DUAL! はれむルンルン物語  
 
Act.1 チェリーボム  
 
(もう朝か)  
 四加一樹が運良く自分から目を覚ました際に行うことは、まず周囲の確認だった。  
(やっぱり)  
 案の定、Dと弥生が左右でぐっすりと寝ていた。  
(しょうがないな)  
 可哀想だが、三月が起こしに来るより前に追い出さなくてはならなかった。  
(あ・・・)  
 下着に摩擦される朝の勃起を感じながら布団をめくる。  
(うわっ!)  
 一樹はのけぞった。  
 Dは寝間着のボタンを上から三つは外していた。下着も着用してはおらず、白い  
乳房の大半が見えている。  
 一樹は朝勃起が更に充血するのを感じながらボタンを合わせようと手を伸ばす。  
同時にDの肌から目を反らすために反対側を向いて、一樹はまたもやのけぞった。  
 弥生はボタンを四つ外していた。やはり下着をつけていない。盛り上がった乳房に  
鎮座する桃色の乳首が彼の目を直撃した。  
(いけないよ弥生さん)  
 実のところ一樹は日々勢いを増す性欲に悩まされていた。毎日入浴時と就寝前の  
自慰は欠かせない。それだけでは足りずに、学校の休み時間にも便所へと赴く。  
一日の射精回数は合計して平均10回を超えていた。そうしないと歩くのも困難になる。  
 いつからこうなったのか、一樹にはわかっていた。  
(ZINVが復活してからというものの・・・)  
 おそらく自分は二人分の欲望を抱え込むことになったのではないか、一樹はそう  
考えていた。誰にも話してはいない。女性陣に話したらなにかとやっかいなことに  
なりかねない。だからと言って大人たちにも話せない。  
(特に鮎子さんが危険だ)  
 人体実験されるのは御免被りたかった。陰茎自体も大型化しているような気がしたのだ。  
(早く前を閉じないと)  
 一樹は勃起を痛いほど感じつつボタンをつまんだ。  
 
(あれ)  
 確かに寝間着のボタンをつまんだつもりだったのだが、一樹の肉体はその精神を裏切り、  
弥生の乳首をつまんでいた。ひょっとしたら深層意識に従ったのかもしれない。  
(すごくやわらかい)  
 一樹の指が自然と動く。思考はしていない。弥生の乳首が尖りはじめる。  
「ァん」  
 弥生の唇から小さな声が漏れる。   
 一樹が乳首から手を離した次の瞬間、弥生がパチリと目を開けた。  
「おはようございます」  
 短い沈黙の後に一樹は挨拶した。  
「おはよう、一樹くん」  
 弥生が身を起こした。  
 一樹はえへへと笑った。  
「一樹くん。私の胸をさわってなかったかしら」  
 弥生が尋ねた。  
「してません」  
 一樹は即答した。  
「していました」  
 背後から声が響いた。  
「弥生さんの乳首をつまんでいました」  
 一樹が振り向くとDが正座していた。  
「D! 起きていたならそう言ってよ」  
「嬉しいわ一樹くん」  
 弥生が両手を頬にあててうつむく。  
「一樹さん。私の胸もさわってください」  
 Dが赤面しながら前をはだける。  
「一樹くん、どうぞ」  
 弥生が目を伏せながら同じように寝間着を開いた。  
 一樹が頭を下げる。そのとき階下から聞き間違えようもない真田三月の足音が聞こえてきた。  
 
「許可が下りたよ」朝食の席で真田博士が告げた。  
「これで探せます」早瀬監察官が疲れた声で言った。  
 一種の治外法権となっている真田家だが、それでも今回の許可を国連からもぎ取るには  
それなりの苦労があった。  
「するとZINVを」一樹が尋ねた。  
「うむ。動かせる」羅螺博士が答えた。  
 
 ZINVが真田家の庭に降りたってから、しばらくは騒動が続いた。一時は国連預かりという  
形になりかけた遺跡だったが、結局のところ解析できる人材が真田家にしかいなかったのだった。  
 現在、ZINVは海沿いに位置する研究所に横たわっている。  
 
 四加一樹は思い出す。宇宙はファイナル・フロンティア。あのとき博士たちはそう言っていた。  
宇宙を目指すというのは単純に楽しそうではあったが、何をいきなりという思いもあった。  
 
「おそらくはZINVだけでも恒星間航行は可能だろう」  
 以前、羅螺博士はそう言ったことがあった。  
「詰め込んでも五人とは乗れまいがね」  
 そう続けて苦笑したのであった。  
 
 その為に必要なのが、以前一樹も乗船していた宇宙船であった。二つの世界が一つになった  
際に姿を消したままではあったが、ZINVが戻ったことによってその存続は十分に期待できた。  
博士たちは探索のためにZINVを使いたい、そう申請していたのだった。  
 
「今日は日曜だが、一樹くん、研究所に来てもらえるかな」  
 真田博士が言った。  
「捜索ですか」  
 まさか、と羅螺博士は言った。  
「まずはZINVの機動試験からだよ」  
 
 会話が終わったころに朝食が並べられ始めた。  
 一樹は味噌汁をすすりながら、一向に収まらない勃起をどうしてくれようかと考えていた。  
 先ほど見た弥生とDの乳房が脳裏から消えてくれないのだった。  
 一樹は目を走らせた。弥生と目が合う。彼女は頬を染めてうつむいた。三月が目ざとく発見する。  
目と唇がかすかにゆがんだ。それを見た一樹は身を震わせた。たちまちのうちに勃起が縮み始める。  
 みつきは何も気づいていないようだ。Dは黙々と箸を動かしている。  
 
 世界が統一された際に、予期せぬ三月の介入により彼女たちの存在には微妙な差異が生まれ、  
そして誰もそれに気づかない状態が続いていたが。ZINVの復活以後その影響は消え失せた。  
 真田一樹は四加一樹となった。意識の中での「三月ねえ」は消え、「真田先輩」つまり  
三月さんが復活した。  
 羅螺みつきはとろみが薄くなり、以前のみつきに戻った。  
 最も変化の大きかったのはDであろう。羅螺出維は一夜にしてDとなった。もはや一樹を  
お兄ちゃんと呼ぶことはない。変わりに始終、一樹さんと私はラブラブなのですと語り、  
他の女性陣を苛立たせている。   
 少し惜しいかな、と一樹は思った。羅螺出維は理想的な妹でもあったからだ。  
 そう考えた途端ににょきにょきと勃起が復活した。一樹はもう駄目だと思った。  
 
 朝食を食べたあと、一樹は二階のトイレにこもった。自慰であった。  
 脳裏に朝の光景を蘇らせる。想像の中の一樹は二人の願いを受け入れ、四つの乳を揉み始める。  
一樹が腕を動かす度に二人は身をくねくねとよじらせる。  
「一樹くん。もっと揉んで」  
「気持ちいいです。一樹さん」  
 一樹は二人を引き寄せ、背後から抱え込んだ。右腕でDを抱え左の胸を撫でさすり、左腕で  
弥生を抱え右の胸を下から持ち上げ、たぷたぷと揺らして楽しんだ。  
「はぁぁん」  
 弥生が寝間着の上から一樹の勃起を、まるで形を確認するかのようにいじり始めた。  
「弥生さん。とてもいいよ」  
 彼女はそれを聞くと一樹の寝間着を開いて勃起を外に出した。ゆっくりと撫でる。  
「あう」  
 彼女はそれにとどまらず、身を屈め、唇を勃起の先端に合わせた。まずは唇で、すぐに舌を  
使って奉仕が始まった。一樹は手を伸ばして弥生の乳首を引っ張り、指で弾いた。  
「ひィ」  
 一樹の右腕はDの下半身をまさぐっていた。彼女はショーツもつけていなかった。秘裂を  
撫でるとDは首を左右に振って快感を示した。  
「ああぅぅ、一樹さん。すごくいいです。ラブラブです」  
 そう言うと彼女も勃起への奉仕に加わった。  
 一樹は身を横たえた。二人の奉仕を受けながら、左右の手はそれぞれの秘所をいじり続けている。  
一樹が手をひねると舌の動きが止まり尻の動きが激しさを増した。一樹は射精したが勃起は収まらず  
その硬度を保ち続けていた。一樹の手も止まらない。  
 いつの間にか三月とみつきも横にいた。  
「一樹くん。ほっとくなんてひどいじゃない」  
「一樹さん。私もここにいていいですか」  
 一樹は四人の口腔奉仕を受けた。手があと二本欲しかった。  
 
「お疲れ様。一樹くん」  
 羅螺鮎子はそう言って彼をねぎらった。  
「ありがとうございます、僕も久しぶりにZINVに会えてよかったです」  
「こちらこそありがとうよ。でもね。出るにはまだ時間がかかるわ」  
「なにかあったのですか」  
「ニューヨークと霞ヶ関から横槍が入ったの」  
 彼女は一樹を上から下まで眺めながら言った。  
 
 遺跡宇宙船を探索するにあたって、博士たちはZINVにいくつかの観測機器を取り付けた。  
今回はそれの第一次連動試験が行われた。ZINV自体は格納庫から動いてはいなかった。  
結果は良好だった。  
 そこで国連からまったがかかったのだった。彼らは更なる観測機器取り付けを要求した。  
それは遺跡宇宙船を対象としたものではなく、ZINVの動きを随時記録するものだった。実の  
ところ博士たちも同様の装置を取り付けてはいたのだが、国連は別に技術者を送り込み、  
独自に記録を取ることを要求した。  
 そしてそれを受け入れた直後に、日本政府からも同様の申し入れがあったのであった。  
 
 鮎子は後ろを振り返った。博士たちはZINVにとりついて議論を始めていた。彼女はもう一度  
一樹を舐めるように見た。  
「それじゃ最後に身体検査ね。その前にシャワーを浴びてきて」  
「はい」  
 
 一樹はぬるま湯をかぶりながら汗を流した。  
(気づかれたかな)  
 朝のトイレで二度射精したにもかかわらず一樹は完全に勃起していた。痛いほどだった。  
彼は両手で勃起を包んだ。ほんの数度こすりあげるだけで腰にしびれるような快感が走る。  
こらえきれずに壁に尻をつけ、そのままずるずると滑り浴室の床に座り込んだ。勿論手は  
止まらない。  
 
「大丈夫かしら一樹くん」  
 浴室のカーテンを開いて鮎子が現れた。バスタオルを躯に巻き付けている。  
「! 鮎子さん」  
 一樹は狼狽した。表の扉が開いた音はしなかったのに。  
「あらあらまあまあ」  
 彼女は一樹の勃起を眺めて言った。彼はなんとか手で隠そうとしたが亀頭がはみ出る。  
「一樹くんのちんぽ、前よりでかくなってるわね」  
 彼女が言った。  
「! 気づいていたんですか。いや、なんでわかるんですか」  
 彼は驚愕した。  
「以前の資料は見せてもらったわ」  
 彼女はしゃがみながら答えた。  
「わかってるのよ。我慢がきかなくなっているって」  
 彼は答えなかった。彼の目は鮎子の胸の谷間に釘付けとなっていた。柔らかそうな乳だった。  
「ZINVの影響かしら」  
「わかりません。うう、他の人も知っているんですか」  
 少年は泣きそうになった。  
「安心して。私だけよ」  
 そう言いながら、鮎子は一樹の手を取り、自分の胸に押しつけた。  
「さわっていいのよ」  
 彼女は返事を聞かず、自らの手を一樹の勃起にあてた。  
「うわっ」  
 彼は小さく叫んだ。  
「すっごい。こんなに元気なちんぽを持ってるのに、なんで使わないのかしら」  
 鮎子が手を軽く動かす。一樹に答える余裕はなかった。  
「いつでもやらせてくれそうな女の子が四人もいるのに」  
 彼女はバスタオルを落とした。右手で一樹の陰茎を柔らかく触りながら、左手で彼を抱きしめる。  
豊満な胸が一樹の顔に押しつけられる。  
「一樹くん、聞いてちょうだい」  
 鮎子は言った。  
「気づいてはいるだろうけど。あの子たち、みんな貴方のことが好きなのよ」  
 
「はい。でも誰かひとりを選ぶなんて、僕には、うっ」  
 鮎子の指使いに快感を覚えながら一樹は答えた。  
「ひとりを選ぶ必要なんてないのよ。貴方はZINVに乗ってるのよ。もっと自身を持ちなさい」  
 彼女は手をひねった。  
「みんなお嫁さんにしちゃえばいいじゃない」  
「そんな」  
「ねぇ一樹くん。貴方、せんずりは誰のことを考えてやってるのかしら」  
 一樹は言葉に詰まった。  
「当ててあげましょうか。四人全員ね」  
 彼はうつむいた。図星であった。  
「いいことを教えてあげるわ。オナニーするのは貴方だけじゃないわ。あの子たちもしているのよ。  
 それも、貴方のことを想いながらよ。中には毎晩している娘もいるわ」  
 鮎子が躯を浮かした。  
「誰にも遠慮することなんかないわ」  
 鮎子が一樹をまたいだ。  
「みんな貴方に抱かれたいの。犯されたいの。やられたいのよ」  
 鮎子が腰を下ろした。今までのものとは明らかに違う快感が一樹の背筋を走り抜けた。  
「ほら見て」  
 鮎子が上体を離した。視線が下を向く。一樹もつられた。  
「ちんぽがまんこの奥まで入ってるのよ。一樹くん、貴方はもう童貞じゃないわ」  
 根本まで勃起が埋まっていた、肉の暖かさを一樹は認識した。その瞬間、腰が自動的に動いた。  
「おめでと、うっ!」  
 鮎子はうめいた。一樹の腰がびくびくと震える。  
「うわぁ。一樹くんのがどくどく中で出てるわ!」  
 鮎子は歯をかみしめた。一樹が彼女を引き寄せる。  
「くぅ〜っ。あぁっ。いいっ。中にぶっかけられてるうっ!」  
 よく練られた尻がぶるぶると揺らいだ。  
 
「ん・・・まだ固いわね。当然かしら」  
 鮎子はゆっくりと腰を動かし始めた。  
「もう一回だけ。私の中に出してちょうだい」  
 一樹がハアハア、と荒い息を吐きながら唇を近づける。鮎子は手で防いだ。  
「キスは駄目よ」  
 鮎子はにべもなかった。  
「唇が欲しかったらあの子たちのものを奪いなさい」  
 彼女はゆっくりと前後に腰を動かした。  
「やっぱり最初は誰でも恥ずかしいのよ。だから一樹くんがリードしないといけないの。うはぁ」  
 一樹は彼女の乳首を咥えた。  
「抵抗するかもしれないけど、それはふりよ。本当はみんな一樹くんにはめて貰いたがってるの」  
 一樹は彼女の尻に手を伸ばした。  
「まずは深ぁくキスするのよ。舌を伸ばして口の中をねぶり回すの。両手でおっぱいを揉みたくり  
 ながらね。女の子の息が荒くなったら、次はまんこをべろべろ舐め回すのよ。躯からぐったりと  
 力が抜けたらはめていいわ。あとは思う存分にファックなさい。くっ」  
 一樹は片手で彼女の胸を揉んだ。  
「組み伏せてちんぽを子宮の入り口まではめてしまえばこっちのものよ。あとはまんこがぐちゃ  
 ぐちゃになるまで突きまくって三・四回ほど中出しすればメロメロね。あぁっ」  
 一樹は自分でも腰を動かし始めた。  
「後はまんこを縦に重ねるも、お尻を横に並べるも、一樹くんの思うがままよっ。よっ!」  
 鮎子は一樹の背中に腕を回した。  
「弥生さんの身体はすごいわね。あのおっぱい! 抱き心地よさそう。うう」  
 鮎子は腰を回転させた。  
「Dも本当に可愛い。はめるときっといい声で啼くわね。はぁっ」  
 鮎子は腰を上下に動かした。  
「それとも三月さんかな? 犯したいんでしょ? 制服のままで壁に手を突かせて。スカートを  
 めくり上げて。ショーツを引きずり下ろして。後ろからまんこにちんぽをズブリとはめて  
 出たり入ったりでドスドス子宮を突き回したいんじゃないの? ひはぁっ!」  
 鮎子は一樹の耳元に頬を寄せた。  
「・・・・・・みつきも可愛がってあげてね。あの子も喜ぶわ。早く孕ませてやって」  
 一樹は射精した。どくどくと音が聞こえてきそうな気がするほどであった。  
 
 鮎子は腰を上げた。女性器から一樹の精液がボタボタと垂れる。  
「あ、鮎子さん。もう一回。もう一回したいです」  
「だぁーめ。これで終わりよ」  
「まだ収まりがつかないんです」  
「今日の夜から他の娘としなさい。そのために教えたのよ」  
 鮎子はシャワーのノズルを手に取るため一瞬後ろを向いた。  
 一樹はその隙を逃さず、鮎子の足首を掴みあげ、うつぶせに転がした。  
(根本まではめてしまえばこっちのもの・・・)  
「一樹くん、なにするの!」  
 一樹は答えず鮎子の足を開く。  
(三・四回中出しすればメロメロ・・・)  
 一樹は無言で鮎子の尻たぶを掴んだ。そのままぐいと広げる。  
「こら、やめなさい!」  
 一樹はやめずに後ろから  
 
 ずぶうっ  
 
 挿入した。  
 
「ひいっ!」  
 鮎子が叫んだ。  
 一樹は鮎子の尻を両手でがっちりと掴んで腰を動かし始めた。彼が勃起を前後させるたびに、  
鮎子のラビアがめくり出され、また中に押し込まれた。  
「ふうぅぅぅぅっ!」  
 一樹の亀頭が鮎子の子宮口をドスドスと叩く。快感が鮎子を襲った。  
「ひィィっ!」  
 
 腰の律動はしばらくつづいたが、やがて鮎子は一樹の動きがぴたりと止まったのに気づいた。  
(射精するんだわ)  
 予想通りに一樹は亀頭を子宮口に押さえつけたまま三度目の射精を行った。  
 どくっどくっどっくどっく  
(あぁっ! 出てるっ! 出てるっ!)  
 鮎子の躯が震えた。  
 
 射精が終わっても一樹がぴくりとも動かないのを見て、鮎子は一樹の下から這い出した。  
性器の結合が外れ、女性器から精液がボタボタと垂れる。鮎子は振り返った。一樹の男性器は  
だらりと下を向いている。先端からは白い液体が糸を引いていた。  
 鮎子は前を向いて起き上がろうとした。  
 一樹がまたもや鮎子の足首をつかんだ。鮎子は再び振り向いた。この短い間に一樹の勃起は  
完全に回復していた。  
「ひィィ!」  
 鮎子は助けを求めるように前に手を伸ばした。  
 一樹は腕の力だけで鮎子を引き寄せると、上から覆い被さった。  
 
 ずぶぶぶぶっ  
 
「ひぎィっ!」  
 一樹は鮎子の胸に手を伸ばして、その豊満な乳を揉みたくった。上下左右に変形する。乳首を  
つまみ、引っ張った。指が肉にめり込んだ。  
「あ、鮎子さんのまんこ、とても気持ちいいです。最高です」  
 一樹は次々と腰を送り込んだ。鮎子は息も絶え絶えだった。  
「あったかくて、あったかくて、・・・あったかくて。うっ!」  
 一樹は四度目の射精を行った。しかし一樹の勃起は柔らかくならなかった。そればかりか、しばらくの  
間を置いて四つんばいの姿勢のままで動き始めた。  
 鮎子は天を仰いだ。  
「一樹くん。もう許して」  
 すると一樹は勃起を抜いた。鮎子の女性から精液が垂れた。  
「あ、ありがとう一樹くん」  
 礼を言うのは早かった。一樹は鮎子の膝をつかみ、彼女を仰向けに裏返し、股を開かせ、その  
間にずいと押し入った。  
「か、一樹くん。私もう駄目。もたない」  
 一樹は凶暴に反り返っていた。彼は鮎子の足を肩に抱えて、彼女を二つに折り曲げて挿入した。  
一樹の凶器は鮎子の膣をえぐり回した。彼の腰が動く度に雁首がひだをこすりあげ。砲身はラビアを  
ぎりぎりまで拡張し。亀頭は奥をごんごんと突っつき回した。  
 鮎子はあえいだ。唇の端からよだれが垂れた。目が上を向き始めた。  
 一樹が肩から鮎子の足を下ろした。両手を使って正面から乳房をこねる。  
 鮎子は一樹の顔が近づくのを見た。  
「か、一樹くん。キスするの?」  
「はい、鮎子さんの唇が欲しいです」  
 鮎子は観念した。  
「わかったわ。じゃあ」彼女は頬を赤く染めた。「鮎子って呼んでちょうだい」  
「鮎子」  
 一樹は唇を重ねた。鮎子の舌が伸びて一樹のそれと絡まる。  
「ううむうぐうむいい」  
 二人の上半身がぴったりと重なった。腰はますます止まらない。  
「鮎子。鮎子。鮎子っ」一樹は射精した。  
 
 それからもう三度ふたりはまぐわった。行為を終えたあと二人は流石に床へと倒れ込んだ。  
足を菱形に投げ出した鮎子のぱくりと開かれた女性器は見るも無惨な状態だった。  
 彼女は一樹の男性器に唇を寄せ、舌で清め始めた。  
「鮎子さん。ありがとう」  
「うん。むぐ」  
 一樹は鮎子の乳首をゆっくりといじり回していた。  
「鮎子さん。また・・・今度いいですか」  
 彼女は一樹を見上げた。  
「いいわよ。でもあの子たちも可愛がってあげてね」  
「はい」  
「すべてがうまくに行けば・・・」  
「いけば?」  
「私、一樹くんの赤ちゃんを産んであげる」  
 鮎子は頬を赤らめて言った。  
 
 つづく  
 

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