―ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪
天使の発した謎の擬音とともに僕は目を覚まします。
やっぱり目の前にはドクロちゃんがいました。
「ど、ドクロちゃん?僕が寝てる間に何かした…?」
「ううん、なんにもしてないよ…」
いや!その顔は絶対何かした顔だ。僕は心の中で疑いをかけますが、言葉にはしません。どうせ追及したところでバットを振り回すエンドですからね。
「朝ごはんが片付かないから、早く早く!」
「あ…うん」
「ボクはちょっと出かけてくるから!」
ドクロちゃんのどこかよそよそしい感じが気になりますが、まあいいでしょう。ザクロちゃんに迷惑をかけるわけにもいきません。
食堂ではザクロちゃんが食事の片付けをしていました。僕の分だけがポツンと乗った食卓。いくらなんでも気分のいいモノではありませんよ!
「…おはよう、ザクロちゃん」
とりあえず、挨拶を交わす作戦に出ます。
「おはようございます、桜さん」
ザクロちゃんはいつも通りでした。心配して損しちゃいましたよ。
―これは血気お盛んな中学生と妹天使が織り成す、どこか曲がった物語
僕は食事を終えると、自分で食器を洗い始めます。
ザクロちゃんが「洗い物でしたらわたくしが…」と言ってくれましたが、やっぱり僕にとっても気持ちのいい物ではありません。
だから僕はザクロちゃんを制して、自分でやっているわけです。
洗い物を終えて、一息付こうとリビングへ行くと、ザクロちゃんが本を読んでいました。
彼女は僕に「お疲れ様です」と言うと、僕は「いえいえ」なんて返します。
今日は両親が揃って出かけていて、ドクロちゃんもいないので、家の中は非常に静かです。
時計の時を刻む音しか聞こえてきません。
ふと何気なく、僕はザクロちゃんを観察するように見ていました。
美しくてどこまでも長い銀色の髪、整った顔立ち、綺麗なボディライン―。
改めてみると、すごい美人です。こんな美人と生活してるんですから、僕は相当な罰当たり者です。
ザクロちゃんは僕の視線に気付いたのか、顔を上げてこちらを見てきます。
「桜さん、どうかしたんですか?」と尋ねてきて、僕は視線を逸らして、「い…いや、なんにも」と動揺してしまいます。
「桜さん…、桜さん!?」
「え…な、なにザクロちゃん……?」
「お昼ご飯を作ろうと思いますが、桜さんの召し上がりたいものはありますか?」
「いや、別に…。ザクロちゃんに任せるよ…」
「そうですか、分かりました」
気が付くと、もう11時半でした。
僕はザクロちゃんの作った料理を食べています。
ザクロちゃんの料理は何度食べても美味しいです。
ザクロちゃんは家事をソツ無くこなして、物腰が柔らかくて、モデル並のスタイルで、おまけに僕を殺したりしない、本当の意味での天使です。
「桜さん…桜さん?」
「ええっと…なんだっけ?」
「大丈夫ですか?桜さんはお疲れのようですが…」
「ごめん、大丈夫だよ。心配かけてごめんね」
なぜでしょうか、僕はさっきから変です。ザクロちゃんと一緒にいるだけでドキドキしてしまいます。
僕がザクロちゃんに恋をしたんでしょうか、いやいやいやいやそんな筈はないでしょう。相手は9歳の妹天使ですよ!?
僕は昼食を食べ終えると、逃げるように自分の部屋に戻っていきました。
僕は畳の上に寝っ転がると、天井を見つめて、物思いに耽ります。
「あの…桜さん」
ふと身体を起こすと、ザクロちゃんがいました。
「桜さん…少しよろしいですか…?」
「なに、ザクロちゃん」
「少し聞きにくいことなんですが…」
ザクロちゃんは顔を赤らめて、僕から目をそらします。
「聞きにくいこと…?」
「あの…どうして人は異性に恋をするのですか……?」
「え…」
ザクロちゃんの質問に驚いてしまう僕ですが、ザクロちゃんは真面目に聞いています。
「なんでまたそんな質問を…」
とりあえず僕は質問の真意を問います。
「はい…。本を読んでいたのですが、どうもわたくしには分からなくて…」
「そうなんだ…」
ザクロちゃんはこう見えてもやっぱり子供です。ましては人間ではありませんから、こういうことには疎いのかもしれません。
僕は無難な答えを見つけ出そうとしますが、博学な彼女のことです…。やはりそんな無難な答えでは納得しないかもしれません。
「ええと、それは人の子孫を残すために人に生まれたときからプログラムされてるものみたいなもので…」
「なぜ、子孫を残すために異性を恋する必要があるのですか?」
妹天使は徐々に物事の核心に入り込んでくるようで、だんだん話が逸れてきました。
「…ええっと…、子供ができるためにはオスの種とメスの卵が結びつく必要があって、…そのために人や他の動物は異性を恋するようにできてるんだと思うよ…」
「…そうなんですか……」
彼女は理解したようで納得していない顔をしています。
「ところで、人はどうやってその…オスの種とメスの卵を結びつけるのですか……?」
「は…!?」
「人は…卵を産みませんよね…。どうするのですか…?」
どうするのですかって僕が聞きたいよ…。どうやって教えればいいのですか!?保健体育の教科書でも貸せばいいのですか…?
「実際にやればいいんだけど……、ザクロちゃんには…ちょっと早すぎるかな…」
「わたくしはかまいません…。桜さん、教えてください」
どうすればいいのでしょうか…。ザクロちゃんは真剣な顔で言っています。ああ、無知は恐ろしい…。
僕の中で欲望の悪魔と理性の天使が戦っています。戦いは完全に互角です。この戦は長期戦になりそうです。
「ザクロちゃんがかまわないならいいけど、やっぱりザクロちゃんにはちょっと酷かもしれないよ…」
「はい、桜さんお願いします…」
欲望の悪魔が強くなってきました。理性軍劣勢!ああぁぁぁぁぁ…、頭から桃色の液体が…!
「わかったよ、ザクロちゃん…じゃあ、ザクロちゃんはこっちに来て…」
「はい、桜さん…」
ザクロちゃんは僕の横にちょこんと座っています。
なんでこうなったのかは分かりませんが、とりあえず、任務を遂行せねばなりません。「最後」まで!
僕はザクロちゃんと唇を合わせていました。
ザクロちゃんは初め驚いたようでしたが、初めて(推定)のキスに酔いしれているように見えます。
僕は舌を伸ばして、ザクロちゃんの口の中に侵攻します。
「ん…!?…んふぅ……ふぅん…んん…」
ザクロちゃんの舌を見つけると、舌をねっとりと絡めていきます。ザクロちゃんの舌は柔らかくて、あったかくて、甘い味がしました。まさに天使です。
僕はキスをしながらも、彼女の長い髪を撫でるように触っていきます。
「…んん、んはぁ…んぅ…はぁ」
僕の舌は彼女の口の中を暴れ回っています。気持ちよすぎます!
「……ふぅぅ……んん、うぅん…」
僕はゆっくりと口を離します。僕とザクロちゃんの間に一本の糸が引かれていました。
「…桜さん……?」
「こういうのはムードが大事なんだよ…ザクロちゃん」
僕はザクロちゃんの胸を服越しに触っていきます。
「え…、桜さん…?」
ザクロちゃんの胸はやっぱり大きくて、指を入れると、戻ってくる弾力がありました。
ゆっくりと彼女の胸をこね回していきます。
「桜さん…、なにか変です」
「ザクロちゃん、どうしたのぉ?」
僕は意地悪に尋ねます。
「胸がジンジンしてきて……、桜さんに…もっと触って欲しい…」
僕は彼女の服のボタンを1つずつ外していきます。彼女のふくよかな胸があらわれます。
ザクロちゃんの胸の桜色の突起が尖ってきているのが確認できました。
僕はその頂きを責めていきます。
「あん…!さくらさん……あぁぁ…んんふぅぅ……」
追い討ちをかけるようにお留守になっていたもう片方の頂にもアタックを仕掛けます。
「さくら…さん、あぁぁぁ…わたくし……もう…ダメです…」
僕は意地悪をするように強弱をつけて、彼女の桃色の突起を責めていきます。
「んくぅ…さくらさん……ひぁぁ…ぁぁああぁ…んはぁ」
僕は指を離します。ザクロちゃんは肩で息をしています。
「ザクロちゃん、どうだった?」
「ええと…それは……胸の奥が熱くなって…、なんて言ったら…」
「それは気持ちいいっていう感じなんだよ。ザクロちゃんの身体はすごくえっちだね…」
「え…?それは……桜さんが…上手…ですから」
「ザクロちゃん、なにが上手なのかな?」
「桜さんの…手の動きが…」
「そうなんだ。ザクロちゃんはもっと気持ちよくなりたい…?」
今日の僕は冴えまくりです。ザクロちゃんに快楽の罠を次々にしかけていきます。
「はい、桜さん。お願いします…」
僕はザクロちゃんのズボンのベルトを緩めると、ゆっくりとズボンを下ろしていきます。
彼女は抵抗することなく、僕に身を任せています。
ザクロちゃんの下着ははっきり分かるほどに湿り気を帯びていました。僕はその部分を布越しに触ってみました。
「んんぁ!?さくら…さん?あぁぁ…ん」
ザクロちゃんの声が大きくなります。彼女は初めて受ける強烈な快感にむしろ戸惑っているのかも知れません。
今度は指を上下に擦るように動かしていきます。
「あぁぁ…んくぅ……はぁ……ううぅ」
次にザクロちゃんのパンティをゆっくりと脱がせていきます。
彼女も恥ずかしいのか顔が真っ赤です。ザクロちゃんがこんな顔をしているのを見たのは初めてです。
パンティをするりと下ろすことができました。
彼女の秘所は毛も生え揃っていて、彼女の身体が成熟した女性のものであることを再確認させます。
「さくらさん……そんなに…みないでください…」
ザクロちゃんの秘所からはすこし淫靡な蜜が溢れていて、僕にさらなる興奮を与えます。
「ザクロちゃんのここ……すごく綺麗だね…」
「さくらさん…」
僕は自分の唾液を指につけると、ゆっくりと彼女の秘所に入れていきます。第一関節が入ったあたりで、指をくの字に曲げて、動かし始めます。
「んんはぁ…あぁぁぁ……さくら…さん……うんあぁぁ…!」
指をまっすぐにすると、ザクロちゃんの蜜壷をかき混ぜるように動かしていきます。くちゅくちゅというえっちな音が部屋に響きます。
「ああぁぁぁ…!ん…んん…んぁぁぁ!……あん…ふぅん」
僕はザクロちゃんの中に秘豆を発見しました。天使にもあったんですね…。僕は妙に感心してしまいます。
発見した以上、使ってしまわない手はありません。彼女の秘豆を摘まんでいきます。
「ひあぁぁ…!?ああぁぁん…んんあぁぁ…!」
触れた瞬間、ザクロちゃん身体がビクンとはねました。僕はさらに攻撃を加え、限界点を見極めます。
「あぁぁん……さくらさん……もう…ダメです…んん…あぁぁぁ!」
ここが限界点のはずです。僕は図ったように指を抜き取ります。
「え…?」
ザクロちゃんが困惑したような表情を浮かべています。
「桜さん…続きは……なさらないの…ですか?」
ザクロちゃんは身体をもじもじさせながら言います。
「だって、ザクロちゃんが…『ダメ』って言ったから…」
「そ、そんな……」
ザクロちゃんが続きをしてほしくてたまらなくなってしまっているのは、計算済みです。全ては名探偵・おうムルによる助言かもしれません。
「ザクロちゃん、続きをして欲しいの?」
僕は心の中で悪魔の笑みを浮かべながら、尋ねます。
「はい…桜さん…」
彼女の目から理性が消えているのが分かりました。
「…それじゃあ……僕のを舐めてくれるかな…?」
「…え!?」
僕はそう言うと、ズボンのチャックを下ろし、自分の分身を取り出します。僕の分身は出番を待っていたかのように、天に向かってそそり立っています。
「…わたくしが……それを…?」
「いやならいいんだけどね…ザクロちゃん」
彼女の中で理性と欲望が戦っていることがわかります。彼女の顔にも困惑の色が出ていましたから。
「…わかりました…。桜さんのを……舐めさせてください…」
僕は内心、勝利宣言をします。
「ちゅる……んんぅ…」
ザクロちゃんは僕の分身を右手で掴むと、分身の先端をぺろぺろと舐めていました。
静希ちゃんと一線級で渡り合ってきた(一方的にやられた)僕にとって、お世辞にもあまり気持ちいいものではなかったはずでしたが、彼女のぎこちない手つきや舌使いが僕に興奮を与えます。
「んん…ふぅぅ……ん…はぁ…」
ザクロちゃんの愛撫を前に僕の分身はグングン大きくなります。ザクロちゃんも驚いているようです。
「んあ!?桜さん…」
「ザクロちゃん、今度は咥えてもらえるかな…?」
「はい、桜さん…」
ザクロちゃんは何のためらいもなく、僕の愚息を呑み込んでいきます。
「んんっはぁ……んんふぅ」
初めてのことにペースが分からないザクロちゃんはひたすらに僕の先端を舐め回します。
それに追い討ちをかけるように、彼女の息がかかり、僕のものは彼女の口の中でさらに肥大していきます。
「あふぅ…んん…ぢゅる……はぁ…」
僕もまた絶頂に達する寸前まで待ちました。ザクロちゃんは頭を上下に動かしていきます。どうしてこんなことを知ってるんでしょうか?
「んんん…んん……ふぅ…」
僕も限界点突破です。ザクロちゃんの口から愚息を引き抜きます。
「んぇ…?桜さん…」
ザクロちゃんは困惑した表情を浮かべています。
「ザクロちゃんありがとう、こっちおいで…さっきの続きしてあげるから…」
「はい、桜さん」
心なしか彼女の目に光が戻ったような気がしました。
僕はザクロちゃんを布団に寝かせると、彼女の脚を開かせます。
ザクロちゃんのそこはさらなる刺激を求めるようにヒクヒクしていました。
「ザクロちゃん、いくよ…」
「桜さん…」
僕は分身をザクロちゃんの秘所にあてがうと、ゆっくりと入れていきます。
「…うぅぅ…い…いたい……さくら…さん」
最初は強い抵抗が僕の侵入を阻みましたが、徐々に僕を受け入れていきます。
僕の分身はすぐにザクロちゃんの中の最深部への到達に成功します。
「ザクロちゃん、全部…入ったよ」
「ほ、本当ですか…これが……桜さんの…」
彼女はどこかうっとりしたような表情を浮かべていました。
「ザクロちゃん、動くよ」
「はい…、桜さん…きてください」
僕はゆっくりと腰を前後に動かしていくつもりでしたが、限界点を既に突破してしまっていた僕にとって、腰のスピードを抑えることは至難の業です。
「ああぁぁぁぁん…さくらさん……もっと…もっと……ください…」
ザクロちゃんも僕の分身を受け入れて、快楽の波に呑まれてしまったようです。
「さくら…さん…さくらさん…ぁぁぁぁああっ!」
「ザクロちゃん…、僕もう出そう……出そうだよ!」
「なにかきちゃう……さくらさん…!なにかきちゃいそうです……」
「あぁぁ、ザクロちゃん…!」
僕は熱い物を妹天使の中に発射していました。
「ザクロちゃん、これでわかったかな…」
「はい、こうやって人の子孫は出来るんですね…わかりました。桜さん、ありがとうございました」
彼女は深々と頭を下げました。
「わたくしは夕食の準備がありますので…」
そういうと、部屋を出て行きます。
でも赤い顔をして「またいつか一緒にしましょうね」なんて言って、出て行きました。
その顔がまた可愛くて、僕はそれだけで倒れてしまいそうになりました。
続く???