神羅の華奢な白い身体が、少しずつあらわになってゆく。
「やっ…!! 嫌あああぁっ!!」
意識のわずかに戻った神羅は、必死に声だけでも抵抗を続けた。
しかし、薬に侵食された下半身は、神羅の意思とは裏腹に動かない。
しどけなく紫呉へと倒れ掛かってしまう。
「こうやって見ると、キミも女の子らしいんだね」
「うあっ、あ、あああぁ…!」
最後に残ったショーツを下げられ、とうとう神羅は、その身体の全てをさらした。
紫呉が馴れた手つきで恥部をまさぐり始めると、
「ひゃう…! ぁ…嫌…ああん…」
艶やかな声と共に、湿った音が響いた。
「結構喜んでるみたいだね。…感度も良いし…」
囁くように言葉で攻める紫呉に、神羅は涙を浮かべて最後の懇願をする。
「お願い…やめてぇ…」
「今更何を言ってるんだか。…別に、今すぐやめても僕は構わないんだけど。
ただ、回ってるカメラの事を考えると…。それは良作じゃないと思うよ?」
「う…あぁ…」
なすすべは残されていなかった。
紫呉が設置したテープは、要求を呑まない場合即座に夾へと渡ってしまう――。
くすくすと笑う紫呉とは反対に、神羅は絶望的な暗闇を感じたのだった。