第二話  
 
今日はいつもの時間に起きた。  
「ふわぁぁぁ〜(眠い・・・昨日の夢の所為かなぁ)」  
(今日はその夢見なかったのか?)  
「うん・・見てないけど・・気になった事でもあったの?」  
(いや・・・そういう・・訳じゃねぇけどよ)  
「ふーん・・・」  
それから顔を洗い、服を着て、食事をしようと、とした時。  
『皆さん、あのダークから予告状が届きました』  
 
同時刻・原田邸...  
「えっっ・・ダークさんが!!!」  
梨紗はテレビに噛り付く様な勢いでテレビを凝視した。  
『ダークの予告状の文章はこうです』  
 予告状の文章...  
    今夜7時  
     ≪悩ましき悪魔の旋律≫  
     をいただきにあがります  
               DARK  
『この予告状が東中央博物館に送られました・・・』  
その後の言葉は梨紗にも大助にも届いていなかった。  
 
 
丹羽邸...  
大助は危うく口の中の食べ物を戻しそうになった。  
「げほっげほっ・・・母さんまた勝手に予告状を出したね〜〜!!!」  
大助は苦しそうに言った。  
「という事で今夜よろしくね大ちゃん」  
「母さん〜〜〜!」  
 
 
原田邸...  
「ダークさんが東中央博物館に来るのね・・・準備しなくちゃ」  
・・・・・・もう朝の7時30分を過ぎたというのに準備をしようとする梨紗・・・。  
 
 
「はぁぁぁ〜〜(結局行く羽目になちゃったどうしよう)」  
「よう大助!!!朝から暗いぞお前」  
横から冴原が出てきて明るく(?)声を掛けてきた。  
(朝から明るいんでしょ君が)  
と思っても口には出せない大助だった。  
「おはよう冴原」  
「おうよ!!・・・所でダークのニュース・・見たよな」  
「うん・・見たけど・・それが何かあったの?」  
「いや・・その事実は昨日の夜8時に知ったんだけどな」  
(母さん随分気が早いね!?)  
大助は多少苛立ちを覚えたが冴原の話を聞いた。  
「うん・・・それで?」  
「いやなその博物館に問い合わせたらなそんな物置いてないってよ」  
「えっ!?(ええええっ!!?)」  
「おかしいなダークは何を盗む気だ?」  
「うっ・・うん・・何だろうね(母さん〜〜〜〜?!)」  
大助は叫びたいほど悩んでいた。  
 
 
その日の放課後...  
「はぁ・・・何か今日も梨紅さんとまともに喋れなかった・・・・・はぁ」  
(まあ元気出せよ大助)  
と意地悪そうにダークは言った。  
「・・・・何か僕の反応楽しんでない?!」  
(いいえ〜〜)  
「全くもう(ダークの意地悪)」  
 
 
丹羽邸...  
「ただいま〜〜」  
「あっ・・お帰り大ちゃん!」  
「早速だけど確認ね・・・・・・・・・・・・」  
その時僕は梨紅さんとの関係をどう戻すかで頭は一杯だった。  
「ちゃ・・・・・だ・ちゃ・・・・・大ちゃん」  
「えっ???」  
「「えっ」じゃないわよ!、大ちゃん」  
「あっ・・・ごめん聞いてなかった」  
「もう!!」  
(俺は覚えたぜ!)  
ダークがこういう事を言うのは初めてだった。  
(大丈夫なのダーク!)  
(おう・・もう覚えたぜ)  
「あっ・・あの母さん」  
「何・・大ちゃん」  
「ダっ・・・ダークが覚えたって(それも激しく情けない)」  
「うーーん・・・しょうがないわねっっ今回だけよだけよ」  
 
 
夜7時...  
「ダークだダークが現れたぞーー」  
「どこだ探せーー」  
警官達が大声を出して1人の人物を探している。  
          第二話 完  
 

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