おまけ クレイジュダXパステル ほのぼの短編(エロなし)
「パステル」
「ひゃっ、クレイ?」
わたしが戸惑ってしまったのは、クレイ・ジュダがわたしに抱きついてきて、胸に顔をうずめてきたからだ。
「甘えたいな」
「へ?」
「パステルに甘えたい」
「クレイ……」
かわいい……!
感触を楽しむように、すりすりされて。
何だろう。この感じ。愛おしさで胸がいっぱいになる。
ううっ。でも、待って。わたしって胸がないでしょ。いいのかなぁ?
クレイ・ジュダだって、わかってるはずなのに。
「やわらかいね」
「あ、あの、クレイ?」
「どうした?」
「えっと……、わたし、胸には自信ない、から、その……」
「おれは、パステルの胸、好きだから甘えてるんだよ」
「もぉ、クレイってば……。大好き」
わたしは、クレイ・ジュダを抱きしめた。いつもはわたしが抱きしめてもらうのにね。
わたしより、七歳も年上で大人なのに。
甘えん坊、なんだなぁ。
わたしはまだまだクレイ・ジュダのことを知らない。
もっともっと彼のことを知ってどんどん好きになりたい。
「あったかいな」
「クレイ……かわいい。好きよ」
「おれも好き」
また胸にすりすりされて。
ああ。もぉ、愛おしさが溢れてくる。
思わず、クレイ・ジュダの頭をよしよしとなでてみる。
それに応えるように、クレイ・ジュダはわたしの胸で顔を左右にうごかす。
「甘えん坊なんだから」
「たまにはいいだろ?」
「……うん」
母性本能、なのかな。
胸がキュンキュンとする。
わたしは甘えん坊なクレイ・ジュダも大好きだ。
昨日よりもあなたが大好き。
みんなが知らない顔。
わたしにいっぱい見せてね。
おわり