放課後、笑穂は何ものかに背後から何かで殴られ気を失った。  
気が付くとそこは倉庫のような場所で周りには鞭や蝋燭と、笑穂には何に使うか見当のつかない物が沢山あった。  
『こ・・・こは?っ!!』  
目が覚めて来て段々と体に感覚が戻って頭に鋭い痛みが走った。  
頭を手で押さえようとしたが手を繋がれて押さえられなかった。  
 
『お目覚めになられましたか?』  
いきなり声が聞こえてきた。  
笑穂は声のする方に首を向ける、首には首輪が巻かれていた。  
『これは一体何の真似だ!!』  
笑穂は声の主、西守歌を睨み付けた。  
『そう怖い顔しないで下さいよ。何って決まってますよ。最近あなたと涼様の仲が良すぎるのではないかと思いまして、貴方を調教します。つまり涼様につく害虫の駆除ですわ』  
『なっ!?・・・・・・・・』  
西守歌が怖いくらいの笑顔で笑穂に言った。  
顔は笑顔だが目が笑っていない、このことは笑穂はすぐに気付き声を押し殺した。  
表情は先のまま無言で笑穂に西守歌は近寄って来た。  
そして、笑穂の目の前まで来てしゃがみ込み笑穂と同じ目線に西守歌はなった。  
もう西守歌の表情から笑顔は消え目が合うと殺されてしまうのではないかと思う程の冷たい目をしていた。  
笑穂は出来るだけ目を合わさないように下を見ていると、西守歌は笑穂の顎を持ちこちらを向かせ唇を奪った。  
このキスは軽いもので数秒程度てあった。  
それにも関わらず笑穂の頬は真っ赤になり口をパクパクさせ言葉にならないくらいショックだった。  
『もしかしてキスは初めてでした?でも大丈夫ですよ。私が今日、貴方の全てを奪ってさしあげますから。調教の方もちゃんとしますからご安心下さいね』  
西守歌は笑っていた。  
しかし、今度は怪しい笑みでまさに何かを企んでいるような笑顔だった。  
 
西守歌は笑穂に再び口づけをした。  
しかし、今度はとても長いキスいわゆるディープキスというものだ。  
西守歌は笑穂の舌に自分の舌を絡ませようとするが、笑穂も必死に西守歌の舌から自分の舌を逃がそうとする。  
『ッ・・・・ハァハァ』  
二人の口からいやらしく唾液が糸を引いた。  
『どうですか?キスでも十分感じませんか?ほら、私なんかもうこんなに・・・・』  
西守歌は自分の秘所に手を延ばし秘所から垂れる雫を指に絡ませた。  
そして、その指を笑穂の前に持って行った。  
『嘗めてください』  
『いやだ』  
西守歌の言葉に笑穂はすぐに反論した。  
笑穂のこの言葉を聞いて西守歌は後ろを向き歩き始めた。  
何やら怪しげな道具が置かれている棚から針のない注射と沢山のイボがついた極太のバイヴを持って来た。  
『オナニーしたことあります?』  
何の前触れもなく西守歌は笑穂に尋ねた。  
『・・・・・・・・』  
『別に答えてくれなくてもいいんですけどね。私これでも処女なんですよ。貴方も処女ですよね?濡れてないアソコにコレいれたらどうなると思います?』  
西守歌はバイヴを見つめながら独り言のように言った。  
さすがに笑穂も西守歌が何をする気か気がついた。  
『やめろ!!よるなーー!!』  
笑穂は無表情で近付く西守歌から必死に逃げようとするが繋がれていて当然逃げる事などできなかった。  
『私は貴方を調教するわけですから、快楽を与えるつもりはありませんし、貴方が壊れたとしても興味ありませんから』  
そう言って笑穂の秘所をバイヴで一気に貫いた。  
バイヴ越しにでも伝わる笑穂の処女膜が破れる感覚に西守歌は言い知れぬ快感を覚えた。  
『ッアァーー!!痛い!!抜いて、抜いてえぇー!!!!』  
笑穂は狂ったかのように身をよじらせ叫び続けた。  
しかし、西守歌はバイヴを抜くどころか更に奥へと差し込んだ。  
 
「ッ・・・・っか!!・・・・ッハ!!」  
笑穂は西守歌が深くバイヴを押し込んだことで悲鳴をあげる事も出来ずに悶絶した。  
当然処女だった笑穂は快楽も無く痛みだけが脳に響いた。  
そして、笑穂は泣きながら失神した。  
「もう、潰れちゃったんですか?」  
「・・・・・・」  
西守歌が尋ねかけるが当然笑穂に反応は無かった。  
バイヴを笑穂の秘書から抜き西主歌はバイヴと一緒に持ってきた無針の注射に液体を注ぎ込んだ。  
数時間後、笑穂は目を覚ましたが周りには西主歌の姿は無かった。  
しかし、自分が繋がれて身動きが取れないという状況は変わっていなかった。  
「っう・・・・」  
少し動こうとするだけで秘書に痛みが走った。  
「お目覚めですか?」  
突如扉が開き西主歌が現れた。  
「もう、気がすんだだろ?ここからだせ」  
「いやです。涼様に金輪際変な気を起こさないように徹底的に調教します」  
笑穂の弱々しい口調の要求にはっきりと西主歌は即座に言った。  
「私は変な気など起こしていない」  
西主歌は笑穂の話を聞いてッフと鼻で笑った。  
笑穂の耳元まで顔を近づけて囁いた。  
「貴方は私の奴隷になってもらいます。私の言う事は絶対です。それと、ご主人様と呼んでくださいね」  
笑穂には笑顔で西主歌が言う意味が理解できなかった。  
「何を言ってるんだ・・・・・」  
一言そう言った瞬間、西主歌は笑穂の頬を力いっぱい殴った。  
殴られた笑穂は何が起こったのかわからないといった状態で少しの間放心していた。  
「奴隷が私にタメ口で喋らないで下さい。ほら、ちゃんと謝ってもらえますか?」  
「ごめん・・・・・ごめんなさい。ご、ご主人様」  
冷たく言い捨てる西主歌に笑穂は泣きながら謝った。  
笑穂が謝るのを聞くと西主歌は微笑んで笑穂にキスをした。  
「・・・・っあ・・・?」  
「ちゃんと謝ったご褒美です」  
笑穂はこの時、心が救われた気がした。  
「はい。ありがとうございます。ご主人様」  
西主歌はこの言葉を聞いた時怪しい笑みをこぼした。  
そして、笑穂の拘束を解いた。  
「ご主人様・・・・・これは?」  
「お尻をこっちに向けて、脚は自分で抱えてください」  
「・・・・・・はい」  
西主歌は完全に笑穂は落ちたと思った。  
そして、尻を西主歌のほうに向ける笑穂に先程の無針注射を取り出した。  
無針注射つまり浣腸器を笑穂の肛門へ入れ一気に中の液体を注ぎこんだ。  
「くぅぅ・・・・」  
笑穂は歯を食いしばり奇妙な感覚に必死に耐えた。  
「終わりましたよ。直ぐ効果が出てきますからこれを差し込んでおきますね」  
そう言って、西主歌は笑穂の肛門に笑穂の処女を奪ったバイヴを差し込んだ。  
「っが!!あああぁぁ!!!」  
叫び声をあげる笑穂をよそに西主歌はオムツを取り出してきた。  
「では、明日までこれを着けておいて下さい。漏らしたらお仕置きですから」  
そう言って笑穂にオムツを履かせた。  
そして、笑穂を帰らせた。  
家に着いた時、笑穂は冷や汗で洋服がビショビショになっていた。  
「私・・・・どうしてあんな事言ってたのかな?」  
初めてを奪われ更に過酷な拷問じみた事をする人を「ご主人様」と何故言ってしまったのか笑穂は考えていた。  
「お腹、痛いなぁ・・・・・」  
そう言いつつもオムツやバイヴを取ろうとはしなかった。  
 

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