ここは暗雲漂う闇と悪魔に包まれた世界、人呼んで魔界。
「今日もいい天気だな!おい、誰か朝のモーニングコーヒーをもってこい!」
この少年、ラハールはこう見えてもここ魔王城を治める長、いわゆる魔王である。
「殿下ー、朝とモーニングは一緒ですよ」
と突っ込みを入れるのはエトナ。ラハールの一番の側近。
「そんな細かい事はどうでもよい。わかったら早くもってこんか!」
「それなら新人の魔法使いの子がコーヒー入れてるのを来る途中に見ましたよ」
「ん・・・そうか。トロそうな見た目だったがなかなか気が利くようだな」
「・・・・・・・・・モーニングコーヒーはまだか」
「モーニングっていうか、そろそろお昼ですねー」
ふとエトナが時計を見るとすでに11時30分を回っていた。
「ホントに入れてる所見たのか?まさか嘘ではなかろうな?」
「やだなー、殿下。そんな嘘ついて私になんの得があるんですか」
「う・・・む。まあ、それもそうだな・・・」
「はい御主人様、お待たせしましたぁ」
「遅い!それと御主人様ではなく陛下と呼べ、陛下と!!」
「申し訳御座いません、ラハール様」
ぺこり、と頭を下げる少女。
「だから陛下と・・・いや、まあラハール様でも構わんが・・・」
少女がコーヒーをテーブルに置こうとした、その瞬間。
「はわっ!?」
がんがらがっしゃーん。落ちていた槍につまづき、大げさな音をたてて転ぶ少女。
ラハールの方を見るとなにやらコーヒーがぶっかかった様子。
「・・・・・・」
「あああ、すみませんすみませんすみませんラハール様、申し訳ございません~!!」
「・・・・・・」
誰が見てもわかるほどにラハールの肩がぷるぷると大きく震える。
後ろからエトナの あ~ぁ、という声。
「~~~~~~~~~~っっつぁぁああぁあぁぁぁァァァァッッ!!!!」
ラハールの声にならない声が響く。
「はぁ・・・ラハール様に怒られちゃいました・・・」
今大目玉を食らって歩いている私は魔王城に通うごく一般的な魔法使い。
強いて違うところをあげるとすれば魔界ゲートに興味があるってとこかナー。
名前はアゲハ。
そんなわけで魔王城内にある魔界ゲートにやってきたのだ。
ふと見るとアイテム界への入り口に一人の若い赤魔法使いが座っていた。
ウホッ!いい魔法使い・・・。
ハッ
そう思ってると突然その魔法使いは私の見ている目の前でアイテム界へのゲートを開き始めたのだ・・・!
「強化しないか」
そういえばこの魔界ゲートはアイテム界へのゲートがあることで有名なところだった。
いいゲートに弱い私はホイホイとアイテム界へのゲートにつれて行かれちゃったのだ。
「・・・とは言ったものの、ここは何のアイテム界なんでしょう・・・」
色々な事があって入ってきたアイテム界は今までに見た事が無いような不思議な場所だった。
敵はおろか、ひと一人いない果てし無く広い荒野が続いていた。
「これじゃあ武器強化のしようがないですよ・・・」
と一人ごちて終わりのないような荒野を歩いているときにそれは現れた。
ずしゃぁあぁぁっ!突然目の前の土が盛り上がり、巨大な触手が出てきたのだった。
「な・・・なに?」
「フハハハハ・・・我はあやしい触手界地下100界のアイテム神2である!!」
と触手が言った。ような気がした。
「やっと現れましたね!私の超魔法の威力、とくと目に焼き付けなさい!」
さっと杖を構え、戦闘体勢に入る。
「フハハハハハ!!その言葉、そのまま返してくれるわ!!!」
と触手が言ったような気がしたその時、周りから無数の触手が伸びてきた。
「ふ・・・数で勝負ということですか・・・いいでしょう」
無数の触手達が一斉にアゲハに襲い掛かる。
「凍てつく闇よ!魔界に永遠の氷河を!!さあ、食らいなさい!ギガクール!」
唱えたと同時にアゲハの杖から青白い光が放たれた。
そして次の瞬間、天から巨大な氷塊が落ち、物凄い衝撃と共に冷気が立ち上る。
冷気が消えたとき、アゲハに襲い掛かった触手は氷のオブジェと化していた。
「どうです・・・なかなかやるでしょう?次はあなたの番です」
ひときわ大きな触手達のボスに杖を向ける。が、触手は動じない。
「フハハハ・・・愚かだ・・・実に愚かだ!!」
とでも言いたげに身体を揺らす触手。
「な、何がおかしいんです!」
「あれで全てだと思っていたのか?残念だが我のしもべはこの荒野全体にあってもまだ余るくらいいるぞ」
とでも言おうとしているのか、次々と触手が伸びて、アゲハを襲う。
「・・・かかって来なさい!全部凍らせてあげます!!」
.......
「はあっ・・・はぁ・・・、もう・・・魔力がないです・・・」
あれからどれほどの時間がたっただろうか。多分もう丸一日は戦っていたはずだ。
しかし、触手の数は一向に減る様を見せない。倒せば倒すほど増えていくようだった。
「フハハハハハハ!!!もう終わりか・・・そろそろこちらも反撃とさせていただくぞ!!」
と言ったような(ry
びりびりびりっ。
「きゃあっ!」
なんらかの魔界的パワーで服が破られ、その白い肌があらわになる。
「こ・・・この変態っ!」
秘所を片手で隠しつつ近くの触手を杖で殴るが、触手は全く堪えてないようだった。
しゅるるるっ。アゲハの左足に触手が絡みつく。
「!何するんですか!離してください!!」
バシバシと絡んだ触手を叩くが意味も無く、右足、左腕、右腕、とどんどん触手が身体中を蝕んでいく。
「いやぁっ!やめてください!!」
無数の触手に絡まれ、アゲハの身体は軽々と宙に持ち上げられていった。
「はぁ・・・な、何をする気なんですか」
「フハハハ!!やることは一つしかないだろう!!さあ我がしもべ達よ!やってしまえ!!」
とボスが命令したかのように2本の触手がアゲハの胸をまさぐる。
「ひゃっ!?」
触手が桜色の乳首に触れるとアゲハは驚いたような声をあげた。
「ん?なんだ?もう感じているのか?」
触手はアゲハの乳首を執拗にこねくり回す。
「ふぁあぁ・・・やめてぇ・・・」
くすぐったい様な甘い快感がアゲハの身体をつつむ。
アゲハの吐息はじょじょに熱を帯びていき、秘所は愛液でてらてらと輝いている。
「ぅあっ、ぁん・・・だめ・・・ひゃぁあっぁん・・・」
身体をピクピク痙攣させるアゲハ。秘所からは愛液が溢れ出ていた。
「乳首だけで逝ったか・・・この淫乱魔女め!!そんなヤツはおしおきだ!!」
1本の触手がアゲハの秘所に向かって伸びていく。
「冗談ですよね・・・?本当にやるわけが――」
喋り終わる前に触手は秘所の目の前まで来て、今まさに中へ進入しようとしているところだった。
「や、だめぇ!」
必死に抵抗を心掛けるが、手足が拘束され思うように動けない。
づぷづぷ。触手がアゲハの中に入る。
「ぃやぁぁあぁ・・・あん」
じゅぷじゅぷと嫌らしい音を立てて触手がアゲハの秘所を激しく出入りする。
「ぅあぁんっ!そ・・・そこはぁ・・・」
触手がアゲハの敏感な所を刺激したのか、一際大きな反応を見せる。
「んんんんん!??ここがいいのか?ここがええのかああああ!!」
「だめぇぇっ!いっ、いっちゃうぅーーーー!!」
身体をぴんと伸ばして秘所からは愛液の洪水が出来ていた。
同時にどくどくと中に何かが出されているのがわかる。
「まだだ!まだ終わらんよ!!」
と触手が言ったような気がしたが、徐々に記憶が薄れていったので本当かどうかはわからない。
...........
魔王城。本を読みつつ一人頷き納得するラハールがいた。
「大人に棒を挿れると天人となる。ほうほう・・・」
こんこん。ドアのノックされる音。
「殿下ー、殿下の欲しがってたLV100のあやしい触手がそこに落ちてましたよー」
「何だと!?どこだ!!」
慌てて廊下に出てみると、曲がり角のすみでウネウネ動いている触手がいた。
「ふむ・・・これはオレ様がLV99まで鍛え上げた触手だな。色でわかる。
100界の奴はノンケでも平気で食っちまうような触手だったからな・・・オレ様も手を焼いていたのだが」
「殿下でさえ困難な事を軽々とやってのけるなんて、一体誰なんでしょうねー?」
「まあ、誰だってよい!とりあえずこいつでフロンにちょっかいをだしに行くぞ!」
「殿下も本当にフロンちゃん好きですねー」
+次回予告+
エトナ「時は遥か昔、人間界のとある島では『ラストサムライ』や『アクダイカン』による独裁政治がはびこっていた・・・」
ぷりに「な、なんか色々と違くないっすかー?」
エトナ「私は影忍エトナ。世の中の腐った者達から金を盗んでは1割を貧しい市民に分け与えるのさ!」
ぷりに「他は全部自分の利益っすか・・・ひどいっすね」
エトナ「とある屋敷で影忍エトナは捕虜のローニン、みすずと禁断の恋に落ちてしまう・・・」
ぷりに「レズっすか・・・なかなかいい趣味してるっすねー」
エトナ「駆落ちの計画中に現れるはかの有名な『アクダイカン』、風論之助!!」
ぷりに「凄い無理やり感が否めないっすよ」
エトナ「気が付くとそこはすでに風論之助の手下達に囲まれていたのだった!どうするエトナ!!どうするみすず!!!」
ぷりに「そりゃあもう、諦めて犯され―――」
エトナ「ええい、この印ろうが目に入らぬかー!エトナがそれを天にささげた時、唯一神"MATAYOSHI"が降臨、人間達を地獄の火の中に投げ込のだ!」
ぷりに「もうめちゃくちゃっす・・・」
次回「暴れん坊エトナ」第2話
初恋は冷やし中華の味
エトナ「この夏、全米が恐怖に震え上がる!!」
ぷりに「えぇ!?ホラー映画だったんすか!?」
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