「ひぇーん。ここどこ?」 
またまた道に迷ったわたし。みんなどこよ?まいったなぁ。見覚えがない場所だし。 
なんとか森を抜けて、しばらく歩くと……街!なんてあったっけ? 
でも、日も暮れてきたし、一人でこれ以上うろうろするわけにはいかないわよね。そんなに遠くには来てないし、大丈夫よ。 
わたしはひとまず街を目指して歩いた。 
でもね、街に来たのはいいんだけど。宿屋で冒険者カード提示すると偽物って怒られるし、お金も偽物と言われてしまった。 
なんなのよっ!? 
行くあてもなくトボトボと歩いていると、 
「浮かない顔だね。どうしたの?」 
「へ?」 
すごい美少年!小麦色がかった金髪に緑の瞳。綺麗なだけじゃなくて、少し凛々しさもある顔立ちは少し憂いも帯びていて、それがさらに彼を魅力的に見せている。 
「困ってるなら力になるよ?」 
「じ、実は……」 
わたしがこれまでのいきさつを話すと、 
「じゃあ、おれの部屋に来る?一緒に旅してる女の子もいるから安心だよ」 
「ありがとう!」 
うう。助かった。しかもこんな美少年に助けられてラッキー。 
「あ、そうだ。あなた名前は何ていうの?わたしはパステルよ」 
「デュアンだよ。デュアン・サーク」 
「へ?」 
あのー?まさか、勇者デュアン・サークと同姓同名ってやつ?すごいなぁ!顔立ちも話で読んだデュアン・サークのイメージに近いし、まさか子孫!? 
わたしはドキドキしながらデュアンについて行った。 
 
「どうぞ」 
デュアンにドアを開けてもらって部屋に入る。 
あれれ?ここって……。一人部屋じゃない?女の子も一緒なんじゃなかった? 
「あの、デュアン?ここ一人部屋よね?」 
「そうだよ。女の子なんていないよ。君を連れ込むためにうそをついただけ」 
「うそっ!?」 
「バカな女だ」 
「なっ!?」 
突然デュアンは声が野太くなり、わたしをベッドに押し倒した。ぐいぐいと握られ、ベッドに押し付けられてる手首が痛い。 
ふと、デュアンの胸元の冒険者カードが目に入る。 
うそー?ジグレス384年?じゃあ、彼は本物のデュアン・サークなの!? 
抵抗しなきゃとは思うけど、この体格差では何の意味もない。 
「や、やめて……っ」 
そんなわたしをニヤリと見下ろし、デュアンはわたしの首筋に口づけた。 
「やぁ…っ」 
デュアンはわたしの体を弄りながら、どんどん服を脱がせる。ついに下着もはぎ取られ、わたしは一糸まとわぬ姿にされてしまった。 
蛇のように舌を這わせるデュアンに徐々にわたしの理性は壊されそうになる。だけど、それ以上に怖い。確かに体は感じていたけど、ただならぬ雰囲気にわたしはおびえていた。 
「た、助けて…!」 
そのとき、ドアが開いた。 
「デュアン!?」 
「うう…っ、うわあ!」 
突然、デュアンは呻いてがくりと体が崩れる。そこを、今、部屋に入ってきた黒衣の戦士が抱きとめた。彼の腰の剣が青白く発光している。何なの!? 
「デュアン、大丈夫か?」 
「うう…。クレイ・ジュダ?」 
ええ!?クレイ・ジュダ!?この人が!?確かに肖像画の人だ。なんて美しいの! 
「またか」 
「はい……。そうみたいです」 
「そうか。ところで君は?」 
クレイ・ジュダがわたしに聞いてきたけど、わたしが答える前にデュアンが、 
「おれが……、いやあいつが彼女に……」 
呻くような言葉。あいつって? 
「そうだったのか。君……、すまないね。詳しい事情は言えないんだが。デュアンのこと責めないで欲しい」 
「は、はい」 
うう。意味が分からないぞ。 
でも、伝説になってる二人が目の前にいる光景というのは……しかも、二人揃って絶世の美男子だ。ドキドキする。 
わたしがポーッと二人を見つめていると、クレイ・ジュダが、 
「だけど、悪くはなかったみたいだね」 
「え!?」 
「ほら、こんなに立ってるよ」 
「ひゃ…っ」 
クレイ・ジュダの人差し指がわたしの胸の先端をなぞった。 
ほっぺが、かぁっと熱くなる。 
「こっちは……すごく濡れてる」 
「やぁっ」 
さっき、さんざんデュアンに舐め回された場所を今度はクレイ・ジュダの指が探る。指を出し入れしたり、くちゅくちゅとこすられて、わたしは、感じて、しまった。 
クレイ・ジュダは少し何かを考えるような顔をしてから、天使のように微笑んで、 
「そうだなぁ。もうここまでしたなら最後までしよっか」 
「えぇっ!?」 
うそでしょ!?さらにクレイ・ジュダは信じられないことを言い出した。 
「長旅のときは性欲の処理も大事だよ」 
処理っ!?処理ですってっ!?し、しかも性欲のっ!? 
「クレイ・ジュダ……!」 
デュアンも驚いている。 
「デュアン、緊張してるのかい?じゃあ、おれが先でいいかな?」 
「は、はい……」 
白い肌をほんのり赤らめてデュアンは答えた。 
ちょっと!わたしの意志はどうなるの!?何で勝手に決めちゃうのよー!? 
わたしがパニックを起こしてる間に、クレイ・ジュダは黒いマントを脱ぎ捨て、素早くアーマーと腰の剣を外した。 
身軽になったクレイ・ジュダはわたしを組み伏せる。 
「君、名前は何ていうの?」 
うう。クレイ・ジュダはなんて穏やかで優しい目をしてるんだろう。 
「パ、パステル……」 
やだ、わたしってば!名前を教えてる場合じゃないわよ!? 
どうしよう!? 
だけど、クレイ・ジュダはそんなわたしの戸惑いなんか完全に無視して、 
「よし、パステル。かわいがってあげるからね」 
「ん……っ」 
クレイ・ジュダはわたしのほっぺを両手で包むと唇を合わせてきた。唾液をたっぷりと含んだクレイ・ジュダの舌がわたしの舌を捕らえ、舐めて、絡める。 
な、なに?クレイ・ジュダの両手が突然、わたしの耳を塞いだ。 
その途端、わたしの脳内いっぱいに舌が交わり合う水音が響いた。 
ちゅばっ、ぐちゅっ、ぴちゃっ……。 
や、やだ……! 
こんな恥ずかしい音、聞きたくないってば!逃げようとしても、すぐに絡め取られて、唇を吸われる。 
やめて、やめて、と思うのに、どんどん高ぶってしまうのは何で? 
「キスだけで、ずいぶん感じるんだね。もう目がトロンとしてる」 
「あぁん…っ」 
クレイ・ジュダが指がわたしの胸の先端をもてあそぶ。力を入れたり、ソフトなタッチでさわさわとされたり、胸のふくらみごと荒々しくもまれたり、そのたびにわたしは甘ったるく声を上げる。 
「感度がいいんだね」 
「やぁぁっ」 
かぷりとクレイ・ジュダがわたしの胸の先端に歯を立てた。熱い息をかけられながら甘噛みされて、わたしはおかしくなっちゃいそう……。 
「デュアンもそんなとこで見てないで、おいで。パステルは胸を吸われるのが好きみたいだよ」 
デュアンはゴクリと唾を呑んで、わたしの体に唇を寄せる。さっき、わたしに襲いかかったきたデュアンとはずいぶん様子が違っていた。 
すごく綺麗な顔。こんなひどいことをするように見えないのに。それはクレイ・ジュダも同じだけど。 
デュアンは不器用そうにわたしの胸に手を伸ばし、たどたどしく両方の手でもみ始め、先端を吸い始めた。 
「あぁ……っ、ぁん…っ、あ…っ」 
わたしが声を上げれば上げるほど、デュアンは激しくなっていく。少し痛いくらいのタッチでも、わたしは感じてしまった。 
クレイ・ジュダの指先は、わたしのアソコをこすっている。くちゅくちゅと音をたてながら、わたしにそこが敏感だと教えてくれた。 
「パステルの体、すごいことになってるよ。デュアンもやるじゃないか。まったく君の素質にはいつも驚かされる」 
「い、いやぁ……そんなこと。あなたにはかないませんよ」 
デュアンは照れくさそうに答える。 
「男としてもずいぶん成長したな、デュアン。おれも嬉しいよ」 
クレイ・ジュダのニコニコと微笑む顔はまさに天使なのに。やってることは悪魔だ。 
だけど、腰が砕けるほど気持ちいい。 
わたしは二人に乱暴されてるのに、どうしてこんなになっちゃうの? 
「パステルって、男を誘うのがうまいね。こんなに欲しがって……」 
そう言いながら、クレイ・ジュダが服を脱ぎ捨てる。しなやかで、ほどよく筋肉がついた体があらわになる。 
ズボンを下ろしたクレイ・ジュダを見て、わたしは彼が何をするか悟った。 
「じゃあ、もう入れてもいいかい?デュアンも待ってるからさ」 
「ひゃ……っ」 
「怖がらないで?しばらくしてなかったから……いつもより大きいかもしれないけど。痛かったら、ごめんね」 
「ひぁっ!い……っ、やあぁぁっ!」 
ずぶりとクレイ・ジュダの発情がわたしに突き立てられる。痛い!痛いってば!わたしはわけがわからなくなって涙が溢れてきた。 
「く……っ、ずいぶん狭いね。まさか処女なの?」 
わたしがコクリと頷くと、 
「そっかぁ。性欲処理のために奪っちゃって悪かったなぁ。あんまり喜ぶもんだから気付かなかったよ」 
クレイ・ジュダは優しくわたしの髪をなでて、そっと唇を合わせる。 
青い瞳がうっとりするくらい綺麗だ。 
「でも、お詫びに気持ちよくしてあげるから……いいかな?」 
「ひゃあぁぁぁんっ」 
わたしは一気にクレイ・ジュダの発情を押し込まれた。  
「泣かないで。少しの辛抱だよ」 
わたしの涙を指先で優しくぬぐうとクレイ・ジュダはゆっくりと腰を振り始めた。 
「や…っ」 
わたしの下腹部の深い部分が疼く。 
「まだ誰もここを味わってなかったんだね。おれがいっぱい使ってあげるよ」 
わたしの中をクレイ・ジュダのモノが擦っている。最初は異物感しかなかったのに……なんか変だよ。 
「やぁっ、んん…?ひぁ…っ!」 
クレイ・ジュダはそれを見逃さなかった。一気に突き入れる速度を上げる。 
「ダメぇっ!あっ、あぁっ、あんっ、あん、あぁんっ」 
気持ちいい!クレイ・ジュダに突き入れられるたびに、わたしの中で快感が弾ける。 
「会ったばかりの男に、泣きながら犯されてるのに……いやらしいな」 
「あぅっ、あぁっ、あんっ、やだっ、おかしく…おかしくなっちゃうよぉ…っ!やめて…っ、あっ、あんっ」 
「もっと乱れていいよ。そのほうがかわいいから」 
クレイ・ジュダは執拗に奥を突き上げ、わたしを攻める。まるでわたしを壊そうとするように。 
「ひゃあぁんっ、あんっ、もう…、やめて…っ」 
「また泣いてる…、そういうの興奮するよ」 
「ひぁっ、あんっ、やぁあんっ、クレイ…っ」 
「名前、呼んでくれたね。嬉しいよ。パステル……。もっと呼んで?」 
「あぁんっ、クレイっ、アぁッ、クレイ…っ」 
クレイ・ジュダは満足げに微笑むと、深く、力強く、わたしに突き入れた。 
「そんなに腰をくねらせて……。ほら、デュアンもそろそろ準備したほうがいいな…パステル、横を向いて…デュアンのをくわえるんだ」 
「えぇ!?」 
「パステル、くわえて」 
デュアンはクレイ・ジュダに言われたように、強引にわたしの顔を横に向かせて、いきり立ったモノを唇に押し付けた。 
「そんなっ、やぁっ、わたし、したことない……っ、やめてっ、できないってば…っ」 
すでに、クレイ・ジュダのモノを押し込まれて、下半身を犯されているのに。その上、口まで犯そうとするなんて。 
もう理性はほとんど壊されて、快楽に声を上げてるけど。 
こんなふうに辱めを受けるのはイヤっ! 
「じゃあ、仕方ないね。ほら、デュアン。無理矢理で構わないから……パステルにくわえさせるんだ。口はこじ開ければいい」 
「そんなっ!?ひどい…っ」 
「ひどい?これだけ喜んでおいてよく言うよ。ほら、下の口はよだれまみれだ」 
「ひゃあんっ!」 
ぐちゅ、ぬぷっ。 
クレイ・ジュダがわたしを突き上げると、いやらしい水音が響く。 
「ほら、すごいだろ?デュアンのも、よだれまみれにしてあげなよ。ここ使ってさ」 
「んぐぅ…っ」 
クレイ・ジュダはわたしの口を乱暴にこじ開け指をぐいぐいと押し込んだ。 
やっぱり、この人は悪魔だ。悪びれることなく、ひどいことをする。だけど、わたしはどこかでクレイ・ジュダの行いを喜んでいる。 
「指が四本も入るじゃないか。くわえられないわけないだろう?」 
「むぅ…」 
クレイ・ジュダはわたしの口の中で指を広げて、上下に動かした。 
「歯をたてるなよ?デュアンも大きいから……なあ?」 
「か、からかわないでくださいよ……!」 
デュアンは、そう言いながらも、少し嬉しそうに答える。 
「からかってないさ、デュアン。パステルに舐めさせて、もっと大きくするんだ……そのほうがパステルも喜ぶ」 
クレイ・ジュダが指を抜くと、わたしは再び口を閉じた。 
「パステル、ごめんね。おれも待ちきれないから……こんなことはしたくなかったけど」 
「やぅっ」 
デュアンはわたしの口にぐりっと指を押し込んで、無理矢理、口を開かせて、わたしの口には大きいモノをねじ込んだ。 
「パステル……君が淫乱なのはもうバレてるから、純粋ぶらなくていい」 
「んむ…っ」 
「もうこんなに汚されている……」 
ズンズンと突き上げながら、クレイ・ジュダはひどいことを言う。こんなに温かみのある声で涼やかに、わたしを辱める。 
「もっと舌を動かしてよ」 
「むむぅっ」 
デュアンもクレイ・ジュダに従うように、わたしに命令をする。 
だけど、わたしは二人に逆らえずに、クレイ・ジュダにお腹の奥深くを力強く擦られ続け、泣きながらデュアンのものを舐め回した。 
こんなに乱暴な初体験に絶望する気持ちと、与えられる快感のはざまでどんどんわけがわからなくなっていく。 
「くぅ…っ、そろそろか」 
「むぅ、むむむ…」 
「はぁっ、はぁっ、出すよっ、いっぱい注ぎ込むからなっ、うぅ…っ」 
クレイ・ジュダのモノが大きく脈打って、溜まりきった欲望を放った。 
体の奥に……いっぱい出されてる。 
出されたものを想像してほっぺが熱くなる。生暖かいそれで中をいっぱいにされて、わたしは汚されてしまった。 
「パステル、これからは心置きなく、誰とでも寝れるよ。もう処女じゃないからね。汚れてるんだよ」 
よしよしと頭をなでながら、クレイ・ジュダはさらりとひどいことを言う。 
「あ、あの。クレイ・ジュダ……」 
「デュアン、待たせたね。いいよ、しても」 
「は、はい」 
クレイ・ジュダが出し切ったものを抜くと、彼はわたしを背後から抱きしめ足を開かせた。 
晒されたわたしの入り口に、すぐにデュアンのモノがあてがわれた。 
「パステル、入れるよ」 
クレイ・ジュダのモノで純粋さを破られ、押し広げられ、彼の精を放出されヌルヌルとしたわたしのあそこはスルリとデュアンを受け入れた。 
「ああぁあぁんっ」 
「かわいい声……。二人で楽しむと声を堪能しきれないのが残念だよ」 
クレイ・ジュダはわたしの肩にあごをのせて耳元で囁く。 
「じゃあ、おれがいっぱい鳴かせますよ。それでいいでしょう?」 
「ああ。おれも手伝うけどね」 
クレイ・ジュダはそう言いながら、後ろから手を回しわたしの胸をもみ始めた。 
「あぅっ、ああっ、あぁんっ」 
背後からクレイ・ジュダに胸をまさぐられ、腰を揺らされ、正面からデュアンに突かれる。 
まさに、性欲処理のための交わりだ。 
「パステル……気持ちいい?」 
「ひゃっ、はぁんっ、あんっ、あぁっ、気持ち、いい…っ」 
もうどうでもよかった。わたしは本能に任せて快楽を享受する。 
「よかった、パステルの中、気持ちいいよ……!」 
「あぁぁっ、デュアンっ」 
ガチャン。 
なに?ドアが開いた。 
「ぬおっ!何か声がすると思ったら……おめぇらなに勝手に楽しんでるんだよ」 
ひょろっと背が高い赤毛の……もしかして、彼はランド? 
「そりゃ、おまえはいなかったからだろう?」 
「だぁぁぁ。今いるじゃねぇか。仲間に入れてくれるよな!?」 
「ああ。いいんじゃないか?パステルならきっと喜んでくれる。だろ?」 
わたしはクレイ・ジュダの言葉になぜかコクリと頷いてしまった。 
「ひょおー。すげぇな。いい子じゃねぇか。パステルちゃんはよぉ」 
ランドは服を脱ぎながら、こっちに向かってくる。これ以上どうしろというの? 
「処女だったよ。おれが奪っちゃったけど」 
クレイ・ジュダが涼しげにそう言うと、 
「まぁーったく。おめぇはよぉ。聖人君子みたいな顔して恐ろしいぜ」 
「ランドだって、気持ちよくしてもらうんだろ?同類だよ」 
「へへ。ま、そうだよな」 
「うーん。口しかないなぁ。せっかく、パステルのかわいい声、聞こうと思ったのに」 
「なんだよぉ。くわえさせちゃいけねぇのか?」 
「そうだなぁ。ランドには待っててもらおうかなぁ」 
「おいおい!冗談だろ?」 
「はは。からかってみただけだ。いいよ」 
「いじわるなやつだぜ。まったくよぉ。天使みたいな顔でみんなをだましやがって」 
「おれはだましていないよ。みんなが勝手に誤解してるんだろう」 
「おー。怖い、怖い!じゃあ、パステルちゃんよろしくな」 
わたしは横を向いて、ランドのモノをくわえた。抵抗しても無理矢理押し込まれるのはわかってる。 
「そういえば、パステル。おれのだけ、くわえてないよね」 
耳元でクレイ・ジュダが囁く。 
「次はおれのをくわえてね?」 
わたしはランドのものをほおばり、舐めながら、小さく頷いた。 
「パステル、君は最高だ……」 
クレイ・ジュダは満足そうに言うと、またわたしの体を弄り始める。 
「くぅ……っ」 
「デュアン、もうイキそうなのか?まぁ、パステルの中は極上だから仕方ないけど」 
「はい……!もう、気持ちよくて……!」 
デュアンはわたしの体をゆさゆさと激しく揺らすほどに、腰を振り続けた。 
「あ……っ、ふぅっ、イ、イキそう……、はぁっ、はぁっ、あぁっ」 
デュアンもわたしの中で果てた。デュアンがこするたびに、ドピュ、ドピュと生暖かいものが放出されて再びわたしは溢れた。 
デュアンはわたしから出ていくと床にへたり込む。 
「デュアン、もういいのか?」 
「す、少し休ませてください……」 
肩で息をしながらデュアンが答える。「デュアンなんだよ。おめぇは一番若いくせによぉ。情けねぇな。ま、いいけどよ。次はおいらの番だな」 
今度はランドだ。ランドはわたしを四つん這いにして、後ろから突き入れた。 
「やぁぁああぁんっ」 
ズンッとお腹の中に響く衝撃。正面から犯されるのと全然違う……! 
「あぁっ、あんっ、あぁんっ」 
「すげーよ。よく締まってるな……!おめぇらを相手にした後なのに」 
パンパンといやらしい音がする。この格好も、その音も恥ずかしい……。 
「ほら、パステル。おれのをくわえるのを忘れてるよ」 
「むぐ……っ」 
わたしは四つん這いのまま、口でクレイ・ジュダのものをくわえ、後ろからランドに突かれてる。 
「おめぇ、いやらしいな」 
「ああ。いい子だろ?最初は泣いてたのにな」 
「おめぇ……やっぱり悪魔だろ?」 
「はは。そうかもな」 
いつになったら解放されるんだろう。 
そんなことを考えつつも、体はものすごい快感を感じている。 
与えられるたびにわたしの中は喜ぶ。 
三人のモノの、それぞれの違いもまた刺激的で……相手が変わるたびにわたしは高ぶる。 
やっぱり、クレイ・ジュダが言うとおり、わたしは淫乱なのかもしれない。 
わたしは三人が飽きるまで、抵抗することなく何度も何度も彼らに体を捧げ続けた。 
 
わたしを見つめる、温かな光を浮かべた青い瞳。クレイ・ジュダは極上の微笑みを浮かべて、わたしを見つめる。彼に乱暴されたなんて未だに信じられない。 
「そっかぁ。パステルは行くところもお金もないのか」 
わたしはコクリと頷いた。 
「おれたちと来ればいい。そしたら居場所もお金の心配もいらないよ。そのかわり……、わかってるよね?」 
違う時代に迷い込んで、どうすればいいのかわからないわたしはクレイ・ジュダの条件を呑むしかなかった。 
「嬉しいよ、パステル。これからもかわいがってあげるからね」 
わたしは悪魔の魅力に取り付かれてしまったんだと思う。 
それくらいに、クレイ・ジュダとのキスはとてもとても甘かった。 
 
それから、わたしは彼らと行動を共にして、約束通り、彼らの性欲処理をした。 
だけど、最初みたいに四人で、ではなく、それぞれ優しく抱いてくれた。 
元の時代に帰りたい気持ちは常々あるけど。どこか今の生活にハマっている自分もいる。 
「パステル」 
わたしを優しく抱きしめるクレイ・ジュダ。 
きっと今日もまたわたしは彼らに抱かれて、甘い声を上げるんだろう。 
「今度また四人でしよっか」 
わたしはクレイ・ジュダの言葉に迷いもせず、コクリと頷いた。 
 
おわり 
 

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