※短編集のサービス絵を見ながらどうぞ  
 
 
天ヶ崎邸二の丸御殿、秘密のヤリ部屋にて_  
薬を盛られ、ボーっとしている美冬は素っ裸に剥かれベッドのようなものに腰掛けていた。そんな美冬を見て、素っ裸のいずみは舌なめずりした・・・  
 
「それじゃあ、始めるわよ美冬。」  
コクリと肯く美冬。  
「じゃあ、目を瞑って?」  
少し怪訝そうな顔をするが素直に目を閉じる美冬。  
 
いずみは美冬の細い首周りを舐める。  
「ひゃんっ!はぁ…ん」  
美冬は嬌声をあげている。敏感みたいだ。  
 
「あっあっ…んっ!んあぁっ」  
感じてきたのか乳首が立ってきたようだ。それを摘み上げて刺激を与える。  
「ひゃああん!」  
ビクッと首を反る美冬。  
「美冬、気持ちいいでしょ?」  
「……そ、そんなことな…んんっ、ひゃあっ!」  
聞き終わる前に美冬の乳首を舐める。  
「ああっ、んんっ!」  
空いている手を美冬の股に当てる。薄い陰毛がしっとり濡れているのが分かった。  
「フフ…こんなに濡らしてる。美冬ったらいやらしいわね。」  
「ちっ、違うっ!…んああ、ひゃぁぁっ!」  
言い終わらない内に指でクチュクチュといじる。  
「フフフ、いやらしい音聞こえるでしょ?」  
「んあっ!そ…そんなの…聞こえな…んっ!」  
「美冬は強情ねえ、じゃあこれならどう?」  
激しく指を動かすいずみ。美冬の秘所からはグチュグチュといやらしい音がする。  
 
「もっと気持ち良くしてあげるわよ。美冬。」と、いずみは体を下にずらした。  
「…ハァ、ハァ、いずみ、何…するの?」  
「美冬のおまん○を舐めるのよ?。」  
言いながら美冬の薄い陰毛を掻き分け秘所を舐め始める。  
「んああっ!はあぁっ!ん、そ、そんなとこ…汚い」  
「汚くなんかないわよ。美冬のおまん○かわいいピンク色で凄く綺麗よ。」  
「んあっひゃぁぁっ!ぃひゃぁぁぁぁあぁあぁっ!?」  
 
びくびくびくっ  
美冬の秘所がヒクついて愛液を垂れ流している。どうやらイったようだ。  
「……はっ…はぁ…はぁ…」  
 
「フフ、もっと気持ちいいことしてあげるわ。今度は私も気持ちよくさせてもらうわよ。」  
いずみは手にしたプラスチック製の容器の蓋を開けると、中身を手のひらに落としていく。いずみ愛用の輸入物ローションである。  
たっぷりと手にとったそれを両手で軽く捏ねるようにしてから、いずみはそれを自らの身体に塗りつけはじめる。  
首から肩、上腕に塗り、豊かな胸、そして下半身に塗りたくる。  
 
そして、再びたっぷりと手に取ったローションを、美冬の首、肩、胸、と執拗に塗りつけていく。  
美冬は先ほどイッた余韻に浸っていて抵抗できないようだ・・・  
 
そしてさらに下に手を伸ばす。  
 
秘所の割れ目をなぞるようにローションを塗りつけ、クリトリスにもしっかりと塗りこんでいくが、  
決して強くは刺激せず、割れ目の中へ指を入れたりもしない。  
そして、いずみが満足するまで塗り終えると、手を離し秘所を開放した。  
美冬は朦朧とする意識の中で少しだけ安心するが、今度はすっかり火がついてしまった秘所の疼きでかき乱されてしまう。  
 
そんな恥ずかしげで物欲しげな美冬の表情を読み取ったのか  
 
「フフッ、どうしたの、そんなモノ欲しそうな顔して?またイかせて欲しいの?」  
「!!…ち、ちがう!」  
「もう、無理しちゃって。」  
そう言いながら、仰向けになっている美冬の肩の傍に両手をつき、美冬に覆い被さるような体勢を取る。  
 
そして一気に身体を下ろし、正面から美冬と抱き合うように密着した。  
 
「きゃっ! や、い、いずみ…!?」  
いきなり裸の身体に密着され、驚いて身体をずらそうとするが、  
 
ニュルニュルニュルッ!  
 
「ひゃっぁぁあっ!?」  
「んんんっ!」  
 
ローションでヌルヌルになった身体同士が擦れ合い、お互いの裸身を刺激してしまう。  
美冬は驚いて身体を硬くするが、対照的にいずみはうっとりした表情で、  
その快楽の刺激を欲して密着した身体を小さく揺らしはじめる。  
 
「んふぅ、あはぁ、ああ…いいわ、美冬の身体、気持ちいいっ…あぁっ」  
「やっ、だめ、っぁあぁっ、いずみ、いや、ああんっ!」  
 
互いの身体を使ったローションプレイは、二人を快楽の高みに押し上げていく。  
上のいずみは自由に身体を動かし、美冬の身体を思うままに貪り快感を高めていく。  
下の美冬は身体中をねっとりと弄られ、無理やりに快感を刷り込まれていく。  
ニチュ、ヌチュ、クチュ・・・絡みつくような水音と、二人の喘ぎ声が部屋に響く。  
絡みついた腕は首筋やうなじを撫で、いずみの豊かなEカップは美冬の小ぶりなBカップを押し潰し、お互いの隆起した乳首が絡み合う。  
火照った肌の熱がローションを介して伝わり、互いの肌を更に焦がす___  
 
「………!!」  
 
……だ、だめ。 このままじゃ、また……  
はしたなく尖った先端が擦れ合うたびに、抗いがたい快楽の波が押し寄せ、思わず声が漏れそうになる。  
抵抗していたはずなのに、一人遊びで慣らされた美冬の肉体は、  
ローションに塗れた身体と身体の触れ合いに、快楽すら覚えはじめていた。  
そんな美冬の対抗を嘲笑うように、いずみの指先が下腹へ伸びてゆき、  
ローションとは別の液体に濡れた入り口に容赦なく弄り始める。  
「や、いやぁぁっ!」  
妖しい水音を奏でながら、いずみは美冬の蜜壷を掻き乱す。  
いずみの指から少しでも逃げようと、美冬は腰を捩るのだが、元より身体を拘束されているので、  
イヤイヤと腰を振るような動きしかできない。  
それが無意識にとはいえ、健気に腰を浮かせて逃げると言うより、  
まるで、いずみに合わせ、淫らに腰を動かすような仕草になっていることに、  
美冬は気づいていない。  
 
(……そろそろかしら)  
 
いずみは すっかり蕩けてしまった美冬の秘裂を指先で広げ、まるで絡みつくように絞まる淫肉を虐めながら、  
器用に親指を滑らせ、皮に隠れた肉芽をすり潰す様に動かした。  
「……っはぁうぁぁっ!?」  
拘束された美冬の身体が、跳ねるように痙攣をはじめ、弓なりに反り返る。  
軽くイってしまったらしい。  
 
嫌がってはいても、美冬の方も何も知らない乙女ではない。  
幸宏と同居をはじめてから既に一年。  
幸宏を想い、声を潜めた一人遊びに耽ることも、今では日課のようになっているのだ。  
声が漏れてしまうので、自分では触れないように避けている弱点を責められ、  
美冬の身体は素直に反応してしまう。  
二度目の絶頂の波が、雷のように背筋を駆け上がって来る。  
っだ、だめ!! また……!?  
……  
………?  
けれど、頂点を予感して身構える美冬を他所に、  
快楽の予感に震える処女孔から、いずみはあっさりと指を抜いてしまった。  
「ぁっ… え? ……あれ?」  
期待していた快感が得られず、不満気に見上げてしまった美冬の視線に、  
いずみの蔑むような視線が絡まった。  
その途端、思い出したように羞恥が溢れ、美冬は思わず視線を背ける。  
 
「美冬、どうしたの? ご褒美がもらえると期待していたのかしら?」  
「そっ、そんなわけ………」  
 嘘だった。  
反射的に否定をしたものの、期待していた快楽が得られなかった不満に、身体はヒクヒクと疼いている。  
なにより、いずみが退いた後でさえ、美冬の足はゆるく開いたままで、拒む姿勢をとることさえ忘れているのだ。  
 
いずみは見え透いた言い訳を聞き流すと、美冬の足首を掴むみ、足を開いた格好のまま頭のあたりまで持ち上げさせ、  
そのままベッドに押し付け、拘束してしまった。  
「痛いっ!」  
痛みを和らげようと、自然に持ち上がった腰が、まるで自分から突き出すような格好になってしまう。  
本当に、両足は痛いくらいまで、無理やり広げられているのに、  
丸見えになった美冬のそこは、待ちきれないとでもいう様に、いやらしい分泌液を垂れ流していた。  
「………ッ!?」  
恥ずかしくて死んでしまいそうだ。  
「こんなにして……神庭君のことが好きだなんて言いながら、本当は誰でもいいのね。  
 ちょっと触られただけで、もう2回も………」  
「………」  
なにも言い返せない。  
今だって、恥ずかしい、と思うほどに身体は反応してしまう。  
「美冬のことだから、神庭君を想って毎晩してるんでしょ。でも、流石にやりすぎじゃないかしら?  
 こんな恥ずかしいところを見られて濡れるだなんて、本当にいやらしいわ」  
言いながら、いずみの指先が秘唇の形をなぞるように、やさしく動いた。  
「んっ……、んっ……」  
閉じたはずの唇から押し殺したような甘声がこぼれてしまう。  
意地悪ないづみの指は、入り口を擦りあげるような動きはを繰り返しながら、美冬を焦らし続けた。  
じわじわと、弄りながら、性感を追いたてながらも、もっと敏感なポイントには触れてくれない。  
「いっそ、氷の女神を崇拝する子たちに見せてあげたいわね、彼等なら喜んで虐めてくれるんじゃないの?  
 ……それとも、こんないやらしい娘だと知ったら幻滅するかも知れないわね」  
「や、止め……んっ………、はっ……、んっ!」  
美冬の頭の中で、白いもやが膨れあがっていた。  
自分ですらあまり見たことの秘密の場所……それを晒されているだけでも恥ずかしいのに、  
そんな場所を弄られ、辱められているのに、身体は抗いようもなく快楽を感じてしまう………  
「やっ、やめ……てっ、ん、んゅうっ……」  
 
入り口を彷徨う指先には、ねっとりと糸を引くほど粘液が絡みついている。  
いずみはわざとらしく、美冬の前で指を広げて見せた。  
「美冬がこんないやらしい娘だなんて知ったら、神庭君はどう思うかしら?」  
「……っ!?」  
その一言に、美冬の表情が凍りつく。  
美冬の痴態を幸宏に知られてしまうこと、それは、美冬にとって最も恐れることの一つなのだ。  
幸宏の、あの純粋でひたむきな眼差しを思い浮かべる時、  
美冬は常に、お日様のぽかぽかと柔らかい光に包まれるような暖かさと同時に、  
そんな幸宏を汚すような妄想に耽る自分への嫌悪に、締め付けられるような胸の苦しさを覚えるのだ。  
あの幸宏に、妄想の中でとはいえ、美冬がさせていることを知られたら……自分はきっと、幸宏に嫌われてしまう。  
罪悪感と羞恥心と羨望と嫉妬と、そんな色々なものが押し寄せ、とたんに、目の前が真っ白になってしまう。  
もしも、幸宏が、あのやさしい瞳が、軽蔑や嫌悪に代わってしまったら、しかも、それが自分に向けられたら……  
そう思うと目を合わせることもできないのだ。  
 
「いや…、そんなこと……言わないで……」  
 
そう言って脅えた瞳を潤ませながらも、肉体は快楽に耽り、快楽に堕ちたの証拠ともいえる粘液を溢れさせてしまう。  
二度までも絶頂へ押し上げられた身体は、正直に燻るような疼きに焦らされ、不満でいっぱいになっていた。  
 
「本当のことじゃない。神庭君がかわいそうよ。あれじゃ、まるで自慰の道具だもの」  
「ち、ちがう……」  
「嘘おっしゃい、身体は正直よ。神庭君の名前を出した途端、締め付けがきつくなったもの。  
 もしかして美冬。神庭君に見られるのを想像して、感じているのかしら?  
 まるで露出狂の変態みたいね」  
「ち、違うわ、わた……、んぁっ」  
言い訳が言葉になる前に、いずみは濡れて真っ赤に充血した美冬のクリトリスを軽く指先で弾いた。  
「ほら、こんなに感じてるじゃない」  
まるで悪戯に成功した子供のように笑うと、新しいローションを取り出し、美冬のそこへ垂らす。  
「やっ、ん、んぅっ……っ!?」  
快楽に火照った秘裂に、冷えたローションが直接注がれると、それだけで鮮烈な刺激に背筋がぞわ立っていく。  
「まだ何もしてないのに、本当に困った娘ね」  
いずみはゆっくりと、足の谷間から下腹部、おへそから胸の先端へ、ローションの雫を注いでいった。  
その度に、美冬は悲鳴とも歓声ともつかない甘声を漏らしながら、快楽に身を捩る。  
 
最後に、いずみはたっぷりと、自分の指にローションを垂らしてから、薄い肉を揉み集めるような動きで美冬の胸に塗し始めた。  
外側から頂点の先へ、ゆっくりと、指の感触が動いていく。  
ねちねちと外側から忍び寄り、はしたなく尖った頂点に触れるか触れないかの場所で動きを止める。  
……かと思えば、今度は広げた指と指の間に頂点を挟み込むように摘んだまま、大きく円を描くように揉みほぐす。  
つまむ、弾く、つねる、擦る、挟む、しごく、揉む。様々に手を変えながら、いずみは美冬の胸を弄んだ。  
絶頂に導きながらも、そこに至るには僅かに足りない、そんなぎりぎりの刺激で焦ら続ける。  
駄目だと思いながらも、何もできず指先の動きに身を委ねていると、いずみの顔が近づいてきた。  
「ねえ、美冬。最後までいきたいと思わない?」  
快楽に白濁した美冬の耳元で、吐息を吹きかけるように、いずみが囁いた。  
「……っぁ……ぇ?」  
潤んだ目で、聞き返す。  
「美冬が望むなら、最後までしてあげてもいいの」  
「………」  
美冬の瞳が何かを訴えかけたとき、  
「でも、その時は神庭君のことを諦めて」  
いずみは信じられないことを言った。  
 
「わたし、神庭君のことが………好きなの」  
 
「………うそ」  
ぞっとするほど、真剣で綺麗ないずみの瞳が美冬を見つめていた。  
「本当よ。それに、美冬みたいな淫らな娘より、私のほうがよっぽど神庭君にふさわしいと思う」  
快楽の波が、嘘のように消えていく。  
「美冬私に言ったわよね。目が合うだけで恥ずかしくて、神庭君とまともに話すこともできないって。  
 それなのに、自分は神庭君のことを想像しながら、毎晩、いやらしいことをしてるんでしょ。  
 その方がよっぽど恥ずかしいことじゃないの?」  
その通りだった。  
そんなことは、他ならぬ美冬自身がよくわかっている。  
だから、美冬は幸宏に踏み出せないでいるのだ。  
「それなのに、神庭君が他の子と話しているだけで焼きもちを焼いて、神庭君に辛くあたって、  
 はじめは美冬を応援しようと思っていた……けど、美冬は神庭君じゃなくてもいいんでしょ?  
 今だって、こんなにみだれてるじゃない。誰でもいいんでしょ?」  
 
 

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