マリーナも無事救出し、パーティーは久しぶりにのんびりと過ごすしている
(そうだった!トラップにクロスボウを改造してもらうかな)
以前トラップがパチンコを改造していたのを見て頼もうと思ってそのまま忘れていた
「あのトラップがタダでそんな事してくれるわけないしなぁ」
ブツブツ独り言をいっていると
「俺がなんだって?」
「わあっ」
考え事をしていた時に不意に声をかけられて振り向くといつの間にか真後ろにトラップが立っていた。
「もーびっくりさせないでよね」
「なんだよ人をレイスかゴーストみてーに」
不機嫌そうな顔をして部屋に戻ろうとしたトラップをパステルは呼び止めた。
「トラップはパチンコ自分で改造したんだよね?私も戦闘で足を引っ張りたくないからクロスボウ改造と訓練お願いできる?」
「甘い甘い!そういうのは自分でなんとかするんだな!どうしてもって言うなら条件がある」
トラップはニヤニヤしながらパステルの方を見ると、やっぱりという顔をしながらパステルは言う。
「加工料とレッスン料が発生するわけね?今余裕がないの…そうだ!クレイにショートソードの稽古を付けてもらうわ」
そういって部屋にもどろうとするパステルを今度はトラップが呼び止めた。
「まあまて、クレイはこの間まで調子が悪かったろ?せっかくアンタがやる気になったんだ!オレがなんとかしてやるよ」
「それをいうならトラップだって死にそうだったじゃないの!でもよかったー引き受けてくれて
もしかして、クレイからお金とか借りてるの?そんなにクレイ事心配するなんて」
クロスボウを部屋に取りに行くパステルを見ながら
「まったく鈍感なヤツ…」
トラップは小声でつぶやいた
終わり