そうして沙羅は僕の物からしたたる液体を丁寧に…とてもゆっくりと舐め取っていった。
まず先の方から唇でやさしく覆い…精液を吸っている。
それが終わると次はそこから竿を通り、玉まで舌で満遍なく綺麗にしていく。
僕は達したばかりなのでその行為に快感を覚える事は無かったが…
沙羅のそのとても今までの7日間では考えられない奉仕に愛らしさを感じ…
同時に何かにとりつかれたと思える仕草に少し…怖かった。
「沙羅…もう、いいよ。」
聞こえてはいるんだろうが、まだその行為を止めない。
まだ少し舐めきれていない箇所があるようだ。
「…沙羅。」
先程より少し大きな声で諭す。
そうしてから沙羅は動きを止めた。
唇がゆっくりと僕の物から離れて行く。
そのまま下を向いたまま、沙羅が小さく呟いた。
「嫌じゃ…無かったよね?まだしてあげても、いいんだよ…」
その妖しい言葉は、僕の頭に何かで大きく一度殴られたような重みを感じさせた。
また数分前の感情が僕の下腹部で浮きあがってきた。
僕は沙羅の頭を撫で、腕を首の後ろに回す。
ぎゅっ、と沙羅を引き寄せ、抱きしめる。
「沙羅。僕は…おかしくなってしまったみたいだ。」
沙羅が顔を僕の右肩に乗せたまま頷く。
「沙羅を、抱きたい」
彼女の白い首筋に唇を当てる。
「ん…言わなくていいよ。そんな、事」
許された、と思う。僕のこれからするだろう、ただ沙羅の体を貪る行為を。
彼女のスカートの中に右手を忍ばせる。すーっ、と沙羅の臀部をなぞるように。
ぴくっと彼女が反応する。
本当に下着は穿いていないと分かった。
そのまま尻をなで続ける。こんなこと次はどうしたらいいんだろう、とか考えても仕方が無いので、
思い付くままに動くことにした。
首に這わせていた唇を沙羅の右耳まで舌で舐め上げていく。
耳の中に舌を入れ、ぴちゃぴちゃと耳全体を音を立てて綺麗にしていく。
沙羅の耳は海の味がした。
「う、うんっ…!」
反応する。彼女は耳への愛撫自体より、ぴちゃぴちゃという音に感じているようだ。
女の子は耳で感じるというが…これは男が視覚で興奮するのと同じように、聞こえてくる音や声
で反応するということなのだろうか。
沙羅が僕の背中に手を回す。震えている。
腰も震えてきている。
いつまでもこうしているのもマヌケなので、右手を尻から放し、彼女の胸元に手をかける。
脱がそうと試みたのだが…大体、初めての男が、女の子の服を脱がすという事自体とまどうもの
だと思うし、それに沙羅のこの制服はとても複雑な構造(?)に見えたので、はっきり言って
無理…だった。
沙羅がそんな僕の間抜けぶりに気付いたのか、自分から上半身を離し、
「待っててね。」
少し笑みを含みながら自ずと制服をスムーズに脱いでいく。
僕はこの間何もする事が無いので、ただ沙羅の胸が開いていくのを見ているしかなかった。
しかし直ぐに下着まではだけ、それを僕と沙羅の間、股間の上にぱさり、と置いた。
沙羅の腰から上の何も身につけていない体が、僕の視界に入る。
やはり一番見つめてしまうのが、胸だ。彼女のその大きさ、形などの良し悪しは何を
標準として判断するべきか分からないが、僕は好き、綺麗だと思う。
乳首はまだ柔らかさを保ち、乳倫は小さい。
沙羅は何も言わず、ただ恥ずかしそうに僕の次の行為を待っている。
そして僕は右手を彼女の左胸へ持っていき、優しくしようとゆっくり撫で回す。
空いた右胸に僕は吸い寄せられるように口を這わそうとした。
が、その体勢では少し窮屈だと感じ、僕は背中を少し後ろへ下げ、沙羅を騎上位の
ような格好で抱える。左ては僕自身の体重を支える為に床に置いて。
そうしてから唇を沙羅の右の乳首に持っていく。
舌先を乳首にちょん、と乗せる。
「あっ」
ぴくんと反応する。
乳首全体を口に含み、舌で弄ぶ。
しばらくこうしていようかと思ったが、沙羅の可愛い吐息が耳をかすめた。
それに反応してしまったのか、つぎには僕は乱暴に胸全体を舌で舐める。唇で吸う。
「ひゃっ、…ん、ああっ」
そんな僕の稚拙な愛撫にも沙羅は今まで以上に感じているようだ。
右胸に飽きたら次は左胸へ。
僕の左手は沙羅の右胸へ。
乳首が立っていた。
左人差し指でその小さな、固くなった乳首を回すように愛撫する。
沙羅は、はっ、はっ、と息が荒くなっている。
そして次は口を胸から鎖骨、腹へと這わせて行く。
腹に唇が行った時に、沙羅が大きく反応した。体がびくっと動いた為に腰も少しひねった。
その時、彼女のスカートの中から、一瞬、小さい音だが、ぴちゃりと音が聞こえた。