「お兄ちゃん、はいチョコ!」  
「ありがとう。むぐむぐ…うん、美味しいよ」  
「……それだけ?」  
「ん?どういうこと」  
「え!う、うん別になんでもないの気にしないで!(汗)」  
「?それじゃこれから出かけるから」  
「い、いってらっしゃい」  
 
「あれおかしいな…伊賀忍者秘伝のホレ薬を混ぜたんだけど…失敗したかな。  
作り直して、お兄ちゃんが帰ってきたらまた食べてもらおうっと♪これでお兄ちゃんは私のもの〜♪」  
 
「優、ごめん待った?」  
「ぜ、全然私も今来たとこ!(実は30分待ち)は、はいチョコ!」  
「ありがと」  
「わ、私ってほら女子校育ちだし今までチョコとか作ったことなくて…というかむしろ貰う方だったりしたわけで  
だから見た目変かもしれないけど味はいいのよ!味は!!」  
「……むぐむぐ。ん、大丈夫美味しいよ。見た目もなんか優らしいし」  
「私らしいってなによそれー!!」  
「ハハハ…そ、その優、今夜は大丈夫…かな?」  
「う、うん…お母さんにも遅くなるって言ってあるから…」  
 
そのまま二人はぎこちない足取りでホテルへ向かった  
一方その頃  
 
「えーと何々…この秘薬は遅効性であり個体にもよるが一刻から数刻効き目が現れるのにかかる事あり  
またこの秘薬の効果は絶大な為、元々好意を持ち合う同士で使用せず不仲の者同士が使うことが望ましい…か。  
うーん。ということはさっきのも失敗じゃなかったわけね。  
今頃お兄ちゃんはおそらくなっきゅ先輩と会ってるとすると…これはやばいかも!」  
 
「じゃあシャワー浴び終わるまで待っててね…」  
「うん…」  
 
「はぁ…ついに今日初Hか…。ホクト、ちゃんと上手くリードしてくれるかな。  
本当なら年上の私がリードすべきなんだけど私も経験ないし…」  
 
そんな風に考えながらシャワーを浴びていた優秋  
しかしシャワーから戻るとホクトの様子が一変していた  
 
「ホ、ホクト?」  
「フゥーフゥーフゥゥゥー!」  
そこに居るのはまぎれもなくホクト。だが野獣のようなオーラをだしているその姿はまるで別人だった  
「ど、どうしたのよ!風邪でもひいてたの?」  
そう近付いたその時だった  
「きゃっ!」  
「ユウ…ユウゥゥゥゥゥーーー!!!!」  
猛ったホクトはそのまま肉棒をまだたいして濡れていない優秋のそこにぶち込んだ  
「痛ッ!!や、やめていやーーー!!」  
「ユウ!ユウ!ユウウ!!!ユウうううううう!!!」  
そこで優秋の意識は途切れた。  
 
「はぁはぁ…お兄ちゃんに取り付けてある発信機の反応からするとココね」  
ホテルの部屋に入る沙羅。しかし中に入って仰天した。  
「わわわ!大丈夫ですかーなっきゅ先輩!!」  
ベッドの上で気絶している優秋。その横には全ての精を吐き出して燃え尽きて眠りについているホクトがいた  
「んん…あれなんでマヨが?私一体どうして……あ痛っ!」  
目が覚めると同時に膣の痛みに気付いた。手を伸ばして確認すると血も出ていた  
「な、なんじゃこりゃー!!ハッ!そうよ、私ホクトと…」  
「ご、ごめんなさい!なっきゅ先輩!私のホレ薬入りチョコのせいで…まさかここまで強烈だなんて知らなくて  
ま、まあそれだけ元々お兄ちゃんはなっきゅ先輩のことが好きだったってことですからよかったじゃないですか!」  
「よくあるかぁーー!!私の甘い初体験とバージン返せーー!!!」  
「きゃー!なっきゅ先輩落ち着いて落ち着いて!」  
 
「ふわぁ〜…あれここは僕の部屋?」  
「あ、お兄ちゃん起きたの!」  
「ホ、ホクト。何も覚えてないよね?よね?」  
「あれなんで優まで…。覚えてないって何が?」  
「ホッ…ううん覚えてないならいいのよ!それじゃ私は帰るわね。きなさいマヨ!」  
「な、なっきゅ先輩!髪の毛引っ張らないで下さいぃー!」  
 
「なんだったんだ一体?それにしても気持ちいい夢見たな…まさか優としちゃうなんてなぁ」  
 
「よ、よかったですね!お兄ちゃん覚えてないみたいで。これでノーカウントですよ!」  
「なぁーにぃがノーカウントよ!マヨ〜〜〜覚悟しなさい!」  
「せ、拙者ちと急用を思い出した出ござる。これにて御免!」  
「こらーーー逃げるな!!!」  
 
終  
 

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