『桜さんへ
わたくしと姉は未来の世界に用事ができたので、いったん帰ります。明日には戻ると思います。』
ザクロちゃんの達筆な字を解読すると、内容の解読に成功。とりあえず、あのアホ天使がいないので久しぶりに平和な休日を満喫できそうです。静希ちゃんの家にいかねばなりませんが…。
朝食をとろうと、食堂へ行くと、テーブルの上に1枚の紙切れが置いてありました。
『桜へ
群馬のおじいさんの病気が長引いているので、お見舞いに行ってきます。ついでに観光もしてくるので帰りは明日になります。』
なんて親だ…。まあ親がいないので、今日は勉強もせずにダラダラと休日を過ごせるわけです。心の中でガッツポーズを繰り返す僕。
―ピンポーン
突然、家のチャイムがなりました。ドアを開けます。
―ガチャリ
「桜くん、おはよう」
突如として現われたのは静希ちゃんです。突然の来客に一歩下がる僕。静希ちゃんは大きな袋を持っていました。
「な、な、何しに来たの、静希ちゃん?」
静希ちゃんは少し怒りながら言います。
「もーう、そんな挨拶聞いたことないよ!」
「ごめん、おはよう静希ちゃん」
僕は謝ります。すると静希ちゃんはいつもの笑顔を取り戻して…、
「うん、おはよう桜くん」
「で、どうしたの?」
「桜くんのおばさんから電話があって、勉強してるかどうか監視してって頼まれたの…」
手紙には続きがありました。
『―静希ちゃんに勉強の監督に来てもらうから、手を抜かないように。あと食事も頼んであります。』
「まあ、そういうわけでよろしくね。うちも両親がいないから、今日はこっちで1日お世話になるね♪」
「ええ…?」
「なぁに、女の子を1人で留守番させるの?なにかあったらどうするの?」
静希ちゃんは茶目っ気たっぷりに怒ります。
僕は静希ちゃんをなだめるように言います。
「わかった。今日1日よろしくね」
「一応言っときますけど、勉強の監督できたんですからね」
静希ちゃんは僕に釘を刺すように言います。
「その言葉、そのまま静希ちゃんに返すよ…」
背筋に期待と不安の汗が走りました。
「早速で悪いんだけど、数学のこの問題教えて」
とりあえず、僕たちは勉強を始めました。静希ちゃんも自分の勉強道具を取り出して、ノートにペンを滑らせていきます。
―カリカリカリ…
「ちょっと休憩にしない?」
そう切り出したのは静希ちゃんでした。僕もそろそろ休みたかったので、いつ切り出そうかと思っていましたが、静希ちゃんに先手を取られてしまいました。
「お茶とお菓子を取ってくるね」
僕は階段を駆け下りて、手際よくお菓子とお茶のペットボトル・紙コップをお盆に乗せると、すぐに階段を駆け上がります。
「はぁはぁ…、静希ちゃん、お待たせ」
静希ちゃんは僕の格好をクスクス笑います。
「そんなに急いでこなくてもいいのに…」
なぜだかいつも通りな時間が流れていたような気がしました。
―グゥゥゥ…
僕のお腹は情けない音を上げました。時計を見るともう12時を指していました。そういえば朝食も食べてなかったんだっけ。
「ちょっとお昼ご飯の用意するね」
「あ、僕も手伝うよ」
勉強タイムはひとまず中断です。
昼食は静希ちゃんの作ったおにぎりです。
僕はペロリと平らげてしまいます。
「桜くん、おいしい?」
「うん。すごくおいしいよ、静希ちゃん」
「よかったぁ、桜くんのために作ったんだよ…」
…なんておいしい場面があったりして、それは楽しかったです。ああ、幸せだなぁ。
昼食を終えると、静希ちゃんは夕食の材料の買出しに行くと言って、出て行きました。お金はお母さんが出してくれたそうですが。
「桜くん、ちゃんと勉強しててね?」
「しなかったら?」
僕は冗談混じりに尋ねます。
「桜くんを縛って、あんなことやこんなことをするからね、一晩中」
今日だけは…今日だけはいつもの静希ちゃんだと思ってました…。でもやっぱり静希ちゃんです。
僕は勉強を再開します。まあそれなりに頑張りました。2時間はやったでしょうか。でも僕はいつしか眠っていました。
―「ねぇ、桜くん、起きて」
僕は身体を揺さぶられて目を覚まします。
重い瞼をあけると、そこには静希ちゃんが。
「夕食できたから、食べよ?」
「う、うん」
静希ちゃんが僕を食堂の方へ案内するように歩きます。
僕を食卓に座らせると、静希ちゃんは嬉しそうにメニューを紹介していきます。
「コホン、これがマグロの山掛け丼。こっちがレバニラ炒め。これがスッポンのスープです」
「ねえ、静希ちゃん、なにこれ?」
「これ?スーパーでスープの素が売ってるんだよ。お湯をかけるだけですぐにできちゃうの」
「聞いてるのはそんなことじゃなくて…。どうして精力のつくものばかりが並んでるの」
「ふふ、気にしすぎだよ、桜くんは…」
静希ちゃんは意味深なセリフを言いながら、こめかみのあたりを指でぐりぐりしていきました。
でも、静希ちゃんの作ったものはどれも味が調っていて、やっぱり美味しいです。静希ちゃんの料理なら、毎日食べても飽きないでしょう、断言します!
「静希ちゃん、おフロ沸かしたから、先に入っていいよ。洗い物は僕がやっとくから」
「うん、わかった。ありがと」
静希ちゃんをおフロに入れると、僕は洗い物を手に瞑想に耽ります。僕は煩悩を振り切ると、洗い物をパパパッと片付けます。
静希ちゃんがおフロから上がってきました。1時間は入っていたでしょうか。さすがはおフロ好きの少女です。
フロ上りたての静希ちゃんはやっぱりすごく可愛くて僕の欲望が剥き出しになるところでした。
静希ちゃんと入れ替わりで、僕もフロに入ります。僕は静希ちゃんの汗や汚れが入った風呂桶の中を泳ぎまわります。これがしたいがために静希ちゃんを先におフロに入れたのです。作戦はすべて完璧です。
僕は静希ちゃんの入った後の残り湯を堪能すると、身体を光速で洗って、おフロを後にします。
その後は2人でテレビを見て過ごしました。バラエティーからアクションモノの映画を観て過ごしました。2人で笑ったり、泣いたりしながら過ごしました。やっぱり恋人っていいなぁ。時間は11時になっていました。僕達は寝ることにします。
「静希ちゃんは、そっちの部屋を使っていいから」
僕は両親の寝室を片付けて、静希ちゃん用の布団を用意しました。
「うん。わかった。お休みなさい桜くん」
「静希ちゃん…お休み」
部屋の電気を消してもなかなか眠れず、目が慣れてきたので天井を見ながら、思いを巡らせます。ついつい、小声の本音が出てしまいます。
「静希ちゃんはなんだかんだいって、なにもしてこなかったな…」
30分くらいは経ったでしょうか、僕は窓を開けて天体を見渡します。すこし寒いですが、またそれがよかったりするのです。
外から入ってきた冷たい澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで、窓を閉めました。
―トントン
ふすまを叩く音がします。静希ちゃんかな…。何か用事でしょうか…。僕はふすまを開けます。
「ご主人様、お迎えに上がりました…」
そこにはメイド姿の静希ちゃんがいました。
「し、し、静希ちゃん?その格好…?」
僕は声まで震えてしまっています。静希ちゃんとメイド服の組み合わせが犯罪的にマッチしていたからです。
「静希ちゃん、『お迎えに上がった』って?」
「ご主人様が静希のところへ夜這いにいらっしゃらないようなので、静希の方から参りました」
「ええ…?ちょ、ちょっとんん…」
静希ちゃんが僕の顔の横に手を添えると、僕の唇を奪ってしまいました。何回キスしても、静希ちゃんの柔らかい唇の感触に飽きるということはありません。
そして何回キスしても僕は静希ちゃんに主導権を奪われてしまいます。今回もまた静希ちゃんに舌を絡め取られてしまいます。
「あふぅ…んんぁ……ごひゅじんひゃまぁ……」
静希ちゃんの舌が僕の口の中を縦横無尽に暴れまわります。静希ちゃんの舌はやっぱり甘くて、熱くて、身体の芯からとろけていきそうな感覚に襲われます。
ちゅぱちゅぱとえっちな音が部屋中に響いて、それが僕の興奮度を上昇させていきます。
「んん…ぢゅるる……んふぅ」
唾液を啜り取るような音がしています。
静希ちゃんは僕の唾液を文字通り啜りとっていました。
今までの中で一番長い間、キスは続いていました。僕は息をすることも忘れ、静希ちゃんとの熱いキスに没頭していました。
「うんんん……ぷはぁ…」
静希ちゃんはようやく口を離してくれました。僕の身体は空気を求めます。ハァハァと息が切れているのが分かります。
「ご主人様ぁ、夜は始まったばかりですよ…?」
静希ちゃんは僕に抱きつくようにして、布団の上に押し倒します。
僕は抵抗することができません。やはり静希ちゃんのなすがままです。
静希ちゃんはパジャマのズボンに手をかけると、パンツまで一気に下ろしました。
そこから現われた僕の分身はやはり、大きくなっています。
静希ちゃんは妖艶な笑みを浮かべると言います。
「ご主人様のは相変わらずえっちですねぇ…、静希の口で気持ちよくなってください…」
「くちゅ…んん…あふぅ…」
静希ちゃんはいきなり僕の分身を咥えました。静希ちゃんの口の中はとても熱くて、静希ちゃんの息が愚息の先端にかかって、それだけでどうにかなってしまいそうです。
「んふぅ…れろれろ……」
「し、静希ちゃん…!?そ、そこは……」
静希ちゃんは僕の亀の割れ目を舌で発見すると、そこを重点的に責めてきます。
「そこは…気持ちいのですか?ご主人様…」
「え……それは……」
「この子に聞いてみますね…。うんしょ…れろれろ……」
「うくぅ……はぁはぁ…しずき…ちゃん」
静希ちゃんの技術は一昨日のそれの数段上でした。まさに進化する14歳です。僕もすぐに射精してしまいそうです。
「ごひゅじんひゃま…、いきましゅよ……んん……んふ、んはぁ…」
静希ちゃんは舌の動きに加えて、頭を前後運動させて、僕の分身に射精を促します。
「ぢゅる…んあ……ふぅ…んふ……はぁ」
徐々に頭の動きを加速させているのが、分かります。でも僕はギリギリまで我慢します。
ぐちゅぐちゅという音が僕の耳にはっきり届きます。やっぱり我慢できそうもありません。理性の砦を守っていた兵は敵軍の強さに次々と戦死していきます。
「んんん…ぢゅぅ………ごひゅじんひゃま…だして…くだひゃい……しずきの…なかに………」
今日はノンストップです。僕の主砲を止めるものはありません。
「し、静希ちゃん……でちゃう…でるよ…」
「んん…ごひゅじんひゃまぁ……しずき……のなか…に…」
僕は白く汚れた欲望を静希ちゃんの口に発射していました。
次々と静希ちゃんの口に飲み込まれていきます。一昨日もしてもらったはずなのに、そのときの倍近い量の精液がでていきました。
「んんんんん…!……んはぁ…んくんく…んく」
静希ちゃんは口の中の精液を飲みきると、口の周りの種を指で拭って、指をちゅぱちゅぱ舐め回します。その仕草は何回見ても、すごくえっちです。
僕の大砲は愛撫によって、弾を大量に発射したはずなのに、まだ撃ち足りなかったようです。
静希ちゃんはそれを嬉しそうに見つめています。
「ご主人様のご子息はすごくお元気ですね…ご主人様はそのままじっとしててくださいね?」
静希ちゃんはスカートを捲り上げます…って静希ちゃんの下着が見当たりません。
そこから見えた静希ちゃんの桃色の秘所は妖しい液体が溢れ出していて、もう戦闘準備万端です。
「静希ちゃん…、下着はどうしたの…?」
「はい。ご主人様に可愛がって頂けるようにと思って、穿いてきませんでした。静希…もう、もう我慢できません…」
「いいよ、静希ちゃん…、来て…」
「ご主人様……」
静希ちゃんは再度スカートを捲り上げると、僕の分身を呑みこむように腰を下ろしていきます。
ニュルリという音が聞こえたような気がしました。
「んんんあぁ…ご主人様の…大きい……硬くて…」
彼女の秘所はまったく愛撫もしてないのに、僕の愚息をぐんぐん呑み込んでいきます。
静希ちゃんはとうとう分身の先端を最深部まで入れてしまったようです。
「んはぁ…はぁ……ご主人…さま……奥まで……入りましたぁ…」
「静希…ちゃん……すごい…静希ちゃんの中………動いてる…」
「ご主人様…しずきの……しずきのえっちな…あそこで……いっぱいかんじて…くださいね…?」
そういうと静希ちゃんは腰を上下にゆっくりと動かしていきます。
「ああぁ…!……すごい…しずき……感じ…すぎちゃう」
「んあぁぁん…、ごしゅじんさまの……わたしの…なかで……おおきくなってる…」
静希ちゃんの中は口の中よりもずっと熱くて、狭くて―何度か入ったはずなのにやはり飽きません。僕だって感じすぎちゃって、ヤバい状況です。
メイド姿も可愛すぎて、ヤバいです、非常にヤバい状況です。救難コールを出しても、応答はありません。
彼女は快感になれてきたのか徐々にスピードを速くしていきます。
「…うぅん、ごしゅじんさま……しずき…もう……だめです」
僕も静希ちゃんの腰使いに絶頂への階段を一気に駆け上がっていきます。
「し、静希ちゃん…僕だって……気持ち…いいよ」
静希ちゃんの腰の動きは最高速度に到達します。
「あぁん、…ごしゅじんさまぁ、しずき…しずき……もうイきそうですぅ…んあぁぁぁ!」
「僕も……ぼくも…もうダメかも…」
「しずきの…んぁ……しずきの中に……ください…!…ごしゅじんさまの…んんぁ……えっちなお汁…しずきのなか…に…あぁぁ……ください!」
「うあぁぁぁ、静希ちゃん…!」
僕は静希ちゃんが絶頂に達したところで今日2度目の射精を静希ちゃんのお腹の中で果たします。
僕と静希ちゃんは息も絶え絶えです。でも僕は先に立ち直ります。
僕の愚息は2度の射精を果たしたにも関わらず、まだ元気でした。
「静希ちゃん…、もう1回…いいかな?」
「ふぇ…?はい。ご主人様。…もう1度…静希の中に…ください」
「それじゃ、静希ちゃんはこうして…と」
「ご主人様……きてください…」
僕は静希ちゃんを四つん這いにさせて、僕の手を彼女の腰のほうに回します。
先端を彼女の秘所にあてがうと、一気に押し入れます。
「んんんあぁぁ…、はぁはぁ…すごい……」
静希ちゃんも快楽に溺れてしまっていることが声を通して分かります。
静希ちゃんは腰から崩れ落ちてしまいます。
僕が静希ちゃんの身体を腕で支えると、前後運動を開始します。
僕はギリギリまで引き抜いて、また一気に貫く―それを繰り返します。
「ひあぁ…!…そ、そんなぁ……はげしぃ…んくぅ…ん、ごしゅじんさまぁ……ごしゅじん……さま…」
「ああぁぁぁんふぅぅ…しずき……もう……もうらめぇ…」
僕にもさっきより早く射精感が襲ってきます。自ずと腰の動きは早くなっていきます。
「んんんん…ごひゅじんひゃまぁぁぁ…しずき…を……もっと……ついて…くだひゃい…」
僕はブレーキをかけながら下り坂を走っていく自転車のように、高まる性感をコントロールしようとします。します…、できた。僕にこんな特技が見に付いていたなんて…。
僕は新たな武器を手に入れると、前後運動をやめて、静希ちゃんの肉壷をかき回すように、腰を動かしていきます。
「ふあぁぁ…ごひゅじんひゃまぁ……しずき……もうらめぇ…」
静希ちゃんは呂律まで回らなくなってしまうくらいに、快楽に酔ってしまっているようです。
彼女の中はやっぱり、気持ちよすぎて、僕の特殊能力なんかで情欲の波を制御することなど、不能です。
僕の我慢も限界点を突破していました。僕は分身を前後運動させて、トップギアに切り換えます。
「ああぁ…さくらくぅん……さくらくぅん…しずきに…しずきに…ぜんぶちょうだい…!」
「あああああぁ、静希ちゃん!」
僕の分身は3度目の放射を果たしたところで、元気を失いました。
僕達は仰向けになって余韻に浸っていました。
「はぁはぁ……もうっ!桜くんたら……はげしすぎだよ…♪ほんとうに…えっちなんだから」
「静希ちゃんだって……」
「桜くんもなんだかんだ言って大好きなんだよね?」
「うん、静希ちゃんが大好き!」
「んもう、そんなこと誰も聞いてないぞぉ!?」
静希ちゃんは僕の頬を軽くつねってきました。幸せだなぁ。
僕と静希ちゃんは一つの布団の中に入っていました。
―チュンチュン
またしても鳥の鳴き声で目を覚まします。隣で寝ていた静希ちゃんが見当たりません。
「桜くん、起きた?」
声のする方を見ると、静希ちゃんが立っていました。
「朝食ができたから、呼びに来たよ…」
「うん、今行くよ…」
「ところで静希ちゃん、あの服はどうしたの?」
「あれ?ドクロちゃんに貰ったの。似合ってた…かな?ご主人様…」
またあの天使が1枚噛んでいたんですか…。まったくあの天使はさっぱり分からない。また静希ちゃんがなんでそんな服に身を包もうと思ったのかもわかりません。
「うん、すごく似合ってたよ」
「でも、桜くんはわたしが知らないところで、逞しくなってたんだね…。彼女を喜ばせようと…」
静希ちゃんは少し顔を赤くしながら、妖しげな笑みを浮かべて言います。
「静希ちゃんがあんな物を食べさせるからだよ…」
静希ちゃんはやっぱり妖しげな笑みを浮かべながら言います。
「その割には、最後は随分ノッてたように見えたけど…?」
「う…」
僕は思わず顔を赤らめてしまいます。
僕はそれを隠すように静希ちゃんの用意した物を食べていきます。
静希ちゃんは自分の家に戻りました。とはいえ、両親も天使の姉妹もまだ帰ってきません。
ふぅぅと大きく息を吐いて、僕は青空を見て、ボンヤリしています。
雲が流れていって、太陽の光は強くなってきて、僕は空を見ながら物思いに耽っていました。
続く???