…―只今、学校も終わり帰宅済みな、黄昏ドキ。  
こんばんわ。埼玉県某市在住の中学二年生、草壁桜です。  
最近、"声優の高木礼子さんに声が似ている"、と(ごくごく一部で)モテハヤされる、草壁桜です。いやぁ、まいったなぁ(アハハハ)。  
そんな僕が今何をしているのかと言いますと。  
「桜さん、ニンジンは大きめでよろしいでしょうか?」  
「うん、いいよ?じゃがいもとかも大きめがいいかな?煮込むうちに溶けちゃうし」  
「そうですね」  
どこぞのだらしない姉天使とはチガい、毎日、料理のお手伝いをしてくれている、よい子な妹天使。と、ともに珍しく僕も料理(カンタンなカレー)をしていたりするのです。  
「あ、桜くんもお料理してるの?じゃあボクもやるーっ!」  
<とてとて>と台所にやってくる"どこぞのだらしない姉天使"。スナワち、ドクロちゃん。  
「あ。ドクロちゃんも手伝ってくれるの?」  
「モチロンだよ桜くん!ボクは天使だよっ?」  
「じゃあ、いつもやりなよね…?」  
 
そもそも。ナゼ僕まで料理をしているのかというと。  
 
今宵、我ラ三人ヲ残シ父母旅ニ行キケリ。  
つまりは、お父さんの会社の同僚にスキー旅行に誘われたとかで、オカシなことに、お母さんまで付いて二人一緒に行ってしまったのです。  
 
本日は、金曜日ですから、金土日と二泊三日の旅なのでしょうが、それはツマリ、この草壁桜が今宵を含め、三日間も!同じ屋根の下!天使の姉妹と三人きり!!というコトでしてッ…!!  
最近ドクロちゃんは不審な働きはしていないようなので、これはカンペキな偶然だと思うのですが、それにしても僕の両親は、家を空け過ぎだと思います…。  
ナニヨリ懸念すべきは、ドクロちゃんのワズラう"天使の病"。  
あの日―発病した先週の土曜日―以来、毎晩押入れから抜けだしてきては、天使の少女が求めてくるのです。  
僕は自分自身にも溢れる欲情を押し殺すのですが、「もぅ、ボク、ガマンできないよぅっ…」と耳元でササヤくアマい誘惑に仕方なしに、これぐらいなら、と指で慰めてあげているのです。  
ホントに、よくこんなにも、自制心と優しさ溢れる男のコに育ったものだと、僕自身感心してしまいます。  
そんなにも立派な僕は、昨日、突如として"スキーに行く"と言い出すマイ・ファザーこと草壁武を、必死に止めたのですが、「桜はもう一家の柱としてやっていける」、「留守番も大事なケイケンだ」とか保護者らしい理屈を机上にナラべ、朝には二人トモいませんでした。  
週最後の学校も過ぎ去るように終わり、あっという間に、夕食。  
 
僕が独り回想に浸っているうちに、気付けばザクロちゃんがウツワにカレーをよそっています。  
「桜さんのご飯はこれ位でよろしかったでしょうか?」  
「あ、う、うん…!」  
「?…どうか、されましたか?」  
「いや!?な、ナンデモナイヨっ!?」  
そうですか…、と温かな笑みを浮かべるザクロちゃん。  
しっかりしろっ、草壁桜!!今日はキミがこの一家の主なのだぞっ!?妹天使に心配かけているバアイでは、断じてない!!!  
「よしっ!もうさっさと食べて寝ちゃおう!?僕も疲れちゃったしさ!!い、いただきまーす!!」  
「「いただきまーす!!」」  
僕の慌てた「いただきます」に続いて、天使たちも大きな声で言えました。GJ。  
「ってちょっ…!!ドクロちゃん!?」  
「どうしたの?桜くん」  
「どうしたもナニも、マヨネーズはカレーにかけるような調味料ではありませんよっ!?」  
「あ!桜くんもかけて欲しいの?もー、しょうがないなぁ」  
「イラナイよ!?なにが"しょうがないなぁ"だ!!僕はそんな白く彩られたカレーなんて食べたく…ちょ…ぅわぁあぁ多過ぎ!!…さ、皿から…皿からハミ出ちゃうよー…!!」  
 
★  
 
固形脂肪分がヤマ積みされたカレーを食べ終え、食器も洗い終わり、家の戸締まりをしたあとお風呂にも入って<ぽかぽか>な、今現在の僕。  
 
温かく穏やかな気持ちで台所内冷蔵庫に待機させていたコーヒー牛乳を取り出し、腰に手をあてまして、一気に(<ゴクゴク>)、  
「桜くぅん…!」  
「!!!?(ぶばーッっ!!!)」  
吐きました。  
ナゼなら目の前には、お風呂からあがりたての、紅く上気した頬に濡れた瞳、白いバスタオル一枚で艶やかにカラダを包んだ、まだまだあどけないお姉さん天使が突如アラワれていてっッ!!?  
「ちょ…!!ドクロちゃん!?コレはなに!?コレは一体なんなのっ!!?」  
「"コレ"って、ボクのムネのこと…?」  
「ちがうチガウちがう!!!タオル解かなくていいからっ!!見えちゃう見えちゃうぅぅッッ!!」  
いつもより早く、例の症状がアラワれ始めた天使を前に、僕は大いにウロタエますよっ!?  
「早くパジャマを来なさいドクロちゃん!!!はしたないですよっ!?ナニヨリ、ザクロちゃんにこんなトコ見られたら…!!」  
「ザクロちゃんは、まだあったまってるって、言ってたから平気だよぅ…それより桜くん。早く桜くんのお部屋、行こう…?」  
「ミぎゃあアァアア!!!??小指だけ<きゅっ>ってにぎりしめないでよ<きゅっ>ってぇえぇぇ!!!」  
その、つるつるぷにぷにしたちっちゃなおててで、なおも<ぐいぐい>僕を牽引するドクロちゃん。  
 
僕は階段を引きずられるように登りながら、お風呂場にいるであろう妹天使に叫びました。  
「じ…じゃあ僕らはもう寝るね!?おやすみ、ザクロちゃん…!!」  
 
 
☆  
 
 
かぽーん、とよくあるお風呂場の効果音がしまして、場面は浴室。  
「はぁー…」  
お湯に<ちゃぷり>と肩まで浸かった、モデルのようなカラダの持ち主ザクロちゃん。  
もうどれだけの時間、湯舟の中にいるでしょうか。  
今顔が紅いのは、こうして長時間入浴しているから、というだけではありませんでした。  
カラダがなにやら<じんじん>と、ほてっているような感覚を覚えているのです。  
桜くんと食器を洗った頃から。  
正確には、姉であるドクロちゃんが「はい、あーん」と差し出してきたカレーを食べた辺りから。  
お風呂に入れば鎮まるだろうと思っていたカラダのウズきは、夜が深まるにつれ増していくようです。  
お湯に浸かりっぱなしでややノボせてきたザクロちゃんは、もう一度カラダを洗い、寝るコトにしました。  
殺人濡れタオル"エッケルザクス"でカラダを<こしこし>。  
そして異変は、女のコの大事な部分を、洗う為にこすったトキに起きました。  
「っあァッ…!!?」  
<びりびり>とカラダを迅る電撃。  
それは神経をシビれさせ、全身を<びくびく>。痙攣させました。  
 
「い…今のは…?」  
博識なオトナのお姉さんに見えても、ザクロちゃんはまだ9歳。  
ハジメテ味わう感覚に、"もう一度"という興味関心が生まれます。  
感覚が鋭敏になったワレメを、エッケルザクスでなぞる度に、  
「は…ぁあ…ぁ…んんっ…」  
思わず声がコボレます。  
<キュキュッ>と湿った上質の繊維が、かわいらしく充血した天使の芽に触れる感触はなんとも甘美なモノで、だんだんと、なぞる動きも激しくなります。  
「ぁ…ァアっ…あぁぅッ…はぁッ、アァアアー…!!!」  
 
☆  
 
湯舟のふちに寄り掛かり、軽く失神していたザクロちゃん。今座っている、お風呂用のイスの足元には、巻き散らされたような、お湯ではない液体。  
「…はぁ…はぁ…」  
どことなく恍惚とした、そのザクロちゃんの表情は、謎の液体を気にかけるコトすら出来ないぐらいにぼんやり。  
ぐったりとしたカラダに力を入れ、浴室から出ます。  
真っ白なパジャマを着たザクロちゃん。  
彼女は、未だ秘部にウズきを覚えたまま、寝床へ向かいます。  
が。廊下を歩く彼女の足が、止まりました。桜くんの部屋へと続く、階段の前で。  
微かに聞こえてくる音。  
<きしきし>とザクロちゃんは階段をオソルオソル踏み締め、登ります。  
 
だんだん、はっきりと聞き取れてくる音。  
それは、声。  
甘美な味にウチ震える、姉・ドクロちゃんのナく声で―…。  
 
 
<すすっ>っとふすまに隙間をつくり、ザクロちゃんは中をノゾキます。  
うっすらと、街灯の明かりが部屋の中、―…桜くんと、その腕の中にいるドクロちゃんをおぼろげに、浮かび上がらせています。  
「ーッッ!!」  
まさか…そんな…!!  
今まで、それらしい二人の言動を聞いてこなかったワケではないザクロちゃんでしたが、ここまで深い関係になっていたとは思いもよらなかったのです。  
桜くんが動く度、姉の天使から嬌声が上がります。  
クイイルように目をこらして見つめ、いつのまにやら<どくんどくん>と高鳴る鼓動。  
それは、見てはイケナイモノを見てしまった背徳感と、それ以上の好奇心がユエ。  
桜くんの下で、ドクロちゃんが大きく震え、一際高くナいた時、カラダのウズきに流されたザクロちゃんはふすまを開き、部屋に踏み入ったのでした。  
 
 
★  
 
 
二階の自室にやってきた僕、草壁桜と、我が家の居候天使ドクロちゃんは、まだ9歳のザクロちゃんをお風呂に残し、イケナイコトをしちゃってます。  
あぁ…僕を信頼して留守番を任せてくれている両親に、どう顔向けしたらいいのでしょうか…ッ!!  
「ひぁあッ…!!きもちいいよぅ、桜くぅんッ!!」  
「ぅくッ…!!」  
とか言いながらしっかり拒めないでいる僕。  
 
だって男のコだもんっ。  
それにしても、最初のトキと全く変わっていない天使のソコは、温かく<きゅうきゅう>と"僕"を締め上げていて、早くも"どうにかなっちゃう"予感…!!  
「ぁくぅッ!!?桜く、ん…は…激しッッー…!!」  
ガゼン速まる、僕の動き。僕の両親がいないせいか、いつもよりも天使の喘ぐ声が大きく漏れます。  
「ぅうッッ…ど、ドクロちゃん…!!」  
僕自身も解放的な気分になっていたのでしょう。  
僕が、  
「ふぁあアァアアぁアーッッ…!!」  
アマい天使の響きをBGMに、白い欲望をソノ中に思い切り注いだ、そのアトでした。  
僕らの行為を僅かに開けたふすま越し、いつからか見ていたであろう妹天使に気がついたのは。  
 
☆  
 
「ざ…ザクロちゃ、ん…!!?」  
「桜さん…」  
ただただ、硬直した僕のアタマの中を駆け巡る、後悔と自責の念。  
果てた直後でぐったりとしたドクロちゃんは、僕の下。  
この状況で言い逃れる術をお持ちの方、どなたかイラッしゃいませんか…!!?  
「ぇえっと…これは、その…!!ど、ドクロちゃんが病気で…!!」  
とにかく弁明しなければ家にいられなくなってしまうと判断した僕ブレインは、慌てて組み立てた言いワケを送り出しました。  
「その…ドクロ、ちゃんが…し、したいって言うから…仕方な…」  
 
「桜さん」  
「!!!?」  
僕の言葉をサエギッて放たれたザクロちゃんの声に身を<びくり>と震わせます。やがて聞こえてきたのは、  
「―…私にも、」  
激しい叱責の、  
「その…おねえさまと、同じように…」  
声、で…は、なくて…?  
「…しては、いただけないで、しょうか…?」  
言いながらも、どんどんと紅く熟れていくザクロちゃん。  
と言うか彼女は今なんと…?  
「え…?ざ、ザクロちゃんっ!?それ意味わかって言ってるの!?」  
こく、と無言で頷くザクロちゃん。  
そして僕はなんとなしにわかったような気がしました。  
ザクロちゃんにも、病が移ってしまっていたたのだと。  
事情を悟った僕は、これ以上ヤボなことを女のコに語らせる気はありません。  
「わかったよ、ザクロちゃん。こっちにおいで?」  
<すすす>とハズカしそうに歩いてくる彼女を、布団の中に引きずり込み、抱きしめます。  
ザクロちゃんのカラダは芯から冷えてしまって、小刻みに震えています。  
「寒かったでしょ?」  
「は、はい…。でも今は、とても、温かいです…」  
「ちょっと三人だとキツいけどね」  
僕は、おそらくそのまま眠ってしまっているドクロちゃんの温もりを背中に感じながら、未だに冷たいザクロちゃんのスレンダーなカラダを抱いたまま撫でます。  
 
お姉さん天使に負けないぐらいキメ細かい肌は<すべすべ>。スラリとした手足に、姉譲りの豊富なバスト。それでいて、きちんとくびれた、細くやわらかな曲線を描く腰。  
これで9歳なんて、ナニカの詐欺みたいです。  
「ん…」  
<ぴくんッ>と、撫でる手に反応し始めるザクロちゃん。病気の進行がだいぶ進んでいるようですね?  
今の僕にはパジャマを脱がすことなどお手のモノ。布団の中、ほどよく温もりが戻りつつあるザクロちゃんのカラダは、あれよあれよという間に下着のみと相成りました。  
「桜さん…」  
「なに?ザクロちゃん。ひょっとして、寒い?」  
「あ、いえ、そうではなくて…その…わたくし、ハ、ハジメテなもので…」  
スバヤく言葉の先を汲み取った僕は妹天使を安心させるべく、  
「だいじょうぶ。優しくするから。ね?」  
ササヤきました。  
密着した状態の妹天使から<どくんどくん>、鼓動が僕に伝わってきます。なんだか、いつもは大人びて見えるザクロちゃんが今はとても愛らしく、思わず彼女の、まだ幼さが残る首筋を<ぺろり>。  
「あ…!」  
首筋に触れる温かい感触と、それに呼応して漏れる自分の声に、紅くなる妹天使。  
その反応に味を占めた僕は、首筋への愛撫を続けます。  
「ーッッ…!!」  
 
必死に声を発しまいとする彼女に、  
「ザクロちゃんの声、聞きたいな…?」  
ちょっとイジワル言っちゃう僕。  
「んッ…そんな…」  
あくまで恥じらうザクロちゃんはしかし、既に僕の腕の中。意外に頑固な彼女に、いつまで我慢出来るか試してみたくなっちゃいました。  
「!!?」  
ザクロちゃんの、革のベルトに覆われていない方の瞳に、驚愕の色が浮かびます。ナゼナラ僕がザクロちゃんの下着越し、ワレメとおぼしき場所を撫で始めたから。  
「…〜っ!!…!!…ッッ!!」やや強弱をつけ、アソぶように指先を滑らせる僕。  
「ザクロちゃんはいつまで声を我慢出来るかなぁ…?」  
「!?」  
天使の耳たぶを、嘗めたりアマ噛みしたりしながら、ササヤく僕は、自分でもこんな台詞が飛び出ることに驚いちゃいます!<どきどき!!>  
さらに手は内部に侵入!!  
「やぁ…ッ!!」  
イキナリ直にやってきた秘部への愛撫に、腕の中で<がくん>とハネるザクロちゃん。  
「さ、桜さん…や…約束が…約束が違い、ます…!」  
約束…?とすればソレは、つい先ホドの「優しくする」という言葉のコトでしょうか。  
モチロン、多少いじわるには見えますが、あくまで僕のタッチは繊細そのもの。伊達に一週間、ドクロちゃんを指で慰めてきたワケではないのです…ッ!!  
 
「僕は約束は守ってるよ?だけど、ザクロちゃんが意外に頑固だったから…」  
「それは、その…お、おねえさまも、すぐ傍で寝てますし…わたくし、どきどきしてしまって…ーッッ!!?」  
喋っているトキに激しく指を動かしてしまう僕は、やっぱり悪いコですね!!?  
でもでも、なんだか止まらないのです。もしかしたら、僕も実は天使で、病気なのかも知れません…!!なんたって、こんなにもかわいい男のコですから(てへっ)。  
「ぁアッ!?、んぅっく…!!」  
ザクロちゃんは、思いがけないタイミングの攻撃に、成す術もなくカラダを震わせました。  
どんどん上がる指のスピードに伴い、天使のソコから<くちょくちょ>と、えっちな音が聞こえてきます。大洪水警報発令中です!?<ウーウー>  
「ねえ、ザクロちゃん?」  
「…はッ…はァっ…な、何でしょう、桜、さん…?」  
「もう、入れてもいい…?ザクロちゃん、こんなに濡れちゃってるし…」  
抜き去った指と、それに未だ絡み付く液体は、ザクロちゃんの眼前に晒され、目にもアヤしく映ります。  
「え…えぇと…さ、桜さんが、そう、なさいたいのでしたら…」  
ザクロちゃんは<かぁッ>と頬を真っ赤に染めて、ソレから目線を逸らし<ごにょごにょ>、呟きます。  
「じゃあ、入れるよ…?」  
 
は、はい…、と、欲しがるカラダと不安なココロの二つを同時に抱える妹天使は、微かな返事をしました。  
ザクロちゃんに覆いかぶさるカタチで体勢を固定。ゆっくり、慎重に、腰を落とします。  
「んん…ッ!!」  
僕は、オトナなぼでぃに似合わないくらいにかわいらしいワレメに、すっかり怒張した"僕"の先端部分を潜り込ませました。  
そのまま、ほぐすように先だけで、<ぐにゅぐにゅ>出し入れします。  
「ぁ…!は…ァ、あ、ァアッッ…!!」  
僅かに奥に進む度に<がくがく>震える妹天使。根元まで挿したら、死んじゃうんじゃないでしょうか…!?  
「ざ、ザクロちゃん大丈夫?少し休もうか…?」  
「だ、大丈夫です、から…桜さん…もっと、もっと奥まで…お、お願いします…!!」  
そうでした。セツナげにカラダを<ふるふる>と震わせる彼女は、もはや病に取りツカれ性欲の虜なのです。ならば…ッッ!!  
「ー…いッッ!!?」  
ぐっ…、とイキナリ天使を深く串刺し。瞬間、"僕"に押し寄せる圧倒的圧迫感!!  
「ァアあぁーッッ!!いっ…痛い、ですっ!!…さ、桜さ、ん…!!そんな…き、急に…ー!!」  
<きゅうッ>っと、僕より長い手足がカラダに絡み付いてきて、僕は、より近くザクロちゃんのカラダと重なります。  
 
片側しか見えない瞳は<ぎゅっ>っと閉じられ、涙が<はらはら>流れ落ち、部屋に差し込む街灯の明かりで輝きました。  
ひっく、ぅっく、と僕に抱き付き泣きじゃくる様子は、まだ彼女が9歳というあまりに幼い年齢だというコトを思い出させます。  
ずきり、と痛む僕の胸中。  
しかし。僕にはちょっとしたカクシンがありました。  
果たしてそれは、正しかったのです。  
「ぅゥウ…ッ、はぁっァ…んんゥーッッ…」  
泣きじゃくるのもつかの間、妹天使が発する声は、アマい嬌声に変わっていたのですから。  
 
「さ、桜さん…ッッ!!」  
<きゅぅ>と、カラダに巻き付いた、僕より長い手足に力が入り、さらに強く抱き付いてくるザクロちゃん。長く艶やかな暗銀色の髪が、<さらさら>と乱れ動きます。  
「ー…ッ!!ざ、ザクロちゃん…!!」  
っていうかもう僕ダメソウデスヨ!?  
オノレぇぇッ…!!妹天使より先にイッてしまったりしたら、この草壁家末代までの恥です!!<くぅっ!!>  
そんな僕の葛藤もおかまいなしに喘ぎ震える妹天使のソコは、これでもかと"僕"を締め上げます。ヘルプーヘルプー。  
僕は、目の前に揺れるカタチのいいムネに、助けを求めるように吸い付きました。  
「ぅぁアァ…ーッッ!!」  
<ひくひくふるん>とカラダと一緒に震えるムネ。その絶景に、僕も胸が震えます!!  
さて、と気を取り直しましてラストスパート!!  
飛躍するスピード。  
突き上げる度に、ドクロちゃんが起きちゃうんじゃないかと思うホド、  
「ァアああァあっッ!!」  
ザクロちゃんは喘ぎ…っていうか、イッちゃった!!ザクロちゃんだけイッちゃいましたよっ!!?  
ここまできて僕だけオアズケなんてそりゃないです…ッ!!  
「ざ、ザクロちゃん。僕もイくまで、も少しだけ我慢して…!!」  
「ぇ…ぁ!ゃ、あァアあッッ!!!?」  
果てた直後のさらなる攻撃。  
 
もはや治まりがつかないくらいに、僕の腕の中で<がくがく>のたうつ妹天使…!!  
「さ…桜、さんッ…ゃ、ひぁぅッ!…止めて…止め、て、下さい…!!」  
「ザクロちゃん…!も、もう…すぐ…ー!!?」  
「ゃああァアアァアー…ッッ!!!」  
<びくビクびくんッ>と、妹天使二度目の絶頂、その強力な"震え(バイブレーション)"が思わぬ衝撃となり、  
「ぐゥッ!!? やややや、ヤバっ…!!」  
慌てふためき腰を引くやイナや、抜き去られた"僕"から<だくだく>と、白い欲望が放たれ、ザクロちゃんの滑らかな腹部を汚しました。  
いくらコンナコトしてても、9歳の中に<どくどく!>しちゃうのは余りにも非人道的だと、草壁桜は考えます!  
いや、全く以てイマサラな話なのですが!!  
かたや、"僕"が引き抜かれた途端、  
「ぁ、アァっ…!!」  
<ぷしゅしゅっ>っと潮を吹いちゃうザクロちゃん。  
互いが互いに、それぞれの体液が降りかかり、<ぬるぬる>なザクロちゃんと<びしょびしょ>な僕。  
「す、すいません桜さん…わ、わたくし、9歳にもなっておもらしを…!」  
真っ赤になって俯く妹天使を、僕は優しくフォロー。  
「うーん…これはおもらしって言うか、気持ちいいとなっちゃうモノだ(って本に書いてあった)から、気にしなくていいと思うよ?」  
「ですが…」  
 
「とにかく、お風呂で流してきちゃいな?カラダが冷えてくると風邪ひいちゃうし。ね?」  
自分でぶちまけときながら僕ってヤツは偉そうです。僕ってヤツは!  
「わ、わかりました。では桜さんから…」  
「いいよいいよ。シーツとか変えとくから、僕は後で入るよ」  
「そうですか。ありがとう、ございます」  
お礼を述べる天使の浮かべる、<ふぅわり>やわらかな笑顔は、凍るように冷え始めたカラダも温かくなるような、春を思わせるいつもの笑顔。  
ふすまを開け、そっと出ていくザクロちゃんを見送った僕は、<すぅすぅ>と温かそうにドクロちゃんが寝ている隣、一人小さなくしゃみをしたのでした。  
 
END...?  
 

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