魔界に朝陽が昇る・・・魔界にも朝は来る当然だ   
魔王城ではプリニ−達が朝の支度に大忙し・・月給は低いが  
仕方がないので触れないで置こう・・どうせ直ぐ忘れるし  
平和な為か・・ただ緊張感が無いだけかもしれんが  
部下や弟子達は大半が就寝中・・・  
 
魔王城の主 ラハ−ル殿下は今だ就寝中?  
腹心?のエトナは只今殿下と一緒に奮闘中?!  
 
エトナ 「…ピチャピチャ んっ 」   
ラハール「………ぅ…ん?」  
エトナ 「ピチャピチャ うふふ〜 最高」  
ラハール「……うっ〜…エ ト ナ お前 また…か」  
エトナ 「ぁぁ…殿下 おはよう御座います ピチャピチャ」  
ラハール「…ぅ!」  
 
エトナはゴクゴク咽を鳴らして黄色掛かった白い液体を飲み込んでいく  
 
エトナ 「ぁ〜ぁぁ やっぱ朝一番絞りは濃くていいわ♪」   
ラハール「………エトナお前・・・いい加減にしろ朝っぱらか!」   
エトナ 「うっ・・だって殿下・・私 これが無いと・・朝が始まらないです」   
 
涙目でエトナは殿下に訴える・・嘘無きだろうが 気にしない気にしない  
 
ラハール「エトナ・・毎日付き合わせられるこっちの身にもなってみろ!」  
エトナ 「殿下も好きな癖に♪ 今度は私の飲みます?」  
ラハール「好きなわけあるか! 俺様になんの恨みがあってこんな事を!」  
エトナ 「殿下 この前貸した2000ヘルまだ返してもらってません」  
ラハール「さてと・・・プリニ−達の様子でも見てくるか」  
 
そそくさその場を離れようとするラハ−ル殿下であったが  
エトナの方が一枚上手だった  
 
エトナ 「誤魔化さないで下さい殿下2500ヘルの返済が済んでません」  
ラハール「500ヘル増えてるんじゃないか!!」  
エトナ 「そんな細かい事は気にしないで下さい殿下 細かい事を気にしていたら  
立派な魔王になれませんよ♪」  
ラハール「細かい事じゃあねー! 金の貸し借りに魔王は関係無いだろ」  
エトナ 「クリチェフスコイ様は 立派な方でしたのに・・・殿下は オヨオヨヨヨ」  
ラハール「関係無い親父の話を持ち出すんじゃねえ!!そもそも話がズレているだろ」  
エトナ 「だから殿下が3000ヘル返してくれれば済むんです」  
ラハール「だから金額を増やすな! …フロンに貸した5万ヘルが戻り次第返す」  
エトナ 「殿下・・フロンちゃんに貸した金額は1万ヘルじぁ・・」  
ラハール「…細かい事は気にするな 細かい事を気にしてたら 胸は大きくならんぞ」  
エトナ 「細かい事じゃあねー! 金の貸し借りに胸は関係無いです」  
ラハール「とにかくだ!今は払えん フロンから10万ヘル貰ってからだ」  
エトナ 「うわ〜・・また増えてるよ 殿下の鬼畜 外道 この悪魔」  
ラハール「疲れた エトナ 話を最初に戻すぞ」  
エトナ 「えっ?3500ヘルの事ですか」  
ラハール「だからその話はいい! 増やすな! お前の朝の行為に付いてだ」  
 
夫婦漫才が飽きてきたので話の折り合いを最初に戻す事にした   
何時までも収拾付かないし この問題はいずれ話し合うと言う事で  
 
エトナ 「殿下・・アレは 絶対にやめませんよ 好きなんですから」  
ラハール「何も俺様で・・・ やる事はないだろ」  
エトナ 「殿下のがいいんです♪」  
ラハール「エトナ・・お前・・」  
エトナ 「これからもよろしくお願いしますよ 殿下♪」  
ラハール「エトナ・・お前に言っておく事がある」  
エトナ 「はい?なんでしょう」  
ラハール「人の寝起きに生卵と牛乳を混ぜて飲むのはどうかと思うぞ」  
エトナ 「だって 美味しいから 病み付きになりますよ」  
ラハール「・・エトナ 魔王として命ずる 俺様の寝起きでソレはやめろ」  
エトナ 「殿下ったらこんな時ばっかり魔王を持ち出して反則ですよ」  
 
エトナ 「じゃあ明日から 殿下の出す一番絞りのミルクを頂きます♪」  
ラハール「おっう? 何だかよく分からんが・・それで止めるのなら」  
エトナ 「明日が楽しみです♪」  
 

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