「きゃあ!ち、ちょっとギア!?やだっ…やめて…っ」
「声を出して君の仲間に聞こえてもいいのか?こんな姿は見られたくないだろう?」
「や……っ…んぅ…」
さらに大きな声を出して助けを呼ぼうと思ったけれど、ギアの口で口を塞がれ、舌を絡め取られて声が出なかった。息が上手く吸えなくて苦しい。
――そもそもこんなことになってしまったのは私が間違えてしまったからなんだよね。
そう、私はトイレに行って帰ってきたときに自分の部屋では無く、寝ぼけて隣の部屋のベッドに潜り込んでしまった。
このパジャマ一枚でブラジャーすらもつけていない格好で。
たまたまギアが私たちと同じ宿をとっていて、さらにたまたま私が間違えて入ってしまったのがギアの部屋だった。
ベッドに入ってうとうとしていたら、お風呂から上がってきたギアが部屋に戻ってきてこの有様。ギアは私が誘ってきたんだと勘違いして――
唇に暖かいものが触れて、私の口の中に何か入ってきて息が苦しくなって、目を開けたらギアにキスされていた。
私はパジャマ一枚羽織っているだけの格好。
必至になって違うって説明してはみたんだけど、こんな格好じゃギアを余計に刺激してしまったみたい。
その気になってしまったギアに私は完全に押し倒されて自由を奪われてしまった。
うう、それでもなんとかギアを払いのけようとさっきから抵抗しているんだけど…びくともしないの!
目を開けたときにはすでにズボンの方はギアによって脱がされてしまっていた。
確かにこんな格好してるのに誰か来たらすごく恥ずかしいけど、こんなの嫌!
なんとかこの状況から抜け出せないものかと、ギアの下でもがいているけれど、がっしりと押さえつけられて身動きも取れない状態の私。
ギアに私なんかの力じゃかなわないってことはわかってるけど…
「パステル、俺だってこんな事されたら自分を抑えきれない」
「はなしてっ…わ、私だって間違えちゃっただけなんだから!――ってさっきから人の話を聞いてよ!あっ…や、やだあっ!!」
首筋にギアの唇が這いまわり吐息がかかる。
両手をギアの片手でベッドに押さえつけられたと思ったら、もう片方の手が胸に伸びてきた。
服の上から滑るように私の胸を撫でまわす。
「あっ、ギアっ…だめだってば!お願い、離して!」
「気持ちよくしてあげるから、大人しく俺に身を任せていたらいい」
ギアが私の耳元でささやいて吐息が耳にかかる。
「ひゃっ…」
耳たぶを軽く噛まれて、そのままギアの唇が首筋に降りてきて愛撫される。
くすぐったいような、気持ちがいいような、変な感じがする。
服の上から私の胸を弄んでいた手がいつの間にか、私のパジャマのボタンを外して直接肌に触れてくる。
私の胸を堪能するかのように撫でまわされ、胸の先端を軽く指の間で挟むようにこすられる。
胸の先端が敏感に反応して硬くとがる。
「ひゃっ…ふ…あ…だから…だめだってばっ!…ん…っ!」
優しかった手の動きがだんだんと激しくなって胸をあらっぽく揉みしだいていく。
ギアの唇が首筋から下に降りてきて、胸の先端を吸われた途端に、ギアから逃れようともがいていたのに体の力がふっと抜けてしまった。
「あっ…やだっ…うう…んっ」
「すごく敏感だな…こんなに硬くして」
ちゅば ちゅば
硬くなってしまった胸の先端を、巧みな舌使いで攻められ、声が出そうになるのを必至になってこらえた。
体に力が入らなくって、ドキドキと胸の鼓動が高鳴って、なんだか体の中が熱くなってきた。
私、なんだかおかしくなっちゃったみたい。
「君もだんだんその気になってきたんじゃないのか?パステル」
ギアの指がすっ、と私の下着の上から割れ目に沿ってなぞってきた。
ぞくっとした快感が私の背中を駆け巡り、じんわりと熱い物が溢れて濡れてきてしまっているのが自分でも分かった。
「やっ!そこは…だめぇ……あっ…う……っ…お願い…やだっ」
「何が駄目なんだ?ほら、こんなに濡らして…硬くなってる」
下着の上から私の一番敏感なところをくっと爪でこすられ、指が擦れて押し付けられるたびに私の意思と反して腰が動いてしまう。
「ひっ…んっ…うう…あんっ……はあっ…あ…あん」
「こうするともっとよくなる」
ぐいっと私の足はさらに広げられて、何度も何度もやさしく指が敏感な溝を往復する。
そして、一番敏感な硬くなってしまっているその部分を、おされたり摘むようにされたりして刺激される。
「んぅ…ふあっ…あ…あ…んあっ!」
くちゅ
何の前触れもなく、ギアの指が下着の横から中に滑りこんで直接触れられた。
すでに十分潤ってしまっている私のそこに触れ、濡れている感触を確かめるかのように、ゆっくりと指を上下に動かし始めた。
くちゅ くちゅ
「…くぅ……はぁ、ん……いやあっ…」
「気持ち良いだろう?ほら、ここはもうこんなになってる。もっと素直になったらどうだ?パステル、君のここは欲しがってるよ」
「は…ぅ…気持ちよくなんか…何もほしくなんか…ない…ん…あっ、あ…っ!」
ぐちゅり
いきなりギアの指が奥まで差し入れられる。入ってきた指が容赦なく私の中をかき回す。
抵抗する事も忘れてだんだんと頭がぼーっとしてきて何も考えられなくなってきてこのまま快楽に溺れてしまいそうだった。
声を出すのも押さえきれなくなってきていた。
「やあああっ…ギア…やだあ…あん…あっ…あん…ん…ふ…ぅ…」
「…声が部屋の外まで聞こえているようだな。」
「んっ…え…?…うう……」
ギアの言っている事が良く理解できないでいるとがちゃっと部屋のドアが開いた。
はっと物音に気づきドアの方を見るとそこには見慣れた顔があった。
鮮やかな赤い髪が印象的な、私の仲間。
「何やってんだよおめえら」
「きゃあっ!と、トラップ!?な、な、なんでっ…!!!」
そう、部屋に入ってきたのはトラップ!!なんでトラップがここにいるのよ!?や、やだ…こんなところ見られるなんて!
「俺はそこらの奴らよりは耳がいいからなあ?おい、ギア。俺の許可無くパステルに手を出すとはどういうこった?」
「別に君はパステルの保護者じゃないだろう?それに…最初に俺のベッドに入ってきたのはパステルの方だ」
「部屋を間違えちゃっただけなのっ!トラップ、助けて!」
「いくらおめえが方向音痴だからって、部屋を間違えただあ?そりゃあ、おめえが悪いな。パステル、諦めろ」
「そ、そんなあっ!?トラップ!」
助かったと思ったのにあっさりとトラップが冷たく言い放つ。
「しばらく会わないうちに随分と物分りがよくなったようだな。それでは俺は続きを楽しみたいんでね。出て行ってくれないか」
「あんたに犯られてるこいつを見捨てて行けるわけねえだろ」
トラップ…やっぱり助けてくれる気だったんだ。こういう時は頼りがいがあるんだよね。
口は悪いけどちゃんと考えてくれてるっていうか。
そんな私の考えとは裏腹に、次にトラップの口から出た言葉は私の期待を裏切るものだった。
「こんな楽しそうな事は俺も混ぜてもらわねえとなあ?俺もあんたも譲れないなら三人でやればいいんじゃねえ?」
「そちらも譲る気はないわけか…仕方ない。まあ、いいだろう」
「なにそれ!?ぜ、全然よくないわよ!!」
な、なんで!?なんでこんな展開になっちゃうの!?
助かったと安心したのも束の間、まさかトラップまで私を裏切るなんて!
気が付いたらトラップがすぐそばまで来ていた。舐めまわすような目つきで私の乱れた服から覗く肢体を眺めてくる。
「ほー。いい格好してんじゃん、パステルちゃん?こんなに濡らして淫乱だな」
「ちょ、ちょっと待って!何考えてんのよっ!?私はよくないってば!!きゃっ」
トラップもギアも私の話なんか聞こうともしないで、トラップまでもが片手で私の手首を無理やり押さえつけると、開いてる方の手で胸を触ってきた。
「や!…んっ……あ…ん…やめてっ、トラップ…」
「色気のねえガキだと思ってたけどおめえって意外と胸あるな。ほら、気持ちよくしてやるから大人しくしてろ」
「やだやだっ…うっ…くぅ…あんっ」
トラップが私の胸を揉みながら、もう片方の胸に音を立てて吸い付く。身をよじるが男2人に押さえつけられていてはどうしようもなかった。
足の付け根の敏感な部分をギアの指でさすられてまたじんわりと私の中から蜜があふれだす。下着に手をかけられて下ろされ、ひんやりとした空気に私の大事なところがさらされてしまった。
「下もあふれてきてるよ、パステル。ほら、聞こえるだろう?こんなに濡らして。もう指だけでは足り無そうだな」
「あ…う……うぅ…やあああっ」
ぐちゅ、ぐちゅ
下着は下までずり下ろされて、ギアの指がわざと大きないやらしい音を響かせるように私の中に入り込み責め立てる。
胸と一番敏感な部分を激しく責められておかしくなりそうだった。
「2人ともやめてっ…てば…やあっ…んっ…んっ」
「おめえ、すげえ濡れてるな」
「…っ…ぅ…あん…んぅ」
ぐちゅ
ギアだけでなくトラップも私の一番敏感なところに触れてきて、硬くとがったそこを押したり摘むように指を動かしてきた。
あそこが熱くて、自分の体がさらに快感を求めて疼いてくるのがわかる。
「さて、パステル、君もそろそろ辛いだろうから楽にしてあげるよ」
「楽…って…?……きゃっ!」
ギアがズボンを脱ぎ、大きくなったギアのものが見えて、恥ずかしくて顔をそらした。
あんな大きいの入るわけないじゃない!我に返った私は恐くなってきて、隙を突いて逃げようと思ったけどトラップにがっちりと、後ろから抱きかかえられるように足を掴まれて足を広げさせられてしまった。
「ほら、この期に及んで逃げんなって。ギアの次は俺が入れてやるからな」
「やだっ…だめ!やだやだ!やめてっ……ひっ…」
「おめえのここは欲しそうだぜ」
ずちゅ
トラップの指が私の中に入れられる。男の人にしては細い指が奥のほうまで入ってきてぐちゅぐちゅと音が鳴るように掻き回される。
「こんな指一本くれえじゃたりねえか?おめえ、こんなにしといてまだ感じてないってうそつく気かよ?感じてるんだろ?もっと欲しいって言ってみろよ」
「ああんっ…あっ…んっ…違っ…感じてなんかないもん…ふああっ…やああああっ」
ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ
「だめっ…だめ…あ、あ、あんっ……あ…ト、トラップ?」
突然ぴたりとトラップの指の動きが止まる。
逝きそうだった快感の波が少しおさまり、さらに刺激を求めようとうずく。
自然と腰が動いてしまう。
トラップの指に、敏感な部分を押し付けるように動いてしまうのがわかった。
わたし。なんか変…
「逝きそうなのか?動かしてほしけりゃ、おねだりしないとなあ?」
「違う…もん…私はやめてほしいのっ…んっ…」
「やめて欲しいのに腰は動くのか?言ってる事とやってることが違うのわかってんのか?」
くっと、トラップがさも面白そうに笑う。
頭ではやめて欲しい、理性ではこんなことだめって思ってるのに体が自分の意思に反して快楽を求めてしまう。
「指よりいいものをあげるよ。トラップ、パステルの手を押さえておいてくれ。引掻かれたくないからな」
「わあったよ」
「やだっ!何するのよ!?離してっ……きゃっ」
ぐっとベッドにトラップが私の手を押さえつけて身動きがとれなくなる。
ギアに足を開かされてギアのそそり立った熱くて硬いものが私のあそこに押し付けられる。
「は、はなしてよ、トラップ!…うう…や、や…やだあっ!そんなに大きいの入らないよぉ…ギア!やめて、やめてってばっ…」
ギアの大きくなったそれを見て私は恐くなって涙が溢れた。
でもそんなものはお構いなしにぐっと私のあそこに押し付けられた。
「…くっ……」
「あぅ…んんっ…ふ…ああっ…あん…ん…いやあっ!抜いてよぅ…ああんっ」
ずっずずっとゆっくりと私の中を押し広げてギアの熱くなったものが奥まで入ってきた。
「うぅ…ふ…ぁ」
「動かすぞ」
「あっ…んぅ…う…あん……あんっ」
ずちゅ ずちゅ
ギアの腰が私に打ち付けられるたびに声が漏れる。
「わかるか?君のここに入ってるのが。触るとわかるだろう?」
「ひっ…あっ…あんっ…うぁ…うごかさないでぇ…」
ギアが無理やり私の手を掴んで繋がっているところを触らせる。
私の中に入ってるんだって考えただけで恥ずかしくって見ないように顔をそむける。
「俺のもやってくれよ、おめえの口で。ほら」
「う…むぐ…う…んんっ…ん…」
トラップは私の頭を掴んで首を横に向けさせると、自分の物を私の口に無理やり押し込んできた。喉の奥のほうまで入れられて苦しい。
容赦なく私の頭を押さえつけて私の頭を動かし、そのたびにトラップのものが喉の奥まできて吐きそうになる。
「…むぅ…んぅ…ぅぅ…」
「舌も使えよ…おっ…上手いじゃねえか」
ギアの動きも激しくなってきて、私は達しそうになっていた。
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ
「むぐっ…んぅ…う…」
「そろそろ逝くぞ、…くっ」
「……んぅっ!…」
暖かいものが私のおなかの上に放たれて、私はやっとギアから解放された。
やっと終わると思ったら、待っていたとばかりに今度はトラップが私の口の中から十分に硬く 熱くなったものを引き抜き、私をトラップの上に馬乗りにさせるようにした。
そしていきなり下から硬くなったものをあてがうと、一気に私を突き上げた。
「な、なに…!?…や、やあっ!!…ん……あっ…あっ…んっ…う…」
「ほら、おめえも腰使えよ。動かし方くれえわかんだろ?」
「いやっ…んんっ…あんっ…知らないもんっ…そんなのっ…やああ…」
私が動かさないようにしているとトラップが動かせとばかりに激しく腰をしたから突き上げてくる。
「手伝ってやろうか?ほら。パステル、こうしてちゃんと腰を使って動かしてやらないといつまでたっても終わらないぞ」
ギアがトラップの上に乗った私の胸のすぐ下あたりを持ち上げると、トラップに打ち付けるように動かし始めた。
「んっ…んあっ…はっ…や、やだ…ギア…はなして……動かさないでっ……あんっ」
「お…これはなかなかいいかもしれねえ」
ずっ ずちゅっ ずちゅ
あそこが擦れるたびにすごく熱くなってどんどんあふれてくる。何も考えられない。もう…だめ…。
「…私…もう……だめ…や…あんっ…はあ…んんっ……んあ…っ…!」
「いっちまったのか?俺もそろそろ…」
ずんっ、ずんっ
突き上げる速度が増したかと思うとトラップも私の中から引き抜いて、私の胸に放った。
頭の中が真っ白になって、ぐったりと私はトラップに倒れかかってしまった。
「はあっ…はぁ…」
どくん どくん
どっと疲れが押し寄せてきた。もう抵抗する事も忘れていた。
けれど、まだ休む事は許されそうも無かった…
「まだ休むのは早い。夜はたっぷりと時間があるからな」
「きゃあっ…あっ…」
そう言ってギアは今度は私を四つん這いにさせて後ろから私を貫いた。
再び快感の波が押し寄せてきてまた達しそうになってしまう。
「ああっ…や…あんっ」
「そうそう、夜はまだ長げえんだからよ。たっぷりと楽しもうぜ?パステルちゃん?」
そして私は結局朝まで一睡もできなかった…