沙羅はホクトに押し倒された体勢でしばらく見詰め合った。  
「お兄ちゃん。私と・・・・エッチな事したい?」  
「う・・・うん。」  
 可愛らしく思えるくらい真剣な眼差しを妹に向けた。  
「・・・・じゃあ、いいよ。私のバージンあげるね。」  
 身を乗り出すホクトにもう一言付け加える。  
「その代わり私もお兄ちゃんの初めてが欲しいな。」  
「え? えっと・・・僕も経験ないから・・・その・・初めてなんだけど。」  
「違うよ。私が言ってるのはこっちなの。」  
 そう良いながらホクトの小さなお尻を撫でる沙羅。  
「わっっ!? ちょっ! それはっ!!」  
 慌てて身をよじる。  
「何で〜? 指だよ?お兄ちゃんのコレより小さいから大丈夫だってば。」  
「何でも! 」  
 あくまで拒否されむくれる沙羅。  
「も〜。ケチ! パパだったら絶対に『OKマイドーター!セイセイセイ!バッチ来いフォーっ!』って二つ返事だよ。」  
「まあ・・・お父さんだったら・・・言うね。きっと。」  
 
 

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