透は腐海の森に立っていた。  
「試験期間のうちに、またまた紫呉さんのお部屋が腐海になってしましました…  
これは是非とも片付けなくてはなりません!」  
試験明けの休みを利用しての大掃除だ。  
紫呉の部屋は片付け甲斐があった。  
執筆活動に必要であろう本、本、本。  
きっと数日前までは高くそびえていたと思われる資料の山も  
今は無残に雪崩をおこしている有様である。  
こんなゴミか何か分からないモノ達のなかで、透は不思議なものを見つけた。  
「なんでしょう?これは一体どこに片付けたらいいんでしょう?」  
黒くて太い棒である。いっけんコケシのようにも見える。  
初めて見る物体に透は興味を持ち、あれこれいじくってみた。  
「あ!これ動くのですね!」  
スイッチらしきものを触ると急に激しく振動を始め、透は驚く。  
ますますこれが一体何に使うものなのか分からなくなった透である。  
「さすが作家さんですね。きっとすごいものなんでしょう」  
どこに仕舞いましょう、と首をひねる透の背後に紫呉は静かに立っていた。  
薄く笑みが浮かんでいる紫呉に、まだ透は気づかない。  
 
「透君。みちゃいましたね」  
ひゃぁッと透が振り向くと、紫呉がいつものやさしい笑顔で立っていた。  
「試験おわっちゃったのですか。しまったなぁ。隠すの忘れてたよ」  
紫呉の言葉から、自分が見ちゃいけないものを見てしまったのだと透は気付く。  
「ご、ごめんなさい!つい興味がわいてしまいまして…  
あの、その、なんとお詫びを申し上げてよいものやら…」  
「あーあ。ぼくとみっちゃんの、ヒ・ミ・ツ、だったのになぁ〜」  
「ほんとうに申し訳ありません!どうすればよいでしょう…ああ…」  
重大なものを見てしまったのだと知って、透は盛大にパニックになった。  
「許して欲しい?」  
「は…はい…」  
紫呉が笑った。  
獲物を得た獣の表情。  
そして透の耳に軽くささやく。  
「透君。パンツ、おろしなさい」  
 
透の顔が一気に赤く染まる。  
「し、下着ですか?」  
「ぼくとみっちゃんの秘密をしってしまったんだよ。透君の秘密も見せてくれないと不公平でしょう?」  
そう言われたら透は反論などできない。  
短めのセーラー服に手を入れ、するするとパンツを降ろした。  
「紫呉さん…はずかしいです…」  
「まだ下着を降ろしただけじゃないか。」  
そう言うと、紫呉は透の肩に手をおき、座るよう力を加えた。  
ぺたんと座り込んだ透は、秘部が見えないようにぎゅっと内股に力を入れる。  
「足を広げなさい」  
命令調だ。  
自分に非があるのだから、従わなくてはならない、そう思うのだが羞恥で足が動かない。  
「広げなさい」  
もう一度、紫呉が強めの口調で言った。  
おそるおそる透の足が開いていく。  
透はまともに紫呉の顔を見ることができず、固く目をつむり、完全に足を開ききった。  
「えらいですねぇ〜透君。よーくできました」  
子供のように、頭をなでる。  
透は震えている。  
「透君の秘密、綺麗ですねぇ〜。ピンク色だ。ヒクヒクしてる。」  
「そんな…」  
「そうだ!ぼくだけが見るのももったいないね!」  
そう言うと、ひょいと透の背後にまわり、  
子供におしっこをさせる要領で透の体を持ち上げた。  
 
90度、透の体ごと移動する。  
大きな姿見があった。  
いつもはかいがいしく掃除する透の姿を映す鏡だ。  
「ほうら…透君、見てご覧。」  
そこには紫呉に抱かれて、恥ずかしい部分をあらわにしている自分の姿があった。  
「やめてください。恥ずかしいです。ああ…」  
抱かれている、というよりはおしっこをさせられている、といったほうが正しい表現か。  
そんな自分の姿など正視できない。  
透は顔をそむける。  
「透君、君はぼくたちの恥ずかしい秘密を見てしまったんですよ。自分のあそこも見れなくてどうするんですか」  
紫呉が軽く尻をたたく。  
「ひんッ」  
しかたなく姿見を見る。  
始めてみる自分のあそこはヌラヌラと濡れていた。  
「いやらしいですねー。透君、感じているんですね。」  
「そ、そんなことありません!」  
紫呉の手がセーラー服の裾から侵入し、胸をもむ。  
「ひぁぁンッ」  
「イイ声で鳴きますね。それが感じていない人の鳴き声ですか?」  
「もう許してください…」  
「だーめ」  
ついっと人差し指で透の愛汁をすくう。  
「あぁん!」  
「あれあれ、こんなに濡れて…何が欲しいのかな?このいやらしい透君の下のお口は?」  
 
紫呉の中指はカンタンに呑みこまれた。  
細かく出し入れを繰り返す。  
ぐちゅ ぐちゅん ぐちゅ  
いやらしく湿った音が真昼の紫呉の部屋で響く。  
「ひあ、あぁぁぁ、あん」  
「気持ちいいでしょう?」  
「はゥ!やめてく、ださ、い…溶けてしましそうなのですぅ」  
「やめてください、じゃないでしょ?」  
紫呉の指がもう一本挿入された。  
さらに激しく指が動く。  
「あぁぁぁっぁッ!」  
鏡の中の透は反り返り、息も荒い。  
「Hな音だねぇ。透クン、そんな子だなんてちっとも知らなかったな〜  
由季にも報告しないといけないな」  
由季の名前を聞いたとたん、透は耳まで紅く染め上げた。  
「だ…だめ、です…、ぁ、由季君には言わないで…ぁぁあん、あん、ふッ」  
「そろそろイクかな〜♪」  
「はぁん!体がおかしいのです!ああんッあ、あぁぁン」  
 
 

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