シャツを脱がせようとしたのだが、混乱した彼の頭ではどうしようもなく首の穴を
広げて腰の方へ滑り落とそうとする。
気がついて彼女が自らシャツの裾を捲くって首回りまでずりあげると、陣内が冠状に
たわんだそれを首からはずす。
陣内は性的興奮のあまり弾むみたいなテンポで彼女を裸に剥いた。
ショーツに手がかかると、彼女は陣内のその手を押さえた。
陣内はやっと彼女が目を覚ましていることに気がついた。
「起きていたのか・・カーリアっ。コレは違うんだ・・・」
「バカ・・鬼神が眠るなんて事あるわけ無いでしょ?」
ほほを染めながら陣内の顔を見つめるカーリアだった。
「なっ私を愚弄していたのかっ貴様」
顔を近づけて耳元でささやく彼女の言葉は。
「違うよ・・・アタシもこうしたかった・・・でもキスが先・・・」
いじらしく頬を染める彼女、そして口と口を軽く合わせるついばむような接吻。
それから熱っぽい彼女の舌が陣内の唇を割って入り込む。
彼女の舌がダンスの相手を探して陣内の腔内を這いずり、やがて彼の舌を絡め取る。
くちゅ れろにゅるにちゅ くちゅちゅ
柔らかいが意志を持った生き物のそれは、時には力強く時には優しく彼の腔内を
丹念に愛撫する。
蕩けそうな腔内の刺激に陣内は歓喜した。キスが此程に興奮するのは久しぶりだ。
初めてディーバと至ったときのディープキス初経験以来である。
その感触に酔いしれていると、彼女のざらつくやわらかな舌はそのパートナーを
エスコートして彼女の腔内へと導く。
陣内は夢中になって彼女の腔内を貪った。テクニックも何も構わずただただ欲情の
ロンドのリズムを刻むのだ。
彼女はそれをただ受け入れたそしてその一方的な攻めに懸命に応えようと舌を絡める。
ロンドは二人のアクロバッチックなジルバへと替わり、そして優しいワルツへと変わる。
じゅるるっ じゅぅるっ
口を離す頃にはカーリアの瞳も淫に呆けたように焦点が散漫になりかけていたが、
お互いの舌は名残惜しそうに最後まで絡め合ったまま宙で契りを別った。
「ぷはぁ」
お互い息を吸うのも忘れるくらいに長い間舌を絡めていたものだ。
鬼神のカーリアの呼吸は別にしなくとも大きな影響は無いのだが、
さすがに陣内は酸欠気味でクラクラしそうだ。
カーリアがそんな陣内の手を取って、ショーツへと導く。
「お願い・・陣内君」
彼女の顔は火を噴きそうな程赤く染まっていた。
その表情にこれから起こる事への期待と羞恥が読み取れた。
いまだ少女であった彼女に女の性が萌芽する瞬間がこれから訪れるのである。
彼女自身、そのことに恐れはなかった。
興奮と安心とが入り交じる感覚「幸せの感覚」、それが彼女の感情を支配していた。
その「幸せの感覚」は絶対的な支配力を持って彼女を陣内の男性の部分へと引きつける。
彼が欲しいと心から想う、たとえそれが肉欲に翻弄された刹那の感情だとしても、
その瞬間の情念は乙女が持つ幻想も人間の尊厳もまったく及ばぬ原理で支配されている。
陣内が彼女のショーツを降ろし終えると。彼女はベットの上に膝立ちになって彼の
方を向いた。
陣内も同じ体勢で彼女と対面する。
月明かりが一層強く差し込んで、お互いの顔が良く見えた。
その月光は春先の涼やかな空気に冷たい色彩を放っていたが、ベットの上の空間は
二人の体温で暖かく心地よかった。
「なんだか、恥ずかしいね」とカーリアがいつもと違う調子の声色で言う。
ディーバと性交したときは、ディーバが経験豊富であったために何もせずとも
勝手に事は進んでいった。
先ほどのキスの激しさに忘れそうになっていたが・・・
カーリアはいくら頑張っても今日が初めての行為であって、それを
知識でしか知らない、この先は陣内がリードしてやらなくてはならないのだ。
初々しい恥ずかしさに捕らわれ押し黙っている陣内だったが、そのことに
気がつくと彼女の優しく肩を抱く。
「カーリア・・いいか?」と優しく声を掛ける。
カーリアは紅潮した頬とともに無言で頷いた。
ゆっくりそのまま後ろに押し倒す。
彼女はそれに従って、ふとももに割って入る陣内の腰を膝をMの字に立てて受け入れる。
剛直のその先が2枚の薄い唇状のそれを押し開く、驚くことにそれはすでに濡れそぼって
彼を待っていた。
亀頭の先に入り口付近の輪のような肉びらがキスをするようにまとわりつく。
ゆっくりと次第にディープスロートに向かう肉壷のキスだが、やがて亀頭行く手を粘液リングの
軽い抵抗が阻んだ。
陣内には初めての経験である。
これ以上彼女の膣が広がるのを拒むようにくびれたリング状の地点、処女膜を陣内は怪訝そうに
亀頭の先でつつく。
先に進んで良いのか? 彼女が傷ついたりしないだろうか?
不安がよぎる。
だがそうしているうちにカーリアが精一杯の表情で
「大丈夫だから、全部来て・・いいよ」と彼を求めると、陣内も覚悟を決め、
そのねっとりと纏わりつく肉壷の入り口を塞ぐリングを押し開く。
ブチィッ
音としてイメージできるようなその感触が亀頭を通して感じられた。
ずぶっ ずぶぶぶぶ
「うぅああ、入って来たぁ全部堅いのが入ったぁ」
カーリアは呼吸を荒げながら声を絞った。
カーリアの中は狭いが深い。
とにかく陣内は欲望に従って腰を前後させ始める。
ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ
とてつもない性感が股間から背中を突き抜ける。
征服王われらが陣内克彦といえどもセックス中はただの1匹の雄である、
その快楽を貪る事にどん欲になる。
息を荒げながら陣内はカーリアの女を必死に開拓していった。
その攻めがビギナーのカーリアにとっては厳しい。
「うぅ、あぁ」
カーリアが頬を染めてがくがくっと首をふる
「あぅ、ううぅ」
それに反してカーリアの性器のほうは女の反応を増していく。
にゅるりと濡れた秘肉・・肉のひだひだが蠢きペニスを幾重にも扱き、
締めつける。
その激しい締め付けと猛烈な肉ひだの感触に陣内が堪らず声をあげる。
「うぅっ締まるっっ」
単純な挿入ですら、短時間で果ててしまいそうな感触に、陣内は思わずその峠を
彼女の再奥まで深く挿入しゆっくり腰を擦りつけるようにして乗り切ろうとした。
何か求めるかのようにカーリアの両腕が陣内の背中を抱く。
陣内の体をグイグイ引き寄せるみたいに抱きつくカーリア。
背中に感じる両腕のガントレットの金属のような陶器のような
冷ややかな感触は火照った体に心地よかった。
「うふぅ あぁあああ うっ動いてぇ」
驚いたことにカーリアの方から続きをねだってきた。
明らかに彼女は感じ始めていた。
初めての性交で早くも彼女はすでにその境地を知ってしまったのだ。
陣内は感極まって、ままよ!とばかりにピストンを再開する。
ぬちゃり ずちゅ ずちゅ ずちゅ ずちゅ ずちゅ
「ああぁあ、深いぃ、深いよぅ 陣内くぅぅん。アタシ
アタシ、ダメかも」
何がダメかはよく分からなかったが、カーリアは喜んで陣内のそれを
受け入れている。
分泌される液もねっとりと濃く多い、最高の密壷だった。
二人の性器を味わった陣内にしてみれば、ディーバの感触とカーリアの
感触は全然違う。
ディーバはデコボコとした膣壁とねっとりして張り付くような蠢くひだで
精液を吸い取るように扱き出す名器であるが、
カーリアの性器はきつく締まりが良く、ざらつく襞がミミズのように蠢く感じだ。
比べられるものではないが、カーリアの若い密壷の感触は新鮮であり
何度か味わったディーバのそれより気持ちいいような気がする。
「うぁああ ああああああっ んっん」
心地よいカーリアのあえぎ声を聞きながら陣内の気持ちはますます
高揚していった。
自分のチンポで初めての女の子がよがり狂っている、その事実が彼に
自信を与えたのだ。
「カーリア、カーリア・・きっ気持ちいいか?」
そして調子に乗ると聞いてしまうのが男の性である。
歴戦の女はここで言葉を選ぶ。男が自信を持って行為に没頭できるようにだ。
カーリアに関しては、その必要もないくらい的確にその期待に応えた。
「うん、すごくイイよ。こんなにイイなんて思わなかったぁ、
陣内君とシテ良かったぁっ!」
陣内は歓喜に打ちのめされ、より深い情念の炎を燃やしてカーリアという
陥落間近の砦を落とすための攻略戦に熱を入れる。
彼の征服欲は彼女を完膚無きまでにイカせて彼女の
心も体も占拠してしまえっと猛っている。
「あぁああ イイッ ああ いいのォ」
「うぉおおおっ」
合歓の声を挙げ二人は互いの性を貪るように腰を振り続けていた。
陣内はカーリアに体勢を変えさせるために嵌めたまま彼女を引き起こした。
対面座位の格好でキスをする。
じゅるるぅ・・・んちゅんちゅ・・・じゅるるぅぅぅ・・・
唾液を交換し合い、むしゃぶるような激しいキスだった。
羞恥とかそういったことに構うような余裕はないただ快楽に身をゆだねる。
カーリアはすでに彼の性の虜であった。
キスばかりしているわけにはいかない、とばかりに陣内がカーリアのその口から
口を離す。
するとカーリアは余韻からさめやらぬ表情で陣内の唇と舌を求めて顔を近づけてくる。
それに応えてもう一度だけ唇をあわせてやる。
それから陣内は尻を向けるようにカーリアに指示する。
彼女の小麦色の艶々としたおしりをつかむと位置をあわせ突き入れる。
もう抵抗は無かった、ずぅるりと根本まで入れると腰を激しく前後させる。
しかし相変わらずすごい締め付けだ。
ぐいぐいと肉の襞に挟まれ陣内も歓喜の悲鳴を上げそうになる。
じゅるぅ・・・ずちゅずちゅ・・・じゅる・・・じゅっちっじゅっちっ
水っぽい音が静寂の月夜に響き渡る。
後背位はもっとも動きやすく深く突き入れやすい上に男が射精をコントロールしやすい
楽な体位の一つだ。
陣内の肉棒は膣内でビクビクともう限界近くまで膨張している。
より長く楽しむために陣内はこの体勢を選んだのだ。
フィニッシュもより激しく行える。
「うぅあぁ、恥ずかしいょ! この体勢いやぁ」
と、ビギナーのカーリアが軽い拒絶を示すと、
陣内は何を今更っと思いながらも、カーリアを安心させる様に声を掛ける。
「カーリア、いいぞっ、カーリアの感触は最高だっ 安心しろ。
カーリアに恥ずかしい事なんて無いぞ」
むちゃくちゃな台詞のように聞こえるが、ピロウトークなんてそんなものなのだ。
「はぁ はぁあ・・・ホント? 陣内君 アタシのいい?」
「ああっ最高だっっ」
「ああぁ 嬉しいっ 嬉しいよぅ 陣内君、アタシのこともっと感じてぇっ」
ずぶっちゅ ずぶっちゅう ずぶっちゅ
陣内がカーリアの両手をつかみ馬の手綱を引くみたいにグイグイと引っ張る。
カーリアの体はそれに併せて激しく前後しながら陣内のペニスを扱きあげていく。
「うぁあ なんか!なんか! ヤバイよ! ヤバイ! うぁぁあん」
カーリアが嬌声を上げた。
「なにコレッヤバィ なんか、昇ってくるッ イッ イッ ヤァ」
陣内が察して激しくピストンを繰り返す。息をつく間もないほど突きまくる。
「いやっ激しっ なんか なんか来るっ来ちゃうっ」
「来るんじゃないんだ。それをイクっって言うんだ。」
カーリアのはぁはぁと荒い呼吸の間隔がどんどん短くなる。
「イク? あああぁん! イク! イク! イッ!」
「そうっ イケッ カーリア・・・ッ」
「いくぅぅうううっ!!!」」
ぎゅうっ
極限まで膣口が収縮するとカーリアの子宮がググッと下がってきて
陣内の亀頭が子宮口にコツンコツンとノックされる。
陣内はそれを感じると亀頭の先を子宮口のあたりに擦りつけるように
深く挿入してグリグリしてやる。
亀頭の先が少し子宮口に入り込んだ気がした。陣内はグリグリとそれを執拗に求めた。
子宮口は精液をほしがって収縮のたびに亀頭の先の尿道にちゅちゅとキスを繰り返す。
どびゅ ぴゅぴゅぅう どくっ
限界を迎えた陣内は子宮口を通して子宮の中に直接精液を吐き出した。
収縮のたびにキスを繰り返す子宮口が精液をポンプのように吸い上げるのだ。
そのうち子宮口はギュッ下がりっぱなしになってその細い管に尿道を密着させた。
びゅーー びゅるっびゅ
「うぁああっ出てるっ暖かいのがぁ 中に出てるっ」
陣内は精液を吐き出しながら腰をグイグイとカーリアの股間に押し当てる。
密着状態で亀頭を押し込まれた子宮口がその先をついにズポッとくわえ込んだ!
「うぁ!!!!あああぁ!!いぎぃ」
その瞬間、カーリアはもう一度イッた。
大量の精液を流し込まれたことでイッたのか子宮口への直接の刺激でイッたのか
は定かではないが、その両方かもしれない。
「解るか?カーリア 子宮に直接出されてるのがっ」
激しい絶頂に何が起こったのか解らないカーリアだが、陣内の言葉に・・
「子宮に出されてる?! アタシいま子宮に精液出されてるのっ?!
あんっすごい溜まっていくっよっ!! はぁ・・」
と悦喜の絶叫でよだれを垂らすほど喜んだのであった。
陣内はディーバとの行為の時に覚えた快感をそのままカーリアに実践したのだ。
ディーバに教えられた初めてをカーリアに試す背徳感が陣内にさらなる
快楽をもたらした。
それに一度味わうとこの感触はやみつきになる。
ディーバもこれがお気に入りだ、カーリアもさぞかし気に入ってくれただろう。
そういえば久しぶりにディーバも抱きたくなったな。
そんなことを考えながらカーリアに中出しし続ける。
男の性感は終わった後急速に萎えるものだ。
「ふぅっ」
陣内は全部出し終わると彼女の中で剛直がしぼむのをただ放心状態で
感じていた。
一方、カーリアは余韻さめやらぬ様子で身を震わせていた。
陣内が柔らかくなった逸物を引き抜くと、カーリアは支えを
失ったように横に倒れ込んだ。
そのまだ荒い息に肩をガクガクさせている。
すべて終わってから(やってしまった・・・)と陣内は思った。
カーリアの誘惑に文字通りハメられた訳だ。
カーリアのイッた後の幸せそうな顔を眺めながら、まぁそれもいいか。
私の計算には狂いは無いわっうひゃひゃひゃひゃ
とほくそ笑みもする。
これでカーリアはより一層この私に忠誠を尽くすであろうっ
まあ、たまにこういう褒美をくれて遣っても良いわ
と、不意に此程精巧に作り上げられた性器を持つ鬼神のとはいったい何だ?
という謎に思い当たりまさか鬼神って子供出来たりしないだろうな・・
という不安もあったが・・・何のその
ディーバにだっていっぱい避妊なしの本番しているしなっ
出来るときは出来る、男らしく行こうではないか。
うひゃっ うひゃひゃひゃひゃ はーはっはっ
と開き直りの自己完と心の中の高笑いで彼の夜は終わるのであった。
その話はいつか・・続く