「透君透君、ちょっといいかい?」  
夕食の片付けが丁度完了した所に、紫呉から声をかけられる。  
「あっ、はい!何でしょうか…っ」  
振り向くと、紫呉が手招きしていた。  
何でしょうか…と紫呉の側に寄ると、紫呉は深刻な顔を口を開いた。  
「実はねぇ…最近、全く筆が進まなくてね…。スランプみたいなんだ…」  
大きくため息をつきながら、紫呉はそう言った。  
「最初はねー、まあその内書けるようになるだろうと思ってたんだけど…そろそろ本当に危なくてね。」  
 
「ええっ!!そ…っ、それは大変です…っ!」  
自信家の紫呉がスランプなんて言葉を口にしたのを、透は初めて聞いた。きっとよっぽどの事なのでしょう、と思う。  
「今回のはね…出版社は同じだけど掲載誌は初めてのもので…。流石の僕もここでつまづくと…みっちゃんが…」  
その名前を出されて透はサッと青くなる。目の前の小説家の担当は、毎回なかなか原稿上がらない(本当は上げないだけなのだが)事に、毎回泣き叫んだりパニックに陥ったり挙句自殺までしようとする人物だ。  
「私に出来る事なら何でもお申し付け下さい!」  
 
途端に紫呉の顔が明るいものに変わる。  
「本当かい!?いやあ助かったぁ…きっと透君ならそう言ってくれると思ったよ!さあ早速書斎へ来て貰えるかな!?」  
「はいっ」  
自分が役に立てると知り、透は嬉しくなる。  
二人はニコニコしながら書斎へ入る。…相変わらずそこら一帯散らかっている。  
「あー…じゃあ先ずコレに着替えてくれる?」  
差し出されたのは…黒いワンピースにフリル付きの白いエプロン。これはどう見ても…  
「メイドさんの服、ですか…?」  
「そ!君には今からメイドさんになりきってもらうよ」  
 
「あ、そうそう。より気分を出すためにコレもね」  
黒いニーソックスにガーターベルトも差し出され、透は赤くなりながら聞く。  
「あ、あの、これはどういった意味が…?」  
「だからメイドさんになってもらうんだよ」  
にっこりと、紫呉は続ける。  
「今書いてる話はね、両親を早くに亡くしてとても苦労をしている女の子が主人公なんだ…けど、そのコがある屋敷へ住み込みのメイドとして雇われたとこから…話が進まないんだ…」  
そこまで話して、紫呉は真面目な顔をして透を見つめる。  
「書けない原因は多分透君なんだ」  
 
「わ…私…ですか?」  
「そう。まるで透君と境遇が同じで…何度考えても君の姿しか浮かばなくて。君の伝記にでもなっちゃいそうでねぇ。そんなの公表したらマズイだろう?だから主人公になりきった君の助言が欲しい」  
言われて透は思う。それでは紫呉がスランプに陥ったのは…自分の所為ではないか、と。だったら自分は紫呉に償わなくては。  
「あ、では私は着替えてこさせていただきます…っ」  
部屋を飛び出そうとした透を紫呉が止める。  
「あーいいよいいよ。僕原稿チェックしてるからここで着替えちゃいなさい」  
 
「え…そんな…」  
真っ赤になってしまう透。  
「大丈夫、見ないようにしてるから。それに結構時間無いし」  
そう言われれば、じゃあ失礼します…と言ってしまう透だ。紫呉の真後ろで着替え始める。…が  
(あ、あれ…このリボンはどこと結べばいいのでしょう…?)  
複雑な程に細かい所までこだわった服だった。おそらく綾女の手製なのだろう。  
しかしこんな服を自分は持っているはずもなく、どう着ていいかいまいち分からない。迷っていては紫呉の仕事も遅れてしまう。  
こうなったら…  
「紫呉さん…」  
 
呼ばれて振り返る紫呉。  
「なんだい?もう着替えて…」  
そこには顔を赤くした透がもじもじしながら立っていた。  
「透君…」  
「すみません…あの、着替え方が分からなくって…何だかリボンやレースがいっぱいで何処がどうなるのかぐるぐるしてしまったのです…っ」  
(私のせいでお仕事が大ピンチですのに…っ。どうして私はこうも紫呉さんのお手を煩わせてしまうのでしょうか…)  
透は胸中で自分を責めた。情けなくて涙が出そうになる。うつ向き、きゅ…と口唇を噛んでそれを必死に食い止める。  
だが紫呉は…  
 
「ふ…、くくくくっ…!」  
透の思いとは逆に、おかしくてたまらないという風に突然吹き出したのだ。  
「あ…っ、あの…っ、紫呉さん…!?」  
「ふふ…いやごめんごめん、何だか透君があまりにも可愛くてね…」  
ちょっと涙目になりながら紫呉は言う。そして透の頭をぽんぽん、と軽く叩くように撫でた。  
そんな紫呉の優しさに、我慢していた涙がぽろぽろと頬を伝った。  
「ご…っ、ごめ…なさい…っ」  
涙が止まらなくなってしまった透を、紫呉は肩を抱くように引き寄せた。  
「大丈夫、僕が手伝ってあげるから安心しなさい」  
 
引き寄せられ、透は紫呉の胸に涙を預けた。そして涙が乾くとそっと離れて、紫呉を見上げ笑う。  
「ありがとうございます…っ」  
透の笑顔を確認した紫呉は、じゃあ…と切り出した。  
「ちゃっちゃと着替えちゃいましょか」  
「はい…ではコレをお願いしたいのですが…」  
そう言って透が紫呉に見せたのは黒いガーターベルトだった。  
「…透君、これは服の下につけるんだよ…」  
「ええっ!?じゃあ脱ぎますっ!」  
「いや、いいよ。そのかわり…ちょっと失礼しまーす」  
と、突然紫呉は透のスカートの中に頭を突っ込んだ。  
 
「あっ…!?」  
確認もとらずに唐突にスカートの中に入ってきた紫呉に驚き、透は思わず裾を押さえようとする。しかし既に入ってしまっている紫呉は、透の太ももに押し付けられてしまう。  
「んぶッ!」  
「ダメですそんなっ!恥ずかしいです…っ」  
押し付けられた紫呉は、やんわりと透の手を退ける。  
「大丈夫。恥ずかしい事なんてないよ透君」  
「でも…」  
「平気だよ。さあ…」  
勿論そんなことをされた経験の無い透は、ドキドキしながら頷いた。  
「ん…っ」  
再び、紫呉がスカートの中に入ってきた。  
 
紫呉の息が太股にかかる。こそばゆい。  
「あああ…紫呉さん…まだでしょうか…っ」  
「まーだだよー」  
腰の辺りをもぞもぞと紫呉の大きな手が這う。  
胸が高鳴る。  
心臓が締め付けられるようで苦しい。  
紫呉には失礼だが、いやらしいと思ってしまう。  
激しい鼓動に身体が熱くなる。不思議な気持ちの昂ぶりを感じる。  
頭の芯がぼーっとして、考える事ができなくなる。  
「あ…あ…紫呉さん…っ、紫呉さ…」  
紫呉も、透が昂ぶっているのを敏感に感じとった。  
「透君…ドキドキするの…?」  
 
「はい…ドキドキして…苦し…です…」  
「そっか…苦しいのか…じゃあ紫呉さんが楽にしてあげよう…」  
言って紫呉は、下着の上から透の秘部を舐め上げた。  
「は…あ…ぁんっ!」  
透の腰がぴくっと反応する。  
「止めて下さい!汚いです…っ!」  
「そうかなぁ…?」  
透の言葉を受けた紫呉は、透の下着を一気に下ろした。  
「や…ッ!!」  
透の目が恥ずかしさに見開く。初めて、男の人に見られてしまった。  
透のそこは、艶のある茂みに覆われていた。  
「いけません…っ!私…あ…ああ…!」  
透は膝から崩れ落ちた。  
 
スカートに潜っていた紫呉は、透の膝を避け上半身を支えてやる。  
(…透君にはこの展開は性急過ぎたかな?)  
だが、透だってもう17歳なのだ。立派に女である。透は顔は可愛い方だけど美人ではないので、紫呉の好みではないのだが…  
(同じ屋根の下で他人の男女が住むんだ。透君もきっといつかこうなる事ぐらい覚悟していたろうな)  
実を言えば、今日は最初からそのつもりで透を読んだ紫呉だったのだが…ここにきて、もう一度胸中で確認してしまう。それは、それだけ透が紫呉にとって侵し難い存在なのだろう証であった。  
 
「紫呉さ…紫呉さ…ん…」  
いくら力が抜けたとはいえ嫌なら逃げる事も出来るだろう。紫呉だって別に強姦したくて呼んだ訳ではないし、逃げるならば追わない質だ。  
だが、透は息を荒らげ紫呉の名を呼ぶだけだ。透の頬が薄紅に染まっている。初めて目にする透の姿に、流石に紫呉もじわじわと充血してくる。  
「透君…可愛いよ…色っぽい」  
 
言いながら着崩れた服を、脱がして行く。それは小さな花の花弁を抜き、頼りない姿にしていくのに似ている。しかし花弁が一枚も無いのは風情が足りない。透にはやはりエプロンだ。  
 
「これだけ付けとこうね…恥ずかしいんでしょ?」  
メイド服のエプロンのみを纏わせ、くすりと笑い紫呉が言う。  
透は、自分もとうとう行為に及んでしまうことを覚悟した。微かな期待と興奮、大きな不安が胸を取り巻く。  
「紫呉さん…」  
少し怖いですから…優しくしてくださいね、と小さく呟く。  
出来るだけ優しい笑顔で頷き返して、紫呉は透の首筋に吸い付いた。  
「ん…っ」  
透が鳴く。紫呉は夢中になって透の首筋をべたべたになる程舐めた。  
「は…ぁっ、やっ、紫呉さん、紫呉さん紫呉さ…あぁ!…は、…ぁん!」  
 
エプロンごしにも分かるぐらい、胸の先端が立ってきた。  
「透君の乳首…可愛いね」  
紫呉に言われ、慌てて隠そうとしたが遅かった。紫呉が先端を舐め始めた。自分で体を洗う時は、こんな気分にならなかった筈なのに…紫呉に舐められると身体が痺れる。  
「あぁ…んぅ…やぁ、や…っ…あん…!」  
紫呉の物も、益々昂ぶってくる。足りない。もっと鳴かせなければ満たされない。紫呉の手が腹を撫で、割れ目に到達する。  
エプロンに紫呉の涎が大きなシミを作った頃には、透の珠玉は興奮に満ち、はち切れそうになっていた。  
 
透の珠玉は、紫呉を手招きしているように見える。指でしごいてやると…  
「ああっ!ダメっ駄目ですッ!!刺激が強すぎます…っ!分からなくなっちゃう…!!」  
そう言って足を力いっぱい閉じてくる。  
「いたたた、透君僕の手挟んでるっ」  
「あ…す、すいません…っ」  
「分かった、分かったよ…じゃあねぇ…」  
初心者にはきつかったか?と手を陰核から放し、次に手を伸ばした場所は蜜壷。しかし処女である透は、湿ってはいるが濡れるとまでは行ってなかった。そこで、紫呉は机の上に用意しておいたゼリー飲料を口に含んだ。  
 

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