草摩家、当主慊人は39度の熱を出して、床に臥せていた  
 
「…慊人…いつも温かい恰好しとけって、言ってるだろう」  
検診に来た、はとりは呆れていた  
 
「慊人起きれる?」  
「んー…温かい恰好しても、風邪引く時あるよ。はとり、僕だって引きたくて引くんじゃないんだから」  
 
慊人を抱き起こし、自分の太股の上に座らせる紅野  
 
「慊人、腕出して」  
手際よく注射する、はとり  
 
「痛っ!?」  
「…痛いのか?」  
「うん…」  
「おかしいな、いつもは痛がらないのに……?……!!?」  
はとりが慊人に、打ったのは風邪を治す、薬ではなかった  
 
「んっあっ」  
突然慊人が、甘い声を上げた  
「慊人…どうしたの、腕に触れただけなのに?」  
 
「わっ…わかんない…けど…身体熱くて…疼くよぉ」熱が高くて、おかしくなったのだろうかと、紅野は思ったが、はとりが青い顔している事に気付いた  
 
「はとり兄さん、顔青いよ?」  
 
「…慊人…すまない…間違えて、催淫剤を打ってしまった…」  
「兄さん…なんで…そんなの、持ってるんだ…」  
驚く紅野とは、別に慊人は息が乱れていた  
 
はとりが、慊人に打ったのは、催淫剤だった  
 
自分の意志とは関係なく、疼く身体をどうする、事も出来ず、慊人は紅野の腕の中で必死に耐えていた  
 
「あっ…どうしたら、いいの…んっ」  
「慊人…はとり兄さん、どうする?」  
悩むはとり、慊人の体調を考えて、何もせずに居る紅野  
 
「やっ!?どっちでも、いいから、早くここ触って!!」  
紅野の手を掴み、自分の女芯へと誘導する  
 
「!!?慊人…そんな事したら、熱上がるんじゃ…」「んっ…あっ…大丈夫」  
「慊人…紅野、そのまま慊人抱っこしててくれ、腰支えて」  
そう言って、はとりは慊人の足を開き、下着を脱がせ露になった、女芯に顔を埋め、舐め始めた  
 
ピチャペチャ  
「あっ…ああんっ…」  
慊人から甘い声が聞こえてくる  
「すごいな、ちょっと舐めただけで、溢れるなんて」  
慊人の女芯は、唾液と愛液で濡れていた  
 
「んんっんっ」  
「慊人…」  
紅野が耳元で囁き、慊人の耳を甘噛みする  
 
「んっ…あっ…はとり、紅野…」  
慊人の女芯を舐め続ける、はとりと、慊人の着物の帯を解き、耳、口、胸を愛撫する  
 
「あっああっ」  
指で胸の突起を転がすと、慊人は、身体をくねらせ喘いだ  
「慊人、ここイイの?」  
「うん…ハアッ…いいよぉ…」  
慊人を仰向けにして、  
紅野は慊人の胸を舐める  
 
「あっ…ああんっ」  
チュッチュプッ  
はとりと紅野が舐めているとこから、イヤらしい音が響く  
 
「あっ…ああんっ…はっ…はぁっ…あああんっ」  
 
慊人の身体が小刻みに震えた  
「!!?早いな」  
「慊人…イッたの?」  
「うん…はぁっ…」  
紅野とはとりは、どっちが先に、下と口に入れるか話していた  
 
「はとり兄さん、先にすれば?」  
「慊人…舐めてくれ…」  
はとりは、ズボンに手をかけ、猛った雄を取出した  
 
四つん這いになり、はとりのモノを口に含む慊人  
ピチャペチャ  
「んっ…んんっ…」  
はとりのモノが口いっぱいに広がっていく  
 
「んっ…んんっ」  
 
その間、紅野は慊人の女芯に指を入れ、愛撫する  
 
「んっあっ…んんっ…あっ」  
含んでいた、はとりのモノが露になる  
 
「っ…慊人…舌だけで、いいから」  
はとりのモノを上手く舌を使いながら舐める慊人  
 
「あっああんっ…紅野……もっと…そこ…指でグチュグチュして」  
「慊人…ここ?」  
Gスポットを探り当て刺激する「あんっ…やっ…ダメぇ!!」  
はとりへの愛撫を完全に忘れ、 快楽を追う慊人  
 
「仕方ない、お預けだな…、紅野一旦指抜いて」  
そう言って、はとりは慊人を自分に引き寄せ、足の間に座らせ、紅野と慊人が向かい合うように、足を持ち上げ大きく開いた  
 
「やっ…!?こんな恰好…」  
「このまま、紅野にイカせてもらえ」  
再び慊人の女芯に指を入れ愛撫する紅野  
「あんっ…ああっ…あっ」クチュグチュと音が部屋に響く  
「慊人…胸触ってやろうか?」  
慊人の返事を待つ事もなくはとりは胸の突起を、指で転がす  
胸と女芯の刺激で、慊人は喘ぎ狂って行く  
 
「あっああんっ…、はとり…紅野…僕…もっ…」  
はとりはクスッと笑い聞く「もう、イキそうか?」  
「慊人、イッていいよ」  
指の動きを早め、慊人を絶頂へと導く、紅野  
 
「あっ…ああんっ…あっ…イクっ…」  
その時だった  
襖から声がして、襖が開いた  
「慊人さん、こんにちは熱出て寝てるって、聞きましたが、具合いかがですか?」  
紫呉の訪問に3人は気付かず、行為に没頭している  
 
紫呉は3人の事に気付かず慊人を探す  
「あっ…ああんっ…ああっ…イクッ…イッちゃう…あああんっ」  
「!!?」  
絶頂を迎えた慊人の声が部屋中に響き、気付いた紫呉「えっ…?嘘…はとりと紅野、何してるの…」  
「!!?…紫呉」  
「紫呉兄さん…!?」  
はとりは、紫呉に慊人が熱を出して床に臥せていると連絡をしていた。  
紫呉が見舞いに来る事など当然なのに、すっかり忘れていた、はとり  
 
熱と脱力感で、グッタリしている慊人は、顔を上げる。「んっ…はぁっ…紫呉がどうかしたの?……!!?嘘っ…紫呉…」  
紫呉に気付き固まる  
「慊人さん…熱出して寝てたんじゃ…」  
平静を装う紫呉だが、内心穏やかではない  
 
誰にでも、反応する慊人に紫呉は怒っていた  
 
「紫呉…実はな、間違えて慊人に催淫剤を打ってしまってな…」  
はとりが、そんなミスをするなんて、信じられないと顔をする紫呉  
「…はーさん、冗談でしょ…」  
「いや…本当だ…」  
「あっ…やっ…また…」  
絶頂を迎えても、疼く身体に慊人は、震えている  
「…本当なんだ」  
慊人の側に行き、慊人を抱き起こし、向かい合わせになる様に自分の、太股の上に乗せる  
 
「慊人さん、そのままじゃ、辛いでしょ?はーさん、慊人何回イッたの?」  
 
「2回イッたな…」  
紫呉にしがみつき、疼く身体を必死に抑えようとする慊人  
「んっ…ハァッ」  
「予想以上に辛いんだ」  
 
慊人の顎を掴み、キスをする紫呉  
「んんっ…んぅっ…っ…」「…いー事、思いついちゃった!!4Pしよう!!」慊人の反応を見て、紫呉は怒りを忘れ、4人で楽しもうと、提案した  
はとりと紅野は、しばし茫然としていた  
 
「おいっ…紫呉…慊人は39度の熱があるんだぞ!!」「…4人って事は…口と前と後ろ…?」  
紅野がボソッと言うと  
それを聞いていた紫呉が  
 
「僕は慊人の後ろに入れるから、紅野とはとり、どっちが、前か口か決めてね」  
話し合った結果、はとりが慊人の女芯へ、紅野が口と決まった  
 
こうして、はとり、紫呉、紅野、慊人の4人での淫らな遊びが始まった  
 
 
慊人を仰向けに寝かせ、足を大きく開かせ、紫呉は着物の中から、潤滑剤を取出した  
それをたっぷりと指に塗り、慊人の後穴に指を突っ込んだ  
 
「!!うっ…あっ…んっ」「痛い?」  
慊人の身体に微かな痛みが走った  
 
「んっ…へ…っ…き…でもゆっくりして…」  
指を掻き混ぜると慊人は喘いだ  
「あっ…ああんっ」  
「気持ちいい?」  
「んっ…はぁっ」  
何度か紫呉を受け入れた事ある、そこはいとも簡単に紫呉の指の侵入を許した  
 
「はぁっ…ああっ」  
後ろからグチュグチュとイヤらしい音が聞こえてきた  
 
「あっ…ああんっ、紫呉…紫呉のおっきいの…頂戴…はとりも…はとりのも、こけに頂戴」  
女芯を指で指して、はとりを誘導する  
 
紫呉は指を抜き、はとりは騎乗位で慊人に突き入れた  
 
その後ろから紫呉は、挿入した  
 
前後の強い刺激に慊人は喘ぎ狂う  
 
「あっ…ああっ…あんっ…く…れ…の…紅野のモノ僕の口ん中にに頂戴…んっ」紅野は自分のモノを慊人の口に入れた  
 
「んっ…んんっ…」  
「っ…やっぱり、ここは締まりが違うね…」  
「っ…おい…紫呉…慊人の中はいつも、こんなに締め付けるのか?」  
慊人の女芯に挿入している、はとりが紫呉に聞く  
「まぁ…両方使ってるからね」  
はとりと紫呉は慊人を、突き上げながら会話をしていた  
 
「んんっ…ふっ…はぁっ…んっ」  
紅野のモノを咥えながら、慊人は上手く呼吸を整える  
「慊人…苦しくない?一旦休憩する?」  
紅野が慊人を心配してし聞く  
「んっ…はっ…大丈夫…」そう言って慊人は、手と口を使って、紅野自身を愛撫する  
「んっ…んんっ…んっ」  
「っ…おい、紫呉…この締め付けだと…イクの早くなりそうなんだが…」  
「そうだねー…僕もヤバイかも…紅野は?」  
「もう少しだけど、折角だから慊人も…皆で一緒にイケば?」  
 
限界が近い男共とは、別に慊人は快楽に身を委ねている  
「んっ…んんっ…んっ…」「慊人さん、イキそう?」「んっ…はぁっ…イクッ」  
 
紫呉は慊人を、激しく突き上げ、その振動が、はとりと紅野にも伝わり  
 
4人同時に果てた  
「んっ…んんっ…んぅっ…はぁっ…ケッ…ケホッ…」  
紫呉は慊人の後ろに  
はとりは女芯に  
紅野は口にと、それぞれ吐精した  
 
39度の熱がある、慊人は行為が終わった後、疲れて眠ってしまった  
 
慊人を布団に寝かせた後、紫呉と紅野は、はとりに質問した  
「そーいえば、はとり兄さんどうして、催淫剤持ってたの?」  
「僕も思ってたんだけど」2人の問いに、はとりは  
「何故って…紫呉…お前が作ってくれって言ったんだろうが?」  
そう答えた  
紫呉は驚いて、はとりを見た  
 
「嘘っ…、はーさん作ってくれたの?」  
「……はとり兄さん、まさか紫呉兄さんに、いつでも渡せるように、鞄の中に入れていたんじゃ…」  
 
紅野が聞くと、はとりは  
〃そうだ〃と言った  
 
紅野は呆れながらも、はとりと紫呉は、仲が良いのだと改めて実感した  
 
はとりと紫呉は2人で会話をしている  
 
紅野は、可愛い顔して寝ている慊人の頭を撫で、そのままいつもの癖で隣に寝転んだ  
 
「紅野君、…それ僕の仕事」  
「兄さん、泊まる?」  
それを見ていた、紫呉は子供の様に騒いだ  
 
「えっ…?…そだね、慊人の看病するよ」  
紫呉が看病すると、言ったので、はとりと紅野は部屋を後にした  
 
紫呉の看病の甲斐あって、翌朝、慊人は完全に回復したのだった  
 
後にも先にも4人でしたのこの時だけだった。  
 

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