山崎太一郎は何時もの様に、六課へ続く階段を一段飛ばしながら上って  
行った。  
 実は、彼は昨日、優樹に、『明日は来なくて良いよ』  
と言われていたのだが、そんな事など、完全に頭から抜け落ちて  
いた。彼にとって、最近、彼女との仲がより親密に成ってきていたので、  
六課へいくことが何よりの楽しみであった。故に、『来なくて良いよ』  
では聊か強制力に欠けていた。  
 そして、太一郎は『勧誘お断り』の張り紙が張ってある扉の前までたど  
り着き、ドアノブヘ手を掛けようとした、その時だった。  
 中から、優樹の物と思われる、苦しそうな呼吸音が聞こえてきた。  
「!?」  
 太一は慌てて扉をぶち抜かんばかりの勢いで押し開けた。  
「優樹さん!どうし・・・・!」  
 そこで、太一が見たものとは、  
「ん・・・た、太一君!?どうし・・て…・!?」  
 優樹は何時もの様に椅子の上に居た。しかし、上半身はシャツ  
を着て  
いるが、乳房の所まで押し上げられ、桜色の突起が見えていた。下半身  
は白い下着一枚で、しかもその中へ、彼女の右手が伸びている。そして、  
その下着は、びしょびしょに濡れていた。  
「な・・・・・!?」  
 太一は、目の前に広がる『あの時』よりも絶対にありえない光景に、  
思考が完全にフリーズした。  
「た、太一君?」  
 優樹の、恐る恐ると言ったような声に、彼の思考は再起動に成功。  
そして、今、取るべき最良の判断を取る。それは、  
「し、失礼しました!」  
ドガン  
 逃亡、逃避  
 入ってくる時とほぼ同じ速度で、太一はドアを閉めた。彼は、今の  
事は無かったことにした。  
(ありえない・・・・。あの片倉優樹巡査部長があんな、あんな淫らな  
行為をするなんて・・・・!!!)  
 太一は、せめてもの希望を託し、一階まで猛ダッシュで降りた。そして  
そこには、やはり六課の看板。  
 
(そうだよな、やっぱり六課だよな。)  
 太一はここで考えを切り替えた。  
(そうだ、今のはきっと夢だったんだ。もう一度上がれば優樹さんが居て、何時もの様  
に勤務中にもかかわらず酒を飲みながら『やあ、おはよう』っと、言ってくる筈だ。そう  
だ、そうに違いない。)  
 太一は、再び何時もの如く階段を掛けあがって行くそして、  
「おはようございます!優樹さん!」  
と、ドアを開けた。そこには、今度は現実の片倉優樹が、雑巾で、椅子を拭いていた。  
そして、驚いたかのようにこちらに振り向き、引きつった笑顔で、  
「や、やあ、おはよう。」  
と言った。  
(なんだ、やっぱり夢だったのか。いつもと部屋の匂いが違うが、それ以外は何時も道  
理だ。)  
「た、太一君?」  
「はい!なんですか?今日は部屋の掃除ですか?」  
 
「い、いや、さ、さっきの事なんだけど・・・・。」  
「・・・・・・・・・・・。」  
 太一は笑顔のまま固まった跡、  
「何言ってるんですか優樹さん。自分は今来たばかりですよ?夢でも見たんじゃあ・・・・。」  
 悪魔で夢と割り切った。そう、ありえるはずが無いのだ。  
「…・・そ、そうだよね、今日君は今来たばかりで…・。」  
 人一倍鈍感な太一郎であったが、流石の彼にも、今日の優樹の様子のおかしさに気付いた。  
何処か、そわそわと落ち着きが無く、目線は中を泳ぎ、あまりこちらを直視しようとしない。  
良く見ると、顔が少し火照っているかのように赤みを帯びていた。そして、何かに必死に耐  
えている様であった。  
「具合でも悪いんですか?」  
 太一は、心配そうに彼女を見た。  
「い、いいや。悪くなんか、ないよ。怪が、風邪を引くわけ…・。」  
 優樹は、俯いたまま、もじもじとした動きをしている。  
そして、突然顔を上げたかと思うと、  
「ごめん!もう我慢できない!」  
 そう叫び、太一郎に襲いかかった。  
 
「な!」  
 優樹の方が遥かに力が上なので、太一郎はなんの抵抗も出来ないまま、ソファーに押さ  
えつけられた。  
「か、片倉さん!?」  
「前に、一度話したでしょ?怪には発情期があるって。」  
「そ、そうでしたっけ…・?」  
 ソファーに押さえつけられた太一郎はパニック状態に陥った。本来なら男女間では立場が  
逆だろ。いや、それよりも以前に優樹さんは男性に触れられる事を極端に嫌がっていた筈だ。  
というより、この人は片倉優樹なのだろうか?  
「女性型の怪には、周期的に、その、どうしてもやりたくなっちゃう日があってね。その、あたし  
は、今日が、その日、なんだ…・。」  
 
「お、仰っている意味が良く理解できないのですが…・・!?」  
「だから!エッチしないと気が済まない日なの!」  
「……・はい!?」  
 太一は耳を疑った。いや、現実を疑った。  
「だから、その…して、くれない、かな…・。」  
「あ、あの、片倉優樹さん?」  
「太一君もわるいんだからね!今日は来ちゃだめって言ってたのに…・!」  
「来なくて良いって…・!」  
「あ、あたしじゃ嫌…・?」  
「え!?」  
「怪のあたしじゃ、やっぱり、嫌、かな…・。」  
 太一は覆い被さった優樹の戸惑ったかのような、さびしそうな顔を見た。その表情からは、何時もの大人の片倉優樹ではなく、その顔相応の年齢に見えた。  
(か、かわいい…・)  
 太一は本心からそう思った。  
「あ、いえ、そういうことでは…・!」  
 
「あ、いえ、そういうことでは…・!そ、その、相川達が来たら・・・・」  
「今日は来ないでって言ってるから誰も来ないよ。」  
「せ、性病等の危険性が・・・・」  
「怪だから大丈夫。」  
「妊娠しちゃったらどうするんですか?」  
「怪の卵子の膜は人間の精子じゃ破れないと思うから大丈夫。」  
(じゃあ自分と優樹さんとの間に子供は出来ないのか・・・・)  
 太一郎は不埒な考えに少し気落ちした後、  
(な、何を考えているんだ俺は!)  
 と、自分自身を叱った。  
「何にも問題無いから、ね、お願い!」  
「ま、まだ心の準備もろもろが出来ていない物で・・・・」  
「そんなの待てないよ!もうあたしのここ凄い事になってるんだから!」  
 そう言えば、彼女の股にがっちりと挟まれている右太股が、何やら生  
温く濡れてる気がする。太一郎はそこに目を落した。  
(な・・・・!)  
 優樹のズボンは、失禁でもしたかのように股の部分が盛大に濡れている。  
その液体が、太一郎のズボンも侵食しつつあった。  
(た、確かに凄い事になってる・・・・・)  
 
「あ、そうか。そんな事したら、明日から顔合わせづらいなんて思ってるんだね。」  
 太一は、優樹がやっと冷静な判断が出来るようになったと思い、安心と残念を  
練り混ぜたような奇妙な感情を覚えた。  
「そ、そうですよ。出勤しずらくなりますし・・・。」  
「怪は発情期の記憶はほとんど無いんだよ。」  
「・・・・・・・」  
(嘘だ、絶対に嘘だ。何時もの話術だ。絶対にそうに決まっている)  
 その時、それでも判断しかねている太一郎の顔を淋しそうな表情で見た後、  
「わかったよ・・・・。」  
 と、残念そうに顔を落した。そして、彼の上からゆっくりと退いた。彼の胸に  
再び先ほどの感情が甦った。  
「そ、そうですか。分かってくれ・・・・」  
 しかし、彼女の次の行動に太一は度肝を抜かれた。  
「太一君は何もしなくて良いよ。あたしが、勝手にやるから・・・・」  
 そう言って、太一の股の間に座り込んだかと思うと、彼のチャックに手を  
掛け始めた。  
「な!なにを・・・!」  
 
 そうは言った太一だが、彼女がやろうとしていることは容易に想像できた。しかし、  
 その手を振り払う事は、彼には出来なかった。強引に止め様としても、力では  
彼女には勝てないし、暴力を振るうなんて持っての他である。  
 そうこうしているうちに、優樹は、チャックを開け終え、太一の物を取り出した。  
「うあ!ちょ、優樹さん!?」  
 彼の言葉など既に耳に入っていない優樹は、  
「すごい、おっきい・・・・・」  
 と、半立ち状態の彼の物を愛しそうな表情で見た後、  
「あんまり、上手くないかもしれないけど…・・」  
「や、止め・・・・はうあ!」  
 躊躇無く食らいついた。  
 その瞬間、太一の体がびくっと震えた後、全身が硬直した。  
「ん、はぷ、んふぅ、ん、すほい、おっひふ、なってふ……」  
 そんな彼をよそに、優樹はその小さな口と唇を使って、精一杯いきり立った  
彼の物を頬張っていた。  
「ゆ、優樹さん・・やめ…・・!うあ!」  
 
 太一は、今まで体験した事の無いような感覚に、理性が吹き飛びそうになるの  
をぎりぎりで堪えていた。これも、EATの訓練の賜物であろうか。しかし、彼の頭の  
中は『このまま行くとこまで行きたい』が、既に六割を突破しようとしていた。  
「んん、ふぷ、ひもひい?」  
 優樹は、頬を赤らめ、太一の物をしゃぶりながらその持ち主を見上げた。  
「ど、どこでそんなことを…・!」  
 太一にとって、優樹はかなり崇高なイメージがある人なのだ。それ故に、彼女が今して  
いる行動が、どれだけのショックを彼に与えた事か。  
「ぷはぁ…前に、虎君が拾って、きた、本に載って、た。」  
 今度は、手と舌で太一の物をしごきながら、極当たり前と行ったように片倉優樹は言った。  
彼女が手を激しく動かすたびに、彼女の唾液で濡れた彼の物はクチュクチュと音を立てていた。  
彼女は、再び彼の先端を咥え、その赤く膨張した頭に舌を這わせて行く。そのたびに、それは  
びくっと脈を打った。  
「あ、く!そ、それ以上は…・!」  
「いひそうになっはら言っへね」  
 彼女は、今度は頭を上下させて彼の物を絞り上げ始めた。その度にでる水音に、太一は余計  
に感じてしまう。そして、  
(も、もうだめだ…・!)  
「ゆ、優樹さん…・!もう…・!」  
 
 すると、優樹は彼の物から口を離した。中途半端な所で切り上げられてしまったために、彼の  
物は、一度びくっと動いただけで、空しく不発に終わってしまった。  
「え!」  
(な、生殺しだ…・!)  
 太一は、物事はっきりしたがる性格なので、このような中途半端な事をされると、最後までしない  
ときが済まない。  
「意外と、早いんだね…・。」  
 顔を赤らめ、口から糸を引いた優樹は、何処か楽しそうな表情で、指で彼の先端をぐりぐりと抉った。そこから、若干白い物が混じった液体がとろとろと出ていた。  
「まだいっちゃだめだよ。これからなんだから。」  
 優樹はそう言うと、その場で立ちあがり、自分のズボンを脱ぎ始めた。  
「え、ちょっと!何脱ぎ出して…・!」  
 そう言いながらも、彼の目は完全に彼女の生足に釘付けである。  
「太一君も脱げば?暑いでしょ?」  
 彼女の声は、あまり太一に届いていない。彼は今、目の前で女性が服を脱ぐと言う行動に、脳内  
が完璧にフリーズしていた。彼女は、そんな彼を見て薄く笑った。  
「あ、そっか、脱がせて欲しいのかい?」  
 
 下着一枚だけになった彼女は、「仕方ないなァ」と呟きながら、太一の上着を脱がし始めた。続け  
てネクタイに手を掛ける。  
 太一は悩んでいた。既にこのままではされるがままである。彼としては、このような事は男性が  
リードするのが常識であり、今の自分はかなり情けない状況にいる。果たして、このままで良いのか?  
そして、かの片倉優樹に、このような事を差せていて良いのか?男山崎太一郎、初体験はこんな事で終わって良いのか?  
(良いはずが無い!)  
 太一の頭の上で、胡桃のような物がパカーンと割れた。そして、理性も弾けた。  
 太一は、ネクタイを取り終えた彼女の手首を掴んだ。そして、驚く彼女と立ち位置を変え、  
今度は太一が彼女を押さえ込んだ。  
「太、一君?」  
 彼の突如とした急変に、彼女も戸惑いを隠せなかった。  
 そして、これまでに無いほど真剣な表情の太一が、重々しく、  
「自分が、やります」  
 と言った。  
 
太一は、ゆっくりと顔を優樹に近付けていった。  
そして、目を瞑り、それを待っている彼女の唇を塞いだ。その口から、小さな声が漏れた。  
 その後、舌で彼女の唇を軽くなめ、口の入り口辺りで、誘うかのようにそれを動かした。  
(あんまり強引にしすぎると、やっぱり怖がられてしまう)  
 太一は、激しい欲望を自制心で押さえながら、ふと、薄目を開けて、彼女の表情を見てみた。  
 優樹は、すっと目を瞑り、頬を赤らめ、何かを待っているかのような表情だった。  
(かわいいな)  
 太一は、欲望とかを全て抜きにして、純粋にそう思った。そして、彼女の舌に、自分のそれを  
絡ませた。彼女の方も、彼を必死に求める様に、舌を動かした。  
 そんな中、彼は優樹の背中にそっと手を回した。そして、下着の背中の金具を、手馴れぬ動作  
で外し、それを落した。そして、手を前に回し、露わになったその脹らみに、手を這わせて  
行く。触った感じでは、大きくは無いが、なかなか形がよさそうである。そして、山頂の部分を、  
指で撫でた。  
 
「ん…」  
 優樹の体が、ぴくっと動き、舌の動きも、若干深い物になった。感度は良好である。太一は、出  
来るだけ優しい動作でそこを揉んだり、指先で頭を軽くいじったりした。その度に、彼女の口  
から声が漏れ、舌の動きは深くなっていく。  
 太一は、彼女の口から舌を引き、唇を自由にした。薄目を開けた優樹の口に、自分の口から伸  
びた糸が繋がっていた。  
 そして、姿勢を低くし、やはり形の良かったその二つの脹らみの片方に吸いついた。そして、そのピンと立った乳首を舌でもてあそんだ。もう片方は、指でいじっている。  
「あ…ん…!」  
 優樹の体は、ぴくっ、ぴくっと敏感に反応した。彼女のその手は、何時の間にか太一の後頭部に伸び、彼の頭を抱きしめている様だった。  
「ひ!…ん…・あ!」  
 太一は、たまに指でそこを抓ったり、軽く噛んだりしている中、余った方の手を、彼女に悟ら  
れぬ様、ゆっくりと下腹部へ向かわせた。そして、そのびしょびしょになった下着の上から、割れ  
目を撫でた。その瞬間、彼女の体が、びくっと震えた。  
「ひん!ふぁ…・や、ん!」  
 彼はそのまま愛撫を続けた。これだけ分かりやすい反応をしてくれると、こちらも助かる。  
そして、今度は下着の中に指を侵入させた。指は、茂みを通過して、ぬるぬるとした所まで  
たどり着いた。その後、一筋の割れ目を見つけ、再び愛撫をはじめる。今度は生なので、先  
ほどよりも反応が良くなった。  
 
「ふあ…!ん・・!ああ…・・んぅ!」  
 太一は、そこに人差し指を侵入させてみた。すると、その指に、肉がきゅうっと吸いついてくる。  
締りはかなりよさそうだ。そのまま抜き差しを続けていると、彼女が、小さく、何かを呟いた。  
「気持ちいですか?」  
 太一は、少し指の動きを激しくしてそう言った。  
「は…・あ!ふぅん…・ら…さないで…あ!」  
「なんですか?良く聞こえません。」  
 太一は更に激しくした。  
「ひゃあ!んん!じ、らさ、ない、でぇ!」  
「どうして欲しいんですか?」  
 S気全開の太一は、意地悪そうな表情をして、普段は絶対にない立場を楽しんだ。  
「ひあ!あ!いひ、れへ!」  
「聞こえませんねぇ」  
 太一は、わざと音が立つように上下に指を動かした。  
「あ・は!ふあ!んん!ひ…・もう…入れてぇ!」  
「何をですか?」  
 くちゅくちゅくちゅっと音を立たせながら、太一は優樹を詰る。滴が飛び取り、締りが更に良くなってきた。  
もうそろそろか?  
「太一君の…・・を入れてぇ!」  
 
「よくできました。じゃあ、その前に!」  
 太一は一気に指の動きを早くした。その瞬間、指がぎゅうっと  
絞めつけられる。  
「や!は!だ、めぇ……!ふあああ!」  
 そして、優樹は、一度びくっと身を捩じらせた後、くたっと体をソファーに沈ませた。その体は、時折ぴくっと痙攣していた。息を荒くして、  
とても良い表情で横向きに倒れている。  
 太一は、そんな彼女から下着をはぎとった。小さく引き締まった綺麗な桃が露わに  
なる。その後、彼女をソファーにちゃんと座り直させた。そして、自分の暑苦しい服を全て脱いだ。パンツを脱ぐ時、引っかかって少々手間取った。  
そして、彼女の足を持ち、股の付け根が良く見える様に開いた。  
「綺麗ですよ、優樹さん。」  
 彼は一度、その赤く充血した割れ目に口をつけた後、今度は自分のものの先端を彼女  
の入り口につけた。そして、ゆっくりと進入させようとしたが、  
「優樹さん、絞め過ぎです。緩めてください。」  
 途中辺りで彼女の膣が締まり、それ以上進めなくなった。太一は、  
優樹の表情を見た。  
「はぁ、はぁ、は・・ん…・。」  
 なにか、複雑な表情で、涙を溜めた目でこちらに訴えかけてくる。  
太一は、彼女が何を言いたいのか、瞬時に理解した。しかし、  
「やりたいと言ったのは優樹さんの方です。我慢してください。ゆっくり入れますから。」  
 太一はそう言いながら、彼女の陰核をつまんだ。すると、一度きゅっと絞まった後、少しだけ、  
膣が緩んだ。太一は、ゆっくり、ゆっくりと彼女の中に入っていった。  
 
「はー、ふー、ん、はぁ…・!」  
 彼女は、荒く息をしながら、耐える様に眉根を寄せていた。  
そして、太一は、ほぼ全て入れ終えた。  
「う……」  
 太一は、優樹の中で、彼女は怪である事を再認識した。それは  
(締まりが、良すぎる!)  
 太一は、今までに有り得ないほどの締め付けを味わっていた。しかし、  
それは苦痛ではなく、むしろ、  
「動かし、ますよ。」  
 太一は、ゆっくりと腰を振り始めた。柔らかい肉が、自分の物を締め上げて行く。  
しかし、たっぷりと分泌された愛液が、その滑りを良くしてくれていた。  
 パチュ、パチュ  
「ふああ…!ああ・・!」  
 優樹は、本当に良い表情で喘ぎ声を上げている。太一は、スピードを早めた。  
 ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、ぱん、ぱん、ぱん  
「はあ!あ!んぅ!は!あ!ひんぅ!ああ!ひもひ、、きもひぃ!」  
「俺も、ですよ」  
 
太一は、更にピストンを早めた。  
ばちゅ、ばちゅ、ぱん、ばちゅ、ぱん、ばちゅ、ばちゅ  
 優樹はその快感に身を捩り、小刻みに体を振るわせた。  
「ひゃあ!や、あっ!ううん!い、ひっ!はぁっ!も、もっひょ、  
もっとひてぇ!」  
 太一は、いやらしく顔を歪ませ、自分を望んでくる優樹に欲望を  
掻き立てられた。しかし、この体勢では、これ以上速度が上げれ  
そうに無い。  
 太一は、一度腰を止め、彼女をひっくり返した。  
「四つんばいに、なって」  
 優樹は、ピストンを止められても、太一のものを離そうとせず、  
時折痙攣しながら、ソファーに膝立ちになり、腰を上げた。そして、  
後ろにいる太一の方を見て、  
「こ、こう?」  
と、呼吸を乱しながら言う。その姿が、彼の欲望を更に掻き立てる。  
 太一は、彼女の問いには答えず、代わりに彼の物を彼女の奥ま  
で突き立てた。その瞬間、膣が痛いほど絞めつけてきた。  
「はぁあん!」  
 優樹の体がびくっと震え、上半身が崩れ落ちる。  
 
太一は、まずはその体位を確かめる様に、ゆっくりと何度も奥まで突き立てた。  
 ぶぷぷぅ、ぷぷぅ、ずぷぷ  
 太一は、突く度に、接合部から空気が漏れる音が立っている事に  
気が付いた。  
「変な音が出でますよ?そんなに気持ちいいんですか?」  
「ふああ!ああ!んん!」  
 優樹は首を縦に振った。  
「じゃあもっと気持ち良くなりましょうか?」  
 太一は、彼女の腰を掴み、一気にピストンを早めた。その瞬間、先ほどよりも締め  
付けが良くなった。  
 じゅこ、じゅこ、じゅこ、じゅこ、ぱんぱんぱんばちゅばちゅ  
「はぁ!あっ!はっ!はぁん!んんぅ!いいっ!いひぃ!あふ!ああん!」  
 優樹の体は、再び痙攣し始め、上半身は、もう力が入らないらしく、頭がソファーの  
端に沈みこんでいる。その両腕は、行き場を失い、意味も無く動いている。  
 太一は、激しく踊っている彼女の乳房を掴み、その突起を指で潰す様に捻った。  
「ふあぁ!」  
 途端に、彼女は体を捻り、更に体を沈み込ませた。  
「感じ過ぎですよ!優樹さん!」  
 太一は、優樹の腕を掴み、自分の方に引き寄せるようにして、更に激しくピストン。   
「はひゃあ!うあっ!あっ、あ、あ!そへ、いい!あんっ、あん、あん!」  
 ばちゅ ばちゅ ばちゅ ばちゅばちゅぱつぱんぱんぱん  
 
(も、もうやばい…・!)  
 優樹の余りの締め付けに、太一は何時もよりかなり早く逝きそうになった。  
「はぁん!やっ、は!も、いひそ!いは!いひそう!」  
 優樹もそろそろの様だ。締め付けがそろそろ危険なほどになってきた。  
「そろそろ…・だし…・ますよ!」  
「うあ!なか!なはにだひて!いっ、しょに!いしょにいこ!」  
「な、なかはやばいですって!そとに…・!」  
「だめ!なか、んん!なかじゃ、ないと、いやァ!」  
 太一は絶頂に達してきた。更にピストンを早める。凄まじい激しさだ。  
「や!あ、はぁ!だ、えあ!」  
「だし、ますよ!」  
 そして、太一は彼女から身を抜こうとした。しかし、  
「は、ぁぁぁっ!」  
 彼女は甲高い声を上げ、絶頂と同時に一気に膣を絞めつけた。  
「あぐ!」  
 太一は、万力の力で絞めつけられ、最深層から脱出不可能に陥った。そして、  
あろうことか一番奥で果ててしまった。  
「う!あ…・!」  
 
しまったと思いながらも、太一は中だしの快感に酔った。しかも、  
約一ヶ月溜め、前日に大量の牡蠣を食べていたので、その量と濃さ  
は半端ではなかった。  
「あ・・!ん…!なか…・あつ…い…・!」  
 優樹は、自分の中が太一で満たされるのを感じながら、びく、びく  
と痙攣し、ソファーに沈んだ。  
太一は全て出し終えるまでに、かなりの時間が掛かった。そして、  
全てを出し終え、ゆっくりと抜こうとしたとき、  
「だ、駄目!」  
 優樹は、再び膣を絞めつけ、太一の物も逃がさなかった。  
「うあ!…・・ど、どうし…・」  
「まだ終わっちゃ駄目!もっとしてよ!」  
 優樹は涙目で言った。  
「……・。」  
太一は、ここであるむかつく奴からの言葉を思い出した。  
 
『優樹が来るなと言った日には、絶対に行かないほうがいい。君だと下手  
したら死にかねない。』  
 彼はそう言って、顔をしかめ、  
『私達でさえ、あれだけの思いをしたのだから』  
と、忌々しそうに言っていた。太一は、その時は彼の言葉  
など思いっきり無視した。  
 
(こ、この事だったのか!)  
 そう思ったがもう時既に遅し。優樹は、太一の腕を掴み、強引に  
ソファーへ引きずり込んだ。そして、彼の上に跨り、自ら、彼の物を咥えこんだ。  
「まだ、できる…よね…?」  
 彼女はそのまま自分で腰を振りを始めてしまった。  
ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ  
「ん…ん…・あ…はん…・」  
 優樹は、流石に慣れていないので、なかなか上手く出来ない。太一のもの  
はまだふやけているし、先ほどに比べれば、激しくとも何とも無いので、これでは  
あまり満足できそうに無い。それでも、彼女は一生懸命に彼を感じようとした。  
 太一は考えていた。何処までやれば、彼女は満足するのだろうと。あいつの話では、  
あいつか相川がしたとは、余り考えたくは無いが、優樹は怪でも満足させるにはかな  
りの労力を使うようだ。それを、人間の自分が出来るのだろうか?それより、こっちの  
息子と体が持つのか?しかし、もう既に後戻りは出来そうに無い。すでに、彼のものは  
彼女にしっかりと掴み取られている。そして、余り上手ではない動作で、  
しかし、一生懸命に腰を振っている。その姿は、とてもかわいらしかった。  
 太一の単純思考回路は、ここである考えがひらめいた。もし、自分が、彼女を  
満足させることが出来れば、それは怪と同等のことが出来たと言う事に成る。これは…・  
凄い事ではないのか?  
 
(ならば!男山崎太一郎、精魂尽き果てるまで、やり通してみようではないか!)  
 ここまで馬鹿だと、書いている方も扱いやすくて助かる。  
 太一は、優樹の小さく引き締まった尻を掴んだ。手触りはかなりいい。そして、  
彼女の腰を強引に自分の腰に叩きつけた。  
「ふあ!」  
「やってやりますよ…・限界まで!」  
 太一の目に、危険な光が宿った。  
 
 それから、彼らは異様なまでに感じ合った。太一が疲れれば、優樹が馬乗りになり腰を振った。  
怪しか出来ないような、凄まじい早さで、  
 ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅ  
「はっ!ああ!んん・・!太一、くぅん!は、あっ!きもちぃ?きもちい?」  
「うあ…!や、やりすぎ…・あう!で…る…」  
「あ…!はぁ、はぁ、はー、はー、ん…・・」  
 再び中で果てた。  
 
 特殊剛ワイヤーで優樹の手を柱に縛り、後ろから激しく突いた。  
「やっ!だっ!んんぅ…なん…で…しば・・ああ!」  
 彼女を背中から壁に押しつけて、腰を持ち上げて下から突き上げた。  
「あっ!ひぃん!すごぉ・・い…・あん!んん!くる、くるぅ!」  
 優樹は一人で果てた。  
 再びベッドに戻り、彼女の片足を持ち上げ、叩きつけるようにして犯した。  
「あんっあんっあんっ!あっ、ううん!や、あうっ!」  
「うく…だし・・ます・・!」  
 中だし3度目  
太一に背中を向け、彼の上に座るようにして、激しくピストン。右手で彼女の  
陰核をいじった。  
「やっ!そこ・・だめぇ・・!あんっ!はんっ!おかしく…なっちゃうぅ…!」  
「いいぞ…!おかしくなっても…!」  
 太一は言葉遣いが荒くなっている。  
「あんっ!だ・めぇ…・!」  
 崩れ落ちた彼女の足を開かせ、腰を持ち上げがんがん突いた。奥にゴリゴリと当った。  
 
「ま、ま、だ・・!やんっ!いう・・!おく、おくにくるぅ!」  
「まだって、こんなに絞めつけといてか?」  
「だ、だってぇ…いはっ!あんっあんっあんっあんっ!や、だっ!」  
「だす…・ぞ…!」  
 接合部から漏れているのが、優樹の愛液か、太一の精液か分からなくなっていた。  
 太一は、彼女を抱っこして、机の上に寝かせた。ちょうど、その高さは彼の腰の位置だった。そして、彼女の腰を掴んで、再び激しく腰を振り始めた。その余りの激しさに、机が喧しく音を立て、彼女の体ががくがくと震えた。  
 ばこばこばこばこばこばこばこばこばこ!  
「うぁあ!はぁんっ!…・・も…・だめ…・んんぅ!ゆるひ…・て・・!」  
 待ちに待った言葉だった。太一の顔が、獰猛に歪んだ。  
「自分からしてっていっておいて、ゆるしたはないだろ?」  
 太一は速度を緩めない。優樹の体は、壊れたおもちゃの様にふるえ、しかし、膣の絞めつけは全く衰えない。むしろ、いっそう絞めつけてくる。彼は、今度は彼女の両腕を掴んだ。そして、仕上げと言わんばかりに、今までで一番激しくピストンした。  
 
「だめぇっ!も…・しんじゃ…・う・・!ああっ!はぁはぁ、  
は、あ!やあっだ、いああ!き、いくぅ…・!」  
「はあ、はあ、はあ、あ、ぐ…でる…・!」  
「ぁぁぁぁぁぁ!!!!」  
 優樹の体が弓なりに反り、白い喉が良く見えた。そして、本当に壊れたかの様に、  
びく、びく、と激しく痙攣した。太一のものからは、無け無しの最後の一滴まででた。  
「はー!はー!はー!はー!」  
 太一は荒く息をしながら、五時間ぶりに彼女から身を抜いた。すると、  
それが風呂の栓だったかのように、彼女の膣から、大量の精子が溢れ出した。  
「はー、はー、はー、はー、んぅ、はー…」  
 息を荒げ、人形のようにぐったりとして、そのだらしなく広げられた叉から彼の精子を垂れ流し、  
ひくひくと花弁を痙攣させている彼女を見て、太一は満足げな顔をした後、  
どちゃ  
 その場に崩れ落ちた。  
 
 
 
 太一は目を覚ました。天井と蛍光灯が見えた。体がだるい。  
(・・・・・夢・・・・・だったのか・・・・?)  
 太一はそう思った。そりゃあ、あんなことありえるわけないよな。  
そして、はっとしたように毛布の中をのぞいた。何とか大丈夫のようだ。  
しかし、なぜか死んだようにしなびており、先端が赤黒い。そういえば  
なんかずっと痛いな。そして、太一は自分の足に、何か色白な何か  
がくの事情になって乗っかっていた。よくみると、それは人の足だった。  
(!?)  
 太一は、恐る恐る自分の隣を見てみた。  
 そこには、白い頭があった。太一は思い切って、毛布を剥ぎ取ってみた。  
「いっ・・・・!!??」  
 そこには、太一に絡みつくようにして、素っ裸の優樹が安らかな寝息  
を立てていた。  
 
 
 
それから三ヵ月後 
 
 
 
「おはようございます。」  
「ああ、お、おはよう・・・。」  
 優樹は、なぜか彼と目を合わせず、視線を泳がせている。  
「?・・・どうか・・・しました?」  
 あの出来事からしばらくたち、最近ではやっといつもどおりに  
戻っていたが、再び逆戻りしたかのような反応だった。  
「た、太一君」  
 優樹は、神妙な面持ちになって、椅子を回して、彼と顔をあわせた。  
妙に表情が硬い。  
「なん・・・ですか・・・・」  
 まさかまたかと身構えた太一  
 優樹は、重たく口を開いた。  
「あの・・・ね。でき・・・・ちゃった・・・・。」  
「はい?」  
 太一は、初め彼女の言っている事が理解できなかった。  
「三ヶ月・・・・・だって。」  
 三ヶ月。その単語が、やっと太一に彼女が言わんとしている  
ことがわかった。解かってしまった。  
「す,凄いよね!太一君の精子。怪の卵子膜破ることが出来たなんて!」  
「・・・・・」  
「世界初だよ!?ダブルブリッドと、人間のハーフ。つまり、  
クオーターブリッド、なんちゃってね。ははは、ははは・・・・」  
「優樹さん。」  
「はい。ごめん。」  
「・・・・・とりあえず・・・・。」  
「うん」  
「手続き取りに行きましょうか。あと、優樹さんのお母さん  
に連絡しないと。」  
 優希の表情の曇りがぱっと晴れた。  
「うん!」  
 
 
その時の主 
 
 
「主・・・・」  
「ん?なんだ?ああ、あれの子供のことか。」  
 不気味なほどに機嫌がいい。  
「よろしかったんですか?」  
「ふむ。確かに、あれが人間と交わったのは、あまり喜べんが・・・・」  
 硝子に映る主の顔は、浦木が見たことも無いほどの、喜色満面  
「孫の顔が見えるからよしとしよう。」  
「・・・・・・。」  
(本当に、本当に、丸くなられた。)  
 

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