。」  
「そっ……そんな事どうでもいいやろ!!胸から手ぇはなしぃ!!」  
多恵子がそう言うと三郎は多恵子の右胸の乳房を口に含み、左胸の乳房を手で摘まんだりいじったりし始めた。  
 
「あっ!!ん……やぁ…あんっ!!あぁ…!!」  
さっきまで嫌がっていた多恵子だったが乳房への愛撫で甘い声を出していた。  
「感じてるん?可愛ええなぁ〜さっきまで嫌がっていたのが今じゃこんな声出しよって…」  
「感じて……ない…ホンマにやめてや……」  
だんだんと抵抗していた声が弱々しくなっていった。  
「菊地も分かりやすい女やなぁ〜」  
そう言うと乳房への愛撫を止め、スカートの中に手を入れパンティの外から秘部をなぞりはじめた。  
「すごい濡れとるなぁ〜」  
「はぁ……あんっ!んぁっ!んん……」  
「今からもっと気持ちよくさせたるからな…」  
パンティを下ろし、膣の中に2本指を入れて中をかき回した。  
「あぁ!!嫌っ!!あっ!あっ!あっ!あぁんっ……」  
多恵子は息を荒げながら喘いだ。一人でしていた時よりも数十倍、いや、何百倍もの快感が襲ってきた。  
 
「指2本じゃ足りなさそうやなぁ。もう1本増やしたるからな。」  
指を増やされ、指を奥まで入れてみる。そして指の抜き挿しをしていった。始めはゆっくり動かしていったが、次第に動きを早めていく……  
「あぁん!!あぁ……はぁっ…い…いいっ!いいっ!……!!」  
多恵子が達しそうになった時、動かしていた指を止めた。  
「なんで止めるん……?もう少しやったのに……」  
「本性出てきよったなぁ〜。菊地だけ気持ちくなるのもいかんやろ。」  
三郎はズボンを下ろし、自らのものを多恵子の前に出した。  
「俺のも……舐めてくれへんか?」  
「えっ……ええよ………」  
少々戸惑いながらも、多恵子は三郎のものを舐め始めた。まずは先端を舌で回すように舐めていく。  
十分に舐めたあと先端から下の方へと口に含んで舐めていった。  
 
「うまいなぁ……こんなんはじめてや……」  
多恵子は舌で三郎のものへ愛撫を続けてゆく。三郎が達しそうになった時、多恵子は口から三郎のものを出した。  
「途中でやめんなや!!ええ所やったのに!!」  
「さっき途中で止めた仕返しや!!」  
「じゃあ………二人で気持ちよくなるか??」  
「………ちゃんと気持ちよくしてくれるんなら…ええよ…」  
多恵子は先ほどとは全く気が変わったようだ。三郎としていくうちにどんどんと快感を得たくなったのだろう……。  
三郎はコンドームを袋から取り出し、自らのものに付ける。多恵子の入り口にものをあてた。  
 
「気持ちよくさせたるからな……」  
多恵子の足を広げて、中に入っていった。そして奥まで入ってゆく。  
「やっ……あぁぁ……」  
多恵子の甘い声が三郎の中に響いていく。奥まで達した所で腰をゆっくり動かし始める。  
「ん………んぁあああ…あ…はぁはぁ……もっと…もっと…気持ちよくさせて…」  
ゆっくりと動かしていた腰をだんだん激しく動かしていった。腰の動きに合わせて多恵子も腰を激しく振っている。  
「あぁ……!!あぁっ!!はぁん!ん!あぁ!いいっ!いいっ!イッちゃうっっっ!!」  
「菊……地……俺も…限界だ………!!!!」  
二人は快感の頂点まで昇りつめ二人で果てていた。  
 
行為が終わったあと、お互い見つめあって、三郎は多恵子を抱きしめこういった。  
「すまんな……こんな事してもうて…俺…菊地が一人でしてる所見てしもうて凄い興奮してしまったんや…篠村と関野が  
してた所を見たせいもあるけど…1番お前に興奮してもうて…衝動的にすごい襲いたくなったんよ…すまんな……」  
「もうええんよ………気にせえへんといて…私、中田三郎にされて最初ホンマ嫌やったけどしまいにはかなり求めてしもうてたし……」  
「菊地…本当にすまんな……」  
「もう終わったことやし、早く着替えようや!!」  
「そやな!!」  
二人は着替えをして帰る準備にとりかかっていた。帰り際に多恵子は三郎の耳元で、  
「またしようか?」  
とつぶやく。  
「おっおい…菊地?」  
「なーんてね!!じゃあね〜〜!!」  
多恵子は走ってその場をあとにした。  
「菊地〜!!待てよ〜!!」  
三郎も走って多恵子のあとを追いかけていった。  
 
 

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