「くそっ!このオレ様の言うことがきけんとは!」
ここはとある魔界の大地
ラハールは触覚をぴんと立たせて激怒していた。
彼は今度の自分の提案を暗黒議会で通したかった。
内容は「小腹が減ったのでお小遣いをよこせ」
当然議員は全員即刻反対。
あっさりと却下されてしまったのだ。
いつもなら力ずくでなんとかしているところだが今の彼は転生したばかりでLv1
周りの部下たちも転生したばかりなのでとても強力な議員たちには太刀打ちできない。
そんな自分を情けなく思い平和ボケでぐーたら寝てる部下たちをよそに一人鍛えにきていた。
自分らしくない、そんなけなげさなど悪魔にはいらない。
そんなことは分かりきっているが舐められることはもっと好かん。
そんな人物(悪魔)なのだ。
そんな彼の前に淡い魔力の波動が現れた。
そしてその魔力の波動から現れたのは夜魔族最上級族「リリス」
さすがの彼でもまずいと思った。
いまの彼はLv1。それで対処できないことは分かりきっている。
「あら、かわいぃぼうやぁ。こんなところにいると危ないわよ。お姉さんと一緒においでぇ」
「誰がだ。危ないのはお前のようなヤツのことだろう。」
こんなふざけた見た目だがこのリリスは異常なまでの魔力を持っている。
Lv2000は超えるかもしれない。
「生意気なくちねぇ。でもかわいいわぁ」
そういってリリスは上に羽織っていた布を脱ぎ去り服の胸の辺りを強調させた。
ラハールはそれをみて動揺して赤くなりそれを視界に入れないようにした。
「ば、馬鹿者!オレ様はそういうムチムチした体が大嫌いなのだ!」
その動揺するラハールを見てリリスは楽しそうにくすくす笑った。
「うぶなのね。かわいいわぁ。お姉さんあなたと遊びたくなっちゃったぁ」
そういってリリスは手に魔力を集約させラハールの両手と両足に向かって発射した。
ラハールにあたった魔力の塊は巨大な氷の塊になった。
ラハールはその重さに耐えられず倒れこみ大きく手足を広げた恥ずかしい体制になってしまった。
動けないラハールに対してまた胸を強調した。
「ば、馬鹿・・!だからそういうものを見せるなと・・」
ラハールは顔を背けようにも背けきれず視界に少しだけ入れてしまった。
大きくやわらかそうなそれを見てラハールの顔は一気に紅潮し股間には違和感が現れ始めた。
リリスがそれを見逃すわけもなかった。
「あら、そんなに大きくなっちゃって。これはお仕置きしなくちゃねぇ・・。」
「や・・やめ・・!」
リリスはそういってラハールの乳首をレロレロ舐め始めた。
ラハールは声を噛み切れずに情けない声を出した。
もうラハールの性器は完全に存在を主張しパンツを所狭しとしている。
「じゃあ、そろそろいかせてあげる。それも特別にすっごく気持ちいいのにしてあげるわ」
「や・・やめ・・て・くれ」
リリスは手に魔力を集約させ軽い電撃を作った。
そしてその電撃を帯びた手をラハールの股間に押し当てそしてそれを思い切り揺らした。
「ぁ・・ぁ・・いゃぁ・・」
ラハールは今までに味わったことのないクラスの快感に迫られあっという間に絶頂に達し蜜を出した。
それはその小柄な少年からは考えられない大きさのモノから考えられない量の蜜が出た。
リリスはそれをこぼす事なく全部飲み干した。
リリスは非常に満足げな顔をした後快感のあまりに気絶してしまったラハールのほうを見た。
今日はとってもおいしかったわァ・・。ありがとう・・」
リリスは満足げに帰りラハールは目が覚めたころには寝室にいた。
ラハールが目が覚めたころには彼の寝室にいた。
「ここは・・夢だったのか?だとしたら情けない夢だ・・」
彼の寝室をノックしてそのまま誰かが入ってきた。
「殿下ー。入りますよー。」
「入ってから言うな。馬鹿者」
そういってるのを聞いてエトナは不屈な笑みを浮かべた。
「そんなこと言っちゃっていいんですかぁ・・殿下。」
「な!なんのことだ・・」
ラハールはさーっと血の気が引くのを感じた。
今までにない嫌な予感を感じた。
「これなーんだ」
エトナがそういってひらひらとさせたのはラハールがリリスに絶頂させられるまでの筋の写真。
「こーんなかわいい表情しちゃって・・。殿下もやらしいんですね。」
「な、な、な、なんで貴様がそんなものを持っているんだ!!」
「いやぁ殿下がこっそり出かけてったから面白そうと思ってつけてみたら・・ねぇ?」
ラハールはかつてないほど顔を赤くした。
あんな情けない自分を一部終止見届けられたからだ。
だがこれからもっと大きい悲劇が彼を襲う。
「あ、あとこの写真「殿下の恥ずかしい写真」ってことで売ってみたらめちゃくちゃ場か売れなんですよ。殿下も買います」
「な・・オレ様の・・厳格が・・」
彼は心の中で何かがガラガラ崩れるのを感じた。
仕方がないので外に出てみれば辺りから妙にニヤニヤした顔で見られる。
たまに「殿下ったらぁ」とか声をかけられたりする。
次第に傷が大きくなり彼は1ヶ月ほど寝室に引きこもった。
ラハールはいっそう「ムチムチした女」が嫌いになったのだった・・。
終わり