レッド13はうんざりしていた  
彼は数週間前までミッドガルの神羅本社ビルに捕らわれていたが、ある夜アバランチという組織と接触し、彼らの助力を得て脱出に成功する  
彼らの「星を護る」という思想に共感し、彼らが追うセフィロスなる人物の足取りを求めて、ここコスタ・デルソルの街に来ていた  
早速観光客や街の住民に聞き込み目撃情報を充分に得ていたのだが、彼らはまだここを出発しない  
コスタ・デルソルは世界的に有名な南国のリゾート地、長く緊張の旅を続けてきた彼らが羽を伸ばしたくなるのはわかる  
(だがもう1週間だ、そろそろ出発しなくてはいけないのではないか?、というか出発したい)  
人間には快適でもレッド13にとっては拷問だ、照りつける太陽、湿った潮風、打ち付ける波飛沫  
比較的寒冷で乾燥した山育ちの彼にはどうしても肌が合わなかった  
暑さで頭がクラクラする、鼻も乾いてカラカラだ、いつまでこんな事をしているのだろう・・・  
 
ぼうっとしていると、目の前に突然人影が現れた  
(・・・誰?、誰でもいいや、暑いよ〜・・・)  
「ふっ、随分辛そうだな」  
声にはっとする、忘れもしない嫌味でどこまでも冷徹な声  
「キサマ・・・宝条!!、なぜここにいる!?」  
宝条、神羅カンパニーの科学者でありレッド13を捕らえた張本人である、自身の研究のためならば、どんな非道も厭わない狂科学者  
レッド13も実験と称して色々と不愉快な思いをさせられてきた  
「休暇だよ、たまにはこうして気分転換でもしなくては、研究がはかどらないのでね」  
いきり立つレッド13に構わず淡々と返す  
「奴らと行動を共にしていたとはな、ククク・・・都合が良い、実験の続きをするか」  
「実験だと?、今度は何をするつもりだ!!」  
「決まっている、以前君とあの古代種に行ってもらう予定だった交配さ」  
宝条はそこまで言い切ると、不意に懐から銃のようなものを取り出しレッド13に向けて撃った  
「うう!!、しま・・・った」  
いつもなら軽く避けられたが、暑さに疲労しきっていた体では無理だった  
「ククク、安心したまえ殺しはしない、これはただの麻酔銃だ」  
宝条は麻酔銃をしまい込むと、今度はビンの容器を2つ取り出した、それぞれ色が異なる液体が入っている  
「なんだと思うかね?、君のために特別に調合した薬だよ」  
そう言って片方をレッド13に飲ませると、もう片方はレッド13の体全体に塗りつける  
「これでいい、さて上手く古代種に当たれば良いが、・・・まあ他の女に当たったところで、それはそれで面白いがな、クックック」  
「ま・・・て、宝条・・・」  
薄ら笑いを浮かべ宝条が去っていく、それを見ながらレッド13の意識は遠のいていった・・・  
 
 
・・・ペシペシッ  
誰かが頬を叩いてる、じいちゃんかな?  
「ちょっと起きてよ、ねえ起きてってば」  
うるさいなあ、最近寝苦しい夜が続いてやっとぐっすり眠れているのに  
「起きなって、起きろってば!!」  
「・・・ああもう!!、じいちゃんうるさいよ!!」  
「誰がじいちゃんよ!!、寝惚けてないでさっさと起きる!!」  
しぶしぶ目を開けると、一人の少女が覗き込んでいた  
「あれ・・・ユフィ?」  
「は?、なんでアタシの名前知ってんの、アンタ前どっかで会ったっけ?」  
会うも何も、このコスタ・デルソルに来る直前にオイラ達に強引にくっ付いて来たんじゃないか、何を言っているんだ  
「寝惚けているのはそっち・・・ゴホン、いやそちらだろう、遊び惚けている内に私の顔を忘れたのか?」  
「・・・え?、その声その喋り方、まさかアンタ・・・レッド13!?」  
「全く何をふざけている・・・!?」  
言いかけてふと気づく、手がある、人間の手、目の前に、でもこれ、・・・誰の手?  
「な!?」  
傍に立て掛けてある大鏡を覗き込む、そこには14、5歳位の少年が写っていた  
ところどころ毛皮のような部分があり、どちらかというと亜人・獣人に近かった  
「わああああ!!、オイラどうなっちゃったの〜!?」  
突然の出来事に驚き、思わずユフィにすがりつく  
「や・・・ちょっと前くらい隠しなさいよ!!」  
ユフィが目を逸らしながらシーツを押し付ける、レッド13が裸で倒れていたのでやむなくホテルのフロントから借りてきた物だ  
「あ、あああ、ゴメン」  
受け取ろうとするレッド13だが、慌ててシーツの裾を踏み、すべって転んでしまう  
「っ〜〜〜痛ぁ・・・」  
転んだ拍子にユフィと頭がぶつかり合ってしまった  
「ちょっと、レッド13!!」  
「あわわわ、ごめんユフィ、ごめんね」  
怒鳴りつけられ更に慌てたレッド13は、思わず自分が普段そうするようにユフィのぶつかった額を舐めまわしてしまった  
「ひゃん!!、ちょっと何するのよ!?」  
「あああ、ごめん!!、いつものくせでつい!!」  
仰向けに倒れこんだユフィの上にレッド13が覆いかぶさる形で固まってしまう・・・  
 
気まずい沈黙、互いに見つめ合ったまま二人とも動けない  
(早くどかなくちゃ、でも何だろうドキドキする)  
レッド13は何気なく視線を下げる、ビキニ姿のユフィの体が目に入った  
この1週間ビーチの屋台でアルバイトをしていた彼女の体は、小麦色に焼けて何とも言いがたいものがある  
(オイラ何を考えているんだ!?、なんでこんなにドキドキするんだ)  
それはユフィも同じだった、普段活発な彼女だが幼い頃から忍術・体術の修行に明け暮れていた上に  
頑固な父親の監視もあってか、殆ど同年代の異性と過ごした経験が無かった  
それが同年代の少年に全裸でいきなり押し倒されるなど、相手がレッド13とわかっていても彼女には衝撃的だった  
「ユフィ・・・」  
ユフィがそんなことを考えていると突然レッド13がキスをしてきた、不意のことに一時呆然とするも慌てて押し剥がす  
「!?、ちょっと、何を・・・」  
すると今度はユフィの胸元に手を這わせてくる  
「な、ちょっとやめてレッド13、や・・・」  
止める声など全く聞こえないようにレッド13がユフィの胸を揉みしだく  
「オイラ知ってるよ、人間の雌ってここをこうすると気持ち良いんだよね?」  
「いやぁっ、やめてよ、アンタ何を考えてんの・・・きゃん!?」  
(なんで?、いつも自分でするのより全然気持ちいい・・・)  
異性との付き合いが乏しいユフィでも、歳相応に覚えることは覚えていた  
普段は偉そうに喋る犬と馬鹿にしていたレッド13に弄ばれている  
しかし自分で行うのとは全く比較にならない快感に、彼女の理性は徐々にとろけていった  
(やだあ、レッド13にされているのにぃ、気持ち良過ぎるよぉ・・・)  
「クンクン・・・いい匂い、ユフィの匂い、とってもいい匂いだよ」  
レッド13の舌がユフィの胸元・首筋・腹を丹念に舐めまわす、ユフィも思わず嬌声をあげてしまう  
「あぁん、やだぁ、やめてよレッド13・・・」  
「ユフィの匂い段々強くなってきたよ、どこ?、どこから匂いが出るんだろう?」  
そういってレッド13はユフィの下腹部のあたりを嗅ぎまわり始めた  
 
「!?、いや!!、そこはだめぇ・・・」  
「間違いないや、ここが一番匂いが強い」  
嬉しそうにレッド13がユフィの秘部に顔を埋める  
「あぅん、だめ・・・だめだってばぁ、ひぃあっ!!」  
不意にレッド13が秘部から顔を離す、どうかしたのかと見上げるとレッド13の股間から隆起した肉棒がそそり立っていた  
大きい、勃起した男性器を見るのは初めてのユフィだが、それでも並外れて大きいのがわかった  
長く、そして太い、自分の前腕位あるだろうか?、そこまで考えてふと気づいた、まさか・・・  
「ユフィ、いくよ・・・」  
「嘘・・・やだ、そんなの入らないよ!!」  
恐怖を感じ急いで逃げようとするユフィ、しかし体に力が入らずうつ伏せで床を這いずり出したところで、レッド13に腰を掴まれてしまう  
「!?、あああああ−−−−−−−−−−っっっ!!!」  
秘部に先端が当たった次の瞬間一気に貫かれた、まるで喉まで届きそうな勢いで  
「うぅぅああ、ユフィの膣中温かいよ・・・」  
「あぅ・・・ぐ、ひぎぃ・・・」  
充分濡れていたとは言え、処女の膣には・・・いや並みの人間には大きすぎた  
根元まで入りきらず、レッド13は何度も奥へ打ち込もうとする、そのたびにユフィの意識は途切れた  
しかし何度も打ちつけているうちにユフィの中で痛みが薄らいでいく、レッド13で体が満たされていくのをユフィは感じていた  
「あは、いいよぉ・・・レッド13もっと突っ・・・いてぇ」  
「はあはあ・・・うう、なんか来るよお、ユフィ・・・!!」  
「アタシもぉ、来てぇレッド13んんん!!」  
その声に励まされるように、レッド13が加速していく  
「・・・ぅあああぁぁぁ・・・ユフィ、ユフィ!!、ゆふぃいいいいいいいい!!!!!」  
「あっあぁぁっ!!、あああああぁぁぁああああああああっっっ!!!!!」  
 
二人の叫びが重なる、レッド13は欲情の塊を放ち、ユフィはそれを余すことなく全身で受け止めた・・・  
 
 
行為の後、レッド13はシャワー室の前で自己嫌悪に陥っていた  
宝条の仕業とは言え、あの後薬が切れる元の姿に戻るまで、延々とユフィを犯し続けてしまった  
今ユフィはシャワーを浴びている、その音を聞きながらレッド13はうなだれていた  
 
水音が止み、暫くするとバスローブを着たユフィが出てきた、目を合わせてくれない・・・相当起こっている様だ  
「・・・あの、ユフィ?」  
「・・・なあに?」  
「その・・・さっきは、ごめん」  
「・・・何のこと?」  
「だから・・・えっと、さっきの・・・その・・・」  
「宝条とか言う変態オヤジのせいなんでしょ、それがどうしたの?」  
「だから・・・オイラがユフィを・・・あの」  
「こう言いたいの?、さっきアタシを襲ったのは薬のせいで、薬を飲まされなければアタシなんか襲わなかった!!」  
「違うよ!!、ユフィは可愛いしオイラユフィのこと好きだし・・・、いや好きってのはそのね!!、だから・・・あの!!」  
「アタシのこと好きだから襲ったんでしょ?、それで良いじゃない、ね?」  
ユフィが振り向き笑いかける、レッド13の心配は杞憂だったようだ  
「・・・あ、でも!!」  
「何よ、まだ何かあるの〜?」  
「うん、今日のオイラの・・・その、本当の歳のことは言わないで・・・」  
レッド13のあまりの真剣さに、ユフィは思わず大笑いしてしまった  
「笑わないでよ、お願い・・・」  
「・・・う〜ん、アタシの頼みを聴いてくれたら考えてあげてもいいかなあ〜?」  
「え?、なになに?、何をすればいいの!?」  
「じゃあねえ・・・、もう一回しよ♪」  
 
そう言ってユフィがバスローブを脱ぎ捨て、レッド13に抱きついた  
 
                                                           終わり  
 

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