「はぁ…はぁ…はぁ…」  
明鐘は今俺の胸の中で、激しい絶頂の余韻に浸っていた。  
生涯最初の、しかも潮を吹きながらの絶頂は明鐘から著しく体力を奪い去っていってしまったらしく、先ほどから明鐘は動くに動けないようだ。  
俺が声をかけても、要領を得ない返事を繰り返すのみで、動くことができない。  
「明鐘?」  
「ん…兄さん?」  
だが、やっと落ち着いてきたのか、俺の何度目かの呼びかけにようやく応じてくれた。  
激しい絶頂により、その目つきはとろんとしており、顔は発情の桜色に染まっていた。  
「兄さぁん…私…イッちゃったの?」  
「そうだよ」  
「は、恥ずかしい…」  
両手で顔を覆い、イヤイヤと首を振る明鐘。  
顔を真っ赤にさせたまま、明鐘は指の隙間越しに俺を見る。  
「に、兄さん?」  
「ん?」  
「もうひとつ聞きたいんだけどね…」  
「何だ?」  
「その…イッちゃった女の人って…その…フツー、どんな気持ちになるの?」  
見れば、明鐘はさっきと変わらずM字で腰掛けたまま、もじもじと腰をゆすっていた。  
その様子に俺はピンと来る。  
「…明鐘…もしかして、Hな気分になっちゃったの?」  
「!」  
その瞬間、明鐘は呆然と俺を見つめる。見る見るうちに発情の桜色が羞恥の赤色に染まっていき…明鐘は口を押さえて絶叫した。  
「〜〜〜!…な、何でわかっちゃうのぉ??っ!!」  
「い、いや…Gスポットでイカされた女の子はHな気持ちになるって、聞いてたから…だから、明鐘もそうなのかなぁ?って…明鐘、そうなのか?」  
しかし、明鐘は俺の質問には答えず、顔を両手で隙間なく隠し押し黙ってしまった。  
埒が明かないので俺は明鐘の両手を顔からそっとはずす。  
明鐘は羞恥に顔を真っ赤に染め、その愛らしい唇を突き出して拗ねていた。  
「う??…に、兄さぁん…」  
「そうなのか?」  
「わ、わかんないよ…あのね。なんか、Hな気分って言うか…切ないって感じなの」  
「切ない?」  
「ウン…何か、すごく気持ちいいんだけど…でも…なんだか物足りないって言うか…その…気持ちよくなるほど…ゴニョゴニョ…」  
その後の言葉は明鐘の口の中に溶けてしまった。  
もっとも、今の俺は明鐘の口の先10センチ前にいる。したがって、明鐘の口の中で発せられた言葉も何とか聞き取ることができた。  
すなわち…  
…もっと、兄さんを感じたいって言うか…  
「兄さんをもっと感じたい…の?」  
明鐘は逡巡した末、コクリとうなずいた。  
「…わかった」  
「え?きゃぁっ!」  
俺は明鐘の太ももの下と首の下に手を差し込むと、そのまま明鐘を持ち上げた。  
「…俺の部屋に行こう」  
俺の腕の中の少女は、そうっと俺の胸に顔を寄せ、小さくうなずいた。  
 
部屋の前に到着した。  
俺は部屋の扉を足で開けようとしたが、それを制して明鐘が開けてくれる。  
お姫様抱っこされたままのバランスの悪い体勢で、「よいしょよいしょ」と頑張ってドアを開ける姿はとても可愛かった。  
明鐘を自分のベッドに慎重に横たえ、俺もその上に覆いかぶさるように横になった。  
「兄さん…」  
不安げに、しかしどことなく期待した様子で俺を見上げる明鐘。  
と、ベッドに横たわった明鐘を見て、俺はふと思い出した。  
「そういや…野球拳のルール、まだ教えてないことがあった」  
「兄さぁん…意地悪しないでよぉ…もう、そんなのどうでもいいよぉ…」  
「コラコラ」  
「だってぇ…」  
口を尖らせて不服そうに俺を見つめる明鐘に、俺は苦笑した。  
一応、建前はお前に対して野球拳を教えることだったんだからな。  
「いいから聞けよ」  
「う??…兄さん、意地悪…」  
「あのなぁ!ま、いーか…野球拳って裏ルールがあるんだよ」  
「裏ルール?」  
「つまり…全部脱がした後にもう一回だけジャンケンができるんだよ」  
「もう脱ぐものないのに?」  
「どうしてだと思う?」  
しばし考えた後に、明鐘ははっと顔色を変える。すると、恥ずかしそうに口を押さえて縮こまってしまった。  
たぶん、正解だな…  
「に、兄さん…」  
「ん?」  
「も、もしかして…」  
明鐘は寝転んだ体勢のまま、上半身だけ起こし俺の耳にそっとささやく。  
「…正解」  
「…わ、私…とんでもないこと兄さんに聞いちゃったんだね…アハハ…」  
妹よ。その事実さえ伝われば、今夜の兄さんの教育は成功したといえる。  
「それでだな…明鐘。お前、自分がジャンケン弱い理由知りたくないか?」  
「えっ!に、兄さん知ってるの?」  
「おう」  
そうして俺は明鐘のフォームの致命的な欠点を教えてやる。  
すると、見る見るうちに明鐘の眉がつりあがっていく。  
「う〜…みんな、教えてくれてもいいのに!」  
「だから、今教えてやったじゃないか」  
「そ、それはそうだけど…でも、負けちゃった後じゃ意味ないよぉ」  
明鐘は不服そうに口を尖らせて俺をにらみつける。  
「甘い!プロ野球のピッチャーは自分の球種がばれないように、夏場でも長袖のアンダーシャツを着て筋肉の動きを隠すんだぞ。教えてもらっただけありがたく思え!」  
「う〜!」  
「まっ、何はともあれ、これで明鐘も勝つか負けるかの決勝戦ができるわけだ」  
「え?」  
その言葉を聞いて、明鐘はキョトンとする。  
「兄さん…もう、私の負けで決まったんじゃないの?…って!まさかっ!」  
俺のニヤニヤ笑いを見て、明鐘が顔色を変える。  
我ながら底意地の悪いアイディアを思いついてしまったものだ。  
可愛い明鐘のもっと可愛いところを見るために、俺は悪魔に魂を売ってしまったようだ。  
「そ。ちょっと、俺卑怯だったからさぁ…だから、最終戦、正々堂々とやろうよ」  
「も、もし兄さんが勝ったら?」  
「明鐘は俺に抱かれる」  
「も、もし私が…勝っちゃったら?」  
「そん時は…」  
俺は意地悪い笑みを浮かべながら、明鐘の耳たぶにそうっと口を寄せる。  
きっと明鐘から見たら、今の俺ってかなり邪悪な感じなんだろな。  
少なくとも、俺から見た明鐘は哀れな子羊といった感じで身を縮こまらせている  
 
「…明鐘は開放してあげる」  
「に…兄さぁん…」  
泣きそうな顔で俺を見つめる明鐘に、俺はゾクゾクとした快感を覚える。  
明鐘のこの表情、可愛すぎるだろ!  
「さぁ…どうする?」  
「…う〜…兄さんってホントはこんなに意地悪だったんだね…」  
「意地悪で結構だよ。ほら、いくぞ!」  
俺たちはベッドの上で、今日何度目かの間抜けな歌を一緒に歌う。  
もちろん、お互い寝転んだ状態だから派手な振り付けを行うことはできないが、  
代わりにオーラスにふさわしい今までで一番能天気な調子だった。  
「「やぁ?きゅ?う?す?る?なら?」」  
「「こういう具合にしやさんせっ!」」  
「「アウトっ!セーフっ!」」  
「「ヨヨイのっ!!」」  
その瞬間、俺は明鐘の右手がピースを形作ったのをはっきりと見た。  
とすれば…  
俺は確信を持ってゲンコを突き出す。  
「「ヨイッ!!」」  
その瞬間、明鐘は恥ずかしそうに俯きながら、控えめにピースを突き出していた。  
俺は必死で笑いをかみ殺しながら、明鐘の頬に手を添える  
「明鐘?」  
「…」  
「…負けちゃったな、明鐘?」  
「ウン…残念」  
いかにも、残念そうにポツリとつぶやいてみせる明鐘。  
だが…  
「じゃ…嫌かもしんないけど…ルールはルールだから…ね?」  
「ウン…残念だけど…ルールだから…仕方ないんだよね?」  
そこで、明鐘は顔を上げて俺を見る。  
その明鐘の顔を見て、俺は噴出しそうになった。  
なぜなら明鐘は必死に渋面を作ろうとしているのに、その目じりは喜びに微妙に垂れ下がっており、なんとも複雑なしかめっ面になっていたからだ。  
明鐘はそんな俺の様子に気づかず、言葉を続ける。  
「ルールだから…決まっちゃったことだから…私、兄さんに…抱かれないといけないんだよね?」  
そういいながら、明鐘の唇は徐々に俺のそれに迫ってくる。  
「そう…ルールだから…明鐘は俺とセックスしなきゃいけないんだよ?」  
俺は明鐘の唇についばむようにして口付ける。それに対して、明鐘は若干不服そうに唇を尖らせる。  
「兄さん…兄さんは遠慮しないでいいんだよ?私は…少し困っちゃうけど…兄さんは遠慮しないでもっと激しくキスしてもいいんだよ?」  
相も変わらず似合いもしないしかめっつらで、可愛らしいことをのたまう明鐘。  
俺は精一杯、奥歯をかみ締め、笑いをこらえた。  
神様…こんな可愛い娘が僕の妹で…しかも恋人でいいんでしょうか?  
俺としてはもう少し明鐘をいじめたかったが、俺自身ももう我慢の限界が近い。  
ここは、明鐘の言葉に素直に甘えさせてもらうか。  
「わかったよ!じゃ、遠慮なくいただくよ?」  
「ウン…どうぞ…その…召し上がれ?」  
そうして俺たちは激しく唇を重ねた。  
 
今、ベッドの上で、俺たちは激しく唇を押し付けあいながら、お互いの体をまさぐっている。  
明鐘の唇をふさぎながら、俺は夢中になって、明鐘の胸をもみしだいた。  
「んっ…んんっ…!」  
 
俺の手の動きに答えて、可愛く身悶えする明鐘。  
もっと感じさせてやりたいと、俺は手を明鐘の股間に持っていこうとする。  
が、途中、その手は明鐘自身の手で押しとどめられた。  
首を振りながら、明鐘は切なげに眉根を寄せた。  
「…どうした?」  
「兄さん…私…もう切ないのいやなの…」  
それを聞いた瞬間、俺の心臓は激しく跳ねた。  
「ねぇ…兄さん…どうにかして?」  
「ど、どうにかしてって言われても…」  
経験に乏しい俺は情けなくうろたえてしまうが、明鐘の言わんとしていることは分かる…  
つまり…そういうことだろう。  
「で、でも…濡らさないと、きっと痛いぞ?」  
「…大丈夫だよ、きっと」  
明鐘は恥ずかしそうに微笑むと、俺の手をつかみ、股間に誘導していく。  
すると…  
くちゅり。  
「ふうんっ!…ど、どう?」  
「…確かに…大丈夫そうだな」  
先ほどの行為の残滓か、あるいはまた新しく溢れてきたものなのか、俺には判別がつかないが、明鐘のそこが十分すぎるほどに潤っていることだけは間違いなかった  
とすれば、俺としては否応もない。  
俺だって一刻も早く、明鐘と一つになりたいんだ。  
俺はトランクスを下ろすと、明鐘の股を割り開き、その上に覆いかぶさる。  
そして、そのまま入り口らしき場所に自分自身を突きつけた。  
「に…兄さん…あうっ!」  
「明鐘…準備いいか?」  
ペニスだけが持つ独特の熱をデリケートな部分に感じ、明鐘は身をこわばらせた。  
問いかけながら、俺は明鐘の膣の表面をなぶるようにして腰を揺らす。  
ぐちゅぐちゅという卑猥な音が俺と明鐘の耳をくすぐった。  
「あはぁっ!に、兄さんの…あ、熱いよぅ…」  
「明鐘のここも…すげー、グチョグチョ…」  
「やぁ…言わないでぇ…」  
俺の下で身悶えする明鐘を見ながら、俺は挿入すべき場所を探して慎重に腰を揺らす。  
その結果、明鐘は熱いペニスでクリトリスをなぶられ、すすり泣くようにあえいでいた。  
ここ…かな?てか…意外と体勢苦しいんだな…  
とうとうそれと思しき場所を発見したが、どうにも体勢が悪い。  
俺は、明鐘のひざの裏を腕で押すようにして、明鐘の腰を引き上げた。  
「あうっ!」  
なるほど…これが正常位って体勢か…  
確かに、この体勢だと、銃身がぴたりと明鐘の中心を向く。  
あとは腰をまっすぐ推し進めるだけである。  
すると、明鐘はいよいよそのときが来ることを認識したのか、全身をこわばらせて俺を見た。  
「に、兄さん…あの…」  
「明鐘、入れるよ?痛いかもしれないけど…その…いいか?」  
「う…ウン…」  
明鐘の返事を受けて、俺は腰をゆっくりと押し進めてみる。  
「んんっ!」  
だが、思った以上に抵抗がきつく、そこは俺のペニスの侵入をすんなりとは受け入れてくれない。  
本当にここで合っているのか、少しあせる。  
が、ほかにそれらしき場所もないし、明鐘から抗議もあがらないのできっとここなんだろう。  
 
俺は覚悟を決め、より力を込めてググッと腰を押し進める。  
すると、ニュルリと俺の亀頭がもぐりこんだ。  
明鐘が苦しそうに息を吐き出す。  
「…はぁっ!ふ…太い…っ!」  
「い、痛くないか?明鐘?」  
明鐘は息を詰めたまま、コクコクとうなずく。  
苦しそうにしてはいるが、どうやらまだ処女膜を突き破ってはいないらしい。  
「痛かったら…言えよ?」  
「ウン…でも、私が痛がっても、兄さんやめないでね?」  
「明鐘?」  
「私大丈夫だから…どんなに痛くても、兄さんとひとつになりたいから…」  
「明鐘…ああ、分かった」  
明鐘の覚悟を感じ取り、俺も明鐘の処女を奪う覚悟を強く固めた。  
俺は上半身を折りたたむと、明鐘に愛情の軽いキスをし、さらに腰を侵入させる。  
すると…  
トッ。  
「んんっ!…はぁっ!」  
亀頭が何かの壁らしきものにぶつかった。どうやら、ここがいわゆる処女膜らしい。  
とうとう最終防壁まで俺のペニスの侵入を許し、明鐘の体は緊張で強張っていた。  
もちろん、俺自身もかなり緊張している。  
だが、明鐘のためにも、そして俺自身のためにもいまさら止めることなどできない。  
先ほどの決意に殉ずるべく、俺は覚悟を決めて明鐘に問いかけた。  
「明鐘…イクよ?痛くても…途中で止めないからな?」  
「ウン…来て、来てぇっ!私…兄さんのモノに…なりたいっ!」  
「明鐘っ!」  
目をつぶったまま、俺と一つになる瞬間を待ちわびる明鐘。  
俺はその想いに答えるべく、渾身の力を込めてグイッと腰を押し進めた。  
そして…  
ぐちぃっ!  
「きゃ、きゃぁぁぁぁっっ!!!」  
俺のペニスが何かを強引にぶち破るかのように突破した瞬間、明鐘は悲鳴を上げた。  
そして、俺の背中に全力でしがみつく。非力な明鐘が万力のような力で俺の背中を締め上げる。  
そのことからも、明鐘がどれだけの痛みを感じているかは明らかだった。  
「だ、大丈夫か?明鐘?…ほら、力抜いて息吐けよ」  
目じりに涙を浮かべながらも、明鐘は必死にスーハースーハーと呼吸を繰り返す。  
「だ、大丈夫か?」  
「だ、大丈夫…想像してたよりも…痛くない…」  
そう言う明鐘だったが、見てて痛々しくなるほど、力を込めて俺に抱きついている。  
俺は明鐘の痛みをちょっとでも和らげたくて、明鐘に深くキスをした。  
「んうっ…に、兄さぁん…」  
「無理すんなよ?痛いなら痛いでいいんだからな?」  
「ほ、ホントに大丈夫…耳かきで鼓膜を突き破られるような痛みだって…そう、聞いてたけど…それほどでもない…」  
明鐘は苦しげにあえぎながらも、涙ににじんだ瞳をうっすらと開け、俺に微笑みかけた。気づけば、背中に感じる圧力もそれほどではなくなっている。  
どうやら本当に大丈夫のようだ。  
俺は安堵のため息をついた。  
「ね、兄さん…キスして?…んうっ!」  
俺は明鐘のリクエストに応じて、明鐘の唇を深々と奪う。  
そして、ベッドについていた手を明鐘の胸に置くと、そのままグニグニと揉みしだいた。  
「んっ!」  
その俺の動きに呼応して、明鐘の舌の動きが止まる。  
これ幸いと、俺はしばらく好き勝手に明鐘の口内を蹂躙し、明鐘の胸をいじらせてもらう。  
「うんっ…に、兄さぁん…身体…熱いよぅ…」  
「熱い?痛いじゃなくて?」  
「ウン…なんか…身体の奥がアツイの…」  
 
見れば、明鐘はモジモジと指をすり合わせ、潤んだ瞳で俺をじっと見つめている。その様子からは苦痛の色は感じ取れなかった。  
「身体の奥ってどの辺り?」  
「そ、それはぁ…そのぉ…」  
「もしかして、この辺?」  
そう言って、俺は軽く自分の腰をゆすってみる。  
すると…  
「ひあぁぁぁ!!」  
明鐘は首をのけぞらせ、明らかに快楽の色に染まった嬌声を上げる。  
「今の辺り?」  
「に、兄さん…い、意地悪しな…ひっ!…あぁぁ!!や、やめっ!!あはぁっ!やぁん…」  
「どうなの?ここなの?」  
俺はゆっくりゆっくりと、何度も意地悪く自分の腰を揺らす。  
「らっ!らめぇっ!!はぁんっ!そ、そんなことされたらっ…あはぁっ!こ、答えられないよぉ!あぁんっ!!」  
明鐘の顔は痛みに耐えていたときのような蒼白ではなく、発情の桜色に染まりきっていた。  
明鐘が俺のペニスに快楽を、それも4回戦までのときと異なる快楽を覚え始めたのは明らかだった。  
「気持ちいいんだ?」  
明鐘は必死にコクコクとうなずく。  
ペニスを深く受け入れた状態で、言葉を発することは彼女には難しいらしい。  
「どんな感じなの?」  
会話を成立させるためにも俺は腰の動きを少し緩めて、彼女を少し休ませる。  
「んんっ…ゆ、指と全然…っは…ちっ…違うのっ!」  
「どういう風に?」  
「あ、あのねっ…ゆ、指は…ピンポイントに当たるんだけどねっ…に、兄さんのココは…ぜ、全部に当たっちゃう感じなのぉっ!はぁんっ!!」  
「こんな感じ?」  
「えっ!きゃ、きゃぁぁぁん!!!」  
俺は再び、グラインドを再開させる。  
今回は今までよりも少し早めに、そしてより大きく腰を動かす。  
明鐘の膣内が、じゅぶじゅぶと卑猥な音を立てて激しくかき混ぜられる。  
「あ、ああっ!ぜ、全部引っぱられちゃうぅっ!!…き…気持ちいいっ!」  
首をがくがくと振りながら、明鐘は半狂乱になってもだえる。  
「あぁぁんっ!に、兄さぁんっ!そ、そんなにされたら…んくっ!い、イキっ…そうに…」  
「ん?」  
すると、今まで特段目立った動きをしていなかったはずの明鐘の中がウネウネと俺のペニスに絡み付いてくるのを感じた。  
な、なんだこりゃ?  
今、明鐘の膣は、ただ男のペニスをきつく締め上げるのではなくて、ヤワヤワと引き込むように、絡みつくようにして俺のペニスにまとわりついてきている。  
「うおっ!!」  
その感覚に不覚にも達してしまいそうになり、俺は慌てて腰の動きを止める。  
「あはぁっ!…?…ぇ?…に、兄さぁん?な、何でやめちゃうのぉ?」  
急に腰の動きを止めた俺に明鐘は不思議そうな…若干不服そうな瞳を向ける。  
「明鐘…お前の中…良すぎ…」  
「え?」  
「すげー、エッチな感じで絡み付いてくるから…明鐘の中でイキそうになっちまったよ…」  
不服そうに俺を見上げていた明鐘の頬が、ボッと赤く染まる。  
「わ、私の中…そんなにいいの?兄さん?」  
「ああ…マジ、すげーわ」  
こりゃ、初めての俺にとってはしんどいわ…  
とは、口に出してはいえないが、とにかく今腰を動かしたらあっという間に明鐘の中で達してしまいそうだった。  
 
だが、そんなこっちの都合はお構いなしに、明鐘はモジモジと、何かを催促するかのように腰をゆすっている。  
その動きに気づいて、俺は思わず引きつった笑いを漏らした。  
「明鐘?…オイオイ、まさか?」  
「兄さぁん…腰…動かしてくれないの?」  
「そ…そうは言ってもな…」  
ここで、まさかの明鐘のおねだりに俺の笑顔はどんどん引きつっていく。  
「いや、動かしてやりたいのは山々なんだがな…これ以上動かすと…恐ろしいことに…」  
「恐ろしいこと?」  
男の不安がわかってないのかなぁ?  
恐ろしいことで察してほしいものだが、どうもネンネの明鐘には通用しないらしい。  
俺はより直接的に答えてやる。  
「だからな…子供デキちゃったらまずいだろ?」  
その言葉を聞いた瞬間、明鐘は目を見開き、ついで慌てて口を手で覆った。  
もともと初体験をゴムなしでチャレンジしたこと自体が無謀だった。  
このまま腰を動かせば、経験のない俺は直前で引き抜くこともできずに、明鐘の中に全部ぶちまけてしまうだろう。  
俺にとって、それは守らなければならない最後の砦だった。  
なぜなら…俺たちは兄妹なのだから。  
しかし、そんな俺の思案をよそにして、明鐘はなんと再び自分の腰をゆすり始めた。しかも、その振れ幅はさっきより大きい。  
これはイクことを必死にこらえている今の俺にはキツい。  
「あ、明鐘!グアッ!や、やめろって!中で出ちまうだろっ!」  
「い、いいよ?」  
「…は?」  
「くはっ!…だ、だから…なっ…中でイッてもいいよ?」  
「あっ!!明鐘ぇっ!」  
その言葉を聴いた瞬間、俺は何とかして、腰を明鐘の中から引き出そうとする。  
…が、明鐘の足にがっしりと腰をつかまれ、結局明鐘の身体を引き離すことはできなかった。  
明鐘はイヤイヤと首を振りながら、俺を見ている。どうしてもここで引き離されたくはないようだ。  
そうしている間にも明鐘の腰の動きは激しくなり、俺のペニスは明鐘の中で限界寸前にまで膨れ上がっていた。  
「すっ…すごいっ!兄さんの…すごく大きくなってる!」  
「やっ!やめろって!お…俺たちっ!ぐっ!!」  
「きょ、兄妹だって言うんでしょ?」  
「分かってるなら!?」  
やめろよ!  
そう叫ぼうとしたとき、急に明鐘の腰の動きがおとなしくなった。  
そして、明鐘は荒い息をつきながら、呼吸を整える。  
「あ、明鐘?」  
「…兄さん、私たち、本当の兄妹じゃないの…」  
「…は?」  
…なんだって?  
俺たちが本当の兄妹じゃない?  
あまりにも望外の展開に、俺はしばし呆然とする。  
「バ、バカッ!ヤ、ヤバイうそつくなよっ!」  
「ホントなのっ!ホントに私と兄さんは…ううん、私と涼は兄妹じゃないの!信じてっ!」  
「こ、根拠はあるのかっ!?証拠はっ!」  
 
「あ、あのね…」  
明鐘の話はこうだった。  
両親が生きていた折、両親が自分は本当の娘ではないことを話していたこと。  
明鐘の血液型と俺の血液型が実の兄妹としてはありえないこと。  
その明鐘の説明を俺は呆然としながら、聞いていた。確かに言われてみれば、符合する点がないではない。  
その説明は嘘だと切って捨てるには、あまりにもリアリティがありすぎた。  
「だ、だから私と涼は…本当の兄妹じゃないのぉっ!」  
「うおっ!」  
そう言って、明鐘は再度、腰を動かし始めた。  
明鐘の説明を聞いている間に若干余裕を取り戻した俺のペニスが、再度明鐘のオマンコに締め上げられる。  
「あ、明鐘っ!」  
「だから…涼っ!わ、私の中でイッてぇっ!おねがいっ!私、涼を…感じたいのっ!ああっ!」  
感極まったようにそう叫ぶ明鐘を前にして、俺の理性はもはや限界だった。  
「あ、明鐘ぇぇっ!!」  
「あうっ!」  
俺は一声吼え、思いっきり明鐘の腰を折り曲げる。  
すると、ちょうど俺のペニスが明鐘の中にさらに深くもぐりこんだのがわかった。  
この体勢なら…さっきよりも深い位置、明鐘の最も奥まった部分で射精することができる。  
「りょ、涼っ?!」  
「いくぞっ!明鐘!」  
俺は明鐘の中心めがけて、ペニスを深々と突き刺した。  
「ひああぁぁぁぁぁっっ!!!」  
断末魔のような悲鳴とともに明鐘の中が激しく収縮するのが感じられる。  
もしかしたら明鐘はこの一突きだけでイッてしまったのかもしれない。  
しかし、仮にそうだとしても、今の俺はもう止まれそうにない。  
俺は明鐘の中から先端ぎりぎりまでペニスを引き抜くと、再び明鐘の最奥まで押し込んだ。  
卑猥な音を立てて俺のペニスが明鐘の中に飲み込まれていく。  
じゅぶぶぶぶっ!  
「んっ!ふっ…ふぁぁ…!あ!ああ!ああああぁぁぁぁ!!!」  
明鐘の中から栓が壊れてしまったかと思うほど大量の愛液が溢れ出て、ベッドを濡らす。  
「に、にいさっ…涼っ!やめ…てぇっ!」  
「いまさら止められるわけないだろっ!」  
「私っ…もうっ…限界なのぉっ!あぁぁぁっ!!」  
俺はひたすら直線的に明鐘の中心を侵略する。  
ドスンドスンとくいで打ち込むかのようなその動きは、明鐘の女自身を破壊し尽くさんばかりの勢いだ。  
俺はもっと、明鐘を感じたくて上半身をぐっと明鐘に密着させる。  
そして、その体勢のまま限界まで自分自身を押し込む。  
すると…  
トンッ!  
「!!!!あっ!!あはぁぁぁぁっ!!」  
ひときわ強く俺のペニスが最奥をたたいた瞬間、明鐘は首をのけぞらせながら激しく叫び、次いで電池が切れたかのようにガクリと首を折った。  
「はぁっはぁっ!!」  
激しい絶頂に息も絶え絶えの明鐘。  
しかし、俺は明鐘に少しの休憩も許さない。許したくない。  
今度は先ほどの直線的な動きと異なり、円を描くように動いてみる。  
ゴリッ!ゴリッ!  
「や、やめっ…てぇっ!涼っ!!ああっ!…それっ…おなかの中、ぐりぐりかき回されるよぉっっ!!ああああぁぁぁ!」  
「いいんだろっ!?」  
俺の問いかけに明鐘は必至になってコクコクと首を振る。  
 
「いいっ!気持ちいいのッ!!わたしっ!良すぎて…さっきから何度もイッちゃってるのぉっ!!はぁんっ!」  
「ぐっ!!」  
「ああっ!またっ!!またイクぅぅぅ!!」  
ぎゅぎゅっとまとわりついてくる明鐘の膣に俺は全身を硬直させて何とか耐える。  
だが、絶頂を迎えた明鐘の膣は強烈に、しかしあくまで優しく俺のペニスを締め上げ、何とか俺から精を奪い取ろうとする。  
強烈な北風と太陽の攻撃に、俺も自分の限界が近いことを意識した。  
「あ、明鐘っ!!オレッ!!そ、そろそろ…」  
「りょ…涼っ!いいのっ!イッて、イッてぇぇ!!私も…もう限界なのぉ!!はぁぁん!!」  
「ぐっ!明鐘ぇっ!!」  
俺は今までの動きから、ひたすら直線的に明鐘を突き刺す動きに切り替えた。  
子宮に届かんばかりに、肉槍を突き立てられ、明鐘は狂ったようにもだえる。  
「あ!あ!あ!あ!あ!ああああぁぁぁっ!!こ、壊れちゃうっ!オマンコ…壊れちゃうよぉっ!」  
「ぐっ…中…すげー締め付けだ…」  
「はぁぁんっ!は…はや…くぅっん!…はやくイッてぇぇ!もう限界なのぉっ!!も…もお許してぇっ!あはぁぁっ!!」」  
「明鐘っ!!俺、俺もう!一緒に…!」  
「うんっ!出してっ!中で…中で出してぇっ!!中にキてぇっ!!」  
「明鐘ぇっ!」  
どすんっ!!  
「きゃはぁぁぁぁぁぁ!!!」  
その瞬間、俺のペニスは今までもっとも深く明鐘の中をえぐる。  
そして、明鐘のもっとも奥まった部分で俺のペニスは大きくふるえ、ついで噴火するように射精した。  
びゅぐるるるるるっ!!  
「あはぁぁぁぁぁぁんん!!」  
その瞬間、明鐘は子宮に直接熱湯をぶちまけられたかのような錯覚を起こした。  
あまりの熱い快楽に、明鐘は背中をぴぃんと弓なりにそらし、頂点まで一気に上り詰めた。  
びゅるっ。びゅるっ。  
「あっ…ふぁぁぁん…ま、まだ…出てる…涼の精子…中で…出てるよ…」  
びゅびゅびゅっ!!  
「きゃ、きゃはぁぁぁんっ!あ、熱いぃっ!いひぃっ!す、すごひよぉっ!!」  
びゅくっ…びゅくっ…  
「ふぁ…ふぁ…だめぇ…これ以上出されたら…ホ、ホントにあ、赤ちゃん…できちゃう…」  
びゅっ!びゅっびゅっ!びゅびゅびゅっ!  
「あ!あ!あ!あ!!あはぁぁぁぁんん!!」  
尽きることなく、それこそ永遠に射精が続くのではないかと思われるほど大量の精子を浴びせられ、明鐘は今夜最高の絶頂を迎えた。  
俺は生物の本能に従って、明鐘の膣内に自分のペニスをより深く、より強く押し込む。  
子供ができたらどうしようとかちょっと心配ごとが頭をよぎるが、俺はすぐにその考えを打ち消した。  
今、このときは子供ができたらどうしようとかそんなことを考えるのはよそう。  
いや、むしろできたってかまわない。  
だって、俺たちはもう兄妹じゃないんだから…  
そう、結婚だってできるんだから。  
俺はかつてないほどの満足感に浸りながら、強く強く明鐘の身体を抱きしめる。  
「…はぁ…あふ…ん…」  
びくびくとペニスが震え、最後の滾りを明鐘の中に放出し終えた瞬間、明鐘は弓なりに張り詰めていた身体を弛緩させ、ぐったりとなった。  
「…ぁ…ん…」  
「あ、明鐘?」  
「………すぅ」  
ね…寝てるのか?  
 
一瞬心配で青ざめたが、どうも明鐘は力尽きてしまっただけのようだ。  
「そりゃ…あんだけ、責められちゃったらなぁ…」  
さっきまでの自分たちの痴態を思い出し、俺は苦笑する。  
腕の中で徐々に寝息を立て始めた明鐘を起こさないようにして、俺は自分のペニスを明鐘の中から抜いた。  
ちゅぽっ。  
「…ふうっ…お前もお疲れ。よく頑張ったな」  
なんて、馬鹿なことを言っていると、明鐘がもぞもぞと身体を動かした。  
一瞬、起こしてしまったかと心配したが、単純におさまりが悪かったようで、明鐘のまぶたはしっかりと閉じられていた。  
「ん…にいさ…ん…」  
「…明鐘?…寝言か?」  
夢の中ではまだ兄さんか…  
「ばぁか…兄さんじゃなくて、『涼』だろ?」  
俺は苦笑しながら、明鐘に布団をかぶせると、俺自身も明鐘の隣に横になった。  
そして、明鐘が苦しくないようにそっと抱きしめる。  
「ずっと…ずっと一緒にいような」  
「…すぅ…すぅ…」  
「寝てる…よな?」  
俺はきょろきょろと首を振って周りを確認した後、眠っている明鐘の耳元に口を寄せる。そして小さな声でささやいた。  
「俺たち本当の兄妹じゃなかったけど…いつか結婚して本当の家族になろうな?」  
将来、俺と明鐘の子供ができたとき…プロポーズの言葉を聞かれたら、俺はまっさきにこの言葉を教えよう。  
俺はまぶたを閉じながら、そう思った。  
きっと、明鐘は聞いた覚えのないプロポーズに目を白黒させ、怒るだろう。  
「ずるい、涼!私、そんなの覚えてないっ!」 って感じか?  
まぶたの裏に映るその光景に俺は微笑みながら、とろとろと夢の世界に旅立っていった。  
 
 
 
明けて翌日。  
「バっっ!!バカたれぇぇっ!!!な、なぜ俺に相談せんのだっ!」  
「…?は、ハル?」  
「ハル兄さん?」  
ハルさん…その…何をそんなに…お怒りになっていらっしゃるのですか?  
俺と明鐘は意味もわからずに呆然と顔を見合わせるのだった。  
《終わり》  
 
 

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