第三話  
博物館・中央部...  
「今夜も軽く頂きますっと」  
(今日は日渡くん・・居なかったね)  
「ああっ・・・そういえばそうだな」  
 
ダークが警察の目を盗みながら家に帰る途中。  
「あっ ダーク!!」  
「げっ 梨紅!!」  
(りっ 梨紅さん!?)  
その瞬間≪悩ましき悪魔の旋律≫が光り始めた。  
「何だ・・この光りは!!」  
(ダッ ダーク何なのこの光)  
「俺に聞かれても分かるか・・・俺も初めてだこんなの」  
その時≪悩ましき悪魔の旋律≫から一筋の光が梨紅に襲い掛かった。  
「きゃーー」  
梨紅が悲鳴をあげる。  
「梨紅!!!!」  
(梨紅さん!!!!)  
梨紅に光が掛かった後、梨紅は倒れた。  
「大丈夫ですか!!・・!!ダークだダークが居たぞーー」  
「ちぃぃ・・・クソッ・・一先ず今は逃げるぞ」  
(うん!!)  
 
丹羽邸...  
無事逃げ切ったダークが家で状況を話していた。  
「――――っつう訳だ」  
「それは困った事になったわねっっ」  
暫く考える事で一杯になったダークは黙っていた。  
「それは、この呪いの可能性があるな」  
後ろから小助が話し掛けてきた。  
「何だ・・何の呪いだ!!!!!!」  
ダークが大声を上げて聞いてきた。  
「ああ・・これだ」  
「あっ?・・・・・・・・」  
暫く沈黙が続いた。  
「おいおいマジかよ・・・・」  
「ああ・・今の所これが一番可能性が高い」  
(なっ・・何々)  
「お前に今話したら、パニックになるから話さん」  
(何なのさーー)  
 
     第三話 完    

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