「おはようっ! 神庭君。今日は随分ギリギリだねっ?」
教室に入るなりポニーテールを揺らしながら、スレンダーな女子が近づいてきた。
実は凪原さんと屋上でアナルセックスをしてたら遅刻しそうになって………
なんて、口が裂けても言えない。
彼女はクラスでも女子のリーダー的存在で凪原さんの親友、三島真琴さんだ。
僕はなんとか誤魔化そうと曖昧に頷くと、三島さんは前の席に座って、ニコリと笑った。
「ダメだよっ、神庭君は生徒会長なんだから、
遅刻なんてしたら示しがでしょ! ……なんちゃってっ!」
笑いながら僕の腕をバシバシ叩いてくるのは勘弁してほしい。
僕は朝の出来事が後ろめたくて、ついつい視線を逸らし気味になってしまう。
不意に三島さんが身体を寄せて囁いた。
「神庭君、今日……いいかな?」
三島さんは恥ずかしそうに真っ赤になった顔を俯かせて、視線だけは僕を見上げている。
………このところずっとお預けだったし。三島さんの相手もしないと悪いかな。
僕が返事をする前に、教室のドアが開いて担任の先生が入ってきた。
みんな慌てて自分の席へ急ぐ。
三島さんも自分の席へ向かって行ったけど、名残惜しそうに僕の方を何度か振り返ってきた。
僕がどうしようか考えているうちに、いつの間にか、一時限目の授業が始まっていた。
・・・
そうして、三島さんとはまともに言葉をかわさないまま昼休み。
「あれ?珍しいね。神庭君お弁当じゃないの?」
「うん。まあちょっと……」
上手い言い訳が見つからなくて、僕は笑って誤魔化した。
「じゃあさ、今日は一緒に食べよっ!」
三島さんが誘ってくれたので、僕はお茶を買ってから校舎裏へ移動した。
てっきり他の友達も一緒だと思ったら、待っていたのは三島さん一人だった。
「あれ?みんなは?」
「もう、みんなって何よ? 私もたまには神庭君とお弁当を食べたかったんだよっ!」
すこしだけ頬を染めながら、三島さんは唇を尖らせる。
だからって、二人きりとは思わなかった。
というか、避けたかった。
「ねえ、神庭君……」
いきなり猫撫で声で三島さんが擦り寄ってきた。
「最近、あんまりしてくれないよね……もしかして、他の子からも誘われてる……とか?」
僕はお茶を噴出しそうになった。
「………何を疑ってるの?」
「………御神楽さん、とか?」
よかった。凪原さんとの事は気付かれてない。
「そりゃ、同じ生徒会だもん。一緒にいることも多いけど………」
流石にはっきり、ヤッてる。なんて言えない。
それでも、三島さんはそれなりのことを察したらしく、
「うぅ………」と唇を尖らせて拗ねはじめた。
しばらく、視線を伏せながら、不満めいたことを呟いていたと思ったら、
「よしっ!」といきなり顔を上げて、僕の目を見つめてくる。
「御神楽さんはこんなことしてくれる?」
言いながら、僕のズボンに手をかける三島さん。
真っ赤になりながらも、僕の方を見上げ、ズボン越しに擦り始める。
「ちょ、ちょっと! 食事中だよ!?」
三島さんはまるで聞く耳を持たず、あっさりとベルトを外してしまった。
止める間もなくブリーフごとズボンをずり下げてられてしまい、半立ちの下半身がこぼれ出る。
「えへへっ」
三島さんは嬉しそうに舌を出すと、身を屈めて亀頭の先をペロペロと舐めはじめた。
「み、三島さん!?」
「ダーメッ! これから大きくしてあげるから、
神庭君は大人しくしててねっ」
両手でまるで宝物みたいに大事に支えながら、筋に沿って舌を動かす三島さん。
キスするみたいに、小刻みに唇でついばみながら、丹念に舐めてくる。
「あはっ! 硬くなってきたよっ。どうする?」
今度は大きく口を開けて、嬉しそうに咥え始めた。
頭を大きく上下させて、ゆさゆさと揺れるポニーテールがなんだかむず痒い。
「ん、ちゅ……んっ……くちゅ…んんっ……」
熱心に吸う間も、握った手を動かすのを忘れない。
随分上手くなったよな………口だけなら、一番上手いのは三島さんかも知れない。
はじめの頃は見るのも恥ずかしい。って感じだったのに。
してもらうだけというのも悪い気がしたので、僕は三島さんのスカートに手を伸ばした。
「!?」
三島さんの体がビクンと跳ねる。
大げさに反応しながらも、三島さんのお口は休まずに奉仕を続けていた。
スカートを捲ると、綺麗に引き締まったふとももが現れる。
元々スレンダーな三島さんが、更に陸上部で鍛えているもだ。
スラリと伸びた足だけなら、いずみ先輩といい勝負かもしれない。
僕は内腿を撫でながら、更にスカートの奥へ指を滑らせた。
僕の指が内側に近づくに連れ、三島さんの反応も大きくなる。
僕は思い切って下着の中へ指を滑らせ、勃起した包茎の淫核を指で押しつぶすように撫でた。
「ん、ちゅ……あぁっ………んんっ……」
流石の三島さんもお口が留守になり始めている。
目を苦しそうに細め、得意の吸引も弱まってきた。
僕は芝生の上に寝転がると、体の位置をずらして、三島さんの下に潜り込むように移動した。
三島さんは自然と僕の頭を跨るような格好になってしまう。
ぷっくりと盛り上がった下着には、既に船底型にシミができている。
僕は三島さんの下着をずらすと、濡れた秘唇を剥きだしにさせた。
三島さんの体がビクンと跳ねる。
両手を使って左右に割り開くと、とろりと淫蜜が溢れて、内腿を伝ってこぼれだした。
真っ赤に充血した陰唇がひくひく動いているのが丸見えだ。
試しに指を刺し挿れると、まるで待ちきれないみたいに指に絡み付いてくる。
これならいつでも入れられそうだ。
もしかして、三島さん。待ちきれずに一人でしてたのかな?
さっきまで授業中だったんだから、まさか、それはないよ………ね?
僕は三島さんを抱え起すと、膝の上に座らせた。
夢中で吸い付いていたらしく、引き抜くとちゅぽっ、っといやらしい音がした。
三島さんは「あぁ………」と名残惜しそうに見つめてきたけど、
お尻に当たる僕の感触に気付くと、頬の赤みが増した。
口でしてくれるのはありがたいけど、ここで出されたら、
お返しが出来なくなってしまう。
僕は待ちきれないみたいにむずむず腰を振る三島さんの背中を抱き寄せた。
「こっちでしてもいいかな?」
言いながら、何度もお世話になった下のお口を虐めると、
三島さんは荒く息を弾ませながら、恥ずかしそうに頷いた。
座ったままの僕に、器用に口だけでゴムを付けてくれる三島さん。
改めて、すこし腰を浮かせてもらい互いの位置を合わせる。
僕は座ったまま、三島さんの背中を引き寄せ、重力に任せて一気に貫いた。
「……あぁっ!!……」
まだ入っただけなのに、三島さんはイきそうな顔をしている。
だらしなく開いた口に指を当てると、三島さんはパクッと咥え、しゃぶり始めた。
この位置だと僕からは動きにくいので、三島さんに手伝ってもらわなければならない。
僕が促すと、三島さんは恥ずかしそうに目を閉じて、腰を動かし始めた。
僕の上に座って密着したまま、上下運動ではなく、
お尻で円を書くように揺らして掻きまわし始める。
「ん、ふぁ……あぁっ………んんっ……」
熱い淫肉が絡みついてきた。
僕も出来る限り腰を揺らしながら、空いた手を伸ばしてブラウスのボタンを外した。
凪原さんも胸は小さいけど、三島さんは胸が無い上に、悪い意味で脂肪もない。
ふにふにした肌触りよりも、ゴツゴツした肋骨の感触の方が目立ってしまうのだ。
だから胸で遊ぼうとしても、自然と薄い乳房より、その先で尖る乳首が中心になってしまう。
「………ああぁぁっ!!!!」
ツンッと上を向いた乳首を、丁寧に指で擦りつぶした。
三島さんは逃げるように身を捩ったけど、僕は逃がさないように抱きしめる。
いつもそこばかりを弄っているので、三島さんの胸はとても敏感なのだ。
僕は口に当てていた指を離して、両手で三島さんの胸を責めた。
刺激に反応した狭孔が、いやらしく痙攣で絞まり始める。
三島さん自身も背筋を反り返らせるように震えていた。
どうやら先にイッてしまった様だ。
しかたない………こうなると三島さんは動けない。
僕は絶頂を反芻する三島さんをうつ伏せに寝かせ、細い腰を掴んだ。
うつ伏せで、お尻を僕に突き出すような格好の三島さんに腰を振る。
「ぇ…ひ、ひゃっ……か、神庭君!?」
絶頂から更なる絶頂に突き動かされようとしている三島さんは、
涎を流しながら、弱々しく、子供のイヤイヤみたいに首をふる。
「ら、らめぇ! イッたぁ……ばっかりらの……ひゃっ!」
三島さんが呂律の回らない口調で抗議をしてきたが、
僕はそれを無視して、激しく突き続けた。
案の定、既に絶頂を迎えて敏感になった三島さんの声は、
すぐに、甘い嬌声に変わってきた。
そろそろ僕の方もイけそうだ。
二度目の絶頂で崩れ落ちた三島さんの中に、僕はおもいっきり注ぎ込んだ。
・・・
流石、陸上部。
三島さんは持ち前の体力ですぐに回復を果たし、
中断していた昼食を再開させていた。
僕はといえば、食べかけの惣菜パンを脇に、ぐったりと壁にもたれている。
お腹はすいていたけど、とてもそんな気分にはなれなかった。
人間は本能を同時に満たすことは出来ない。って、誰の言葉だっけ?
「もったいないな……」
「なにが?」
「………これ」
言いながら、三島さんは口を縛ったゴムを摘み上げる。
「………」
「………わたしね、神庭君のなら、飲んであげてもいいな……なんて、ねっ!」
恥ずかしそうに三島が腕を叩いてくる。
本当に、この癖はなんとかならないかな………
僕は顔に出ないように、曖昧に笑って見せた。
でも、どうやら気が反れてくれたみたいだ。
御神楽さんのことになると、どうも三島さんの様子がおかしくなる。
本当は、今日も生徒会室で約束していることがばれたらどうしよう?
三島さんと二人っきりになったときから、僕はそればかりを考えていたんだ。