僕が寝る前の読書を楽しんでいるときでした。
「桜く〜ん♪」
「どうしたのドクロちゃん?」
その鈴を転がすとはよくいったものというような、ロリキュートな声が僕の後ろから聞こえてきます。
就寝前は水色の少しだぶだぶで指先がちょこっとでるようなパジャマという確信犯的な格好をしたドクロちゃんです。
彼女は僕のライフワークの読書を少し沸き立つ湯気で邪魔するのです。チクショウ、小悪魔な髪め!っていうか彼女は天使ですが。
「ねえ、あそぼ!」
「いいけど、あまり奇怪な遊びは止めようね」
「ん〜と、じゃあ『びんかん・・・』」
「その頭文字の時点でだめだよ!」
「もう。じゃあ『ハートに火をつけて』!」
「そんなに僕の悲鳴が聞きたいか!」
『ハートに火をつけて』それは、この前ドクロちゃんが考えた、僕のかっこいい胸板に摩擦で火をつけるという(いろんな意味で)ホットなゲームです。
ドクロちゃんが火がつかないことに郷を煮やしてエスカルボルグに持ち替えたら僕はもうモーマンタイじゃいられません。
ドクロちゃんはその桜色の血色のいい艶やかなほっぺをふくらませ、
「桜君ってワガママだよ?」
「そんなこといったって・・・」
「そんなにイヤなら桜君が決めてよ」
「えっ・・・!」
いいの?と出かかった言葉を飲み込みます。
これははっきりいってチャンスです。
いつも奇想天外な遊びをやるドクロちゃんのせいで罰ゲームは僕のポジションとなりつつあります。
となれば僕の得意な遊びでギャフンといわせるしかありません!
ギャフンという前に僕の血肉が飛び散るかもしれませんが、・・・・・・気にするものか!
さて、僕の得意な遊びか・・・。
ドクロちゃんはそのちっちゃな体に規格外なパワーを秘めています。
並大抵じゃ勝てないのは自明の理というもの。
まてよ、あれなら・・・
「でも、さすがに脱衣枕投げは駄目だよね・・・」
読んで字のごとく、うちのクラスの紳士協定でも禁止されているほどの危険な遊び。
ましてや女子にやらせるわけには・・・。
「脱・・・衣?」
「いやいやいやいや!冗談というか、そう!独り言だから気にしな・・・」
「桜君がしたいならいいよ?」
「・・・いでいいんだよ。だから、・・・へっ?今なんて?」
「だから、桜君がしたいなら・・・いいよ?」
ドクロちゃんは手を口元に寄せ、恥ずかしそうに小さく言いました。
ドクロちゃんと脱衣枕投げ。ドクロちゃんとドクロちゃんとドクロちゃんとドクロちゃんと・・・・・・。ぬぬぬぬぬぬぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっっ!
〈ピカーーーッ!〉
「ああっ!桜君の目から七色に輝く怪奇光線が!」
「くぱー・・・、はっ。いけないいけない。意識が桃源郷に・・・」
「やるの?遊び?」
どう答えるべきか?良識と、漢と書いておとこと呼ぶ心が天秤にかかり僕は――。
次回、ついにエロシーン突入か!?普通に夜仮面の本領発揮か?
それとも返り討ちに会い、ドクロちゃん責めか?
気力があれば続く!
「漢心キターーーーーーッ!」
僕はふすまを蹴破り、収納スペースに納められたありったけの布団と枕を・・・・・・
「うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「痛いザンス!桜君!猫のごとくミィの襟首を掴まないでザンス!」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「桜君の筋骨隆々な腕がミィを持ち上げるザンス!桜君、そっちは窓ザンス!あっあっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
<バキバキ、ヒュ―――・・・グシャ>
「ねぇ、今ザンスさんが・・・・・・」
「何言ってるのかなぁ?ザンスさんなんて僕みえなかったなぁ。さあ、スタンバイオッケーさ!」
「うん!ボク負けないからね?」
よかった・・・。普通にスルーしてくれた。
にしても、あのモヒカン天使野郎、一度体育館裏か夕日の河原に呼び出す必要がありそうです。
まあ、それはおいといて・・・
「夜仮面見参!」
僕はアイマスクをつけ、そして前方確認のためにちょっとずらしました。
「じゃあいっくよ〜、桜君!ガ○ダムファイト!」
「レディゴー!・・・ってなにを言わせるんですか!」
そう言いながらも僕は枕をドクロちゃんに蹴り上げながら、他の枕をつかみます。
ドクロちゃんはパジャマ姿、桜の園はすぐそこです。
ところがドクロちゃん、
「あはっ♪」
エスカルボルグで次々と打ち返すのです!
オールジャストミート。
僕は布団を盾にしたりむき出しにした腕でガードしたりしますが、打ち返される枕は空に向かって吐く唾のよう。
「相手の力に自分の力を乗せてかえす・・・、これが合気の実力ですか!」
当然違いますが、ドクロちゃんの技にはつけいる隙もありません。
へたに止めると、今度はドクロちゃんのショットガンのような攻撃が来ます。
僕が裸になって終われば氏ねとか逝ってよしとか言われるに決まっています!
・・・誰に?はて、電波でしょうか?
とにかく、こうなれば―――
「最・終・奥・技、桜桃少年梵濃クラッシュ!」
僕がくりだす枕は天井と畳を這うように進むと、突然はじけ、そばの実やらプラスッチックのつぶをまき散らします。
服の隙間にも入り込み、相手を一瞬にして全裸にまで追い込むこの技は、修学旅行の時でさえ使うのを封じたほどの最終兵器。
それをついに使ってしまったのです!
枕煙が(羽毛)がハラハラと飛びます。
「やったのか・・・?」
そう呟いたその時です。
〈シュバァァァァァァァ!〉
「ナニぃ!」
天井と畳を枕が舞い、弾けます。
僕に降り注ぐ回避不可能なそばの実。
「一瞬で同じ技を・・・」
降り続ける枕の中身にドクロちゃんの姿を見た。
「す、すごすぎだよ、ドクロちゃん・・・」
「これで引き分けだよね?」
ドクロちゃんは意外にも機嫌良さそうににっこりと微笑みます。
僕はふぅと息を吐くと、
「そうだね。まあよくやった方か、少なくとも撲殺されてないし、罰ゲームもないし。片づけて寝ようか?」
「ナニ言ってるの!本番はここからでしょ?」
「えっ?」
ドクロちゃんはさっきとはまた違う雰囲気でにっこりと微笑みで一歩こっちに近づきます。
思わずつつきたくなるような愛らしいほっぺは、少し上気したように薄桃色に染まっています。
「ちょ、ちょっと、そんな気にしなくていいよ!所詮ゲームだよ!?」
「夜仮面さまの実力は布団の上で発揮されるんだよ?」
そう言ってズズイと距離をつめます。
「どうしたの、なんか変だよ!普通じゃないのはいつものことだけど、こんなことは・・・。はっ!まさか!」
僕はドクロちゃんのおでこに手を当てます。
「熱っ!業火の炎なみにアツッ!やっぱり『天使の憂鬱』!?」
『天使の憂鬱』とは天使特有の病気らしきもので、存在を云々する『個』が薄れるものらしいです。
なんか変になった挙げ句,消えそうになって、最終的にルルティエ温泉にいけば治る、いいかげんものだったりします。
初めての時はドクロちゃんが消えかけて、・・・とにかく東京湾に沈めたい記憶なのです。
しかし、簡単に治るならこの状況はおいしいです。記憶も途切れるみたいだし・・・。
だいたいドクロちゃんは僕が病める時も健やかなる時も撲殺しすぎなのです。
ならば、この時こそこのアホ天使に恩返しさせるべきなのでは?
〈カシャカシャ、チーン!〉←自分の説得を完了した音
「僕の得意技はチンコプターです!(嘘)」
「じゃあルールにしたがってぬがせてくれる・・・?」
「オフコース!」
僕はドクロちゃんのパジャマに手をかけ、三つ目までのボタンを外します。
「ドクロちゃん・・・」
「うん・・・。」
おお、以心伝心、ドクロちゃんは万歳します。
もう無条件降伏、ドクロちゃんのパジャマを捲りあげると、そのちっちゃな体に反則的なサイズの胸が〈プルン〉と上下します。
今日の下着は青ですか!
パジャマの下は上を脱がしている間に足をバタバタさせてぬいだようです。
今度はブラを外そうとしますが――
「ホックは・・・?」
「桜君、これね、フロントホックなの・・・」
「あ、そうなの・・・」
少し気恥ずかしさを感じつつも、ドクロちゃんのやたら深い胸の谷間に手を差し込み、ホックを外しました。
〈ぷるるんっ!〉
さっきよりも小刻みに揺れる胸はブラジャーから今、開放されたのです。
僕はその白く、ビッグ−ビッガー−ビッゲストな最上級のおっぱいにそっと触れます。
「あっ・・・・・・」
「あ、ごめ――」
「ううん。いいよ、桜君。さわっても」
ドクロちゃんはこっちを上目づかいで見ると、恥ずかしそうに頬を染めます。
鼻血やら、自分でもよく理解していない謎の物質を垂れ流しそうになるのを我慢して、僕はドクロちゃんの胸の感触を楽しむことにします。
マシュマロのように柔らかく、すべすべとしたドクロちゃんのものは僕の手の中で自由自在に形を変えます。
その白い肌によくお似合いのピンクの乳首を人差し指でこねくり回します。
「あうん・・・。桜くぅん・・・」
ドクロちゃんのロリッとしたボイスが喘ぐのを聞くとどうしようもなく心が騒ぐのは、僕がロリコンだからでしょうか?
――考えるのではない、今は感じるのだ、そして、感じさせるのだ。そうすれば、きっとお前にもフォー○が使えるさ――
はい、僕の中に住まう師匠。○ォースがナニかはよく解りませんが、僕はきっとやってみせますとも!
「あっ、うぅん・・・。はぅん・・・」
乳首がだんだん堅くなってきました。
これが勃つってやつでしょうか?
胸が大きいと感度が悪いとナニかの雑誌で読んだことがありますが、
ドクロちゃんはどうなのでしょう?
今まで緩やかに揉んでいた手に、力を込めてぎゅっと押しつぶすようにもみしだきます。
「きゃぅぅぅん!?」
一際響く嬌声。
大丈夫、僕はまだまだやれます。
「桜くぅん・・・」
「なに?」
「もっと優しくしてよぅ」
おお、あのドクロちゃんが僕に嘆願している!
いつも僕の頼みをことごとく殴り捨てているドクロちゃんが!
となれば当然――
「だめだよ」
「えっ・・・?」
ドクロちゃんの勃起した乳首を口に含みました。
ほんの少しですけどミルクの味がするようなきがします。
「ひゃぁぁん!」
更に舌の先でコロコロころがし――
「んあっ!ううんっ!」
軽く噛んでみたりして――
「あっっん!もう、もうボク・・・!」
「イッちゃうの?」
「そんな・・・!あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁん!」
〈ビクッ、ビクン!〉
ドクロちゃんは体を大きく反ると痙攣して、浅くはぁはぁとこ呼吸します。
そんな僕だってハァハァしてしいます、・・・少々意味は違いますが。
それに僕のパンツの前は痛いくらいにテントを張って、もう限界です。
さて、どうするか・・・?
そう思ったその時です。
〈ビィィィン〉
いきなりパンツの中から僕のマグナムがっ!
パンツの耐久力に勃起力がうち勝ったのか!?
そんなことはありません、ドクロちゃんが余韻にまだ震えるその手が助け出してくれたのです。
「次は桜君の番だよ?」
そう言うと僕のマグナムをはむっとく口にくわえたのです。
「ちゅぱ、ちゅぱ、んんっ・・・」
柔らかい舌が限界な僕のを舐めます。
なめなめ、僕は大好きです。
しかし、もうだめ・・・、師匠、引き金をひいてしまいそうです・・・。
「レロレロ・・・」
僕の銃身の裏筋をっ!?
「んん、ちゅぱちゅぱ・・・」
・・・師匠、引き金が、引き金が・・・!
――いいじゃん。引けば?――
〈びゅるるるるぅ!〉
「きゃっ!」
最近溜まっていた精子が勢いよくドクロちゃんの顔にかかりました。
肌の白と精子の白って違うんだなぁ・・・。
そんな感慨を抱いていますと、ドクロちゃんは顔を拭いながら、
「もうっ、桜君ったらせっかっちさんなんだから♪」
「そんなこといったって・・・」
「アフリカツバメ並に早いよ?」
「知らないけど・・・」
「フードファイター並?」
「更に分からないよ」
「あはっ♪ 桜君もう元気になってるねっ!」
そうです、彼女の言ったとおり僕のマグナムは再装填したようです。
「入れたいんでしょ?」
そういいながらドクロちゃんは髑髏マークがワンポイントのパンツを少しずつ下にずらしていきます。
〈ツツー…〉
ドクロちゃんのシンプルな縦スジ一本のアソコは、さっきから感じていたためか、ネトッっとした液が糸をひきました。
「ドクロちゃん…」
「桜君…、来ていいよ?」
「うん」
僕は堅くなった物をドクロちゃんのスジを指で押し広げると、ピタと閉じた、だれもまだ入ったことのないであろう入り口に軽く押し当てます。
綺麗なピンクのアソコは挿入もしてないのに亀頭を軽く挟むようです。
(そういえば、今更だけどドクロちゃんって天使なんだよなぁ)
「桜くぅん…。はぁはぁ、早くぅ…」
「う、うん。いくよ」
僕は一気に腰を沈めました。
言い忘れてましたが、今は正常位というやつです。
「はぁん! んんんぁん!」
「ううっ、きついよ」
さすがに処女のようですごい締め付けです。
「ここが処女膜か」
「ううんっ・・。いたいよぅ」
「ごめん。でも、我慢して・・。いっきにいくよ」
「ああっ! いたぁぁぁい!」
きっとりと中まで入ると、僕もドクロちゃんも深呼吸します。
「桜君、ボク痛かったんだよ?」
「ごめん。でも、僕も普段から痛い目にあって――。いや、あえて言うまい」
ここは、男は黙るべきなのでしょう。
「そろそろ動くよ?」
「うん・・」
腰を上下に動かすと、それに合わせて、ドクロちゃんの豊かな胸も上下します。
「んんぁ・・。んふぅ・・。あ、ああぅ」
腰をグラインドさせるとそれに合わせてドクロちゃんも鳴きます。
「ぅぅっ、ぁっ、やっ、ぁっ、……き、気持ちいい……よぉ……っ!」
「ううっ・・・」
しかし、ドクロちゃんは元気ですが僕の腰が疲れてきました。
男なら、と思ってもだいぶ限界です。
「疲れてる?」
「いや、まあ」
「それじゃ、こーたいっ!」
「へっ?」
ドクロちゃんは繋がったままで、僕をひっくり返します。
「あんっ(はぁと)」
いつの間にか攻守逆転!?
「桜くぅん(はぁと) はぅん・・・ああっ」
ドクロちゃんは僕の首に手をまわすと自ら腰を振ります。
その豊かな胸が〈ムニュ〉と押しつけられ、勃った乳首が僕の胸板をコリコリと移動します。
「ひぅぅ……っ、ふぅっ、ゥン、んぁ、あっ、あぁっ!」
負けてなるものか!
力を振り絞って自分から押し上げます。
「きゃん! 桜くん・・・すごい・・・」
僕もドクロちゃんも限界が近いです。
「桜くぅん、ボク、ボク・・。イッちゃうよ・・」
それは普段の傍若無人、唯我独尊なこの天使からは考えられないようなか細い声。
これがドクロちゃんの気持ちなのでしょうか?
それに答えられる余裕はありません。
ただ僕はドクロちゃんのふっくらとした唇にキスをして、したをからめます。
「んんっ、んふぅ、ちゅぱちゅぱ」
どちらのものとも分からない湿った音が響き、下からもちゅくちゅくと音が響きます。
ううっ、きます!
僕は唇を放すと、ドクロちゃんは
「あっ、ああん、あああぁぁぁぁん!!」
更にドクロちゃんの細いなめらかな腰を手で抑え、奥まで付き入れます!
「はぁぁぁぁぁぁ……っ!」
僕もその声を聞いてドクロちゃんの中へ放ったのでした――。
ぴぴるぴぴるぴぴるぴー♪
僕の体が集結しました。
「なんで僕撲殺されたの!?」
気づけばドクロちゃんはパジャマに戻っていて、部屋もなにもかももとどおりです。
「桜君のエッチ!!」
「えっ!?」
「ボクの気絶してる間に色々して!」
そうでした、彼女は病気していたのでした。
「違うよドクロちゃん! あれはドクロちゃんから
誘ってきて・・。否定はしなかったけど・・。えっ、
涙目!? いや、ほんとうにごめんなさい! 今まで
十数年間ためてきた一生のお願い使うから! そ、そ
うだ、僕の貯金箱を現金ごと・・、ってもうないじゃ
ん! 勝手に盗ったの!? もちろん許すよ! その
バットの先の微妙な揺れ具合・・、北辰一刀流!?
桜吹雪がどこからともなく。これは桜と共に散れってい
う粋な計らいですか!? いや、いや、イヤァァァァ
ァァァァァァ!!!!・・――」
それでも僕はそんなドクロちゃんが大好きです――。
「ねえ、もう朝日がさして・・ぎゃぶ!」
ぴぴるぴぴるぴぴるぴー♪
END