僕が静希ちゃんと南さんの手(?)によって、生ミイラにされた日から3日目。  
僕の体調はすこぶる良くなりましたが、まだ少し体調が悪かったので、学校を休んでいました。  
1度起きてから、2度目の睡眠時間に突入…して、2度目の目覚め。  
2度目の睡眠に入る前、ドクロちゃんが「桜くんがロリコンに戻っちゃう!」と叫んで学校の方向に飛び出して行ったのが、記憶の片隅に残っていました。  
僕は二度寝から目覚めるとトコトコと階段を下りていきます。  
階段を下りて、リビングに入るとザクロちゃんがソファに寝転がってぬいぐるみと戯れている光景が目に飛び込んできました。  
彼女がこのような遊びをするのを見たのは今日が初めてでした。もっともザクロちゃんとはもっとずっと「高度」な遊びばかりをしてましたけど…。  
「おはよう、ザクロちゃん…」  
「あ、桜お兄ちゃん、おはよう」  
 
―これは草壁桜と妹天使が織り成す屈折恋愛物語第3弾…  
 
何かの聞き間違いでしょうか、きっとそうに違いない!  
「ザクロちゃん…今何って言ったの…?」  
「ザクロ、変な事言った?」  
何があったんでしょうか?ザクロちゃんのキャラが完全に変わってますよ?  
これはこれで嫌いではありませんが…。いや、むしろ大歓迎だけど…。  
「ねぇお兄ちゃん、学校行かないなら、一緒に遊んでよぉ」  
「ザクロちゃん、ごめん…急にお腹が痛くなってきて…上で寝てるから…」  
僕は逃げるようにその場から立ち去ります。階段を最高速で駆け上がると、そのまま布団に潜り込みました。  
「これは夢だ…夢に違いない…」  
僕は夢だ夢だと呟きながら、邪念を振り払うように睡眠の世界に入りました。  
 
「…ねぇ起きて…桜お兄ちゃん…」  
僕はザクロちゃんの手によって、夢の世界から現実世界に引き戻されてしまいました。  
やっぱりこっちが現実の世界でした。  
「ザクロちゃん…僕は夢の世界で頭を冷やしてくるから…お休み……」  
僕は掛け布団に隠れるようにして眠りの世界に入ろうとしました。  
「あー、寝ちゃダメ!お兄ちゃんが遊んでくれるって言うまで、絶対に寝させないんだから!」  
ザクロちゃんが僕の上にある掛け布団にのしかかってきました。  
それでも僕は立ち退きに反対し続ける住民のようにその場に居座り続ける決意を固めます。  
「あぁ、桜お兄ちゃんずるい!でも絶対にお兄ちゃんにはザクロと遊んでもらうんだから!」  
僕は布団の中の暗闇に身を隠し続けています。でもあるとき僕の暗闇が突然入ってきた光によって消え去りました。  
―ザクロちゃんが僕の布団を強引に剥ぎ取っていました。  
「ザクロちゃん…何するの?」  
「ねぇ、遊ぼうよぉ」  
「ごめん、今日は体調が悪いからさ…」  
僕は身体を横転させて、ザクロちゃんから逃れようとしますが、僕の行く手をザクロちゃんの右ストレートが完全にブロックしました。  
ザクロちゃんの右手の着弾点からは謎の煙まで上がっていました。  
「ざ、ザクロちゃん…ひょっとして、僕を殺す気だったとか…」  
「お兄ちゃん、遊んでよぉ!」  
「わかったから…わかりましたから……それで、何して遊ぶの?」  
僕が観念したように言うと、ザクロちゃんは表情をぱぁっと明るくさせて言いました。  
「うん、お医者さんごっこ!」  
 
ザクロちゃんはバタバタと階段を駆け下りて、しばらくするとバタバタと階段を駆け上がってきました。  
「お兄ちゃん、お待たせ!」  
そこにはピンク色のナース服に身を包んだザクロちゃんが立っていました。  
その服はザクロちゃんにはちょっぴり小さかったのかザクロちゃんのボディラインが嫌というほどまでに強調されていて、  
さらに下から覗くスラリと伸びた足は僕を挑発しているかのようです。  
これを見られない諸君が可哀想でならないな。  
僕はそんなザクロちゃんを鼻の下を伸ばしまくってみていたに違いありません。  
「お兄ちゃん、何変な顔してるの…?」  
「え…あ、別になんでもないよ」  
「変なお兄ちゃんなの。それじゃ、始めるからね…」  
 
 
ザクロちゃんは部屋の外に出ると、襖を閉めました。  
しばらくして、襖をノックする音が聞こえました。  
どうやらもう始まってるようです。  
僕は布団の中に身体を埋めてから「はい」と返事をしました。  
「お昼の検診です」  
僕が身体を起こすと、襖がすすーっと開いてザクロちゃんが現れました。  
妹天使は部屋に入ると、僕の布団の前で正座になりました。  
「お加減どうですか…?」  
「はい、だいぶよくなりました」  
僕はナースになりきっている天使の質問に答えていきます。  
「まずはお熱を測りましょうね…」  
ザクロちゃんはささやくように言いました。  
「え、体温計無いけど…」  
「大丈夫ですよ…」  
ザクロちゃんは僕の寝ている布団の上に跨るように座ると、僕の背中に腕を回して、自分の額を僕の額にくっつけてきました。  
僕はというとザクロちゃんから出ていると思われる女性の匂いにクラクラしつつ、ザクロちゃんのちょっぴり冷たいすべすべした額の感触を味わっていました。  
ついでにザクロちゃんの豊満なバストが僕の胸部に押し付けられたりしていて、それはそれで天国です。  
「ざ、ザクロちゃん…」  
「患者さんのおでこ、すごく熱くなってますね…」  
ザクロちゃんは体勢を戻すと、僕のパジャマのボタンを外しにかかっていました。  
「え、ザクロちゃん!?」  
「次は心拍を診ますね…聴診器を忘れてきてしまって…」  
ザクロちゃんは僕の胸部に耳を直に当てて、心音を聞いているようです。  
「患者さん、すごくドクンドクンいってますよ…。これは早期に治療をしないと取り返しが付かなくなってしまいますよ」  
「ち、治療って…もしかしなくても…」  
僕はこれから起きることに期待と不安を抱きながら言いました。  
「患者さんはじっとしててくださいね…?」  
妹天使は身体を定位置に戻すと、両手で僕の側頭部を押さえ、今度は僕の唇を奪っていました。  
しばらくすると、ザクロちゃんは舌で僕の口を強引にこじ開けようとしてきます。  
僕もガードを作って、進入阻止を試みましたが、天使の舌遣いの前に敢え無く本陣突入を許してしまいました。  
ザクロちゃんの舌は僕の口を自由自在に暴れ回り、僕の舌を見つけると、積極的に舌を絡めて来ました。  
「ちゅっ、んんっ…ふぅぅ…はぁぁ」  
「ざ…ざくろひゃん…」  
妹天使の舌も甘い味がして、身体が溶けてしまいそうな感覚に襲われてしまいます。  
でも僕だって負ける訳には行きませんでした。僕もザクロちゃんの頬に手を添えると、舌を積極的に動かします。  
「んんっ!?…だめでひゅよぉ…」  
舌がくっついては離れるたびに聞こえる唾液がぶつかるような音に興奮を憶えながら、治療という名の濃厚な接吻に1人の少年と1人の天使は没頭していました。  
「んふぅ…おくしゅり…ふぅぅん、のんでくだひゃい…」  
ザクロちゃんはそう言うと、身体をさっきよりも密着させて唾液を僕の口に流し込んできました。  
僕もザクロちゃんの唾液を一滴残らず、喉に流し込んでいきます。妹天使の唾液はどこか甘い香りがしました。  
 
ザクロちゃんは僕の頭から手をようやく離してくれました。  
ザクロちゃんの顔はほんのりと赤みを帯びていました。僕もまた顔を赤らめていたに違いありません。  
「患者さん、お加減はどうですか…?」  
「え、うん…少しよくなったかも」  
 
しかし、僕の理性の糸はここでプツンと切れてしまいました。  
ここまで女の子にされっ放しでは男としての示しが付きません。  
僕は残像が出るくらいの光速で妹天使の背後に回りこむと、座ったままの妹天使に抱きついていました。  
さすがのザクロちゃんも驚きを隠せないようです。  
「患者さん、何をするんですか…?」  
「薬を飲んだら、少しえっちな気分になっちゃっただけだよ」  
「だ、ダメですよ…わたくしは次の回診に行かなくてはならないので……あっ…!」  
僕はザクロちゃんの耳たぶに息を吹きかけ、甘噛みをするようにしながら、舐め回していました。  
「あっ…やだっ、ダメです…んんっ!」  
妹天使から抵抗する力が抜けてきているのが分かります。  
僕は責める手を緩めずに、ザクロちゃんの胸に手をかけていました。  
ザクロちゃんの胸は僕が触る前から既に、突起が自己主張を始めていたようです。  
「ザクロちゃんのここ、もうこんなに硬くなってるよ…」  
僕がとても弱い力でザクロちゃんの胸部の突起を服越しに摘み上げると、ザクロちゃんはびくびくと身体を大きく震わせました。  
「あぁ…すごいです、患者さん…ふぅん…あぁぁ」  
ザクロちゃんの弱いところは全て把握済みです。なんといってもザクロちゃんの身体を開発したのは僕なんですから。  
「直に触って欲しい?」  
「……は…い」  
「じゃあ、こっち向いて…」  
ザクロちゃんが身体を回転させて、僕と正対する形になると、僕はザクロちゃんのナース服のボタンを手際よくはずします。  
こともあろうかザクロちゃんはノーブラで、彼女の大きいバストが飛び出すように出てきました。  
妹天使のバストに直に手を付けると、少しだけ熱を帯びているような気がしました。  
僕がザクロちゃんの双丘を揉み解すと、ザクロちゃんの口から切なくて苦しそうな息が漏れてきます。  
「あぁぁ…ふぅぅん、きもち…いいです……ぁあ」  
僕はさらに桃色の突起にしゃぶりつくと、妹天使は身体を弓なりに反らして、快感に酔いしれているようでした。  
「すごい…あぁぁん、…やっ…んんっ…あぁん」  
「ザクロちゃん、下も…いい?」  
「んんっ……はい…」  
ザクロちゃんを立たせて、ピンク色のスカートを下ろして、薄いブルーのショーツを下ろすと、彼女の蜂蜜でべとべとになった秘所が顔を覗かせました。  
「ぁ…あの、…恥ずかしい……ですから…」  
「どうして、こんなに濡れちゃってるの?」  
僕は意地悪な質問をします。  
「それはぁ……病気だからです…。男の人に…身体を触られると……ショーツがべとべとになってしまって…」  
「どうしたら治るの?」  
僕は続けて意地悪な質問を繰り返します。  
「あの…ええっと、男の人に…注射を……打ってもらうんです…お願いです、わたくしに注射を打って頂けませんか…」  
なんだかベタな展開だけど、まあここで言う「注射」ってアレなんだろうな―。  
でも僕の我慢も限界まで達していましたし、断る意味なんてありません。  
最後に白濁液を放出して3日。僕の欲望の使者も早く出せと騒ぎ始める頃です。  
「いいよ。僕の注射、打ってあげる…」  
「本当ですか…ありがとうございます」  
妹天使の瞳がきらりと輝いたような気がしました。  
 
僕はザクロちゃんを四つん這いにさせると、その四つん這いになったザクロちゃんに見とれてしまいました。  
「あの…患者さん、恥ずかしいですよぉ……」  
ザクロちゃんが羞恥心から身体をむずむずと動かすたびに僕の興奮度もさらに上昇されました。  
僕は3日ぶりに生殖活動に使われるいきり立った息子を取り出し、ザクロちゃんの愛液を指ですくって、先端に入念に付けると僕はそれだけでどうにかなってしまいそうでした。  
「じゃぁ、入れるよ…?」  
「はい…」  
僕は妹天使のくびれた腰に手を添えて、息子の照準を定めると、愚息をザクロちゃんの秘所に勢いよく挿入していました。  
「あぁぁぁぁん…!…んんっ、やぁぁ…ぁぁああ…」  
僕の分身がザクロちゃんの中に入ると、妹天使は一段と高く大きい声で性感を現しました。  
僕はできるだけ腰の往復の速度を高い位置でキープしたまま、妹天使を突きまくります。  
ザクロちゃんも熱く凄まじい締め付けで、僕の愚息を頂点へ導こうとしています。  
「あぁぁ…お兄ちゃん、ザクロ…あぁぁぁん、もう…だめっ…」  
「ザクロちゃん…くっ、まだ…これからだよ」  
僕の息子がザクロちゃんの最深部を抉るたびに、ザクロちゃんの強い締め付けが一段と強くなり、  
僕の分身を包み込む愛液の分泌量も増えているようです。  
ザクロちゃんは銀色のどこまでも長い髪を振り乱しながら、腰を前後に激しく往復させて、性感を貪っていました。  
僕もまた動かすたびに自己ベストの速度を更新する腰をさらに激しく前後運動させて、絶頂まで上り詰めようとしていました。  
「んあぁぁ、おにいちゃん…ざくろ…イクの……ザクロんんっあぁっぁ…イッちゃうよぉ!」  
「…ザクロちゃん…僕も、僕も出ちゃいそうかも…」  
「んんふぅぅん…お兄ちゃん…あぁぁん、ザクロの……中に出して…」  
「ザクロちゃん……僕もう、限界だよぉ…」  
「おにいちゃん…ざくろ、あぁぁぁぁ、ザクロ…イクよ……ザクロ、イッちゃうの」  
「ザクロちゃん…中に、中に出すよ…」  
「うん、きて…やぁぁあああんっ、ザクロに…あぁぁ、ぜんぶちょうだい!」  
「ザクロちゃん、くぅっ…ザクロちゃん」  
「お兄ちゃん…あぁぁあああぁああん!」  
 
僕はまたしてもザクロちゃんの中に白濁液を放出していました。  
「あついよぉ、おにいちゃん…」  
「あぁぁ…まだ出そう……」  
ザクロちゃんがとんでもない力で愚息を締め付けた所為で、白濁液が一滴残らず、妹天使の中に出て行ってしまったようでした。  
 
 
僕とザクロちゃんは性交の余韻を愉しむように、1つの布団の中で1つの枕を共有するようにして寝ていました。  
「もう、お兄ちゃんってば、激しくしすぎだよぉ…。ザクロ、壊れちゃうと思った」  
「ザクロちゃんだって、すごい締め付けだったくせに…」  
ここで僕の記憶はすっ飛びました。  
 
 
「桜さん、お夕食の用意ができました」  
僕は妹天使によって、起こされたようです。  
「あれ?ザクロちゃんがもとに戻ってる…?」  
そこにはいつものしゃべり方でいつも通り軍服を着たザクロちゃんがいました。  
「…なんのことですか、桜さん?」  
「いや、なんでもないよ…」  
「そうですか…、ではわたくしは先に…」  
「待って、僕も行くから」  
 
僕とザクロちゃんは階段を下りていきました。  
そして、僕の枕に長い銀色の髪が1本落ちていたことは誰も知らないことでした。  
 
続く???  
 

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