「もっこす」  
「のりしお」  
さわやかな撲殺の掛け声が、澄みきった青空にこだまする。  
マロネ様の島に集う故・乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で  
レベルの高いアイテムを殴り経験値を溜めていく。  
汚れを知らない心身は透き通るような霊体。  
迂闊にR2ボタンは押さぬように、ボトルメールは踏み付けないように  
やたらピョンピョン飛び跳ねず歩くのがここでのたしなみ。  
もちろん、味方相手にジャイアントスイングをかますなどといった  
はしたないファントムなど存在していようはずもない。  
通称おばけ島。  
数年前から請負人マローネが住みついたこの島は、  
もとはシェンナ女史が所有していたという、伝統あるレンタル島である。  
悪霊憑きと怖れられる少女が居を構え、所有の権利を譲り受けてからはさらに  
何憚る事なく彷徨えし霊魂たちが跋扈する人外の者の園。  
時代は移り変わり、彼女に対する偏見が無くなった今日でさえ  
一般人にすればそこかしこから姿なき話声が絶えず聞こえてくると云う  
貴重な心霊スポットである。  
 
この乙女?の園では、今日もまた迷える百合の花たちが  
めくるめく甘美で禁断な愛の営みを繰り広げているのである…  
 
「彷徨える魂よ、導きに従い現れ出でよ! 奇跡の能力―――シャルトルーズ!」  
少女は愛用の「それ」に向け、奇跡の呪文を唱える。  
そうこれは奇跡―――愛しいひとと自分とを結ぶ、まさに奇跡の憑依能力であった。  
媒体を光の渦が包み、螺旋を描くようにして顕現する麗しの御姿。  
透き通るような(実際透き通る)白磁の肌、彫像のごとくに整った目鼻立ち、  
金色の髪は光の中でなお輝きを纏い、そして左右の縦ロールは今日も凛々しく可憐な…  
「ごきげんよう、マローネちゃん」  
麗しの、アーチャーお姉さま。  
マローネは、幾度逢おうと飽くこと無い目前の美少女に、見蕩れつつ挨拶をかえした。  
「ごきげんよう…おねえさま(ぽっ」  
さて賢明なる読者諸氏には云うべくもない事であるが、この2人は実の姉妹ではない。  
霊魂使いの少女マローネはある日、一体のファントムを呼び出した。  
新しい仲間、琥珀の髪と白磁の肌を持つ少女は自分を弓使い(アーチャー)と名乗った。  
幾多の危機を共に乗り越え、そしてこのおばけ島で寝食?を共にするうちに  
いつしか少女たちの絆は深まり、やがて友情は愛情へと昇華し  
かけがえのない蕾はついに可憐な百合花を一輪咲かせたのである。  
「今日も元気そうね、うふふ」  
首を傾げて笑う仕草ひとつにもマローネの心は揺り動かされてしまう。  
ああなんて可愛いのだろう、そして可愛さの中にも凛々しさを常に湛えた至高の美。  
お姉さまに寄り添い、いつものように甘える。  
「お姉さまが居てくれれば私はいつでも元気ですよう」  
「あら、可愛いこというのね…ふふっ」  
優しく髪を撫でる。目を閉じ幸せそうに咽を鳴らすマローネ。  
そんな自分を慕う少女の姿を見て、アーチャーの胸には暖かさと共に  
生来持っている、ある衝動が、俄かにふつふつと滾りだすのであった。  
 
愛しい妹の頬にそっと掌を当て、ぷにぷにした感触を愉しみながら顔を寄せる。  
「さ、はじめましょマローネちゃん」  
「…う、うん…そ、だね」  
耳元の囁きに恥じらいの表情で応えるマローネ。  
これから何をするのか、そんなのはいつもの事ゆえ解っているのだが  
それでもこの時の昂りと恥じらいは身体が忘れない。  
お姉さまの手を取り、背中の止め紐の部分へと無言で誘う。  
「なあに?脱がせてほしいの? あまえっこさん…ふふ」  
それだけで察したアーチャーが優しく手を回し紐解くとマローネの上着はするりと  
床に落ちた。一枚一枚、可愛いマローネを剥いてゆく興奮。  
「…あ…ん」  
肌着を捲りあげるとブラジャーすらつけていない小ぶりの胸が姿を現す。  
女として未だ未成熟な部分、だがそれゆえの初々しさは完熟の果実にも優る美味である。  
最後に、色気のない子供用の下着(だがそれがいい)に手を掛けると  
マローネは自ら進んで足を抜き全裸となった。  
「お、おねえさま… わたし、はずかしいよう〜」  
「はぁ… マローネちゃん…かわいいわ… うふふ…」  
目の前で恥じらう少女は仔猫のように小さく愛らしい。  
アーチャーは自らも下着一枚を残して脱衣し、寄り添うようにして寝具にまろび入った。  
 
「ん… ちゅ… はむ…っ」  
「ふむ…っ んぁ… れろっ…」  
互いの唇を食むようにして求め合う。舌と舌とは優しく激しく絡み合い  
混じりあう唾液の味は甘美な蜜と化した。蜜に蕩かされた少女達の目は虚ろに潤み  
しかしその瞳には情欲の炎が燃えて、更なる快楽をと貪り続ける。  
「はぁ… はぁ… おねえさまぁ…」  
マローネが愛しいひとを呼ぶ。唾液がつうと糸を引いた。  
アーチャーはそれに微笑で応えると優しく耳たぶを噛んでやった。  
「んはぁ…!」  
びくっと震えた妹の身体を姉の舌が唾液の筋を残しながら這ってゆく。  
耳から首筋をなぞり、鎖骨を越えるとそこにはなだらかなふたごの丘陵があるのだった。  
「やぁん… あんまり…おっぱい…見ないで」  
感触と視線に気付いたマローネが潤んだ瞳で懇願する。  
彼女の胸は年齢を差し引いても重度のつるつるぺたぺたぶりであり  
つい先日は、異世界が誇るペタンコ猫耳魔女にすら優越感を感じさせしめた程である。  
アーチャーも自らの貧乳は痛いほど自認していて  
生前は魔界の猛者達を相手に一歩も引かぬ不名誉な闘争を繰り広げた程であったが  
省みればこのナイムネさ加減に親近感と母性本能?をくすぐられたのが  
マローネに手を出すきっかけとなったのかもしれなかった。  
「いい? マローネちゃん」  
膨らみにしなやかな指を伸ばし性感を引き出すようにしながら話し掛ける。  
「おっぱいがちっちゃくても、何も気にする事なんてないのよ」  
ナレーション「本心でし…うわなにをするやめ  
お姉さまの愛撫に快楽を引き出され、頬を朱に染め上気しつつも  
マローネはやはり拭えぬコンプレックスを隠せぬようだ。  
不安そうな顔をする妹に親近感と心からの同情を覚え  
アーチャーはこの子を心底悦ばせてあげたいと思うのであった。  
 
「マローネちゃんのおっぱい、いじめてあげる」  
耳元で囁くと、先からの触診でこりこりに尖ってしまっている桜色の乳頭を  
口に含んだ。小さな突起を舌で転がすように責めてやる。  
「んはぅ…! やあん、やん…吸っちゃダメですう」  
否定の意志がまるで感じられない否定は肯定と同義である。  
首を振り気持ち良さそうに悶えるマローネを見ていると  
ついついアーチャーはいじわるな言葉を浴びせたくなってしまうのだった。  
「マローネちゃんたら…こんなに固く乳首尖らせて。ホントにいやらしい子ね、うふふ」  
「はぁ…ぅ…そんなこと…いわないでぇ…っ」  
「でもほら、ぴくぴく動いて、とっても可愛い…たべちゃおうかしら」  
ぺろぺろと執拗に舌が往復したそこは、汗と唾液でぬらぬら淫靡に照かっている。  
瑞々しく甘酸っぱい発展途上の膨らみを充分に堪能したあと、  
アーチャーはマローネの華奢でやわらかな体にぴったりと己を重ねた。  
「ふぅ…ん…あ…」  
「んっ…くぅ…ん」  
ねちっこく責められ興奮に尖った乳首と、触れずとも興奮に尖った乳首とが触れ合う。  
どちらともなく小さな喘ぎが漏れ、小さな2対の突起は柔らかに干渉しあって  
くにゅりと形を歪めるのだった。  
柔らかく勃起した性感帯どうしを擦り合わせて互いの快楽を高めてゆく。  
いつしか舌を絡め指を絡め脚を絡めて密着の度合いは快感の指数と比例し増していった。  
「はぁ…はぁあぁ…おねえさまぁ…っ」  
「ふふふ…はぁ…ん…もっと…もっと気持ち良くなりましょ…マローネちゃん…っ」  
貪欲に互いを求め合う未熟な果実たち。美しく乱れた琥珀の髪をかきあげて  
アーチャーはもはや我慢できないといった表情で下着をおろした。  
すると、そこには……え?―――あれ?  
抑制が効かなくなっていた「それ」がぶるんと弾けて逞しい姿を現す。  
「ふぁ…おねえさまの… もうそんなになってるぅ…」  
 
―――そう、それは。  
 
「うふふ、マローネちゃんがあんまり可愛いんだもの」  
世間一般に、おちんちんの呼称で知られる物体…であった。  
 
さてここで説明せねばなるまい。マローネの持つ奇跡の能力シャルトルーズの真髄を。  
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  
シャルトルーズ―――古代中国に於いて霊媒師たちはこの能力により  
物体に霊魂(ファントム)を憑依(コンファイン)させる事を可能とした。  
コンファイン後のファントムは物理的干渉が可能になるうえ  
憑依した物体の性質を受け継ぐ事が可能なのである。なお、能力の名が  
創始者「沙 流取主(しゃ・るとるず)」に由来する事は云うまでもない。  
 -民○書房刊「ナットク!霊と付き合う百の方法」より抜粋-  
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  
 
「マローネちゃんたら、いつもこんなモノを使っていたんだものね…うふふ」  
股間の逸物を擦りながら上気した笑みを浮かべるアーチャー。  
そう、マローネが愛しのお姉さまを憑依させた愛用の「それ」とは  
彼女が孤独に耐えかね自らを慰めていた特大の―――暴れん棒こけしなのであった。  
真っ赤になってうつむく妹の目の前に、はちきれんばかりの怒張を見せつけると  
アーチャーは言いようもない昂りを覚えてしまうのであった。  
それが彼女生来のものなのか背徳的な憑依体の影響に依るものなのかは判らないけれど  
ひとつ確かなのは、今はただ沸き上がる衝動のまま動くのだということ…  
目で交わしあう合図、何も云わずともマローネはお姉さまの前に跪き  
欲望の滾りをその小さな口で包み込んだ。彼女の唇が、舌が、そして咽が  
暴力的ですらある巨大な肉棒を丹念に奉仕してゆく。  
「んっ…んむぅ…っ、んっ、んくっ…ちゅ」  
「んぁああ…マ、マローネちゃあん…っ!素敵、素敵なの…っ、んっ…あっ!」  
がくがくと足腰が砕けそうになる。以前より遥かに技巧が増している。  
その上達は、ひとえにこの自分を悦ばせようとするゆえのモノなのである。  
あの可憐な舌は官能の触手となって敏感な部分を這いまわり  
腔内の温かい肉壁と唾液は柔らかな刺激で亀頭を苛む。  
歓喜と愛撫そのものの快楽が怒濤のように脳髄を灼き―――  
「んはあああぁぁぁっ!でちゃうううっっ…!!!」  
どくん、どくん、と蠕動したオスの器官から出るはずの無い白濁がほとばしり  
マローネの口腔を犯しぬいていった。  
 
「…ん!んぅぅん…っ!…んく、ん…ごく、ごくっ」  
だが嫌な顔もせず、愛しそうに咽を鳴らし嚥下してゆくマローネ。  
その姿にキュンとするものを覚え、アーチャーは優しく口元を拭いてやると  
可愛い妹の体を横たえるのだった。  
「こんどは―――いっしょに、きもちよくなりましょ」  
「はい…おねえさま」  
ゆっくりと足をひらき、その間に割り入る。そっと目を閉じた妹のキスの催促を  
敏感に察したお姉さまは、優しく抱き寄せて唇を触れあわせてあげた。  
そしてくちづけを交わしたまま、2人の少女はひとつに繋がっていった…  
「ん……はぁぁぁあぁぁっ……はいっちゃったよお……っ」  
最奥までの侵入を許したところでマローネが切なげに息を漏らす。  
体内に確かに感じる異物の存在。それはまた心からの服従と信頼の証でもあった。  
溢れんばかりの恥蜜で濡れていた秘所は既に幾度めかという事もあり  
すんなりと巨根を受け入れたが、それでもなお可愛い妹の顔に苦痛めいたものが無いのを  
確認してから、アーチャーは本格的な抽挿を開始した。  
ずっ、ずっ… ずちゅ… ずちゅっ…!  
「んはあああっっっ…!くぅううん…」  
粘着質の音と歓喜めいた嬌声が腰の動きに合わせて淫靡なリズムを刻んでゆく。  
それと重なるようにアーチャーの昂りきった荒い呼吸が往復のたび漏れる。  
「はぁ、はぁ…ふぅ…ん、はぁ… マローネちゃん…マローネちゃぁん…っ」  
腰を振りながら目の前でヨがる妹の名を呼ぶ。  
「ああぁあ…っあうぅん…っ!おねさま、おねえさまぁ…っ」  
うわ言のように応える。2人の目は虚ろに潤み、熱病に掛ったように肌を朱に染め  
そのまま2人は高みへと昇りつめてゆく―――  
ガタン! ガラガラガラ…!! パリーン!!!  
 
突然。突然の大音響で2人は現実へと引き戻されてしまった。  
がばっと半身を起こし騒音の主を見遣る。  
「な…」  
魚の缶詰をひっかぶった、2つの大きな耳が、ぴこぴこと動いていた。  
「…お、おミャ〜ら、何してんだミャ…」  
 
 
「…お、おミャ〜ら、何してんだミャ…」  
そこに居たのは先日仲間になったばかりの猫耳魔女、ミャオであった。  
マローネとの間に行われたペチャパイ世界一を決める争いに破れて以来  
なぜかおばけ島に居着いてしまったのだ。  
イヤ問題はこの際そんな事では無くて、なぜ彼女が今この部屋に居るのかなのだが。  
 
「み、ミミミ、ミャオちゃんなななんでわたわたわたしの部屋にっっっっっ !?」  
あたふたと毛布で体を隠しながらマローネが問う。  
「そ、それはその…おなかすいたから  
誰もいニャいところでちょっくら盗みぐい…ってそんな事はどーでもいいニャ!  
お、おミャ〜らこそ、なな、何してるんだニャあっ」  
顔を真っ赤にして叫ぶミャオ。どうやら目前で行われていた行為の  
いかがわしさについてはよっく御存じのご様子である。  
とは言え免疫は少ないのだろう、裸の2人を正視できずに視線を泳がせていた。  
そんな彼女に対し、  
「何って…えと、その、ごにょごにょ…おねえさまと、愛の営みを…」  
両の人指し指を合わせつつ照れ照れのマローネ。  
「まあ! 愛だなんて嬉しい…うふふ、可愛いわよう私のマローネ…」  
「ああん、おねえさまったらぁ…ミャオちゃんが見てるよお…」  
そして重なり合うくちびr  
「ス…ストップストップだニャあああっっ!!」  
邪魔された。  
 
「お、おミャ〜ら…まっ昼間から魔女のミャオを差し置いて不健全すぎだニャ…」  
倫理やら人の道やらを説こうと云う魔女。魔女のクセに生意気な、である。  
まだ混乱している2人を後目に何か思案し、  
「…あ、そっか。そうよ、そうだわ」  
ぽん、と手を打ち天啓を得たかのように顔を輝かせるアーチャーお姉さま。  
「おねえさま…?」  
疑問形の妹の問い掛けに答えるでもなくアーチャーは立ち上がると  
―もちろん一糸纏わぬ姿のまま―ミャオに向けて微笑を浮かべた。  
「ミャオちゃんも仲間になっちゃえば、何の問題も無いじゃない?」  
 
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。  
 
「……え?」  
一瞬凍り付く空気。  
発言した当の本人はゆっくりとベッドから降り獲物へと一直線である。  
「ニャ? ニャ? ニャ!? …何云ってんのかニャっ!?」  
じりじりと後ずさる一方とじりじり詰め寄る一方。  
「それに…盗み食いするようないたずら子猫ちゃんには、おしおきが必要よね…うふふ」  
天高くそそり立つソレを隠そうともせず、一歩また一歩と距離を縮めてゆく。  
「あ、あわわわわ…よ、寄るニャ、こっち来んなミャああ〜」  
その牡たる威容に圧倒されてか腰が抜けた哀れな子猫の頬に掌を添え少女は囁いた。  
「うふふふふ。ようこそ―――百合の園へ」  
「う、うニャ… うニャああああああああああああああああ――――――」  
ぽとり、と  
散花一輪の音が無常に響いたのであった…合掌。  
 
 
「んにゃ… は、あ…やめるニャ… オカシくなっちゃうよう」  
「あん、お姉さまったらミャオちゃんにばっかり…ずるいよう」  
 
淫らな官能の喘ぎが、熱気ばむ室内にこだまする。  
マロネ様の寝床に集う悪戯な堕天使たちが、無垢な笑顔を  
羞恥と快楽の色に染めていく。  
自ら穢れを求める心身はすでに興奮の熱を帯びた朱。  
迂闊に迷いこんだ「迷子の子猫ちゃん」に、新たな世界への手解きを  
施してやる事もここでのたしなみ。  
もちろん、理性の名の元に行為を否定しよう者なぞ存在していようはずも―――ない。  
 
薄暗い部屋の中。白いシーツの上で艶かしく蠢く三人の少女の姿があった。  
「ん、んふ…ふぅ… あはぁ…ミャオちゃん…おっぱい、ぴくぴくしてるぅ」  
「んー! んんニャ…ふにゃ、あっ、ん! あぅ〜」  
まさに魔女のサバトさながらの淫靡な響宴。  
ふたりがかりで拘束されたミャオの華奢な身体が上へ下へと跳ねる。  
「はあっ…! うふ… 素敵よ、ミャオちゃんの膣(なか)…っ! あんっ!」  
股間の柔らかなクレヴァスを強引に押し広げるようにして  
アーチャーは憑依によって得た剛直を胎内へと往復させ続けた。  
彼女本来の美しい白肌とはまるで異質の、赤黒く猛々しいオスの器官が  
蜜で溢れる小さな肉壷を文字どおり余すところ無く蹂躙、征服してゆく。  
「にゃああうぅぅっ! ダメにゃ、グリグリってしちゃダメにゃ…あ!」  
自らの上に大股開きの姿勢で跨がらせ、アーチャーがミャオを責め苛む。  
絶えず抽送されるペニスはこの子猫の未熟な膣内ではとうてい納まりきれず  
最奥まで貫いてなお根元が露わになってしまうのだが  
その窮屈さがむしろ強めの刺激となり双方を快楽へと引き込んだ。  
往復するごとに声が漏れ、結合部からは淫らに混ざり合った愛液が  
じゅぶじゅぶと音を立てて溢れ落ちる。  
 
そんな様子を目の前で見せつけられては―――当然我慢できるはずも無くて  
「もお、おねえさまとミャオちゃんだけ楽しんじゃ…ダメなんだからぁ」  
マローネが蕩けた目で、押さえていた腕を離し両の掌を乳房へとシフトする。  
「でもミャオちゃん可愛いから、もう少しおねえさま貸してあげるね」  
なだらかな乳肉を押し上げ寄せ集めるようにして揉みほぐし  
ぴんと勃った先端にむしゃぶりつく。  
ちゅうちゅうと音を立てながら舌先で転がすと、たまらず歓喜の声が上がった。  
「んにゃあぁんっ…! 吸うな、吸うんじゃない、ニャ… あんん…」  
抵抗は口先だけで、更に増す快楽にくったりと身を任す。  
「うふふ…マローネのおくち、気持ちいいでしょ…? ミャオちゃん」  
「あう…あ、あ… こんなの…いけないのに… き、気持ちいいにゃ…!  
 おっぱいも…おなかの中も…っ、はあぁ…溶けちゃいそうだニャあ…っ」  
先輩たちの熱のこもった指導の成果か、今まさに1人の少女が  
禁断の世界に堕ちようとしていた。  
それを祝福するかのようにマローネは顔をあげると得意の舌技でミャオの唇を愛撫し  
アーチャーはいっそう激しくグラインドを利かせ胎内をかき混ぜてやる。  
「んあぁ! んむうぅぅぅあっ…! ふにゃ…う、  
 ひきがれきらいひゃ(息ができないにゃ)〜っ! ぷは」  
「ぷぁ、…外れちゃったね」  
暴力的ですらある上下運動の刺激に、思わず絡ませていた舌と舌を離してしまった。  
息も絶え絶えのミャオにマローネが囁き掛ける。  
「それにしても… ねえねえ。ミャオちゃんの舌、すっごくきもちいいんだねぇ」  
うっとりと恍惚の笑みを浮かべて云う。  
「あら、ミャオちゃんってばやっぱり猫さんの舌なの?」  
肩ごしにアーチャーお姉さま。  
「そ、そうニャ…ミャオ"ねこじた"だニャ。だから熱いのとかはダメなんニャ…」  
2人に挟まれ、快楽の小休止に荒げた息を整えながら答えるミャオ。  
そんな子猫のあごをくい、と横に向けると、今度はアーチャーが唇を奪った。  
「んむ、ちゅむ… んぅ…れろっ」  
「んにゃ… れるっ、んふぅ… ぷあ」  
口を離すと唾液が銀色の糸を引く。ぺろり、と舌に残る余韻を味わうように  
舌舐めずりをしながら、アーチャーが上気した顔でミャオに頬寄せる。  
 
「ふふふふ…すごぉい。ザラザラして気持ちよくって…蕩けちゃいそう」  
云うと彼女は唇に軽くキスで触れ、頭を優しく撫でた。  
そうしてからぐい、と半身を起こして  
丁度ミャオが四つん這いになるよう体勢を入れ替えたのである。  
「う…にゃ…?」  
「じゃあその舌で、マローネちゃんも気持ちよくしてあげて。…ね?」  
訝しむミャオの眼前にマローネが現れると、お姉さまの言葉に従うよう足を開いた。  
白くか細い10本の指が秘所へと伸び、にちゃりと粘質の糸を垂らしながら自らを晒す。  
果たしてそこには―――快楽の期待に震える小さな花びらと蕾が  
滾々と蜜を湛え息づいていたのである。  
微笑みかける霊媒の少女。その未熟な身体にこんなにもいやらしい欲望を宿して。  
「ミャオちゃん…」  
「マ、マローネ…にゃん」  
ああ、眼前の少女は自分の愛撫を期待しているんだ…そう思ったとき  
ぞくぞくするような興奮が心に芽生えた。  
いまやこの背徳の宴の虜となった子猫はごくりと唾を呑むと、目を潤ませながら  
ゆっくり、ゆっくりと、その敏感な感覚器へと…舌を這わせた。  
 

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