★虫★  
 
 
ある朝、グレゴール・ザムザがなにか奇妙な夢から眼をさますと、寝床の中で自分の毒虫が巨大に固く 
なっているのを発見しました。  
「大丈夫だよグレゴール・ザムザ。それは病気じゃない」  
そうなの?と不安そうに右を見る。  
「ってうわぁ!貴女は誰ですか?」  
隣に少女が立っていた、その少女は丁寧に会釈して  
「ボクはドクロ・ミツカイ。どうぞ宜しく」  
どうも、とグレゴール・ザムザも会釈しました。  
「何故、貴女はここにいるのですか?」  
そう質問すると少女は答えました。  
「キミの心の叫びを聞き駆けつけました」  
「叫び……?」  
と改めて寝床の中の毒虫を、ああ確かに叫んだような気がする。と確認しました。  
「ボクはキミのような思春期真っ盛りの少年の素朴な不安を解消させる為に存在する天使なのです」  
「天使?」  
「そう!天使!」  
そういって少女(自称天使)は先ほどから持っていた怪しいトゲトゲしたバットをクルクルと回し呪文 
を唱えました。  
 
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪  
 
すると……  
 
どん!  
 
マジックボード(ペン付き)が現れました。  
「……ヴラーヴォ(素晴らしい)」  
グレゴール・ザムザは吃驚しました。  
 
少女はポンっと勢いよくペンの蓋を外し、いつの間にかベットの端に座っているグレゴール・ザムザの 
方を向いて言いました。  
「今から、ボクのことをドクロ先生と呼ぶように」  
「は、はい!」  
「それじゃあ」  
そう言いながらそっととグレゴール・ザムザに近づいて、押し倒し身体に触れてきました。  
「え?」  
「じゃあ、説明するよ」  
「そのボードを使って説明するのじゃないの?!」  
ツッコミを無視してドクロ先生はグレゴール・ザムザに覆い被さりました  
そして彼のズボンとパンツを下ろし、グレゴール・ザムザの毒虫を優しく撫でました。  
「まず、何でここが固く大きくなるか分かりますか?」  
「あ……」  
しっとりとして柔らかくそして繊細な手で毒虫を触られて、思わずグレゴール・ザムザは甘美な声を出 
してしまいました。  
「分かるのか分からないのか答えなさい、グレゴール・ザムザ」  
「分かりません……」  
あまりの気持ちよさに何かが出そうになってきました。  
ドクロ先生はスカートの裾を持ち上げて自分の性器を見せて言いました。  
「それはね女性のココに入れて、精子を出して子供を作る為に大きくなるのよ」  
ドクロ先生は下着を穿いておりませんでした。  
そして徐々に入れ始めました。  
「あ……」  
「練習だから、安心していいのよ」  
「だ、駄目!」  
奥まで入った途端グレゴール・ザムザは射精してしまいました。  
「あ……御免なさい…」  
「いいのよ、でもね」  
ドクロ先生は床のバット(ちなみに棘のせいで床に穴が出来ました)を持ち上げ振り、またもや呪文を 
唱えました。  
 
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜♪  
 
すると射精して萎んだはずの毒虫がまた大きくなりました。  
 
「ええ?!」  
「まだ終るのは早いわよ、もう一度。今度はゆっくりやりましょう」  
そう言ってドクロ先生はゆっくりと上下に身体を動かしました。  
「あ、あ、先生!ドクロ先生!」  
「いい?男性は気持ちよくなると、射精するの、それを、女性の中ですると受精をして、子供が出来るのよ」  
「でも、ドクロ先生、は」  
「ボクは、天使だから大丈夫なのよ」  
ドクロ先生はポケットから何やら薬を取り出しました。  
「後ね、人間の場合、この薬、『ぴる』ってゆう名前の薬を女性が飲むと、その飲んだ女性はその時し 
ばらく妊娠しなくなるの。  
 そうするとね、後は、気持ち、よくなるだけのセックスが出来るの」  
ドクロ先生は耳元に唇を近づけてそう囁きました。  
「どう?気持ちいい?」  
「はい、とっても、気持ちいいです、でも、また出そうです」  
「じゃあ、今度は一緒に、イキましょ」  
殆ど強く叩きつけるように身体を動かしました。  
 
「ああ、ボクイっちゃう!」  
「先生!先生!」  
 
 
★蟲★  
 
「うわあ!……って夢?」  
 
ある朝、サクラ・クサカベがなにか奇妙な夢から眼をさますと、寝床の中で大量の白濁液を発見しました。  
「大丈夫だよサクラ・クサカベ。それは病気じゃない」  
 
 
★おわり★  

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