西日に染まるテニスコート脇の小部屋の片隅に  
ひとりの少女が佇んでいた  
白をベースにしたテニスウェア  
その華奢な肩にツインテールの髪がかかっている  
学内では「氷の女神」と密かに呼ばれ  
誰の目から見てもまごうことなき美少女が小さな肩を荒く上下させている  
 
「ああ…ハァっ…ん…」  
 
彼女は微かな吐息を漏らしながら  
片手の細い指で愛用のラケットを固定させ  
金属製のフレームを白い太腿に挟み込み  
膝立ちの姿勢で身体を前後に揺すっている  
 
「んん…んはぁ…あ…」  
 
熱く高まる快感に抗えず  
その声は徐々に荒くなっていく  
彼女の近くには普段使いのスポーツバッグが  
椅子からでも落ちたのかその中身を乱雑にまき散らした状態で置かれいる  
 
「ふ…ぅうん ん…ああん…ユキヒ…んあぁん」  
 
思わず声にしてしまったのは  
散らばっている荷物の中のひとつ――  
一枚の古い写真、そこに写っている人物の名前だった  
 
(!? ……ヤダなんで……)  
 
自分の口から何故その名が出たのか理解できないまま  
それでも彼女は行為に熱中していった  
写真に目をやるとさらに彼女の興奮が高まるようだった  
太腿に挟んだラケットのガットがソックスに引っかかり  
腰の動きに合わせてその位置をズレさせる  
黒いオーバーニーソックスに包まれていたはずの白い脚は  
膝の近くまであらわになって汗ばんでいた  
写真の中の小さな男の子は  
白いテニスウェアを来て泣きべそをかいている  
 
「あ……はぁっ…んふ……!」  
「幸宏…!んん……!!!」  
 
思わず自らの手で口を塞いでしまうほど大きな声を出してしまう  
だが打ち寄せる快楽の波が絶頂に近づき  
その声を熱い吐息を留めることはできなかった  
 
そのとき  
 
「誰かいるのー?」  
 
入り口の引き戸をを躊躇なく開けて  
ひょっこりと顔をのぞかせた人物がいた――  
 
 
「あれ? 氷の女神様がこんなところでどうしたの?」  
 
入り口から入ってきた人物は美冬の背に声をかける  
美冬は慌ててその場に座り直し  
周囲の私物を掻き集める仕草をしてみた  
だが身体も顔もまだ火照ったまま熱が引かない  
 
「……ただの、備品の片づけです」  
「テスト前のこんな時期に? 」  
「……ちょっと自主練してたら…その、忘れ物しちゃって…」  
「ふーんへんなの……」   
 
相手の悪意のなさに余計に焦りながら  
自分の荷物をまとめて立ち上がる  
ここで制服に着替えるつもりだったが  
いまは早く立ち去りたかった  
 
「それじゃ、失礼します」  
「あ、待って」  
「?」  
「なんか具合わるいの?」  
「…!」  
「熱があるのに無理な練習してちゃダメよ」  
「大丈夫です! 九重先輩、離してください」  
 
美冬の二の腕を掴んだゆうこは  
顔を近づけて美冬の体調を推し量ろうとしていたが  
美冬の整ったクールな顔の造形と  
紅潮した表情が醸しだす普段とは違うムードに目を奪われてしまったようだ  
 
「…美冬ちゃんってホントキレイよねえ」  
 
じっと見つめるゆうこ  
小さな両手で美冬の両腕を押さえ込むようにして身体ごと近づけてくる  
 
「え?」  
「いずみちゃんもすっごくキレイだけどさ……うん缶バッチが夢中になるのもわかるわあ」  
「え?……ええっ?」  
 
気が動転しそうになった美冬は  
荷物を掻き集めた時、咄嗟に手の中に隠した写真をギュッと握り込む  
 
「肌もすべすべ…噛みつきたくなっちゃう」  
「っ!? 九重せんぱ……ぁん!」  
 
ゆうこは背伸びをして美冬の首筋を甘噛みすると  
次に耳元に口を近づけてそっと囁いた  
 
「でも缶バッチとはまだなんでしょう?」  
(? なに? なんなの?)  
 
「あいつ、いつも言うんだもん わたしとしてるのにさ『美冬姉さん』って声に出しちゃうんだもん」  
「ちょっとひどいよね別のコのこと考えて気持ち良くなっちゃうなんて」  
「え? え?」  
「問いつめてもさ、イトコとはそんな関係にならないって言うしさ」  
「でもやっぱり妬けちゃうよね」  
 
(なに…? なんなのこのひと? ワタシトシテルって…なに?)  
 
ゆうこの猫を思わせる丸い瞳がいたずらっ子のように輝く  
突然思いがけない話をされて美冬は頭の中が混乱していた  
呆然としている隙だらけの美冬のスコートの下へと  
ゆうこの指が伸びてくることも気付かないほどに  
 
「ひぁっ!」  
「ん?美冬ちゃんてば…どうしてこんなになっちゃってるの?」  
 
厚地のアンダースコートもしっとりと湿るほどに  
美冬は先ほどの隠戯に溺れていたのだ  
それを知って知らずか  
ゆうこは大胆にもスコートをまくり上げてショーツの中へと指を侵入させると  
直接美冬の柔らかい芽に触れてきた  
 
「!!! やめっ…!」  
 
押しのけようとしてもゆうこはのしかかるように美冬を壁際へと押しつけ  
小さな身体で驚くほど強く圧力をかけてくる  
 
「ね、気持ちいい?」  
「ぃやぁ……」   
「じゃあ美冬ちゃんも触って? こんなこと話してたらもう我慢できなくなっちゃった…」  
 
ゆうこは美冬から手を離すと無邪気な笑顔のまま丸い尻を突き出し  
さっと下着を脱ぎ捨て美冬へと見せつけた。  
 
「なにを……」  
「早くぅ…ゆうこさん風邪ひいちゃうじゃなーい」  
「………」  
「あ、それとも缶バッチの方が見たいのかな? 美冬ちゃんてやっぱり…」  
「そんなことっ!――いやらしい」  
「じゃあホラ…ね?」  
「やっ!」  
 
躊躇する美冬の腕を素早く取り、ゆうこは美冬の細い指を自らの秘部へと押しつける  
 
「きゃぅん! 冷たくて気持ちいいよお」  
「やっ…やめて…くださ…」  
「女の子同士だもん 大丈夫だよう」  
 
肩越しに振り返るゆうこの頬はバラ色に染まり  
かわいらしい童顔が隠微な色気を帯びていった  
 
 
「いい加減に…してください!」  
「ああん! いじわる!」  
 
強引に美冬の指を動かして感じていたゆうこだが  
自分の腕を後ろに回して相手の手を掴んだ体制はさすがに無理があり  
美冬にふりほどかれてしまった  
だがすばやく美冬の方へ向き直ると  
ぱっと美冬に抱きつき、ぴょこんと背伸びをして  
唇で耳たぶをはむっと挟むようにキスをした  
 
「〜っ!?」  
 
ぴくんと反応する美冬を満足気に見たゆうこは  
続けて耳の後ろから首筋へと下をなぞらせる  
くすぐったさと快感と嫌悪感が足下から這い上がり  
膝の力が抜けそうになっていた  
 
「や……ぁぁあ」  
「んふふ…… 美冬ちゃんもゆうこさんの特別レッスン受けてみる?」  
 
白い肌の上を舌と唇で愛撫しながら楽しそうに囁き  
片方のちいさな手を美冬の胸あたりに移動させる  
 
「あっ や…だめ…」  
「缶バッチみたいにわたしから離れられなくなっちゃうかもしれないけどぉ」  
 
ゆうこはウェアの下に手を差し入れるとスポーツブラをずり上げて  
美冬の可愛らしいふくらみの中心をくるくるといじりだした  
 
「〜〜!!! ぁぁん!!!」  
「美冬ちゃんもココが弱いんだね…缶バッチといっしょ」  
(ヤダヤダ!だめ! でも何も考えられない…!幸宏…)  
「ぁあっ……くぅ……だ…めぇ…」  
 
眉間にしわを寄せる美冬の表情にうっとりとしながら  
ゆうこは固くなった先端を指先で転がすように弄ぶ  
 
「ああん美冬ちゃん可愛い…! わたしも感じちゃうんだからあ」  
「は…幸宏…ぁあん」  
「うん…缶バッチには…ナイショにしておいてあげるから」  
 
満足気にうなづくとゆうこは左手でスコートのファスナーを下ろし  
ショーツの中へと潜り込ませ、指で確かめるように差し入れると  
わざとくちゅくちゅんと水音をたてた  
 
「…!!やっ センパイやめ…」  
「もうこおんなに濡れちゃってるよ……すっごい可愛い」  
 
ゆうこは指を離すとショーツとアンダースコートを下ろし  
自らは頭をもたげて美冬の濡れた茂みへ唇を寄せた  
それでも片手は強い力で美冬の腕を離さない  
 
「!!! ダメぇ!」  
「缶バッチとこんなことしたかった?」  
「いや、いやぁん!ぁあん!」  
 
ちゅっちゅっと音を立てて  
美冬のぷっくりと膨れたつぼみに何度もキスしながら  
ときどきわざと意地悪なことを口にする  
 
「〜〜! こんなの…ひどぃ……!」  
「女の子同士だから大丈夫だってばぁ 美冬ちゃんはキレイなまんまなの」  
 
落ち着いた声でそう言うと  
ゆうこは猫が毛繕いをするように  
舌で丁寧に襞の内側からねっとりと舐め上げた  
 
「ぁ!あ! !!! や!やはあん!!! 〜〜〜!!!」  
「たっくさんイかせてあげるからね」  
 
いつのまにか日が落ちて  
外ははすっかり暗くなっていた  
 

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