メナースのバカっ!
何も あんな形でバラす事なかったじゃないの。
誰にも言うつもりは無かったのに。
ずっと心に 閉まっておくつもりだったのにっ!
今夜はサラディー中で祝賀会が行われているけど、恥ずかしいやら 悲しいやらで皆の前に顔を出し
たくなかった。
ボーーッと窓の外を眺めながら ため息をひとつ。
あぁ〜〜〜もぅ、どうしようぅぅぅぅ。
ジュン・ケイの顔を思い出すと 赤面してしまう。
幸い、彼は明日の朝早く 出発するというから、祝賀会にさえ行かなければ 会わずに済むと思う。
「はぁ・・」
今日、何度目だかわからないため息をつきながら 椅子から立ち上がる。
うん、こういう時は気分転換が必要だよね。
国の人が共用浴場を開けていてくれると言ってたから 入りに行こうかな。
皆 祝賀会に行ってるから 誰もいないでしょう。
よし、そうと決まれば早速。
着替えとタオルを持って、いそいそと浴場に向かった。