こんにちわ草壁桜です。  
夏の日差しが照りつける今日この頃、皆さんどうお過ごしでしょうか?  
今日は休日なので僕はバカンスを楽しみたいと思います。  
いつもの休日ならドクロちゃんに振り回される僕ですが、ドクロちゃんが寝ている間、  
こっそり私服に着替えて家を抜け出してきました。  
 
そして僕は今繁華街を歩いています。  
一人で買い物というのは寂しいですが、ドクロちゃんと一緒に行くよりはマシですよね。  
 
さあ第一目的地に行きましょうというときに  
「あら、桜くんじゃない」  
後ろから声がかかり、嫌な予感がして即座に振り向くと  
「こんにちは桜くん」  
南さんが立っていました。  
 
「や・・・やあ・・・南・・・さん」  
「桜くん何おびえた声を出してるの?」  
「南さん・・・も買い物・・・?」  
ガクガクブルブル  
 
「うん。そうなの。実は田辺さんと一緒に行くはずだったんだけど彼女急用ができてこれなくなっちゃたのよ。  
 ドタキャンってやつね」  
「へ・・・へえ・・・そうなんだ。それはお気の毒に・・・。それじゃあ僕はこれで」  
 
南さんから逃げようとしたとき・・・ガシ!!  
「待って桜くん!!」  
南さんに腕をおもいっきり鷲掴みにされました。  
 
「ごめんなさい!ごめんなさい!!痛いから痛いから!離して許して南さん!!」  
「桜くん暇でしょう?私も一人で暇なの。だから今日一日付き合ってくれない?」  
「へぇ!?」  
 
この後僕は南さんの剣幕に押され、結局付き合うことになりました。  
しかしこれがとんでもない波乱な一日の幕開けとなるとは知る由も無く・・・。  
これは恋人同士ではないクラスメートの僕たちがいつのまにか恋人同士になっていく不思議な物語。  
 
 
今日の南さん服装はチェック模様のミニスカート、黒いニーソックス、フリルのついた白いブラウスに  
かわいらしいジャケットを羽織り、首にはペンダントトップを身につけています。  
たまにブラウスから胸元が見えてしまうのが僕の股間にとってとても危険です。  
あまり僕に近づかないで!!南さん、違う意味で爆発しちゃう!!  
 
「桜くんどこ行く?」  
「う〜ん南さんはどこ行きたいの?」  
「私は桜くんがちゃんとエスコートしてくれるんならどこでもいい」  
「どこでもいいって・・・。(女の子のどこでもいいってあなたに任せるわってことだよね)」  
 
正直困りました。  
女性経験の少ない僕は彼女が満足するような場所を知るわけでもないのに、頼りにされるだなんて。  
そんな狼狽している僕の様子を見かねた彼女は一つ提案をしました。  
 
「童貞の桜くんが全部決めるのは酷だから、桜くんが決めたら次私ってことにして順番ずつにしない?」  
「童貞は余計だよ!!南さん!!」  
とりあえず南さんの提案を受け入れることにしました。  
 
「映画は・・・どうかな?南さん」  
「映画ね・・・まあ悪くないわ」  
というわけで僕は南さんと映画を見ることにしました。  
 
その映画は僕の琴線に触れ、さっきから涙の汁が止まりません。  
「う・・・う・・・よかった・・・よかったよ・・・」  
映画が終わっても僕は感動の余韻に浸っていました。  
 
「桜くんまだ泣いてるの?泣き虫ね」  
「ええ〜〜っ!?ものすごく感動しなかった?居候の天使が急に未来の世界に帰らなきゃならなくなって  
 主人公の少年は天使が安心して帰れるように幼なじみの女の子に告白して、それを安心して見届けてた  
 天使は未来の世界へ帰っていくって・・・メチャクチャ泣ける設定じゃない?」  
 
「まあ・・・どっかで聞いたことのあるような話よね・・・」  
 
「じゃあ、次私決めるわね」  
南さんは人差し指を唇にあてて考えているようです。  
「買い物行きましょう」  
「か・・・買い物ね・・・ハハハハ・・・」  
(女性の買い物って長いんだよね)  
 
案の定僕の両手には買い物袋・・・。重い。  
「え〜とあとはトリートメントが切れてたから・・・」  
「南さん・・・歩くの早いよ」  
「もう・・・桜くん何しているのよ。早くこっちきて」  
南さんに呼ばれて行き着いた場所は・・・下着売り場でした・・・。  
 
「ごめん!南さん僕あっちで待っているから」  
「桜くん恥ずかしいの?ウブね」  
「いいから、僕にブラジャー見せつけないで!!」  
 
僕は顔を赤くしながら、下着売り場を脱出しました。  
休憩所でコーヒーを飲んで一息。  
「お待たせ。お買い物終わりよ」  
ふう〜やっと長い買い物が終わったか〜と立ち上がって歩き出した瞬間、南さんが腕を組んできました。  
 
「ちょっ!!と南さん!?」  
「こうした方が周りから見て自然よ」  
「僕から言わせれば不自然だよ!!凄く不自然!!」  
だって南さんの胸が僕の腕にあたっているじゃあないですか!!イケマセン!!  
 
「あっそうだ桜くんこれ買って」  
「えっ?何?ピンクのシルバーリング?」  
僕は値札を見ました。¥7500・・・。  
中学二年の僕にとってなかなかの値段ですね・・・。  
「買ってくれるわよね。桜くん♥」  
 
なんですかそのかわいらしい笑顔は・・・。  
わかりました。買いますよ。買えばいいんでしょ!!  
でもこれで南さんに借りひとつだからねっ!!  
 
優しすぎる僕は恨みを抱きつつも彼女にプレゼントをすることにしました。  
「じゃあ・・・これください・・・ペアで・・・」  
「ペアで!?」  
「桜くんがシルバーで、私がピンクシルバー、お揃いでいいわよ」  
「南さんペアって意味わかって言ってんの?っていうか僕の財布が悲鳴あげているよ!!」  
 
う〜〜〜〜〜〜あ〜もうこうなったら・・・。  
「ちょっと待ってて南さん。ATM行ってお金下ろしてくるから」  
そう言って僕は近くのATMに駆け込んで、ドクロちゃんにばれていない秘密の口座から  
お金を引き出してきました。  
 
二つあわせて合計¥13,500・・・。タケー!!  
意気消沈している僕を尻目に南さんは「次どこー?桜くん」とせかしてきます。  
落ち込む暇もあったもんじゃありませんよ。はい。  
 
「う〜ん丁度12:00だし・・・お昼にしようか・・・」  
「そうね。お腹すいたし・・・。」  
「どこ行く?ファミレス?ラーメン?それとも・・・焼肉?」  
「桜くん・・・女性とデートするってこと考えている?そういうところは別にいつでもいけるじゃない・・・」  
なんで僕が南さんに説教されなければいけないんでしょう・・・。つーかデートって・・・。  
 
「ごめん・・・。やっぱり高級な所とかがいいんでしょうか・・・?」  
「そうね・・・。私についてきて」  
彼女は僕の腕をひっぱり僕の知らない路地へと連れて行きます。  
こうしているとなんか本当に恋人同士だなぁと考えて・・・ハッ!!いけません  
あやうく南さんの罠に引っかかるところでした。くわばらくわばら。  
 
「ついたわよ桜くん」  
 
「イタリア料理店?」  
「こことてもおいしいのよ。さっきのリングのお礼に昼食おごってあげる。だからお金気にしないで」  
ああよかった。もう僕の財布は悲鳴をあげなくていいんだね。  
 
お店の中に入ると周りの席はカップルだらけ・・・。  
窓際の席が空いていたのでそこに座りました。  
店員が持ってきたメニューを見ると  
 
「南さん・・・これ英語?イタリア語?全然読めないよ」  
「私も最初来たときわからなかったけど、適当に頼んだらおいしいものがでてきてそのうちメニューを  
 だいたい覚えたの」  
「そりゃ・・・頼もしいね」  
 
南さんは店員にこれとこれこれ、と注文しています。  
一方の僕はこういう雰囲気の店は初めてなので緊張して喉が渇き、水をがっぽがっぽ飲んでいます。  
 
「ねぇ・・・南さん何を注文したの?」  
「全般的にパスタ」  
「何のパスタ」  
「・・・ロリコンパスタ」  
 
「ええっ!?そんなのあるの?」  
「あるわけないでしょう、バカ!!」  
ひどいよ南さん。  
 
「ところで桜くんの好きな食べ物何?」  
「えーとプリンかな?」  
「女の子みたいね」  
 
それを訊くと彼女はバックからメモ帳をとりだし、書き始めました。  
「何書いてんのさ、南さん」  
「いいから桜くんはお水でも飲んでなさい」  
南さんはお水を差し出し、僕はそれを受け取って飲むと  
 
「桜くん・・・それ間接キス///」  
 
ブー!!  
僕の口が水鉄砲になりました。  
「ちょっとやだ!!汚い!何やってるのよ桜くん!」  
「ご・・・ごめん」  
 
南さんにかかった水をハンカチでふき取ります。  
(顔・・・髪・・・む・・・胸・・・。)  
何を興奮しているんだ僕は・・・。  
動悸が激しくなっているのをよそに、料理が運ばれてきました。  
 
「え〜とこれは、TVでみたことあるよ。カルパッチョ・・・だっけ?このご飯と混ざっているやつはリゾット?  
 う〜んよくわからないや」  
「桜くん・・・」  
「ん?」  
「はい・・・ア〜ン♥」  
「ちょっ!ちょっ!!南さん恥ずかしいよ」  
 
南さんはフォークをこちらに向けてきます。  
「ほら、早くして」  
「う・・・うう・・・」  
僕はさしむけられた料理を口にしました。  
 
「おいしい?」  
「うんおいしい・・・」  
「じゃあ今度は私にして」  
「・・・はい」  
 
食べて食べさせあう・・・端からみれば恋人です。  
「じゃあ今度は・・・」  
彼女はチーズを口に挟んで僕に迫ってきます。  
「南さん!!いくらなんでもそれはやりすぎじゃ!?」  
「ふふ・・・冗談よ」  
耳が赤くなりました。  
 
料理も食べ終わり、南さんは会計を済ませています。  
僕はテーブルで物思いにふけていました。  
(料理おいしかったなあ〜。あんなに南さんと楽しくおしゃべりしながら食事したことないよね。なんか今日の  
 南さん素直だし、毒舌吐かないし・・・。どうしてだろう?)  
 
「桜くん、会計済ましたわよ」  
「ねぇ、南さん今日はどうして優しいの?毒舌吐かないよね」  
「だってせっかく一日付き合ってもらっているのに相手に失礼なこといえないでしょう」  
「はあ・・・」  
いまいち納得できません。  
 
店を出た後、二人はプリクラをとったり、カラオケに行ったりしました。  
「何それ〜桜くん、アニメソング?だっさ〜い」  
「ちょっと笑わないでよ。一生懸命歌っているんだから!!」  
 
「南さんって結構歌上手だね。見直した。」  
「ありがとう///]  
 
楽しい時間はあっという間に過ぎ、気がついたら夕日が沈みかけています。  
僕と南さんは相変わらず腕を組んで人通りを歩いています。  
「じゃあ次で最後にしましょう」  
「まだいくの〜?」  
「文句言わない」  
「はい」  
南さんに言われるがままについていきます。  
「今度はどこ?」  
「洒落たお店にはりたいなあ〜♪」  
「僕たちにはまだ早いとおもうけど」  
「なんか言った?」  
「いえ、何でもありません!!」  
 
「この店いいかも」  
「ここって・・・」  
南さんはドアを開けてとっとと入っていきました。  
「ちょ・・・まずいって南さん」  
店の中には大人の外国人の人たちが勢ぞろい。お酒を飲んでいます。  
だってここBARだもん。  
 
僕たちを見たほかのお客さんは驚いた顔でこっちをみています。視線がいたい。  
「桜くん・・・バカにされているわよ」  
「そりゃ・・・そうだよ。なんか起きたら真っ先に南さん置いていくからね」  
しかし南さんは聞く耳を持たず、カウンターの中央へと座りました。僕もつられて座ります。  
となりの外人がバーテンダーに話しかけています。そして南さんに一杯のカクテルが差し出されました。  
なんかこれでも飲んで帰りなっていう空気です。気まずい・・・。  
 
南さんは一気にカクテルを飲み干しました。チェリーを口にくわえて親指を立てて僕にポーズ。  
南さん大丈夫なの?そのカクテルめっちゃ度数高そうですよ!?  
周りの人びっくりしてますよ。  
 
「さあ帰りましょう、桜くん」  
南さんはようやく席を立ち、店をでました。  
 
夕日もすっかり沈み外はすっかり夜です。「やっとでられた。本当気まずかったよ」  
溜め息をつくと南さんが一言「桜くんこういう経験も早かれしておいたほうがいいわよ」  
余計なお世話です。  
僕は南さんの手を取って「ついでに家まで送るよ南さん」と声をかけました。  
しかし南さんは動きません。「南さんどうしたの?」  
「な、なんでもないわよ」・・・怪しい  
 
「南さんもしかして・・・ものすごく怖かったんじゃ・・・うわっ!?南さんどうしたの?」  
彼女が僕の胸に倒れ掛かってきました。  
「ごめんなさい。少し眩暈がして・・・」  
「だからやめといたほうがいいっていったのに・・・。お酒は20歳すぎてからだよ」  
「心配かけて・・・ごめんなさい」  
「しょうがないなあ〜」  
僕は南さんを背負って公園に向かいました。  
 
 
「南さん、はい水」  
「ありがとう」  
僕と南さんは公園のベンチに座っています。  
 
「桜くん今日一日私のわがままに付き合ってくれてありがとう」  
「いいよ。大変だったけど、案外いろいろ勉強になったし」  
彼女は夜空の星を見上げ、ポツリと「桜くんって・・・優しいよね・・・・・・惚れちゃうくらい・・・」  
 
一瞬胸が強い鼓動を返し、「ま、まあ・・・そそそそれが僕の利点だと・・・おおお思っているし・・・」  
られつが回っていませんよ!!  
 
「ねえ桜くん・・・」  
南さんは左手を僕の右手に重ねてきました。  
次の瞬間僕が振り向くと、もうしゃべれなくなってしまいました。  
なぜなら僕の唇に南さんの柔らかい唇が押し当てられていたから・・・。  
 
南さんは唇を離すと一言「好きよ・・・桜くん」こう告げました。  
「そんな・・・」(南さんが僕のこと好きだなんて)  
僕はその場をごまかそうと立ち上がり「とととととととにかく家まで送るよ・・・南さん」  
「うん・・・///」  
彼女は甘い声で頷きました。  
 
僕はまた彼女を背負い、南さん宅を目指します。  
「桜くんの背中・・・あったかい」  
僕は南さんのことどう思っているんだろう?少なくとも今日みたいな南さんは嫌いじゃない。  
むしろ好きかもしれない。でも僕には静希ちゃんがいるのに・・・。静希ちゃんは僕のこと好きなのかな?  
南さんは好きっていってくれたけど・・・。  
「ねぇ・・・ねぇ、ってば!!桜くん聞いてる?」  
 
「あ、うんうん聞いてる聞いてる」  
「次のカド曲がれば私の家だから」  
カドを曲がると本当にありました。南さんハウス・・・。  
 
「桜くん上がっていかない?今日お家にお母さんとお父さんが・・・」  
ゴクリ!!  
「いるの」  
「ダメじゃん!!?」  
 
「気にしないで、挨拶みたいなものだから」  
「なんの挨拶だよ!?やめて!?これ以上僕を気まずい場所に誘わないで!?」  
「ただいま〜!!」  
「ああ〜!!(悲鳴)」  
向こうから南さんの母親らしき人物が来ましたよ!?  
 
「あら、横にいる人はだれ?彼氏?(南さんマザー)」  
「うん、そうなの。頼りないけどね。」  
「彼氏ってなに!?南さん!?」  
「うふふふふ♥本当に頼りない顔してるわね、でも娘のことよろしくね」  
「頼りないってなんなのさ!?親子そろって毒舌?しかもお母さんに認められているし!?」  
 
何だかこの家族についていけません。  
「あれっ!?お父さんは?」  
どうやら父親らしきオーラは感じられません。不在か・・・。よかった・・・。  
「じゃあ・・・私の部屋に行きましょう。お母さん覗いちゃだめだよ!!」  
覗いちゃイケナイことをするんですか  
 
「これが私の部屋」  
きれいに片付いていて・・・ぬいぐるみもあるし、いかにも女の子らしい部屋です。  
「座布団無いからベットに座ってて」  
僕が座ると南さんも隣に来て密着するように接近します。  
彼女は口を開きました。  
「なんかこうしていると修学旅行のこと思い出すね」  
「う、うん一緒に押入れに入ったよね。」  
彼女は続けます。  
 
「桜くんが手を引っ張ってくれたんだよね。好きな人に手を掴んでもらって私嬉しかった」  
「ど、どういたしまして」  
「桜くん・・・二人だけで修学旅行のつづきしようよ・・・」  
 
やばい・・・そんな台詞いわないで・・・!!ケダモノに変身しちゃう!!  
「水上さんより私をえらんでほしい・・・」  
「たたたた確かに僕は静希ちゃんのこと好きだけど・・・」  
「私じゃ・・・だめなの?私じゃ桜くんの恋人になれないの?」  
「そういうわけじゃ・・・ないけど・・・」  
ああ〜静希ちゃんの影がぁ〜薄れていく!!  
 
「桜くん・・・言葉で表しにくいときは・・・行動で示すといいと思うよ」  
「いや!言うよ。正直な気持ち・・・」  
 
「南さんも好きだし、静希ちゃんも好きなんだ・・・。ごめん・・・こんな曖昧な返事で・・・」  
僕ってずるいな。最低だ。優柔不断な自分が情けなくなってきました。  
 
「いい・・・。桜くんが誰でも好きでいい。でも・・・一番好きなのは私でいてね」  
彼女の頬からそっと涙が伝わり僕の手の甲に落ちました。  
「南さん・・・」  
今彼女を抱きしめてあげないといけない・・・。そんな義務感に襲われました。  
 
僕は南さんを抱き寄せ、唇を重ねたままベットに倒れこみました。  
お互いこれから起こるであろうことは想像できるはずです。  
「ん・・・、ん・・・んちゅ・・・んむ・・・ん・・・ん・・・」  
 
彼女の舌、上唇、下唇を吸い、歯茎を刺激し合います。  
「あう・・・ん、・・・んむ、はあ、ああ・・・」  
唇を離しては何度も重ねることで互いの好意を確かめ合います。  
「桜くん・・・ああ・・・私を女にして・・・」  
「南さん、南さん・・・!!」  
僕は彼女の名前を連呼しました。  
 
「南さん・・・僕の唾液飲んで!!」  
「うん///」  
口移しで自分の唾液を流し込むと南さんの喉がかすかに動いたのが見えました。  
「桜くん・・・私のも・・・」  
南さんの唾液が口の中に入っていきます。  
とてもあたたかくて口全体に広がる感じです。喉が潤いました。  
 
唇、ほっぺ、おでこ、首筋、耳たぶ・・・。  
僕の執拗なキスに南さんの口から淫らな声がただ漏れています。  
「ああ・・・んあ、あふ・・・」  
 
興奮を抑えきれない僕は南さんのスカートに手を忍ばせます。  
パンティに手を入れて大事な部分を何度となくこすります。  
手のひらには陰毛の感触と愛液で濡れた液体の感触・・・。  
 
「はあ、ふあ・・・・・・あっ、ああ、・・・ゥゥ」  
キスしただけでこんなに濡れちゃうだなんて・・・。  
「南さん・・・淫乱だね・・・」  
「違うの・・・。大好きな桜くんとするときだけ淫乱になっちゃうのよ」  
「だったら・・・もっと淫乱になってよ・・・」  
 
僕は南さんの股間に添えた手のひらをさらに激しく動かします。  
ピチャッ  ピチャッ  クチャッ  クチャッ  
 
「あんっ!?・・・んくっ、ひい・・・はひぃぃぃ!?」  
触れば触るほど濡れてくる。手がもう愛液びたしだ・・・。  
 
「あっ!!あんっ!はああ〜、指で・・・イクのは嫌・・・!!桜くん自身のでイ・・・キたい・・・よ・・・!」  
「安心して南さん。まだイカせないよ。・・・イカせるときは中で出してあげるから・・・」  
そう耳元で呟くと空いた手で南さんの胸をブラジャーごと揉みだします。  
「ああ・・・はぁはぁはぁ・・・直にさわって欲・・・しい」  
 
彼女の要求に答え、フロントフックのブラをはずし、たぷんっ!!と弾む乳房を遊ばせながら僕は  
ゆっくりと「の」の字に掌を転がします。  
「んっ、ふっ、あぅっ・・・・・・」  
指がずぶずぶと埋まってしまいそうなほどに柔らかいおっぱい。  
揉み解しているうちに南さんの桃色の突起が自己主張します。  
 
ヂュルルルルルルル  
 
「ああああああ・・・だめっ・・・そんなに・・・強く吸ったら・・・おかしくなっちゃうぅぅ・・・!!」  
喘ぎ声が次第に大きくなっていく・・・。  
僕の股間はさっきからテントを張り、窮屈そうにしています。  
(南さんに挿れたい・・・)  
ジーンズのチャックを下げ、モノを取り出そうとしたときに・・・。  
 
「桜くん・・・ちょっとお願いがあるの・・・」  
「どうしたの・・・南さん?」  
「早く切り出そうと思ったんだけど、ズルズルひきずちゃって」  
「言ってみてよ」  
「シャワー浴びていいかな・・・?ほら・・・私初めてだから・・・何ていうか・・・覚悟をきめるっていうか  
 その・・・」  
「うんいいよ。南さん、浴びてきなよ」  
「・・・ごめんね・・・中断しちゃって・・・せっかくいいムードだったのに・・・」  
「謝らなくていいよ。初めてするってことは大切なことだし、南さんは悪くないよ」  
 
「あ・・・ありがとう・・・やっぱり初めての相手が桜くんでよかった・・・」  
そういうと彼女はベットから起きあがり、着替えをもって「待っててね桜くん」  
と言い残し部屋を出て行きました。  
 
ふぅ〜〜〜〜〜。一息・・・・・・。うわーーーーー心臓破裂するかと思ったぁーー!!  
僕だって普段は平凡な中学生なんです。こんなHすぎる場面をクリアするには度胸も覚悟も必要ですよ!!  
 
よしここは早漏防止のため一発ヌいておくか。  
(いや!やめたまえ!!)  
その声はおうムル!?  
君は素人だ!今抜いてしまったら南さんとの本番プレイ中体力低下は免れないぞぉ!!  
 
おお〜ナイスアドバイスおうムル!!君の的確な指示は賞賛に値するよ!!  
頭の中で妖精を張りめぐらせながら南さんを待ちます。  
しかしただ待つのもつまらないので南さんの部屋を物色することにしました。  
 
おうムル!また君の出番だ。あまり失礼のないように頼むよ。  
 
まずは引き出し・・・。これは・・・下着だね。ブラとパンティ・・・。いい仕事してる。  
次は机の中・・・。学校のプリントやら勉強道具・・・。これはマウスピース!!  
・・・くわえてみるか?いやまずい!僕は変態じゃない!!  
 
不意に視線が机の上に行きました。これは・・・櫛。  
そういえば修学旅行で南さんに選んであげったけ・・・。  
今でも大切に使ってくれているんだね。嬉しいな。  
 
南さんって本当はいい子なんだなぁ〜としみじみ思いました。  
「桜くん・・・お待たせ・・・」  
これは南さんの声・・・振り向いた先の光景は筆舌しがたいものでした。  
 
彼女の姿はショーツとランジェリーしかも黒い下着が微妙に透けて見えるではありませんか!?  
色っぽい・・・いやエロかわいい。性欲をそそります。  
「似合う・・・かな?」  
「似合う!似合う!」首を激しくタテに振ります。  
 
「これ・・・男の人に見せるのは初めて・・・だから・・・///  も〜そんなにジロジロみないで〜!!」  
恥ずかしがっている南さんマジでかわいいです。  
「部屋の電気消すね」  
部屋の照明は消えましたが月明かりでその妖艶な姿ははっきりと僕の網膜に刻み込まれます。  
「じゃあ・・・続きしよっか桜くん」  
 
というわけで二回戦開始です。  
 
「桜くん・・・待っててくれたごほうびに気持ちよくしてあげるね」  
「じゃあやり方教えてあげる」  
そういって僕はズボンを下げて南さんの前にモノを突き立てます。  
彼女は少々戸惑っているようです。  
 
「まず咥えてみて・・・」  
「うん・・・」  
南さんはゆっくり僕のモノを咥えました。  
「ふぁっ・・・んむっ・・・・・・」  
「南さん裏側の筋を重点的に舐めて」  
 
南さんの柔らかな口腔粘膜の感触・・・。  
生温かい唾液が僕自身を包み込んでいきます。  
「あまり歯を立てずに、深く咥えてみて・・・」  
「ん・・・んんっ、んむ・・・はぁむ・・・ん」  
 
南さんはこくんと頷いて喉の奥ぎりぎりまでモノをほうばりました。  
「そう・・・その調子だよ南さん・・・。頭前後に動かしてみて・・・」  
ズュル ズュル ズュル ズュル・・・  
 
ぬるぬると摩擦する感触がたまりません。  
 
南さんに往復されるたびにジンとした快感が背筋に走ります。  
「ああ・・・南さん、気持ちいい。凄く上手だよ」  
彼女の頬を優しく撫でてあげて、咥えている様子がよく見えるように長い髪を少しどかします。  
僕は南さんに咥えさせている。クラスメートの南さんに・・・。  
そう思うと血液が余計ドクドクと下半身に集中します。  
 
「んん、んむっんっ・・・ん!?」  
「どうしたの南さん?」  
「桜くん・・・もうだしちゃったの?」  
「あ・・・ああ、これはなんていうか・・・カウパー精液ていって・・・気持ちいいと出るんだ。ほら男の人って  
 女性と違って喘ぎ声ださないから・・・そのかわりみたいな感じで・・・」  
何もかも初めての南さんが惑わないわけありません。  
でもそういうところが余計かわいい感じるのです。  
 
「桜くん・・・私ので感じてくれているんだね・・・」  
「南さん・・・」  
彼女に再びモノを咥えさせます。  
 
「今度は手を組み合わせてみて」  
「んん」  
南さんの亀頭を吸うリズムは絶妙で、手の愛撫を加わるとまさしく凶器です。  
どうやらコツを掴んだようで僕の感じる部分を繰り返し攻めてくれます。  
ときどき彼女は僕の顔を上目遣いでチラチラ見ながら、恥ずかしそうに眉根を寄せます。  
 
「んん、んっ・・・んむっんっ・・・ん、んあっ・・・」  
射精感が近づいてきました。  
「南さん!そろそろイキそう!!飲んでくれる?」  
「んっ!んむっ・・・」  
僕は南さんの頭を両手で掴みました。  
「くっっっ・・・!!!!」  
「んんんーー!!!」  
 
そして彼女の口の中で勢いよく射精しました。  
「・・・苦いね」  
そう一言。でもちゃんと飲み込んでくれました。  
 
「桜くん・・・お水のんできていい?」  
「いいけど、口の周りふいてからね」  
テッシュ箱をとり、口の周りを優しくふいてあげます。  
 
水を飲みにいった彼女がいない間、裸でベットの中に待ちます。  
彼女が戻ってきました。  
「南さん・・・こっち・・・」  
「なんかドキドキしてきちゃった」  
南さんがベットに潜り込むと同時にショーツに手をかけます。  
「だ、だめ・・・中に指なんて・・・ああああ・・・」  
「たくさん濡らしてあげるよ」  
南さんの顔が羞恥に色づいていきます。  
 
今度はショーツを脱がして大事な部分にディープキス。  
締りが強くて舌が締め付けられそうです。  
彼女は気持ちいい感じながらも僕の頭をひきはがそうとします。  
それでも僕は南さんの両足をつかんで股を大きく開かせます。  
 
「あ、あ、あ、あ、あ、あ・・・」  
唾液と愛液が混ざり合う・・・。  
潤いすぎた部分から果汁が雫となって滴ります。  
「南さん・・・おいしいよ」  
「あっ、だめ、なにかっ、んはっ、んっはあ、なんか、来そうっっ・・・!」  
抵抗が弱まった隙に胸をもんでクリトリスに吸い付きます。  
「はっ、はっ、は、は、桜くん・・・気持ちよすぎるよっ!はあ、あんっ!!」  
 
南さんの全身に浮かぶ珠の汗。南さんの汗・・・いいにおい。  
首筋からつたってくる汗も舌でぬぐいます。  
「ひゃ・・・あぅん・・・」  
「南さん、そろそろいい濡れぐあいだから挿れるね」  
「ひゃあ!!あっ早く挿れてっ 桜くんのが欲しい!!早く挿れないとあたしイちゃううよ!!」  
彼女は必死でシーツを掴んでいます。  
 
彼女には騎乗位の体勢をとってもらいました。  
「南さん・・・来て」  
「うん・・・」  
 
「あああっ!!奥まで入って・・・きちゃう! あっあっあっ!」  
僕は南さんの腰をつかんで先端が膣奥に届くように押しつけます。  
「ダメェ!!ハアッ あ、んっ 、強くおしつけちゃ・・・あああああー!!」  
血が見えてきました。  
南さんの処女はもらったことになります。  
「・・・全部はいったよ。僕と南さんピッタリだ」  
「いやあん・・・はずかしい・・・」  
彼女は僕の上でゆっくり動き始めました。  
 
「あっはあ・・・痛いけど気持ちいいかも・・・」  
南さんの上体が桃色に染まっていきます。  
「あー、はあ・・・はっ・・・さくらっ・・・くううう!」  
彼女の淫らな姿は下から丸見えで、激しく動くたびに身に着けているランジェリーは乱れ、徐々に徐々にへと  
肩紐は垂れ下がり、自然に脱げていきます。  
「あああ、・・・あぅ。あ、はっ・・・ッッ!ふああっ・・・あんっ、ひんっ、ああ、深く入って、くるぅっ・・・うんっ、あ、  
 すごい・・・・・・・・・・ああっ、はああ」  
限度を超えて肥大化した末端がまんべんなく膣に擦られていく快感・・・。  
南さんの体が反られてさらにきつく締め上げられる。  
 
「このままだとすぐにでちゃいそうだよ・・・」  
「うん・・・いって・・・私で・・・いって・・・・・・あっ、んんっ・・・」  
 
このままイってもいいのですが、南さんだけが一向に動くだけでは僕の征服欲は満たされません。  
僕は上体を起こし、膝を曲げ、そのまま無理やり対面座位の形にもっていきました。  
「あああああーー!!ダメェー!!そんなに・・・イキなりうごいちゃ・・・らめぇぇぇーー!!」  
喉から絞り出した嗚咽が部屋全体に響き渡ります。  
 
「南さん・・・そんな大きな声だしちゃダメだよ。下まで響いちゃう」  
僕は彼女の口をふさぐように唇を当て体を抱き寄せます。  
「んっ!!んーんっ!!んんんんっ!!!!」  
息が苦しそうなので僕は唇を離しました。  
「ぷはぁーっはあ・・・、はあああ、ああ、そ、その動きだめえ・・・息できなくなっちゃうう・・・桜くん  
 ・・・お願い・・・もっとやさしく」  
「ごめんね南さん・・・つい興奮しちゃって」  
 
おでこをくっつけてひと息。  
 
「じゃあ動くよ南さん。しがみついてもいいから」  
僕の背中にゆっくり手がまわってきます。  
 
子宮を押し上げるように下からえぐります。  
「あっ、んんっ、あ、ああっ!」  
ペースはもう関係ありません。素直な欲望の速度で加速します。  
「はあん、だめええ・・・もうだめぇぇ・・・あっ!はあ、さくらくんのイイよ・・・!!  
 好き、好き、好き、すき・・・ああああーー!!」  
 
狂ったように愛情表現を叫ぶ彼女は普段のポーカーフェイスのぶりからは想像できないくらい。  
そんな彼女がただただ愛しくなってくる。今なら言えます。静希ちゃんより好きだと。  
「南さん・・・好きだから・・・静希ちゃんより好きだから・・・もっと感じてよ・・・!!」  
「あ・・・も・・・、いく・・・」  
「南さん!!僕もう限界だからイクよっ!!」  
「いっ・・・くう・・・」  
 
「あ、だめ、だめ、いく、いーーー」  
南さんが一瞬痙攣しました。  
二人の会話が止まり部屋に響くのは性器と性器がこすれあう卑猥な音  
 
「あ、あっ、あっ、ああああっ、んっ、あっ・・・あああああああああああっーーーっ!!」  
 
僕の白い欲望は南さんの膣によって勢いよく飲み込まれてしまいました。  
連結したまま二人は倒れます。  
「はああ・・・はあ、はあ、桜くうん・・・さくらくんっ!・・・」  
南さんが声をしゃくりあげて泣いています。  
「もう終わったよ・・・南さん・・・」  
 
数分後彼女は落ち着きをとりもどしました。  
「桜くんに・・・食べられちゃった・・・」  
「だって南さんかわいいんだもん・・・」  
「僕疲れたから寝ていいかな?」  
「うん。おやすみ桜くん・・・・・・ちゅ♥」  
 
 
「う〜ん」  
朝日が瞼を刺激します。脳が活性化するとともに昨日の出来事が思い起こされます。  
結局南さん家に泊まってしまいました。  
(今日は学校だから・・・早く服を着て・・・)  
 
「おはよう、桜くん」  
どうやら南さんからのモーニングコールのようです。  
なぜか彼女は裸のままでした。  
「南さん・・・やけに眠そうな顔しているけど、どうかしたの?」  
「昨日桜くんが寝てから起きるまで、ずっと桜くんにキスしていたから・・・。まともに睡眠取ってないの」  
「ええっ!?本当に?夢で魘されたのは南さんのせい!?」  
「ごめんなさい・・・桜くんが愛しかったから・・・」  
 
「朝から・・・愛しいだなんて・・・」聞くこっちも恥ずかしいですよ!!  
南さんは人が変わったように僕にデレデレです。恋が他人を変えるとはこのことなんですね・・・。  
 
「桜くんって結構純情なんだね」  
「今頃わかった!?みんな僕のこと変態扱いするけど心はピュアな少年なんだよ」  
「本当にそうかしら〜?」  
彼女は長い髪をいじりながら、何か考えています。  
 
「ん〜〜、さくらお兄ちゃん☆」  
「ハウッ!?」  
「また私と遊んでね♥」  
ゾクゾク〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜体中の電気がぁぁぁぁぁ!!  
 
「やっぱり・・・ロリコン気質ね・・・」  
「南さんっ!!からかわないでよ///」  
そんなちょっといじわるな彼女はいつのまにか僕の恋人になっていました・・・。  
 
                                             おしまい  
 

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