「ごめん!ほんっとうに、ごめん!」  
トラップは不機嫌な顔で横を向いたまま、わたしの方を見ようともしない。  
「覚えてなかったわけじゃないんだけど、プレゼントを用意するひま、なくって。  
原稿の締め切りが近くて、その…  
いいわけなんて、しちゃいけないよね?ほんとうに、ごめんなさい!何でもするから…」  
「冒険時代」の仕事がたてこんでいて、トラップの誕生日プレゼントを用意するのをすっかり忘れちゃっていたのだ。  
さっきから謝り続けているけど、トラップが許してくれる気配はない。  
ふえーん。  
わたしが泣きそうな顔をすると、トラップが口を開いた。  
「…いま、なんでもするって…言ったよな?」  
「へ?あ、うん!する!わたしにできることだったらなんでもするよ!」  
誕生日をきちんと祝えなかったのはわたしだもの。  
しかもほかのみんなはそれぞれちゃんとプレゼントを渡していて、わたしだけ忘れてしまっていたという…  
「じゃあパステル。いまから5分間」  
「う、うん」  
「胸を揉むから抵抗するなよ?」  
「は?…きゃああ!」  
な、な、いきなり、何をするの?!  
トラップがいきなり、わたしの胸を右手でがっしりと掴んだ。  
「うーん、なんか雰囲気でねぇな…あ、逃げんなよ。なんでもしてくれんだろ?」  
そそそ、そんなこと言われたってっ。  
 
そしてトラップはわたしの背後に座りなおし、後ろからたっぷり5分間胸を揉んでいた…  
こ、こんなプレゼントで、よかったのかな…  
 
 
 
 
 

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