おはようございます。今日も魅力的なトキメキ笑顔を振り撒くピッチピチの14歳、草壁桜です。今日は日曜日。しかし僕は早朝7時30分に目が覚めてしまいました。
普通ならば睡魔の誘いに従い遅くまで二度寝するところですが、今日の僕にとっては好都合。
何故ならば、そう、何故ならば!!今ならばドクロちゃんに邪魔されず「一人交換日記」を書く絶好のチャンス!!
むろん、内容は昨日、家で一緒に勉強したそのことです!静希ちゃんとのその時間は僕の脳細胞の中に焼き付けられ、目をつむればその出来事が一秒前であったかのように思い出されます…!!
さぁ、いざ起き上がり剣(ペン)をとり戦場へ…!
って、あれ…?何故でしょう、胸の辺りが重苦しい…見てみると僕にはついていないはずのものがあります。下半身に手をやります。
やぁ諸君。私の名は王ムル。今、草壁桜は固まっているので、代わりに私が説明しよう。草壁桜は少年ではなくなってしまった。
何になってしまったって?ふ、よく推理すればわかることさ。彼は「彼女」となった…ただ、それだけだ。
3、2、1、はいっ
「えぇえええぇえ!!??!?」
家中に僕の悲鳴が響き渡りました。
「もぅ、うるさいよ桜く…?え?桜、君?」
あぁ、どうしましょう…僕は、お婿さんにいけない体になってしまっていたのです。
これは、ちょっと変わった少女と少年の物語…
ああ、神様、僕何か悪い事をしましたか?いくらなんでもこれは…これはっ
「桜く〜ん、いじけてないで出ておいでよ〜」
「嫌だよっ!だって僕の男としての人生終わったんだよ!?」
「大丈夫!桜君の人生なんてたいしたことないよ!」「ひどっ!あんた僕の数十年をどうでもいいって!!」
「桜さん、開けて下さい」「いいよっ!僕の事は今ほっといてっ!!」
今、僕は自分の部屋で立て篭もり事件を実行しています。それはそうです、だって、昨日まで…そう、昨日まで僕は笑顔が素敵な中学生の男の子だったのに…!朝起きたら性別変わっていたなんて余りに酷!素直に受け止める事なんて…
「桜さん、まだ元に戻れないと決まったわけではありません。」
「どういう事?ザクロちゃん」
「私達天使のアイテムを使えば何か出来るかも…」
ずぱーん!!
「ザクロちゃん、それは本当っ!!??」
「ええ、あくまで可能性ですが…ですが原因がわからなければ…昨日、なにか変わったものを食べたりしませんでしたか?」
「変わったもの…?」
僕は必死で昨日の事を思い出します。
「昨日は…静希が来て、その時にオレンジジュースを一緒に…」
「オレンジジュース?おかしいですね、そんなものを買った覚えは…」
「その時ザンス!ミーが箪笥から出てきたのは〜!」
「うわ〜っ!!」
「ゲモルヒャッ!!」
僕はいきなり出てきたモヒカンの根元を側にあった下敷きで突き刺し、ひるんだところを幻の右で撃墜したことでトラウマを回避。事無きをえました。
「何するザンスか桜君!ユーの右で世界を狙うつもりザンスかっ!?」
「すみませんザンスさん。でも今大変なんでさっさと帰れ」
「ひどっ!ミーは遊びに来た訳では無いザンス。忘れ物を取りに来たザンスよ」
「なんですか?」
「その名は「ユールの雫」というザンス。オレンジジュースみたいな天使の飲み物ザンスが、間違って人間が飲んじゃうと大変なことになるザンス」
「キサマのせいかーっ!!!」
「モゲップ!!」
僕はワンツーで殴った後テンプシーロールをしながらパンチをくりだしました。「さぁ、言え!どうすれば元に戻ると!」
しかし殴りすぎたのか、ザンスのヤロウは気絶してしまいました。
気絶したザンスはザクロちゃんにお願いして、僕は一路静希ちゃんの家へ。ザンスの事はただの物体となるまで殴りたいところですが、そんな事より今は静希ちゃん。きっと今頃、訳もわからず不安になっているはず。励まして元に戻った時に、
「励ましてくれてありがとう、桜君…あのね、私、男の子になっちゃった時、桜君のお嫁さんになれないって思った…私、気付いたの…桜君の事が、好きって」
「僕もさ…静希ちゃん。僕も、君の事…」
「桜君…」
「静希ちゃん…」
ギュッ…
…完璧です!これで静希ちゃんのハートをガッチリゲットォ!!
『そう、君なら出来る!』ああ!君達は7人の僕妖精!
『恐れるな!今、運命は君の手の中に!』
ありがとう!!
『頑張るんだ』
そうです、今の僕に敵などいない!いざ、恋という名の『いくさば』へっ!!
どうやら静希ちゃんのおじさんおばさんは留守のようです。しかし心配ありません僕たちは勝手知ったる完全無欠の幼なじみ。互いの家の鍵など、とっくに持っている!!
「静希ちゃん…お邪魔します…」
鍵を開け、中に入ります。
「え…その声、桜君…?」
声はリビングから聞こえてきます。
「うん…静希ちゃん、ちょっと、いいかな…?」
「あ、あ、い、今はダメ!えと、その、あのね!」
「大丈夫、僕も今、女の子になっちゃってるから…」
バタン!
リビングの扉が開かれました。そこにいたのは、静希ちゃんでしたが、胸はなく、顔も少しだけ男の子みたいになっています。
「…本当だ…桜君に胸がある…」
「うん…あの、こうなっちゃったのはね?…」
僕は今までの経緯を話しました。
「そうなんだ…」
「うん…今ドクロちゃん達にザンスさん呼びに行ってもらってるから…本当、ごめん」
「いいよ、わざとじゃなかったんだし、元に戻れるんでしょ?」
「そうだけど…僕の気がすまないよ。僕に出来る事があったらなんでも言って?お詫びしたいんだ」
「え…」
その時、静希ちゃんの顔がほのかに紅くなりました。
(好印象!今!)
「本気だよっ、どんな事でも…」
と言っている時に、僕は気付いてしまいました。静希ちゃんのズボンの股にある、不自然な膨らみに…
「…………」
少し気まずい沈黙が流れます。心なしか、二人とも顔が紅くなっています
「静希ちゃん…それ…」
「あのね、その、朝からずっと治まらなくて…どうすればいいかわからないし…」
「…苦しい?」
今では二人とも顔が林檎のように紅くそまっています。静希ちゃんは真っ赤な顔で、小さく頷きました。
きっと、時間をおけば治まるでしょうが、静希ちゃんのそれはズボンの上からもわかるくらい辛そうでした。
僕は、ゆっくりと静希ちゃんのそれへと手をのばしました。
「ちょ、さ、桜君!?」
「その…楽に、してあげるから…」
「あっ、だ、だめ…あっ」
静希ちゃんのそれをズボンの上からなぞります。そっと、触れるように。
「あっ…ふぅ…」
「大丈夫…任せて…」
静希ちゃんはかわいい顔を切なそうにしています。僕は彼女の、いえ、今は彼の後ろにまわって、彼のズボンのチャックを下げました。すると、ノーパンだったのでしょう、静希ちゃんの一物がピン、と出てきました。
「ん…気持ち、いい?」
僕は静希ちゃんのものを優しく擦ります。
「ふぁ…は、あぁ…」
しゅっ…しゅっ…
「あ、くぅ…さ、桜君、な、なんかでるよぉ…」
「静希ちゃん、イキそう?」
「わかんない…けど、なんかっ!」
「イッていいよ…」
僕は手の動きを速めました。
「ああっ!くるよ、何か来ちゃうっ」
「イッて、静希ちゃん」
「桜君、さくらくんっ、わ、わたし、イッちゃ、あ、イ、イクぅっ!!」
びゅるっびゅるるる!
かなりの量の精液を静希ちゃんは発射しました。後ろにいる僕にもかかってきます。
「はあ…はぁ…あ」
静希ちゃんが粗い息をつく中、僕は自分の体が熱くなっていく事を自覚しました。
「あ…」
静希ちゃんのそれから出た白濁は静希ちゃん自身の体と僕の顔を汚しました。
「あむ…」
知らず知らずの内に僕はその白濁を口に含みました。その青臭い味と静希ちゃんの見せた痴態に感化されたのか、僕の体は熱っぽくなっていきます。
くちゅ…
「ふあっ…」
知らない内にのばしていた右手が僕の女の子に触れました。そこは、もう洪水の如く濡れそぼっていて。触っただけというのに快感が走りました。
「あふっ…変だよ…指が…止まんなっ、ふっ、はぁう…」
一体どうしたというのでしょう。さっきから…静希ちゃんをイカせてあげようとした時から、僕の中の興奮はどんどんと高まっていきます。そんなことは明らかにおかしいのに…
「切ない…切ないよぉ」
指は止まりません。いえ、その時僕はすでに快楽の虜となっていましたから、止めなかった、というほうが正しいでしょう。そして…
「あっ、あ、ああああぁぁあぁあっ!!!」
一瞬、目の前が白くなりました。体をどこかに持っていかれるような浮遊感。今まで感じた事の無い快楽が体を走り抜けます。
「ふあぁぁ…」
「桜くぅん…」
僕の痴態を見たからでしょうか。静希ちゃんのモノは大きく勃起し『ヌオオオォォオ、エネルギー、全!開!』とでも言いたげにピクピクと動いています。
「静希ちゃぁん…」
「桜くぅん…」
とろけきった二人の間に言葉はいらない、ていうか考えられません。互いの痴態に互いの理性は絶賛崩壊中。待ったをかける者など期待するべくも無く。
「しずきちゃぁん、すきぃ…」
「さくらくぅん…」
ちゅぷ…ぴちゃ…
むさぼるようなファーストキス。淫らな水音が響きます。
「ふむ…ん、は…」
唇を離せば出来る唾液の橋。ですがこれで終わりなわけがありません。
「さくらくんっ…」
おそらく最後の理性でしょう、静希ちゃんが濡れた目で僕の名前を呼びます。僕は声に出さず、首を微かに縦に振りました。
ズプゥッ
「いっ…つぅ…」
静希ちゃんはその剛直をもうグショグショな僕の中へと一気に突き入れました。体の中に異物が入ってくる感覚と壮絶な痛み。っていうかこれ痛すぎです!
「し、静希ちゃん、待って…」
「さくらくん…ごめんね、わたし…わたしっ!」
「ヒグゥッ!?」
目を欲情に濡らした静希ちゃんはお構いなしに腰を打ちつけてきます。
「ひあっ、あうっ、ぐうぅ」
遠慮無しに突き入れられるのは地獄のような痛み…なんですが…
「はぅ、んく、あ、ふあ!?」
「ここ、だよね、さ、くら、くんが、ぁふ、感じる、ところって!」
そう、その挿入は間違いなく痛すぎなんですが、同時にすごい快感が…!
はっ、まさかこれがGスポットというやつなのですか!?だがしかし、なぜそれを静希ちゃんが!?
「ふあぁぁ…なんで、しずっ、き、あふっ、ちゃ、それ、んんぅっ!」
「わか、ないけ、ふっ、わか、るのっ!」
もしかしてそれも『ユールの雫』のっ?ってもう快感が痛みに勝ってきてえぇぇぇっ!
「あうっ、しず、きちゃ、ぼく、ぼくぅっ!」
「さくらくっ、わたしもっ、わたしもぉっ!」
『イッちゃ、は、ああぁぁぁぁあぁっ!』
びゅるぅびゅくっびゅるるるぅ!
「ぁ…あぁぁ…しず…きちゃ…膣内に、なかにでてるぅ…」
「ふあぁぁ…さくらくぅん」
引き裂かれるような痛みと痺れるような甘い快楽。そしてカタチは多少変わったものの、想い人と一つになれた多幸感に包まれ、僕は意識を飛ばしました。
「…く…さく…く…桜君」
「んんぅ…ん…静希ちゃん…あれ?」
僕はなんでここにいるんでしょう?確か性別が変わっちゃって、静希ちゃんにその事を…を?をおをぉをおぉ!?も、もしかして僕スゴイ事しちゃいました!?いやっ、この場合だとされた方!?成り行きとはいえ静希ちゃんと…その…せ、セックスしちゃった訳ですし!!
あ、でも気持ち良かった…ってそうじゃなく!!
僕は今は違うとはいえオトコノコ!初めてがこういうのって!?あ、でも好きな人と初めてをあげたり貰ったりしたから…
結局万事オゥケェ計画通り!?
ということは…!
〜妄想開始〜
リンゴーン…リンゴーン…響く鐘の音。場所は教会。そう、今日は僕らの結婚式。この神聖なる日に二人は永遠の愛を誓ったのです。
「桜君…」
僕の名前を呼ぶ愛しい伴侶。
「もう、違うでしょ?」
「あ…ごめんね。まだ、慣れてないのかな…桜…」
「何?静希さん…」
「愛してるよ、世界で一番…」
「静希さん…いえ、あなた…」
そして僕らはめくるめく新婚初夜へっ!?オアズケくらっていた静希さんは飢えたケモノのように僕に貧りついて…
あはは、やっぱり子供は多い方が良いですよねっ!
(さ、桜君?どうしたの?そ、それに…!)
やっぱりウエディングドレスは僕が着るんでしょうか?いや、その時だけ男の格好というのも…!
(さ、桜君っ!そんな顔されたら私…私っ!)
ああ、僕の中にはもう数十年後までの未来予想図が
「桜君っ!」
〜妄想、強制中断〜
「うひゃあっ!?」
な、何!?いきなり静希ちゃんに押し倒されました!!
「し、静希ちゃん!!?!?」
「ごめんねっ!ごめんね!でもあんな顔されたら、私、私我慢出来ないっ!」
「えぇっ!?い、いつもならこういう時体からヘンなものがでて突っ込まれて終わりなのに!なに!?僕はそんなんむっ!?」
言葉は唇で塞がれてしまいました。静希ちゃんの舌が僕の口の中でうごめいて…!!?だ、ダメです!き、キスだけでもう、感じっ!?!!
ちゅぶ…ちゅば…
「ん…ひぁ…ぁむぅ…」
「んむ…ぷはぁ…し、しずきちゃぁん…」
「桜君…すごいエッチな顔してる…」
「やぁ…恥ずかしいよう…」
「桜君…胸も弱いんだよね♪」
「え…?ひぁっ!?」
レロ…チュウゥゥゥッ
「やぁっ、吸わないでぇっ、ひゃぁっ!」
静希ちゃんの舌は僕のすっぽりとその手で収まりそうな慎ましやかな膨らみを舐め、吸い上げます。
「し、しずきちゃん…」
僕のアソコは胸への愛撫だけでびしょびしょです。そこから溢れ出すのは、愛液と先程の行為で中に放たれた静希ちゃんの白い精液。あ、もう、理性が…
「桜君、入れるよ」
僕はその時、ほとんど何も考えずに頷きました。
ず…ぬぷぷっ
「ふっ…はあぁぁっ!」
静希ちゃんの剛直が僕を貫くと同時に脳裏に走る白い電流。入れたのと同時に僕はイッてしまいました。
「あ…イッちゃったの…挿入れただけで…敏感なんだ…かわいいよ、桜君…」
「ふぁ…は…ひゃぁ…」
「動くからね…」
「やぁ…ちょ…待ってんぐぅあっ!」
じゅぶっじゅっじゅぶぅっ
「やっ、はぁ、ふぅあ、くっはぁ、は、あああぁぁぁっ!!」
「あ、またイッちゃったんだ…ずるいよ、桜君、自分ばっか…」
「やぁ…らめぇ…しずきちゃん、ゆるしてぇ…」
「だめ…せめて私がイクまで、我慢してね♪」
「やぁ…おかしくなっちゃうよぉ…」
「うん…おかしくなって…私でいっぱいおかしくなって、桜君っ!」
響く淫らな水音。荒い呼吸の音。そして幾度となく突き上げられる絶頂。というか僕はこんなに受けキャラでしたでしょうか?そんな事を考える間にも僕はイッてしまいます。
「しずきちゃ、ぼく、またっ、は、ふあああぁぁぁっ!」
「さくらくん、わたしもっ、わたしもイッちゃうっ!」
「きてっ、しずきちゃっ、膣内にっ、なかにきてぇっ!!」
「射精すよ、さくらくんのなかに、あ、ああぁぁぁっ!!」
どくぅっ、どくっ、どくどくぅっ!
「ふあぁぁ…中だしされてるぅ…静希ちゃんのが中だしされてるよぉ…」
「あはぁ…すごいきもちいいぃ…さくらくぅん…」
三度目の射精と、幾度目かわからないキス。そして僕はしている最中に思った、ある事を提案しました。
「…ねぇ、静希ちゃん…」
「なに?桜君?」
「あのさ…静希ちゃんは、元に戻りたい?」
「えっ!?」
「あの…僕ね、このままでもいいかと…」
そうです、はっきり言って、そのぅ、僕はこの快感が、あのぅ、忘れられなくなってしまったわけで…
「…桜君」
「な、なに?」
「もいっかい、しよっか♪」
「…(赤面)うん」
それから。僕たちは少し変わった恋人同士になったのです。また、後に一騒動あるわけですが、それはまた別のお話。
〜おまけ〜
『んっふあぁぁぁっ♪』
「あ…静希ちゃん…もうお昼だよ」
「ん…シタまま、一緒に食べよ♪」
「ん…」
結局、静希ちゃんとのセックスは午後三時まで続いたのでした。