「ルルフェ、そのまま立っていてくれ」 
「ギア?」 
おれはルルフェの前にひざまずいて、スカートの中に手を入れると下着を下ろした。 
「自分でスカートをまくるんだ……」 
「できない……」 
「ダメだ」 
「恥ずかしい」 
どんどん赤くなっていく様が愛おしさを溢れさせる。 
もっと辱めてやりたい。 
「ルルフェ、見せるんだ。スカートの下はどうなってる?」 
「見せられない……」 
「もう何度もおれには見せてるだろう?いいから……」 
「……」 
「ちゃんとできたら、ご褒美をやろう。ルルフェが大好きなモノだ」 
「……わかった」 
ルルフェはおれから目をそらし、恥ずかしいそうにスカートの裾を掴むとゆっくりとまくりあげた。 
あらわになるのは、そこだけは大人になってしまったルルフェの場所。 
「いいね。見てるだけで興奮するよ……」 
おれはまず目線で犯す。 
「やだ……」 
「ご褒美につられて見せるなんて、いやらしいな……」 
次にルルフェが喜びそうな言葉で責めてやる。 
「あまり…見るな…」 
「そうだな。見てるだけじゃつまらないか」 
「あぁっ」 
おれはひざまずいたまま、ルルフェの腰を抱き寄せ、そこに顔をうずめた。 
恥ずかしがっていたのに、やはり濡れている……。 
左手で小さく柔らかいお尻をもみながら、右手はルルフェの中を探る。そして、恥じらいながらも膨らんだ部分に吸い付き、チロチロと舌を這わせた。 
「ダ…メ…、ぁっ、ぁぁ…」 
「こら、スカートから手を離すなよ」 
「だって……」 
「ルルフェはスカートに潜り込まれてる、シチュエーションのほうが好きなのか?なかなかスケベだな」 
おれがくくっと笑うと、 
「いじめるな……」 
ルルフェは消え入りそうな声で弱々しく訴える。 
「いじめてなんかいない。おれは君の虜だと、いつも言っているだろう?」 
そう言って、充血した膨らみに強く吸いつく。 
チュバっと、いやらしい音が響く。 
「ゃあ…っ」 
「おれは尽くしてるんだよ……奉仕だ」 
「ぁぁ……っ」 
「おれはルルフェの奴隷で構わない……。舐めさせてくれ」 
「そんなこと…っ、思ってないじゃないか…っ」 
「もう、身も心も、ルルフェの奴隷だ……」 
「ぎぁ…そうやって、いじめる…っ」 
「奉仕だと言っている……」 
おれはルルフェの股の間に割り込むと、思いっきり上を向き、尖らせた舌でルルフェの入り口を突いた。粘膜をかきわけて舌がつりそうなほどに突き入れる。 
「ダ、ダ…メっ」 
崩れそうな体を支えつつも、指先を小刻みに動かし、ルルフェの膨らみを刺激する。 
溢れ出したものが、おれの舌を伝わって流れ込んできた。 
「ぎぁ……ギアは、いじわるだ…」 
返事をする代わりに、膨らみを強くつまんでみた。 
「あぅ…っ」 
ルルフェはもう足がガクガクしている。 
おれが体を離すと、ルルフェはその場にへたり込んだ。 
「支えが必要みたいだな。体の真ん中に……」 
おれは素早くベルトを外し、熱く反り返った塊を取り出す。 
「これか?ルルフェはこれが欲しいのか?」 
そう言うと、おれは血管が浮き出たそれを、ルルフェの眼前に突き出した。 
「この膨れた先端で引っ掻いて欲しいんだろい?」 
ぐりっと、ルルフェの柔らかい頬に押し付けると、先走った高ぶりのせいで、ぬるりと頬を滑った。 
「ほら、目当てのモノが出てきて嬉しいんじゃないか?」 
ルルフェの怯えた眼差し……。 
おれはそれだけで達してしまいそうだ。 
潤ませた紺色の瞳から涙をこぼす。そのくせ、突き立てられると喜ぶ、淫乱なルルフェ。 
「ちゃんと欲しがらないとおあずけだからな」 
「……いやだ」 
「ルルフェがおねだりしないなら……こうしようか?」 
おれは左手を自分のいきり立ったモノに添えて擦り始めた。 
「な……」 
「出ちゃったら入れないな……ルルフェの中……」 
「ギア、ダメ……」 
「おねだりになってない……このまま、ルルフェの顔にかけるのも悪くないけど」 
ルルフェは、なかなかの強敵だな。さっさと素直になればいいのに。 
だけど、こうしてジワジワと追い詰めるのも楽しい。 
このままだったら、本当に顔面に発射してみるか? 
おれの悪癖が全開になっている。 
「入れて、欲しい」 
ルルフェは真っ赤になって小さな声で呟いた。 
「どこに?」 
「わ、わたしの……中に……」 
「おれが欲しいのか?」 
「ギアが……欲しい」 
「いやらしい子だ。子供のくせに大人の男を欲しがる……」 
おれはルルフェのワンピースを脱がせ、自分の服も脱ぎ捨てる。 
「ギアだって……わたしとしたがるじゃないか」 
「それは、ルルフェがかわいいからだよ?」 
「ずるい」 
「それが大人のやり方だ」 
少し反抗してくるところもかわいい。 
抱き上げて、ベッドに横たえ、おれはルルフェにのしかかった。 
「ルルフェにご褒美だ」 
「あぁ……っ」 
ルルフェの小さな体に反り返った高ぶりを押し込む背徳的な行為。 
きっとそれだけで、通常の行為よりも、おれを熱くさせる。 
奥深くまで腰を突き入れることに罪悪感を感じながらも、激しく腰を打ちつけた。 
「ぁっ、ぁ…っ、あぁっ」 
大人の女性相手では味わえないものがルルフェにはある……。 
おれはもう夢中だ。 
「好きだよ……ルルフェ」 
「ギア……わたしも」 
「言って」 
「ギアが……好きだ」 
「身も心もルルフェに捧げるよ……君の奴隷だ……」 
「こんな……いじわるな……奴隷はいない……」 
「だけど、こんなに奉仕してるぞ?」 
おれはルルフェの細い腰を掴んで、壊れそうなくらいに突き入れる。 
「ぎぁ…っ、ぎぁっ、気持ち、いい…っ、ぁっ、あぁっ、ぁん…っ」 
「どうだ……、足りないか?」 
今度は強く擦るように動かしてみる。 
「あぁっ、ぁん…っ、ぁんっ」 
「ルルフェの中……おれでいっぱいになってる……」 
キツいところを無理矢理押し広げ、つながる行為はひどく支配的だ。 
「へ、変になる……っ、ぎぁ、ダメ…」 
「まだまだ足りないってことか?」 
おれはルルフェの腰をつかみ、一気に往復運動を加速させる。 
「ぁあっ、ぁんっ、あぁんっ、ぎぁ…っ、アァっ」 
「ルルフェ…っ、イクよ…」「ぎぁ…っ、アァァっ」 
「くぅ……っ」 
おれはルルフェの体をすっぽり包み込んで果てた。残らず精を受け止めてくれた腕の中のルルフェが愛おしくて、体をつなげたまま何度も何度もキスをした。 
 
「いじわる」 
「どうした?」 
「今日のギア、いじわるだった」 
頬を膨らませるルルフェ。こういう顔もかわいいな。 
「それは、愛情の裏返しだ」 
「そうなのか?」 
ルルフェは子猫のように、ちらっとおれを見て顔色をうかがっている。 
「いっぱい愛してあげたろう?」 
「……うん」 
「いじわるなおれは嫌いか?」 
「……好き」 
「おれもいじめられてるルルフェが好き」 
ついつい、いじわるを言ってしまう。 
「やっぱりいじわるだ」 
「ルルフェが好きだ」 
一生懸命、反抗するルルフェをおれが大人の余裕で押さえ込もうとすると、 
「本当は嫌いなんじゃないのか?」 
ルルフェは瞳を潤ませる。からかいすぎたか。 
「そんなことない。おれは君の奴隷だ。いっぱい尽くすよ」 
「それなら……」 
「なんだ?」 
「……キス、して」 
小さく呟いた命令はかわいいものだった。 
「お安いご用だ」 
ルルフェを抱き寄せてキスをする。 
安らぐな……。 
おれは、こんな幸せがずっと続けばいいなと思った。 
腕の中の年の離れた恋人にひっそり願う。 
君はどこにも行かないでくれよ? 
とりあえず、シミターと合流したらなんと説明しようか。 
おれはそれに頭を悩ませていた。 
 
おわり 
 

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