修学旅行が終わりしばらくしたある日の会話。  
 
「ねえドクロちゃん。」  
「なーにー、桜くん?」  
「修学旅行先の旅館でみんなとお風呂に入ったよね?」  
「うん。とっても気持ちよかったね!」  
「じゃあ、なんでドクロちゃんの背中の昇り龍に誰もつっこまなかったの?」  
「えっ……?」  
「みんなが見ている中で、背中を見せないようにするなんて無理だよね。」  
「う、うん……」  
「しかも、四巻の232ページの挿し絵には昇り龍がなかったし。」  
「………」  
「田辺さんがあんだけ近づいたのに気づかないなんておかしいし。」  
「……ねえ、桜くん……?」  
「えっ、な、なに?ドクロちゃん。」  
「なんで桜くんはボクたちのお風呂場での出来事を知っているのかな?」  
「え、そ、それは!誤解だよ!ただ男湯の方に声が聞こえてきただけで、別に僕が覗いたわけじゃ……だから!エスカリボルグで八双の構えをとりながら僕ににじり寄らないで〜!!」  
「さくらくんのバカ〜〜〜!!」  
 
 
 
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪  
 
 

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