いろいろな事が起こった修学旅行。  
その後もボート部のメンバーは表面上は特に変わったところは無く日々を過ごしていた。  
敢えて変わった所と言えば悦子の態度だろうか。以前に比べてやたらとハイテンションになったのだ。明るさが増したというか…  
利絵達はいち早くその変化に気付いたが、その原因は中田への失恋だと考えた。中田との関係を気まずくしないようにわざと悦子は明るく振る舞っていると考えたのだ。だから皆口には出さなかった。  
実際は微妙に違う理由なのだが。  
本当の理由が見えてきたのは二ヶ月経ったころになってやっとだった。  
 
「そういえば悦ねぇ、関野と何かあったん?」  
自称『恋愛事に関しては女子ボート部一(又は悦子の事に関して)鋭い』多恵子は悦子と二人で廊下を歩いていたとき短刀直入にそう尋ねた。  
「え?何かってなんよ?なんでそんなこと聞くん?」  
至って普通に悦子は返事を返す。  
危なかった。もしお昼の時で口の中に何か入っていたら吹き出していたかもしれない。  
「なんや…悦ねぇ前よりも関野と距離とってるように思うんよ。部活のときとか喋るときとか…」  
「何言うとんの?ブーとは仲良くやっとるけん。気のせいよ〜!」  
(…あやしい…)  
笑顔で否定する悦子の様子に納得がいかない多恵子。  
 
「そんな顔せんでよ、本当になんも無いんやから…」  
「…まぁええ。とにかくなんか悩みとか思い詰めてる事でもあったら遠慮なく相談してや。あたしら友達やろ?」  
これ以上詮索するのは無駄と考えたのかそう言うと肩をポンポン叩いて締めくくった。  
「…ありがとうな」  
悦子はその言葉と心使いがとても嬉しかった。思わず涙が出そうになる。  
同時に今まで黙って溜め込んできたものを吐き出しくてたまらなくなった。  
「…ダッコ、聞いて欲しいんやけん…」  
ソロソロと重い口を開けた。  
「やっぱり悩みあったんやね…どうしたん悦ねぇ?」  
こっちに向き合ってくれる。  
 
「…実はわたし友達から相談受けてるんよ。」  
「ふぅん…どんな相談?」  
 
「その子な、仲良うしてた男友達にいきなり告白されたんよ…」  
「Σなっ……そいで?返事は?」  
「なんや、どうしたら良いかようわからんらしくて…しかも―」  
言うまでもないが、多恵子は悦子と浩之の事だと見抜いていた。  
というかこれで気付かない奴は救いようの無い鈍感だろう…  
 
 
ところ変わって艇庫では浩之と中田の二人がロッカーで着替えていた。  
不意に  
「セッキー、篠村と何かあったん?」  
「ごふっ!!!……げほっ…」  
と訊かれてポカリを吹き出してしまった。  
「きっちゃないやっちゃな〜…で、一体何があった?兄さんに言うてみ」  
「だっ誰が兄さんやボケ…別に何も無い。良いから離れろや」  
兄貴面して肩を抱いてくる中田を無造作に振り払い、しっしっと追い払う仕草をする。  
しかしどことなく落ち着かない様子で目をあちこちにやる。  
それも中田はお見通しのようで面白がって後を続ける。  
「なんも無いって事は無いやろ〜?最近二人で妙な空気作っとるクセに。もしかしてアレか、思春期か?」  
「…んな訳あるか。気のせいやろ」  
「…セッキー」  
「なんや?なんも無い言うとるやろ!」  
「…シャツ逆やで」  
「え…」  
自分では平静を装ってるつもりだが動揺が見え見えである。  
「もう観念せぇ、大人しう吐き」  
「…何がや?」  
「言うた方が楽やって!俺が相談に乗ったるさかい」  
「…だから何も無い」  
「関野浩之!おるか?!」  
ジリジリと問いつめられている最中に階段の方から大きな声が聞こえた。  
助かった。とりあえずこれでその場を逃げられる。  
そう思った浩之には多恵子の声が救いの声に聞こえた。  
 
しかし現実はそう上手く行かないもので。  
「中田すまんな、呼ばれとるから……菊地どうした?」  
 
パーンッ  
 
渇いた音が響いた。  
「あんたって男は最低やな!見損なったわ…よくも悦ねぇを!」  
「な…まさかお前」  
「全部聞いたで…この女の敵!」  
茫然と佇む浩之の横面を更に平手で打つ。  
「菊地、その辺でやめとき」  
見かねた中田が間に割って入った。  
「うるさい、あんたには関係無い!」  
「関係無い言うならお前かてそうやろが。それとも篠村に頼まれてやっとるんか?」  
「それは…違う」  
確かに違う。悦子本人は酷いことをされたというのに少しも浩之を恨んではいなかった。多恵子が浩之を殴るのは多恵子の気が済まないからだ。  
「ならもうやめとき。当人どうしの問題やろ」  
「……」  
もっともらしいことを言われて多恵子は振り上げていた漸く手を下げた。  
「とにかく、悦ねぇを傷付ける奴は私が許さんからな!」  
言いたいことだけ言うとさっと踵を返して去って行った。  
取り残された二人は無言で立ち尽くす。暫くして中田はおそるおそる浩之に近付き、目の前で手を振った。  
「セッキー、…大丈夫か?」  
「…俺はどうしたらええんやろか…」  
「…そうやなぁ、まず何があったんかきっちり話してくれんか?」  
「…実は修学旅行んときに…」  
浩之は遂にポツリポツリとあの日のことを話し始めた。告白したこと、答えてもらえなかったこと、無理矢理にキスしてしまったこと…その後のきわどいことは黙っておくことにした。  
「ほうか…」  
「最悪やろ?…でも俺は本気ぞ。せやから篠村にも本気で答えて欲しいんじゃ」  
「言いたいことはわかる。でもな、きっと篠村は自分の気持ちがようわかってないんじゃ…今押してもいかん。」  
「…てことは?」  
「押してダメなら引いてみるんや…ま、俺に任せとき」  
ポンと肩に右手を置くと口の端を吊り上げて歯をチラリと見せた。このとき初めて浩之は中田のことを「ええ奴や」と思った。  
 
そして次の日、教室にて―  
 
「篠村、セッキーどこ行ったか知らんか?」  
と、休み時間に中田が尋ねてきた。  
「ブー?…知らんなぁ、どこ行ったんやろね」  
そういえば隣の席はいつの間にか空席だった。…まぁ実際のところは中田が仕向けて浩之に席を外させたのだが。  
「ほうか、困ったなあ…」  
「…どうしたん?わたしで良ければ手伝うよ」  
「ありがとう。まぁ、ある女の子に伝言頼まれただけなんやけどな…今日の放課後屋上で待っとるって。」  
「え?それって…」  
「告白、やろな。ベタやけど。」  
「…ふーん…」  
悦子の視線が宙を泳いでいるのを中田は見逃さなかった。もうあと一押しだ。  
「…これでセッキーもようやっと女っ気が寄って来おったな。晴れて純情少年卒業ってとこか」  
「………」  
(ブーは何て言うんやろか?  
まだわたしのこと好きなんやろか?  
わからんな…それに可愛い子やったらOKするんかなあ?  
そしたら…)  
告白された手前、どうしても意識して色々と思案し想像してしまう。  
「ってことやからセッキー見掛けたら伝えといてくれんか?」  
「わかった…」  
そのせいで最後は生返事になってしまった。  
 
 
「…ブー」  
「なんや?」  
「その…行くん?屋上…」  
授業が終わって悦子は訊きづらそうに尋ねた。  
浩之は中田から話を聞いていたのですぐに悦子の言わんとしていることを察し、黙りこくる。  
「…ちょお話がある、来てくれ」  
程無くして心を決めたのか声を絞り出す。  
悦子は小さく頷くと大人しく浩之の後を追って教室を出ていった。  
 
浩之は校舎裏に入ったところで足を止めた。屋上と同じくらいここも人気の無い場所である。  
「…この間はすまんかった」  
深呼吸した後、まずそこから言った。  
「もちろん謝って済む問題でも無い。…ただ俺は………俺はお前が好きなんじゃ、誰よりもお前の側におりたい、くされ縁とか幼馴染みとかそんなんで済ませとうない…せやからお前もはぐらかずに答えて欲し…篠村?」  
浩之の気持ちを伝えている内に悦子の様子がおかしくなっていた。下を向いて自分で自分を抱くように両肘を抱え、細かく震えている。  
「ブー…わたし、この二ヶ月ずっと辛かったんよ…ブーと気まずうなって前みたいに腹割って話せんようになって…このままブーと距離置いたままなんかなぁって、凄い不安やったんよ…それだけわたしはブーに頼っていたってことなんやけどね」  
「篠村…」  
「あとな、さっき…もしブーに彼女ができたらって考えたんやけど…嫌なんよ、ブーに彼女ができるんは。だからさっきの言葉、本当に嬉しかった…ありがとう」  
言い終わらぬ内に浩之は嬉しさのあまり悦子を抱き締めていた。  
「嘘やないんやな…もう離さんぞ」  
なんだか夢のような気がして、掴んだ幸せを逃がすまいと抱き締める手に力を込める。  
「嘘やないよ…ずっと離さんでね」  
浩之の背中に手を回し、満ち足りた表情を浮かべる。  
やっと幼馴染みから一歩進めることができた瞬間だった。  
 
 
そしてその日の部活後―  
「ありがとう、お前のお陰や」  
「礼には及ばんて」  
昨日と同じようにロッカーで浩之と中田が話していた。  
「しっかし、あの後なんもせんで帰るんは空気読めてへんぞ。あそこはチューくらいいかんと…」  
「んな事言われたかて…って、お前覗いとったんか!?」  
「小さい事一々気にしてたらいかん。男はでっかく構えとらんと!」  
適当なことを言い繕うと中田は毒づく浩之を尻目に逃げる、もとい帰ろうとした。  
が、忘れ物でもしたのか振り返って浩之のところに戻ってきた。  
「大事なモン渡すの忘れとったわ、ほい」  
「?…!!お前っ…」  
手に握らされたモノを見て浩之は目を見開いた。いわゆる、コンドームだ。  
「じゃっ…お先に〜」  
文句を言う暇を与えずに中田は去って行った。  
「あ、中田三郎お疲れ!」  
艇庫を出ようとしたとき悦子と出くわした。  
「おう、お疲れ」  
「…ブー、まだ残っとるん?」  
「ああ、セッキーならロッカーに居るぞ」  
(正直冗談やったんがな…もしかすると早くも使うチャンスか?…となると篠村も遂に…)  
そう思うと自然と目線は悦子の下半身へと行ってしまう。  
「どしたん?中田三郎」  
「ん、いや別に…篠村、頑張れよ!」  
 
悦子にとっては意味不明な言葉を残して中田はその場を後にした。  
「…なんやの一体…あ、ブー!」  
首を捻りつつもロッカーの前で立ちすくむ浩之を見付けると声をかけた。  
浩之は驚いて小さく体を跳ね上がらせた。そして慌てて手を背中の後ろに隠す。  
「せっかくやから一緒に帰らん…ん?今何隠したんよ?」  
「な、なんも隠しとらんぞ!」  
「…あやしい…」  
悦子はあからさまに動揺する浩之の腕を掴み、確かめようとする。浩之は絶対に見られないようにと腕を引いた。  
しばし睨み合いが続く。  
「埒があかんわ…こーなったら」  
力では勝てんと踏んだ悦子は手を離すと浩之の一番弱い所を狙って擽りまくる。  
「だぁっ…アホっ!やめぃ…」  
「取った!…え?これって…」  
浩之の手から落ちたモノを拾いあげて確認する。  
微妙な沈黙が二人の間に流れた。  
「…言っとくけどな、中田に押し付けられたんやぞ」  
「ふーん…で、どうするんこれ?」  
「どうするって…ええんか?」  
「う……うん?」  
微妙な反応だったが浩之はこれを肯定と受け取った。  
悦子の右手を掴んでゴムを奪い取るとそのまま体を引き寄せた。  
「何ボーっとしとる…目ぇ閉じ」  
気恥ずかしさからかぶっきらぼうに命令する。  
 
悦子が目を閉じると唇に相手の吐息がかかり、唇が重ねられたのを感じた。  
「ん…」  
どれくらい経っただうか。  
暫くして離れたのを感じると悦子は目を開けた。すぐ目の前に浩之を感じて、なんだか恥ずかしくなって思わずクスッと笑ってしまう。  
「なに笑っとんじゃ?」  
「ん?な〜んもないよ」  
これ以上追求されないように今度は悦子からキスをする。ちゅっと軽く音がした。  
「なっ…」  
「へへ〜びっくりしたやろ」  
 
と言うといつものように無邪気に笑った。  
そんな悦子が無性に愛おしくてきつく抱きすくめ、そのまま激しいキスに持ち込んだ。 唇を貪り、舌を割って入れ、歯列をなぞって相手の舌を探り出す。  
「っ…ふっ…」  
悦子の口から苦しそうに吐息が漏れたが浩之は夢中で行為に没頭する。やっと離した頃にはすっかり艶を帯びた瞳に変わっていた。  
「我慢できん……」  
もどかしげに制服を脱ぎ捨て、悦子の制服にも手をかける。その間も唇は休めずにキスをし、舌を絡める。  
しかしシャツのボタンを全て外し、ブラをたくしあげて胸を露にしたときに手を止めた。改めてまじまじと見つめる。  
「もうっ…いつまで見とるんよ!恥ずかしいやないの」  
「…お前って何気にスタイルええのな…」  
ブラジャーから解き放たれた二つの山の予想以上のボリュームに浩之は生唾を飲んだ。ピクリと下半身が疼く。気づいたときにはむしゃぶりついていた。  
「あ…」  
中心の立ち上がった部分を舐め取ると悦子がかすれた喘ぎを上げた。その反応がもっと聞きたくて自らの息を荒くしつつ胸に顔を埋めて激しく、ときには丁寧に攻める。  
 
「んっ…ブー…あっ…」  
少しがっついているような気もしたが悦子は大人しくされるがままになっていた。  
「ええんか?…こっちはどや?」  
「えっ?あっ、ああぁっ!!…や、やぁっ」  
いつの間にかスルリとスカートの中に手を入れられ悦子が驚いたときに、軽く乳首を噛まれて一際大きい矯声が響いた。しかも間髪入れずに秘部をまさぐられて甘い声は途切れることがない。  
「ヤラシイ声…感じとるんやな…」  
「当たり…前やないの…ええんやもん…あんっ…あっ、そこは…」  
指が愛芽に触れたとき快感に歯を食いしばる。  
「ここか?」  
「あっあっあっ!ダメよそんな…んぅっ!」  
悦子の反応に気を良くした浩之がそこを摘んだり擦ったりして執拗に攻め立てた。髪を振り乱す程の快感に耐えきれずに悦子は遂に床に崩れ落ちてしまった。足を投げ出し肩で息をする。  
それでも浩之の勢いは止まらない。床に膝を付けると下着を脱がしスカートの中に顔を突っ込んだ。  
「なっ…ブー?ちょっ…」  
「凄いな…」  
率直な意見を述べると迷わず口を付けて舐め回した。  
「ああっ!やぁ…めて、汚いやろ?…なぁ…ん!…あんっ!」  
羞恥心のあまり足を閉じようとするが浩之の手がそれを許さない。愛液をすすり舌を膣の中で蠢かせると甘い喘ぎは一層強くなる。  
「やめ、やめて…や……うっ…」  
快感のあまりに下の口からも瞳からも涙が大量に溢れ出した。ヒクヒクと悦子の全身が震えている  
達してしまったのかもしれない。  
 
「はっ…はぁっ…ブー…ブー…」  
うわごとのように相手のことを何度も呼んで手を伸ばす。その手はスカートから出た浩之の顔に当たるとすがりつくように首の後ろに手を回す。そして求めるがままにねっとりと舌を絡めて口づけを交わした。  
「…ブー…わたし、もう…」  
唇が数ミリ離れた位置で囁く。  
「わかった…」  
意図を察した浩之はズボンを下ろしさっきのモノを取り出して準備を進めた。  
「いくぞ…」  
肉棒の先端を秘部に当て、悦子の髪を撫でながら尋ねた。  
「ええよ…きて」  
自分の髪を撫でる浩之の手を握って首を縦に振る。  
「ふっ…」  
「ん、あ…」  
ぐっ、と潜りこんだときに悦子の背中がしなった。  
「う…」  
「…あ…つっ…」  
ゆっくりと押し進める浩之が中の狭さに呻き、挿入される圧迫感に悦子は眉を寄せる。  
十分に入ったところで一旦動きを止める。二人の視線が合わさった。  
「大丈夫か?」  
「…平気…もう好きにしてや」  
悦子がそう言ってクスッと笑ったのをきっかけに浩之が腰を使い始めた。  
単調な出し入れだけでなく、浅く深くえぐるように突いたり余った手で乳房をこねたり思い付く限りの方法で悦子の快感を引き出そうとする。  
「…ひゃっ…あああっ!!!」  
明らかにこれまでとは違う喘ぎを発する。おそらく一番感じるところに当たったのだろう。  
「…見つけたで」  
「ああっ!」  
もう一度そこを強く突くと悦子は身をのこぞらせた。  
そのせいで膣がキュッと締まって浩之自身を締め付ける。  
「うあっ……アホ!んな締め付けんなや」  
「…んぅっ、やぁっ!そんな、激し…やん、あっ、やあぁっ!!」  
お返し、とばかりに何度も続けて乱暴にそこを突くと、悦子はたまらずに喘ぎ続ける。  
「ええよ…あっ!…そこや…は、んっ…」  
床に愛液の水たまりが広がる頃には、自ら腰を振るくらい悦子は完全に快楽の虜となっていた。それは浩之も同じことでがむしゃらに腰を打ちつけ胸をしゃぶっている。  
二人とも限界が近づいていた。  
 
「悦子…悦子っ!」  
腰を掴んで力の限り奥へと突き入れ、スパートをかけた。  
「あっ…ひ…浩…ゆ…わたし…もう…」  
「悦子っ!」  
「あ、ああああっ!!」  
絶頂に達したのか浩之が長く息を吐き、悦子をしっかりと抱きしめる。悦子もぐったりとした様子だが浩之の胸板に頬を寄せて息を整える。  
「良かったよ…」  
「ん?」  
「凄い良かった…浩之、ありがとう」  
「……悦子」  
今までにない良い笑顔で笑うと、お互い舌を伸ばして絡め合い、幸せの余韻を楽しんだ。  
 
 
「ブー、リボンどこにやったん?」  
「…さぁ?知らんぞ」  
「さぁ…ってブーが脱がしたんやから知らん訳無いやろ。ちゃんと探してよ〜」  
先ほどまでの行為の空気はどこへやら。  
「ってか、もうブー言うなや…」  
浩之が怨みがましくいつもの愚痴を愚痴った。  
「ブーはブーよ。わたしにとってブーは大切なブーなんやから!」  
「………訳わから」  
「あ、あった〜!ほいじゃ帰ろ」  
(まぁ、セックスんときは名前で呼んでくれてるからええか)  
と思って諦めたようにため息をついた。  
上手く丸め込まれたのだが本人が気づいてないからどうしようもない。  
いつか悦子が浩之のことを普段から名前で呼ぶ日が来るのだろうか…  
 
 

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