「んん…ふぅ…んんちゅ…ぅぅ」  
僕と静希ちゃんは熱い接吻を交わしていました。  
ここは昼休み中の聖ゲルニカ学園の校舎の屋上。静希ちゃんがここにいるような予感がして、来てしまったという次第です。  
そして、彼女は屋上からの景色を眺めていたようです。恋人同士テレパシーでも使えるんでしょうか…?  
静希ちゃんは僕の存在に気付くと、驚いていたようですが目と目が合って、気がつくと抱き合っていて、そして気がつくと唇を重ね合わせていました。  
 
いつもはやられっぱなしの僕ですが、今日の僕は積極的に静希ちゃんの舌を絡めていきます。  
彼女も負けじと舌を絡めてきます。やっぱり彼女の舌使いは凄すぎます。僕という存在が気化しそうになるくらいに熱いです。  
「…んん、しゃくらくん……んふぅ」  
「しじゅきちゃん……」  
愛しい人の名を呼びながら、唇を貪るような熱いキスが続きました。  
 
僕と静希ちゃんはゆっくりと唇を離します。静希ちゃんはどこか嬉しそうな表情を浮かべています。  
「…桜くんも、上手になったね」  
「静希ちゃんこそ…」  
まるで何度も刃を交わした実力伯仲の流浪の剣豪が鍔迫り合いで言いそうな言葉です。  
 
―カチャ  
不意に屋上から後者に続く鉄の扉が開きました。  
僕と静希ちゃんは慌てて、互いの身体を包んでいた手をほどきます。ドラマにありがちなシーンです。  
「あれ…?水上さんに桜くん……?」  
南さんが現われました。  
 
その瞬間、一陣の風が吹き荒れたような気がしました。時間が一瞬止まりました…。  
今この3人が一同に会するということは僕にとって間違いなく人生最大の修羅場です。  
僕は綱の上を歩いています。少しでもバランスを崩せば、即死亡の難易度ウルトラC(死語)のダンジョンです。  
「や、やあ南さん。……どうしたの…?」  
「ん…?あぁ…別に……陽に当たりにきただけよ。…ところでどうして桜くんは水上さんと一緒にいるの?」  
「ええっと……それは…その……」  
「桜くんとキスしてたの」  
口を開いたのは静希ちゃんでした。  
「ちょ、ちょっと…静希ちゃん!?」  
「わたしと桜くんは恋人同士だから、愛を確かめ合っていたの…」  
静希ちゃんの顔が少し赤くなっていましたが、そこにはいつもの迷いの無い彼女の顔がありました。  
「ふぅん…そうなんだ」  
南さんは(全部知ってるクセに)納得したような顔をしていました。そして彼女は校舎の中に戻っていきました。  
あれ?陽に当たりに来たんじゃなかったのかな…?  
 
―フラッ  
静希ちゃんと一緒に校舎に戻ろうとしたとき、足がふらついてしまいました。  
「ちょっと、桜くん大丈夫!?」  
「だ、大丈夫じゃないかも…」  
南さんに風邪をうつされたのでしょうか?僕は静希ちゃんに付き添われて保健室に行きました。  
 
何事も無く保健室に到着しました。  
「静希ちゃん、ありがとう…。授業は休むから、先生に言っておいてくれるかな?」  
「うん」  
僕は保健室のドアを開けました。  
…あれ?……先生がいない…?  
部屋の中では加湿器がせわしなく動いている音だけが響いています。室内に生命反応はありません。  
「…とりあえず…ベッドで休んでるか…」  
「あれ?先生いないの?」  
「うん…そうみたい」  
「じゃあ、わたしが桜くんを看病してあげるね!」  
「いいよ、静希ちゃんは授業に出なくちゃ…。それに……その言い方は凄く毒を感じますよ…」  
とはいえ、僕にも体力が残っていません。僕はフラフラした足取りでベッドに到着すると、倒れるようにベッドにダイブしました。  
「布団をこうして…と、はい桜くん?」  
「あ…うん、ありがとう静希ちゃん」  
静希ちゃんは僕に布団をかけてくれました。世界広しと言えど、静希ちゃんに看病してもらえる男は僕だけです。  
風邪で体力が奪われようと、言うべきことは言っておきます…。  
僕は世界一の幸せ者です。神様、僕は死んでからどんな償いでも受けます。だから今は今だけは…。  
 
 
僕は砂漠の夢が出てきそうな夢の世界に旅立ちます―。案の定、砂漠で僕は渇きに飢えていました。向こう側では獣の頭蓋骨が砂に埋もれかかっています。  
そんな砂漠を彷徨う僕に涼しい風が吹いてきました。  
 
―フッ  
 
僕は砂漠の世界から現実世界に引き戻されたようです。  
「桜くん、気分はどう?」  
静希ちゃんがベッドの傍の椅子に座って、僕の顔を覗き込んでいました。  
「あ、静希ちゃん……授業はどうしたの…」  
「うん、先生が戻ってこないから…桜くんを看てたの」  
額に冷たいハンカチが乗っかっていることに気付きました。  
「ありがとう、静希ちゃん…」  
「ううん、どういたしまして!」  
僕と静希ちゃんは互いに目を合わせると、恥ずかしさに目を逸らしてしまいます。  
今までキスをしたり、それより先のこともしたことがあるのに、やっぱり恥ずかしいです。  
「静希ちゃんのお陰でだいぶ楽になったよ…」  
「そう…よかった」  
 
「ふうー…とはいえ、わたしも疲れちゃったな…。桜くん、布団の中に入っていい?」  
「な、な、な、何言ってるの、静希ちゃん!?ここがどこだか知ってる!?学校だよ!?」  
「わかってるよ。いいじゃない、誰もいないんだし…」  
「その明らかに何か企んでますって顔で言わないでください!…本当に怖いから!」  
「もう…桜くんは考えすぎだよぉ。つべこべ言わないの!」  
「ちょっと、静希ちゃん!?」  
彼女は本当に僕の入っている布団の中に入ってきました。  
彼女は布団の中でモゾモゾと動いています。しばらくすると静希ちゃんの顔が出てきました。  
最近、彼女のキャラがドクロちゃんとダブって見えるのは気のせいでしょうか??  
「ぷはぁ…、ふふ、なに顔赤くしてるの?」  
「だって静希ちゃんが…」  
 
「やっぱり桜くんはかわいいなぁ、すぐにテレるところとか」  
彼女は僕の顔を撫で回していました。  
「静希ちゃん!?目から理性の光が消えてますよ?」  
「そうだ!わたしの考えたゲームをしない…?」  
なにそのゲームって…。4色の駒で1色の駒を攻め落とすゲームですか…。それともデコピンをして、「痛い」って先に言った方が負けのゲームですか?  
「どんなゲームなの…?」  
「ふたりで舐めっこして、先にイッた方が負けのゲーム」  
「ひえぇぇぇ、やっぱりそっちなの?」  
僕は重い身体を起こし、逃げようとしますが、静希ちゃんにマウントポジションをあっさり取られてしまいました。  
「し、しずきちゃん…?」  
「ルールはさっき言ったからね。準備するよ…」  
「マジですか…?」  
「うん!」  
彼女は自分のショーツをするりと取ってしまいました。静希ちゃんは本気のようです。  
そうこうするうちに、静希ちゃんは布団をどけて僕のズボンのベルトを外し、ズボンを下ろしていました。  
僕に抵抗する気はありません。こうなってしまった彼女を止める術はありませんから!  
「ところで、このゲームに負けたらどうなるの?」  
「ん〜、そこまで考えてなかった」  
「考えといてよ!」  
彼女はポンと手を叩いて、なにかひらめいたようです。  
「そうだ、負けた方がオナニーを見せるっていうのは?」  
「はいっ!?」  
彼女はまた凄く濃い提案をしてきました。でも彼女の「提案」は採決を待たずして「可決」です。  
とりあえず、絶対に負けられないのは確かです!負けてはなりません!  
 
静希ちゃんは僕の方に背を向けて、僕の上に座っています。  
彼女は僕のパンツも下ろしていきました。僕の息子は既に大きくなっていました。  
「ふふっ、ズルいねぇ桜くんは。こんな風にしておきながら、まるでわたしだけが悪者のように…」  
静希ちゃんは呪文を詠唱するように言います。  
「分かったよ、分かりました!…ゲームだってなんだって受けて立ちますよ……!」  
僕はヤケッパチで言います。  
「そうこなくちゃね…。じゃあ、あの時計で2時ちょうどになったら始めるから」  
時計は1時59分30秒を指していました。  
彼女はこちらにお尻を向けて、四つん這いの体勢を取っています。静希ちゃんのお尻というか秘所は僕の目の前にありました。まさに目と鼻の先です。  
スカートの中に見える静希ちゃんのお尻は…いやぁ、いい眺めです。僕は世界一の罰当たり者です。間違いないです。  
「それじゃあ、始め!」  
「し、しまった!?」  
完全な出遅れ!静希ちゃんのお尻を観察していた僕はゲームの趣旨をすっかり忘れていました。  
「桜くん、行くよぉ!」  
静希ちゃんの得意げな声が響きました。  
「くっ!やはり敵の罠であったか…」  
 
 
「んちゅ…れろれろれろ……」  
「うくぅ…ひぃ!」  
静希ちゃんが先制攻撃を仕掛けてきました。僕の分身の先端に軽くキスをすると、その先端を集中的に舐め上げます。僕は不意打ちに腰を跳ね上げてしまいます。  
まずいです。間違いなく、小細工無しの最短ルートです。ゴールまで一直線です!  
僕は身体中に電気が走り、そしてそれが僕の動きを完全にストップさせていました。このままではパーフェクトゲームです。  
「んん…ちゅぅ……どうしたの?…桜くん、真面目にやってよねぇ!」  
「そんなこと言ったって…!……うぅぅ…」  
静希ちゃんは言葉を発しながらも、舌の動きを緩めるなんてことはしません。  
静希ちゃんの絶妙な舌使いで僕は反撃すらできません。  
「ふふ…、桜くんの先っぽから…トロトロのお汁が出てるよ?やっぱり…桜くんはえっちだね…」  
彼女の言うとおり、僕は彼女の舌使いによって、快楽の泥沼に引きずり込まれていきます。  
あぁ、神様!このままでは僕は……僕は…!  
 
あれ?周りの景色が止まった!?  
『落ち着くんだ、冷静になれ…』  
僕に語りかけてくる男の声―。  
「まさか、お前はおうムル!?」  
この声は間違いありません。あの英国探偵です。  
『そうだ、冷静になれ。冷静になれば、普段の倍の力が出る筈だ…。わたしが力を貸そう』  
―フッ  
「ふふっ、トドメだよ桜くん!ひぃぁあ…!?」  
僕はその瞬間、静希ちゃんの腰に手を回すと、彼女の秘所に舌を当てていました。  
領土の半分を侵略軍に抑えられたクサカベ軍の反撃ののろしが今上がりました。  
 
「静希ちゃん、行くよぉ?」  
「あぁ……やぁん、んん……さくらくぅん…」  
僕は舌を入れると、周りの柔肉をほぐすように舌で蜜壷をかき回していきます。  
「んんん……やだぁ…んん…」  
絶好調だった静希ちゃんの舌の動きが弱まってきているのが、はっきりとわかります。体勢は5分5分のイーブンまで戻りました。  
「さくらくぅん……んんぁ…ふあぁ…」  
静希ちゃんの舌は完全に動きを止めてしまいました。でも僕は休むことなく静希ちゃんの秘所を責め立てます。  
「ああぁんん……んふぅ……んんあぁぁ…はぁ……すご…い」  
「静希ちゃんの中からえっちな汁が溢れ来るよ?静希ちゃんは、えっちだね…」  
静希ちゃんが僕に投げかけてきた言葉をそっくり返します。  
「…はぁはぁ……でもね桜くん、戦闘中はどんなときでも隙を見せちゃダメなんだよ?」  
「え…?」  
静希ちゃんは平静を取り戻し、僕の分身への愛撫を再開させました。やっぱり罠だったのか。  
静希ちゃんは僕の愚息を咥えこむと、頭をゆっくりと前後に動かしていました。  
「んんん…んはぁ………ぁあふぅ…しゃくらくんの……えっちなおしるが…ほしいなぁ……」  
「それ……はんそくだよ…しずきちゃん」  
彼女は最終奥義の「言葉責め」までマスターしていたとは…。  
でも僕だって、負けるわけには行きません。僕にだって切り札はあるんですからね。  
僕は体中に散らばった神経を舌に集中させて、「ある物」を探します…。  
 
―あった!  
 
「ひぁぁぁ!…あんん…んふぅんんぁ……さくらくん…そこは……だめぇ」  
静希ちゃんの身体がビクンと跳ね上がりました。  
僕は静希ちゃんの秘豆を掘り当てていました。僕はこの切り札に全てを託します。  
「んん…さくら……くん、……んあぁぁ」  
これで僕の勝利は9割方確定です。勝鬨を…  
「んちゅ…れろれろ……はむぅ…んん……んんぁ」  
静希ちゃんが最後の力を振り絞って、僕の愚息に猛攻撃をしかけます。  
僕もほとんど限界状態まできていました。まずいです…、ゴール前で逆転される…!  
「んん……んはぁ!…んちゅぅ…ぁぅん…」  
「静希ちゃん、もうダメ…!…しずきちゃん……」  
「しゃくらくぅん……わたしも…もう……ダメ…なの……んぁぁああ!」  
 
僕と静希ちゃんが限界に達したのはほぼ同時でした。  
僕の分身から飛び出た白く濁った液体は静希ちゃんの綺麗な顔にかかってしまったようです。僕の顔には静希ちゃんの秘所から出た熱い蜜がかかってしまいました。  
「んん…あついよぉ……桜くんの熱い…」  
「静希ちゃんのだって…」  
それからしばしの沈黙―。  
 
そんな沈黙を破ったのは静希ちゃんでした。  
「あれ…?ふふっ、桜くんのまだビンビンだね…」  
静希ちゃんはとても嬉しそうに言いました。  
「静希ちゃん…」  
「桜くんはまだ物足りないんだね…あれだけしてあげたのに……もっと気持ちいいことしたいの?」  
「ええっと……それは…」  
「んん〜、どっちなのかなぁ?言わないとしてあげないよぉ…?」  
彼女は僕を弄ぶように言います。  
気がつくと、僕の頭は静希ちゃんの両脚で挟み込まれていました。  
…ってことは答えはイエスしかないということです…。  
「したいよ…」  
「よく聞こえないな〜、大きな声で言ってごらん…」  
「もっと気持ちよくなりたいよ…。静希ちゃんと一緒に…」  
「はぁ〜い、よく言えました♪…ちょっと待っててね……」  
静希ちゃんはベッドから降りると、スカートをするすると脱ぎ出しました。  
彼女は上半身こそ制服を着ていますが、彼女の脚を包み隠すものは何もありません。この格好は僕に  
ピンク色の情欲をもたらしていきます。  
「やだ…桜くん、そんなにじろじろ見ないで…」  
静希ちゃんの顔はほんのりと赤くなっていました。  
「あ…ごめん、静希ちゃん…つい」  
静希ちゃんは僕に背を向けるようにして、僕の上に跨ってきました。  
「桜くん…いくよ」  
「うん、静希ちゃん…きて」  
 
僕の息子は静希ちゃんの手に導かれるようにして、静希ちゃんの中にゆっくりと入っていきます。  
静希ちゃんの中のヒダヒダが侵入者を迎えるように僕の愚息は静希ちゃんの中に吸い込まれていきま  
した。  
僕の息子は時を待たずして、最深部まで到着してしまいました。  
「んんっ…やっぱり桜くんの……すごい」  
「静希ちゃんの中だって…熱いよ」  
「桜くん…動くよ」  
「うん…」  
 
静希ちゃんは感触を確かめるようにゆっくりと腰を動かしていきます。  
粘膜がぶつかり合うようなぐちゅぐちゅといういやらしい音がします。  
「んあ…あん、さくらくぅん……あぁぁん」  
「すごい…すごく気持ち良いよ……静希ちゃん」  
ですが、静希ちゃんの腰の動きがさっきよりも遅くなってきて、いつしか彼女の腰の動きは完全に止  
まってしまいました。  
「…静希ちゃん、どうしたの……?」  
「…うん、桜くん…ちょっと待って……んん、よいしょ…」  
「ひぃ!?し、静希ちゃん…?」  
静希ちゃんは身体をひねって、腰をゆっくりと回していきます。  
静希ちゃんの身体の中に入っている僕の分身もその影響を受けて、ねじれるような痛みにも似た快感  
に襲われます。  
彼女は身体を180度回転させると、僕と正対する体勢になりました。  
「んぁ…桜くん、どうかな……?」  
「気持ちいいよ……静希ちゃん…」  
「桜くぅん…続き……行くよ?」  
「うん…」  
 
静希ちゃんはもう一度、腰を初めはゆっくりと、だんだん速く動かしていきました。  
「うぅんん……あふぅ…んあぁぁ……さくら…くんも……うごいて」  
「うん……静希ちゃん…動くよ…」  
静希ちゃんの言葉に呼応するように、僕も静希ちゃんの身体を突き上げるように動かします。  
「んあぁ…!すごいよぉ…さくらくぅん……もっと…もっと……うごいてぇ」  
「しずきちゃん……しずきちゃん」  
僕は腰の動きを徐々に速めて、スパートをかけます。  
「さくらくぅん……気持ちよくて…わたし……こわれちゃいそう……」  
「しずきちゃん…僕も……もうダメかも…」  
静希ちゃんは僕の息子をギュウギュウと締め付けて、僕に射精をねだっています。  
「…桜くん……イッちゃう、イッちゃうよぉ…さくらくぅぅん……」  
「しずきちゃん…でちゃいそうだよ……」  
「さくらくぅん…だして……いいから……わたしのなかに…だして」  
「……静希…ちゃん……静希ちゃん!」  
「桜くぅん…きてぇ……!」  
 
―ドピュッドピュッ  
 
僕は静希ちゃんの中で果ててしまいました。  
「あぁぁぁぁ、桜くぅん……あつぅい…!」  
「静希ちゃん…」  
 
 
静希ちゃんは制服のポケットからティッシュを取り出すと、僕の分身を拭いていました。  
でもその拭き方はどこかいやらしくて、腰がむずむずしてしまいます。  
「ねぇ…静希ちゃん」  
「ん〜、なぁに?」  
「普通に拭いてくれないかな…?」  
「はぁい…」  
静希ちゃんはふてくされた子供のように、言いました。  
彼女は自分の秘所を拭き取ると、手際よく着衣を整えていきます。  
「桜くん…もう大丈夫?」  
「うん……熱も引いてきたみたいだし…もう大丈夫だよ」  
「そう、よかった」  
「静希ちゃん、これからどうする?」  
「もう少し、ここにいたいなぁ…」  
「そうしよっか」  
僕と静希ちゃんは1つの布団の中で仰向けになって寝ていました。  
「桜くぅん…」  
「なぁに?静希ちゃん」  
「大好きだよ、桜くん!」  
「僕だって、大好きだよ静希ちゃん」  
「ずっと一緒にいようね!」  
「うん」  
 
窓から差しこむ柔らかい日光が僕たちを優しく包み込んでいました。  
 
続く???  
 

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