それはお使いクエストをしている時であった  
占い用として、泉の水を汲んで帰るだけという簡単なクエストで、シルバーリーブから近いともあり資金が底をつきそうだった彼らに、丁度良いタイミングで舞い込んだクエストだった  
「しっかし、単なる水が結構な値段になるなんて詐欺クセぇよな」  
トラップは悪態をつきながら泉を覗き込む  
「確かに、これじゃ手入れされていない池だよな」  
日も傾き疲れて眠っているルーミィをおんぶしながらクレイは言った  
「何でも、7年に一度の満月の今日が魔力が高まるから価値があるそうですよ」  
キットンは鞄をひろげ薬草を整理しはじめる  
他愛もない話をして満月がでるのを待っているところだった  
雲の切れ間から月の光が煌々と泉に降り注ぐ  
「きれいデシー」  
シロちゃんがぴょこんと覗き込む  
さっきまで手入れされていないため池のようだった泉がなんとも神々しく見える  
 
「確かこの水を使って占うと七年後の姿が見えるんでしょ?そのころのわたし達ってどんな感じなのかな」  
パステルが泉をウットリ眺めながらいう  
「さあな!まあーおめぇは七年後も出るとこ引っ込んで、引っ込むとこ出たまんまじゃねぇのか?」  
「なんですって!?」  
パステルはトラップをひっぱたこうと腕を振りあげるが、ヒョイとかわされ空を切る  
「甘い甘い!そんなん当たるほど俺は鈍かないぜ?」  
ドボン!!直後に何かが落ちる音がした  
トラップは水音がする方を見ると、パステルが泉に落ちていた  
さっきトラップがよけた時にバランスを崩してそのまま落下したのだった  
泉は思いの外深くパステルは一度沈んだが、浮かび上がったところを  
「パステル掴まって」  
とノルが引っ張りあげた  
「ゲホっゲホっ」  
かなり水を飲んでしまったようでパステルはうずくまって噎せている  
「大丈夫か?ほらタオル」  
クレイがタオルを差しだした  
顔をあげたパステルの顔に違和感を感じる  
「なんかおめぇ…様子が変じゃねぇか?」  
「大人っぽくなったというか色っぽく見えますねぇ」  
「そういえば…そうだな」  
皆口々に言うが当のパステルはそれどころではなかった  
 
「もう!誰のせいだと思っているのよ!あの水飲んじゃったじゃない」  
びっしょりのレザーアーマーを取る  
勿論服もずぶぬれでぴったりと体のラインを強調するが、明らかに大きくなった胸がボタンホールを圧迫している  
きゅっとしまったくびれも濡れた服でわかりやすい  
必然的にパステル以外の目線はそこに集まるわけで  
「きゃああ!みっ見ないでー」  
パステルはもらったタオルで隠し木陰に向かう  
「なぁ、これって七年後のパステルの姿なんじゃあ」  
あり得ないって顔をして木陰を指さすトラップ  
「それはあり得るでしょうねぇなんたって魔力が高まる日なんですから!ぎゃっはっはっは」  
キットンの馬鹿笑いがパステルのいる方まで聞こえてくる  
パステルは着替えをするが、服は胸がキツいし、ミニスカートをはくと今の容姿には似合わないと不評だった  
「俺の服貸そっか?」  
と、泉に落ちた原因の張本人トラップは申し出るが  
「イヤよ!派手だから」と言うことでクレイの服になったのだ  
ズボンの裾を何度も折り、ベルトでウエストに合わせる  
 
クレイの着替えの服は意外と似合っていた  
「うぅっまだ鼻が痛い」  
パステルは鼻を押さえながら水を小瓶に入れていくが、ある事に気づく  
「ちょっとまって!わたしずっとこのままなの?」  
思わずキットンの肩をつかんでガタガタ揺らす  
「水がこぼれます、落ち着いてください」  
掴みかかるパステルを制してキットンは続ける  
「たぶん一時的なものだと思いますけど、、まぁとりあえず、調べてみますよ」  
どちらかというとこの状況に興味津々なキットンを横目にがっかりしながら水を汲んでいく  
「大丈夫きっと戻るさ」  
「そうデシ、大丈夫デシよ」  
励まされてパステルは少し元気を出した  
頼まれた分汲み終わるとノルの荷物に入れて、帰り支度をすませ、帰ろうとした時だった  
「ちょっと待っててくれ」  
トラップは泉の方へ消え、間もなく戻ってきた  
「わりぃ、待たせたな!さぁ行こうか」  
「シルバーリーブに着く頃には日が昇っているだろうな」  
爆睡中のルーミィをおんぶしてクレイは言った  
 
案の定、シルバーリーブに着いたのは朝だった  
「あんた達、今回の冒険は帰りが早かったね」  
みすず旅館の女将さんが声をかけてくれる  
「ところで、そこの綺麗な女性は誰なのかい?パステルはどこいったんだい?」  
疲れもあり、地面に突っ伏してしまいそうなパステル  
女将さんに事情を説明すると目を丸くして驚いた  
「女は変わるもんだねぇ私も若い頃は…」  
女将さんの話が長くなりそうな予感がして急いで部屋に向かった  
 
このパステルの変わりようで事が起こったのだった  
 
「ぱーるぅなんらけどぱーるぅじゃない」  
目が覚めて、今までの事の成り行きを見ていなかったルーミィはクレイにしがみついてパステルの側にこない  
「まあしょうがないよパステルの変身を寝ちゃっていて見ていなかったからな」  
仕方なく、元に戻るまでクレイがルーミィの面倒を見ることになる  
パステルがルーミィの事でしょんぼりしていると  
「今まで出るとこ引っ込んでいたからなー」  
いつものトラップの毒舌に「誰のせいでこうなったと思ってるのよ!」キッと睨むパステル  
二人のやりとりを眺めながら  
「あれだけは変わりませんねぇ」  
と、オーシの所に向かって報酬をもらい、  
猪鹿亭へと朝ご飯兼昼ご飯を食べにいくのであった  
 
「パステル!ホントに変わったわねー」  
リタはパステルへと駆け寄る  
「あはは…いろいろあってね  
今着れる服がなくて困っているんだ  
報酬は入ったけど、すぐ元に戻るなら服を買うのはもったいないし…」  
そういいながらパステルは、テーブルに付いた  
「それじゃあ着れなくなるわね」  
リタはパステルの胸元を見ながら言う  
「でもスカートは、はけるのに似合わないから止めろって言われたんだけど、そんなに似合わない?」  
釈然としないパステルにリタは説いた  
「あのね、パステル…ハッキリ言って今のあんたがミニスカートはいたらエロイのよ」  
おもわず水を噎せるパステル  
「ちょっとリタ…エロいって何なの」  
リタはため息を一つつくと続けた  
「やっぱり中身は変わらないのね  
まあいいわ、あたしのはかないスカートあげるからそれはきなさい」  
いったんリタは奥に姿を消してパタパタと戻ってくるとスカートを二枚渡した  
「ありがとうリタ助かったよ」  
「どういたしまして!  
そうそう、シルバーリーブ中に噂広まっているわよパステルの事  
今だって店にいる男みんな見ているし…あんたの彼氏になる人は大変ね」  
意味深な顔を誰かに向けているリタ  
 
「ケッ!田舎じゃ他に話題もねーのかよ」  
食べ終わったトラップは毒づいて一人で行ってしまった  
トラップがああやって行ってしまうのは、たまにある事だからパステルは見送るとそのまま話を続けた  
「うーん、、みんなもの珍しいから見てるんじゃないかな」  
色恋沙汰に疎いこの子には通じない…  
とリタはあきらめ  
「じゃあ、仕事戻るからゆっくりしてって」  
といい厨房の方へ行ってしまった  
 
猪鹿亭から出ると、みんなそれぞれの場所に解散した  
パステルは今回のクエストをまとめようと部屋に戻った  
ルーミィはクレイと一緒なので一人でぽつんとしてしまうし、疲れた気だるさでなかなか進まなかった  
ガチャリ  
ノックもしないで無遠慮にドアが開く  
だいたいこの場合該当者は一人しかいない  
「なんだ、おめぇ原稿書いていんのか」  
開いた途端いつの間にか真後ろからのぞき込んでいるトラップ  
「もー!ノックぐらいしてよね  
今、下書き書いているんだけどなかなか進まないんだーところで、何か用なの?」  
椅子から立ち上がりトラップの方へ向く  
「おめぇクレイの服借りたままなのか?」  
クレイの服の裾を引っ張るトラップ  
「着るものがないし…買うのももったいないじゃない?クレイが暫く貸してくれるっていうし」  
裾を引っ張る手を払いのける  
「用事はそれ?クレイ困っているの?  
…だったら自分の服に着替えてこれ返すよ」  
あわてるパステルに、  
だんだん用事とかけ離れそうなのでトラップは意を決した  
 
「いや、そうじゃねぇよ  
これをおめぇにやろうと思って」  
差し出された袋を開けると、ブラウスが出てきた「どうしたの、トラップがプレゼントなんて珍しい」  
驚きながらも、プレゼントにニコリと笑みがこぼれるが、ふと訝しげな表情になる  
「あ、もしかして…何か企んでる?」  
やはりというか予想通りの反応をしたパステル  
「ちげぇよ!」  
「後で、請求するんじゃ…」  
パステルは鈍いとはいえ、こうなるとトラップもだんだん苛ついてくる  
「だぁら!好きな女が他の男の服を着てるから買ったんだっつーの」  
勢い任せの告白にパステルは顔が真っ赤になる  
「すっ…好きって…」  
まだ信じられないって顔のパステルに畳みかけるように続ける  
「だぁら!パステル、おめぇが好きだっつってんの!」  
 
「で…でも、わたしがこのまま元に戻らなかったらどうしよう  
元に戻る保証はないんだし…」  
好きだと言われうれしい反面、体は年上になったパステルはこの先も好きでいてもらえる自信がなかった  
「何歳年上だろうと下だろうと俺は構わねえ!パステルだから好きになったんだ  
でもよ、俺はおめぇと同じ時間を過ごしてぇんだ」  
トラップは男部屋から水筒を持ち出した  
「これはあん時汲んだ水だ  
おめぇかなり水を飲んだっていったよな」  
帰り際にトラップは泉を汲んでいたのだった  
水筒の水を一気に飲むとトラップの顔がみるみると大人の顔つきになり、体格もより男らしくなっている  
「トラップ…」  
様子を見守っていたパステルは自分の為にそこまでするトラップに心を開くまで時間はかからなかった  
 
トラップはパステルを抱き寄せるとそのふっくらとした唇に深く口づけた  
クレイに借りたシャツを脱がせると、白い肌が露わになる  
ブラジャーをとり綺麗なお椀型の胸が目前に晒され手を触れるとはっきりとした弾力  
突起を指で転がしながらもみしだくと次第にパステルの甘い吐息が漏れた  
ズボンを下ろすと艶めかしい脚に魅了される  
すべすべと触り心地のよい脚を撫であげ、パステルの脚の中心にたどりつくと、芯はすでに下着の上からも判るくらい湿り気を帯びていた  
「んっ」  
秘裂に差し入れるときつく指に肉が絡み付く  
まだ誰のものも受け入れたことのない様子にトラップはパステルならあり得るだろうと思いつつもほっとする  
最初はゆっくりと、徐々に律動をつけて指を動かすとくちゅくちゅと秘裂が音を立て潤っていく  
「あっ…あぁんっ…」  
パステルは、トラップの肩をしっかりつかみ、今まで体験したことのない快楽に耐える  
同時に舌で秘豆を刺激すると指をぐいぐいと締め付けパステルの下半身は痙攣し、登りつめた感覚が弾け飛んだ  
「パステル…」  
優しく声をかけると、パステルの閉じた瞳が徐々に開く  
 
ここまでくればもう止まる事はなく、トラップ自身をあてがうとゆっくり挿入れていく  
ほぐしたもののまだきつく、痛みに顔をしかめるパステルを、胸の突起を舌でなぞった  
トラップのさらさらの赤い髪が胸元をくすぐる  
秘豆を愛撫し、痛みの感覚を緩和する  
 
奥まで入るとゆっくり出し入れする  
「っん…ああんっ」  
パステルの方も最初は痛いもののやがてそれは快感に代わり喘ぎ声をあげる  
トラップは自分が恋い焦がれ思っていた女が乱れているのを見ているだけでもイッてしまいそうだった  
「…イくぜ」  
激しく突き上げパステルの中で精を放った  
 
ベッドの上で抱き合いながらいつの間にか眠ってしまった  
 
もう夕方になり、とび起きた二人がお互いの顔を見合わせると元の姿に戻っていた  
「よかった…元に戻ったんだね」  
ほっとするパステルを抱き寄せるとトラップはニヤリとしながら言った  
「今おめぇとやってねぇから…第二ラウンドといこうか」  
「何いってんのよ!」  
非難の声をあげたものの結局逃れられないのであった  
 
 
終わり  
 

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