本田透です。  
最近では草摩家の方々の呪いも完全に解けた訳ではないのですが  
慊人さんとの確執のようなものがなくなり、  
みなさんは晴れて自分の進路を見つけ進んでいるところなのです。  
 
私はというと晴れて夾君と両思いになったところでありまして…  
夾君と一緒にいると、  
胸がドキドキしたり、幸せな気持ちになったり、時には落ち込むこともあるのですが、  
本当にとっても幸せなのです!  
 
でも少しさみしいとも思うようになりました。  
もう少し夾君と近づきたいのです…いけませんか?  
もう少し触れ合いたいと思うのは私がその・・・エッチだからでしょうか??  
手も繋いでくれない夾君に少し不安になってしまうのでした…。  
 
私に女としての魅力がないのでしょうか・・・?  
今までこんな気持ちになんてなったことないのに。  
どうしてでしょう?すごく不安なのです。  
 
私が落ち込んでいるのが分かってしまったんでしょうか?  
 
「透君どうしたの??最近ため息多いようだけど・・・?」  
 
し、紫呉さん!紫呉さんにまで心配をしてもらって・・・どうしましょう?  
 
「さては恋煩いだね!!・・・・どうしたの?僕で良かったら相談に乗るよ?」  
 
え?ど、どうしてわかるんでしょう??  
そうです、思い切って相談してみましょう!  
 
「紫呉さん・・・その・・・男性の方というのは・・・  
好きな人とはいつも一緒にいたいと思いますよね・・・?」  
 
「そうだね。それは透君も同じでしょ?夾君とかw?」  
 
はずかしいです/// バレテます・・・  
 
「それがその・・・私たちはその・・・(ゴニョゴニョ)」  
「ん??」  
「えと・・その・・・あのです・・・ね・・」  
「ははーん!夾君とこう・・・もっと仲良くなりたい訳だね♪」  
「そ、そうなのです!紫呉さん!!・・・私にその・・・・  
お ん な としての み りょ く がないのでしょうかっ!!」  
 
「・・・・(意外とと直球だな)  
いや、そんなことないよ。ただね、僕らは抱き合ってしまうと変身してしまうでしょ?  
だからどうしても体を触れ合うと言うのは本能的に警戒してしまうんだよ。  
でも夾君だってその・・・・・」  
 
「え??何ですか??」  
   
「いやね、夾君だってチャンスを伺ってるんだよ。  
そのためにはね、透君の方も私はOKよ、ってサインを出さないと」  
 
なるほどです・・・さすが紫呉さんなのです。勉強になります。  
 
「で、では具体的にどのようにしたら・・・?」  
 
「そうだなあ・・・まあベタなやり方だけど透君の方からさりげなく腕を組んで  
意識的にこう・・・胸をくっつくけるとか」  
 
「え、えーーーー!!そんないきなり!!で、出来ません!!  
手を繋ぐのもあるかないかの関係でそんな・・・無茶です、無理です、ありえません!!」  
 
「透君!そんなんじゃ駄目だ、駄目!そんなんだから夾君も手を出せないんだよ?  
殻を破らないと蝶にはなれないんだよ!わかるかい??  
そうだ、僕と練習をしよう。それならこれから迎える本番も心置きなく迎えられるでしょ?」  
 
蝶ですか・・・私もなれるでしょうか・・・?  
 
「・・・わかりました。し、紫呉さん・・私にいろいろ教えてください!  
立派な蝶になれるよう努力します!ご指導お願いします///!」  
 
「じゃあここじゃなんだから僕の部屋へ移動しようか。」  
 
え、・・部屋?!・・・頑張りますと言ったもののだんだん不安になってきました。  
紫呉さんは何を教えて下さるのでしょう・・・  
 
「早速なんだけど、どうする?キスの練習でもする??」  
 
キ、キスって・・キスですよね??  
紫呉さんとキスの練習って何を??どうすれば???  
 
「え、・・えと、それはどういう・・・?」  
 
「うーん、何ていうかなあ。早い話が透君のほうから攻めれば夾君なんてイチコロなわけなんだよ。  
つまり、透君さえその気になればOKということ。夾君の前では緊張してなかなか出来ないなら、  
最初に僕で練習していつでもできるようにしておくのがベストだと思うんだよね。」  
 
キス・・・紫呉さんとキス・・・・これはいいことではないですよね?  
でも・・キスなんて私から夾君に出来るでしょうか・・?  
あぁ・・・無理です///だってしたことないのにどうやったら??  
やり方が変で夾君に変に思われたら・・・  
 
「透君、蝶になるんでしょ?」  
 
そ、そうでした・・。蝶に・・・おんなになるんですっ!!  
 
「紫呉さんっ・・・お、お願いします///」  
 
「よく言った!さすが透君。心意気がいいね。夾君を落とすために僕も出来る限り協力するから。」  
 
・・・・ごめんなさい。紫呉さんの思いを無碍にするところでした。  
頑張ります。キスでも何でもできるように!!  
 
「僕は目をつぶっているから透君、いつでもいいよ?」  
 
キスですねっ・・・で、では、い、行きます///  
 
”・・・・・・・ちゅ”  
 
ひゃあああああ・・・・しちゃいました!!!駄目です!!心臓が口から出そうです!!  
息が苦しくなりました・・死にそうです・・・///  
 
「え?したの?今の?・・・うーん、そうだなあ・・・初めてといってもこれじゃあ・・・  
なんかあんまり分からなかったなあ・・・。。」  
 
だ、駄目なんですね・・・あぁ・・私はやっぱり駄目な女です。これでは夾君とは  
一生なにもかもが無理ですっ・・・  
 
「そんなに落ち込まないでよ透君、よし、僕が手本を示すからちゃんと憶えておくんだよ?」  
 
私の頬に手が・・紫呉さんの顔が近づいてきますっ・・目をつぶらなきゃ!  
 
”ちゅ・・・ちゅぱ・・・ちゅ・・・”  
 
ん・・んん・・紫呉さんの唇が・・なんていうのか・・しっかりとされてる感じです・・ん??  
え・・・・し、舌でしょうか??キスというより・・入れられてますっ///  
舐められてますっ・・ちょ、ちょっといきすぎでは???  
・・口が塞がって何も言えません・・ん、んんっ!!  
 
「し、紫呉さん!!」  
 
つい突き飛ばしてしまいましたっ!!  
だって、だって・・・舌をぐりぐり入れてくるんですよ!泣きそうです・・。  
 
「(はぁ・・)透君・・・キスでこんなに落ち込んでたらどうするんだい?  
世の中の恋人達はキスで満足してると思う?  
この先のことも覚悟しないといけないんだ・・・わかるよね。」  
 
この先のこと?キスよりもっと・・・想像できな・・  
 
・・・あ、あれ?・・・紫呉さんの手が私の服の中に・・え・・?  
・・キスの練習は終わりですか??・・む、胸??今度は胸??  
ブラのホックを外されました。紫呉さんの両手が私の胸を掴んだり緩めたり・・  
か、簡単に言えば揉まれてますっ  
 
「かわいい胸だね。夾君は幸せものだな・・透君の方が望んでいるんだから・・・。  
・・ちょっとやりにくいから服を脱がせてあげるね。」  
 
服を脱がされてしまいました・・・私は今上半身が裸のまま壁に寄りかかっています・・  
紫呉さんが・・いえ、その・・私の乳首を・・・舐めて・・るんですよね・・・  
 
「・・ふ・ぅん・・・ぁっ、んんっ・・・!!」  
 
紫呉さん、やめて!舌の先で乳首をいじめないで///・・・・・・これが”感じる”というモノ?  
はあ・・・恥ずかしいです・・自然と声が出てしまいます・・・・  
あ・・・また激しいキス・・何だか体に力が入りません・・・  
 
「透君、どう?嫌じゃない?もしもうちょっと大丈夫なら少し我慢して。」  
 
今度は何を・・?何?・・・ひゃあああ///何で私の足を広げるんですか??  
今思いっきり広げられましたっ!丸見えです・・・これから何が・・?  
紫呉さんが私の下着を脱がせてしまいました・・そして私のアソコに指を入れたり出したり・・・  
 
”くちゅ・・くちゅ・・ぴちゃぴちゃ・・くちゅ・・ちゃ・・くちゃ・・・”  
 
「いい音だ。ちゃんと感じてる証拠だよ。初めてということもあるけど  
凄く濡れてる。僕の手がビチャビチャだ。どう?そんなに悪いもんじゃないでしょ・・?」  
 
こ、これは・・なんの音ですか??いや・・私なんですけど///  
今度は私のアソコに顔を埋めてきました・・え??まさか??う、うそ???  
そんなに広げて見ないでください・・・恥ずかしくて死にそう///  
 
”ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・・”  
 
「んふっ・・・ぁぁっ・・」  
 
アソコを今思いっきり舐められています・・舌で探られているよう///・・・  
紫呉さんの手が私の乳首をコロコロと転がしています・・  
 
「透君、いい味だ。ジュースがたっぷりで・・・いっぱい舐めてあげてるのに  
どれだけでも出てくるよ。」  
 
ジュ、ジュースって///お、美味しいって・・・?  
 
な、なんでしょう??この感覚??あっ・・なんだかいきなり・・・!  
腰が勝手にふわふわと??あ・・・もうやめてほしい!!  
も、もう我慢出来ません!!じっとしていられません!!ひゃっ・・・ひゃ嗚呼ああ!!!!  
 
「や、やめてください///もういいです・・もう充分です・・・(ヒック・・ヒック)」  
 
そういうつもりじゃないのに体が勝手に拒否してしまいました・・・  
 
「・・・ごめんね、透君・・初めてなのにちょっと突っ走ってしまったかな・・・」  
 
し、紫呉さん・・・?どうなさったのですか・・?なんだか悲しい顔を・・・  
 
「僕らはね抱き合うと変身してしまうだろ?だから普通一般のようなSEXは出来ないんだ・・・  
僕はどうも他の十二支に変態・・・い、いや、なんていうか、そういうふうに思われてるけど、  
普通の子とSEXするというのはすごく大変なことなんだ・・・。  
僕だって普通にSEX出来たらどんなに素晴らしいか!!  
いかに抱き合わないでSEXをするかというのは永遠のテーマだと僕は思う。  
夾君だってそうだよ、透君といつかそうなる時どういうカタチでヤルのが一番いいか、考える時でもあるんだよ。」  
 
悲しくなりました・・・紫呉さんもお辛いのですね・・。  
突き飛ばしたりして・・・本当にごめんなさい・・。  
 
紫呉さん、私たちをこんなに心配して下さって・・・本当にありがとうございます・・・。  
やはり紫呉さんはとってもいい人なのです・・・。  
 
「さ、さ、ちょっとしんみりしちゃったね。透君が蝶になるのはもう少し先だろうけど、  
相手が夾君なら今回ので充分だよ。  
それじゃあ、夾君ともっと仲良くなるために作戦を練らないと♪」  
 
さ、作戦ですか・・・?どういった・・・  
 
「手始めに、”お風呂でバッタリ大作戦!”で行こう!」  
 
 

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