体育館の倉庫の中で、肉と肉がぶつかる音が響いている。
「…ぅぅう……あ、はあぁ」
上半身裸の少女は跳び箱の上に腹這いで少年に押さえ付けられている。
肉がぶつかる音がすると、少女の呻き声が苦しげに続く。
「どう?そろそろ感じてきたんじゃない?」
少年が、その幼い声からは想像できないほどひどく意地悪い声で聞いた。
「そ、んなこと……ないよ、お…」
少女の答えに不服だった少年は、彼女の長い髪を思いっきり引っ張り上げた。
「っい……!あ、お、願い…や…めて!」
「嘘だ。原田さんは、学校でオナニーしちゃうようなエッチな娘なんだよね?」
それを聞いて、梨紗の顔が引き攣った。
梨紗がトイレでオナニーをしているところを大助に盗撮され、それをネタにこの関係を強要されていた。
「うっ、ぐすっ……こんなの、丹羽君じゃないよ…」
いつも夜中に連れまわしたり、掃除当番を代わってもらったり、いいように利よ…ゲフンゲフン、
梨紗のわがままにも優しく付き合っていた大助が、突然こんな行為をしたことが彼女にはわからなかった。
「僕は僕だよ。ただ今までの僕がどうかしてたんだ。最初っからこうしてればよかったんだ」
ばしんばしんと乱暴に腰を突き出す。梨紗の顔が苦痛で歪み、身体はがくがくと震えている。
「がっ…はあっ、ひはぁ…は、あ…もう…やめてよ……」
「こんな気持ちいいこと、やめれるわけないじゃない」
梨紗の頭を跳び箱に押さえ付け、さらに激しく腰を動かす。
結合部から溢れる体液が、ぼたぼたと倉庫の床を汚していく。
「原田さん、どんな格好で犯されるのがいい?」
「い…やあ……」
泣きじゃくり、ぐずぐずと鼻を鳴らしながらそう言った。
「そう、そんなにいやなんだ…」
大助がすっと腰を引いてびんびんに反り返ったペニスを抜き取った。
今まで自分を苦しめていたものがなくなり、梨紗はほっと安心した。
そして、もちろんそれで終るはずもなかった。
梨紗の右足を引き上げると、再びその小振りな膣口へとペニスを突き立てた。
「――っかは!く、あ…あ・・・…き、つい…」
さっきよりもさらに深く挿入された大助のペニスが、梨紗の膣壁、子宮口をぐいぐいと圧迫する。
あまりの激痛に梨紗の呼吸は苦しくなり、息も荒くなってきた。
「こんなに、深く入ってるよ。ああ…僕もうイッちゃいそうだよ」
「んくぅ…な、中はダメェ!」
「そう、そんなに僕の精子を中に出してもらいたいんだ。それじゃ出すよ」
「い、いやあぁ!ダメ、ダメエエェェ!!」
梨紗の訴えも虚しく、大量の精液がどくどくと梨紗の中に注ぎこまれた。
「はあ…はあ……。よかったよ原田さん。また相手をしてもらうから」
大助は自分のペニスをズボンに収め、倉庫を後にした。
残された梨紗は上着を抱え、その場に腰を下ろして泣いていた。
「――ねえ、丹羽君!」
「あ、原田さん、…のお姉さん」
廊下で声を掛けられ、大助はそっちを振り向いた。
「んーー、その言い方気に入らないって言ったでしょ」
「そ、そっか…何か用、梨紅さん」
「ん、うん。梨紗見かけなかった?」
「原田さん?それなら体育館の倉庫で見かけたよ」
「え、倉庫?どうしてそんなところに梨紗がいるのよ」
「さあ。嘘だと思うんなら一緒に見に行こうよ」
そう言うと梨紅を置いて大助は再び倉庫に向かって歩き出した。
「あぁっ、ちょっと待ってよ!」
大助の後についてくるように梨紅が追いかける。
梨紅からは見えない大助の顔は薄っすらと笑っていた。
次のターゲットはもう決まった――。
おわり