「砂戸くん♪今日はなにして遊びますか?」  
今日は珍しく先輩と嵐子が同時に休んでしまったので帰ろうと思っていたら柊さんに捕まった  
「えっと、またおままごとですか?」  
海での一見以来ちょくちょく俺が暇な時間を見つけてはおままごとに誘ってくるのだ  
「いや、ですか?」  
涙目+上目遣い、どこかのロリコンさんが見たら卒倒しそうだ  
「そ、そんなことないですよ!」  
「そうですか!よかったです!」  
笑いながら跳ね回る柊さん、可愛いなぁ。このまま俺を蹴ってくれたら、ウフフフフ  
「どうしたですか?」  
「え?な、何でもないですよ、」  
いけないいけない、意味もなくドMを出してはいつまでたっても直らない  
「じゃあ行くです!」  
「あ〜」  
小さな手に引かれて俺は拉致されていった  
 
〜部室〜  
「あなた〜♪」  
「ノ、ノアさん」  
「さんは付けなくてもいいです!」  
「そんなこと言われましても!」  
今の状況は海の時のような大がかりのようなものではなく  
簡単なテーブルとおもちゃのケーキなどがあるだけだ  
「やっぱりこの見た目のせいですか?」  
自分の胸あたりを眺めながら言う柊さん  
「そ、そう言うわけでは」  
「わかったです!」  
 
決心を決めたように立ち上がり機械の森の中へ消えてから数秒後  
「これを使うです!」  
手に持っているのはいつかも見た子瓶  
「それは、まさか!」  
「この前みたいに大人の女性になれば砂戸くんもノアに夢中です!」  
「でもそれを使うと...」  
また大バトルを繰り広げなきゃならなくなる  
「大丈夫です!」  
「え?」  
「日村には睡眠薬を盛っておきましたです」  
「なんつーことしてるんスか!」  
そこまでしますか!あなたは!  
「というわけで、レッツナイスバディーへです!」  
グイッと一気に飲み干すと、  
「う、」  
副作用なのか前同様俯き少し苦しそうにした。そしてだんだんと体に凹凸が出来はじめ...  
「あ、れ?」  
なかった  
「どうしたんですか?柊さん?」  
「お、おかしいです!何で変わらないんですか!?」  
そういってびんを見て  
「あ、」  
と、絶句したような表情をした  
「薬間違え、た、です、」  
フラ〜と倒れそうになり  
「危ない!」  
何とかぎりぎりで受け止められた  
「大丈夫ですか!柊さん!」  
「砂戸、くん」  
苦しそうな表情でこちらを見上げる柊さん  
「だい、じょうぶ、です」  
「そんなわけないじゃ、ん!?」  
いきなり柊さんが動き、キスをされた  
 

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