「本田さん・・・・・?」
時計の針はちょうど次の日の時刻をさしたころだった。
次のテストでは赤点を免れようと、勉強をしていた透に聞こえてきたのは
クラスメートけん同居人の由希の声だった。
「はい?」
透がおそるおそる扉を開けるといつもの優しい笑顔の由希が立っていた。
「本田さんがんばってるからコーヒーでも入れようと思って・・・・・。」
そう話す彼の手には、透のコーヒーカップがおいしそうな匂いを漂わせている。
「わー、感動です。由希君が入れてくださったんですね。」
「そんなに喜んでくれるなんてうれしいな。・・・・・じゃあ僕この辺で。」
「ま・・・・・まってくださっ・・・あっ。」
由希を止めようと思った透は、足元の本につまずいてしまった。
ありがちなパターンだ。由希がそうおっもたときはもう遅かった。
ボン・。・。・。・。☆
「ごめんなさぁ〜いィ〜・・・・・わ・・・私、私。」
「いいよ・・・!!本田さんその足!!」
そこには、由希の持っていたコーヒーカップが無残な姿で横たわっている姿と
その横の透の足に、その中身がぶちまけられた姿だった。
「真っ赤じゃない!!本田さん見せて」
ボン。・。・。・・。・☆
「あのうしろみてます!!///」
急に戻った由希から急いで視線をそらし透は正座する。
その後姿を見ていた由希は目が離せなくなった。
透の着ているTシャツがすけて下着の線がすけていたのだ。
「・・・・あの。どうかしましたか?」
「あっ・・・・いや。なんでも・・・・・。」
由希は急いで目を離す。しかし次の瞬間またまた目が離せなくなった。
自分の欲望が高く主張していたのだ。もうかれこれ3日ほど処理していない。
夾の隣の部屋だとなんだか気がひけたのだ。と、言っても我慢できないときは
結局やってしまうのだが・・・・・・・。
「由希・・・・くん・・・?」
だめだ。
とっさに由希は思ったが、もう遅かった。
「・・・!?」
どさっ。
由希は本能的に、透を押し倒していた。
なぜだかはわからないまま、体が動いていたわけだ。
そっと透の服に手をかける。
「由希君!!」
透が叫ぶがもう遅い。
男は急にとまらない。由希は、迷わず透から服を取り去った。
ワンピースだったせいか、すぐ脱げてしまい透の下着姿があらわになった。
「いや?」
由希は不安そうに聞く。これは、シグレ直伝の”女の子への甘え方”だ。
「えっ・・・・ぁ・・・。」
透が考えているうちに由希は早速ブラをはずし、下着にまでも手をかけていた。
そのときだった
「おい・・とー・・!!!!!!!!!おいクソ鼠何してやがる!」
うまい具合に、夾が入ってきたのだった。
「ちっ・・・・・・・・。なにって・・・見たとうりだが。」
「おめ〜・・・・・・。俺のトールに!!」
「いつから本田さんは馬鹿猫のものになったんだ。」
二人が争っている間に透は服を拾い部屋を逃げ出した。
その後、裸の透を見つけたシグレが自分の部屋に透を連れ込んだことは
だれもしらない・・・・・・・・・。