面白くないわ  
 
彼女は綺麗に巻いた金髪を片手でもてあそびながら、ちらりと右の男をみた。  
男はこちらを気にもせず、ただカリカリと授業内容をノートに取っている。  
 
どう考えても、これは彼女達のせいだわ。  
 
今度は左を見てみれば、もはや卒業しているはずの不良三人組が真面目に授業に取り組んでいる。  
真面目に授業を取ってるのは一番後ろの列のこの四人程度で、その他は割りと好き勝手、授業に出ていないやつだっている。  
ほんの少し前までは右の男も一応は優等生の部類だったのだけれど、あの三人組に影響されたのか  
最近不良っぽくなってきてしまったのだ。  
 
一番後ろで右端の席、ある意味特等席なのに、どうしてあんなに真面目にノート取ってるんだろう。  
卒業でも目指してるのかな。それだったらやっぱりあの三人組に気に入られたいから?  
 
彼女はちらりと左側の三人組を見る。  
ラズベリルと、彼女を姉と慕う忍者と侍は、こちらにまったく眼を向けていない。  
教師の適当な授業をあんなに集中できるなんですごいと思うと同時に、忍者と侍の豊満な胸に眼がいく。  
無意識のうちに自分の平らな胸に手をやる。  
やっぱり男は豊満な胸が好きなんだろうか。そういうことは滅多に話さなかったから余計に気になってしまう。  
なんだか、そしたら、すっごく気になってもう聞くしかないと思った彼女は腕を伸ばして右の彼の机をとんとんと、叩いた。  
「……ねぇ、教科書忘れたから見せてくれる?」  
「!?あ、いいんだが……いいのか?」  
彼女のちょっとした不良行為に男は驚きつつも、ずりずりと机を動かしていく。  
彼女も机を、なるべくあの三人組から離れるように急いで机を動かした。  
肩と肩が触れ合えるぐらい近くなって、ちょうど真ん中に教科書が置かれた。  
さて、どう切り出すかと思ったとき  
「ノートも後で見せてやろうか?」  
って、不良行為を思いっきりしてくる。あぁ、こいつは全然気づいてないのだ。  
今まで戦闘でどれだけ近くにいて、コンビ技を出しても、その鎧みたいな頑丈で無粋なハートは気づいていない。  
私は不良になりたいわけじゃない、私はあんたの事が……  
と、恐ろしい考えが頭を支配してしまう前に、彼女は慌てて鉛筆を取った。  
『不良になりたいわけじゃないわ。』と、彼女はノートに書いて彼に伝える。  
そのメモを見て、彼もノートの返事を書く。  
『じゃあ、どうかしたか?』『あのさ、おっぱい好き?』  
彼の鉛筆が止まり、まじまじとこちらを見てくる。  
『ないちち気にしているのか?』『ないちち言うな。好き?』『おっぱいが嫌いな男子なんていません』『ないちちは嫌い?』  
 
『いや、好きだよ』  
 
彼のその書かれた言葉に、彼女の顔が赤くなったのがわかった。  
その顔を見られないように、俯いて、なるべく音を出さないようにぺちぺちと彼の膝を叩く。  
 
まったく、こいつの不良技も中々すごいじゃないか。  
いつのまにかココロ奪われてたわ。ちょっとね。ほんのちょっとだけね!  
そんなことを重いながら、彼女はノートに殴り書きをする。  
『最近、不良すぎるんじゃない?』  
『俺なんてまだまだだよ』  
それは、暗にあの三人組が不良としてすげーよな!という言葉なんじゃないかと思ってしまって、  
彼女は無意識のうちに妬いてしまう。  
『じゃあ、これからちょっかい出すから頑張って耐えなさいよね』  
彼が何を?と書く前に、彼女は鉛筆を置いて、右手を彼の股間に伸ばした。  
鎧はそこを守ってはいないし、すぐにズボンのチャック部分に触れることが出来た。  
びくりと彼の身体が震えるのが分ったが、顔はあげられない。  
真っ白なノートしか視界に入らないが、右手に集中して、さわさわとなで上げる。  
「おい……」  
小さな声で彼が制止しようと声をかけてくるが、彼女も小さく返す。  
「不良気取るならこれくらい耐えなさいよ。」  
耐えるのが本業の重騎士にとっても、なかなかの苦行であった。  
彼女も、周りにばれやしないかと恐る恐る顔を上げつつ、右手のスピードを上げる。  
布越しからも、それがゆっくりと硬度を増してきたのが分った。  
がたがたとイスも揺らして、ぴったりとくっつけて、逃げないようにする。  
僧侶女が「我慢している殿方の表情がグッとくるのです……」と言っていた事は本当だった。  
困っているような、嬉しいような、気持ちいいような、そんな男の顔に、じんわり彼女の下腹部も熱を持ち出す。  
 
不良を正すのは優等生の役目だし、不純異性交遊は奨励されている。  
 
だから大丈夫大丈夫と、彼女は自分に言い聞かせながら右手に集中する。  
既にズボンの中で勃ち始めているのか、ずいぶんと形がわかるようになってきた。  
先と思われる部分から根元まですぅーっと指を走らせれば、男が小さく呻く。  
鉛筆も折ってしまいそう、もうノートもぐちゃぐちゃだ。  
「お前、いい加減に……」  
そこでちょうどチャイムが鳴ってしまった。  
 
礼もそこそこに、重騎士はダッシュで教室から逃げ出した。  
「ま!待ちなさいよ!」  
せっかくこれから盛り上がるというところだったのに!  
と彼女は重騎士を追う。互いのスピードの差はいわずもがな。あっさり重騎士は彼女に捕まってしまった。  
「ちったぁ、気をつかえ……」  
そんなことを言う、ちょっと前屈みな重騎士の腕を引っ張って空き教室に連れ込む。  
内側から鍵をかけて、彼女は獲物に向き合う。  
「さーて、悪い不良に教育的指導をしなくちゃね」  
「お前なぁ……」  
「……頑張って耐えてたあんたにご褒美だと思えばいいじゃない」  
じわじわと、彼女は男ににじりよると、飛び掛った。  
今思えば、彼女はちょっとおかしくなっていたのかもしれない。  
彼女ぐらいのタックルで重騎士が転ぶはずもなく、ただ、棒立ちの男に抱きつく格好になってしまう。  
ちょうど彼女のヘソの少し下あたりに男の膨らんだ性器が当たっているのがわかった。  
逃がしはしないといわんばかりに、彼女はかなりの早業で両手でズボンのチャックを下ろし、下着からも開放してやる。  
抵抗しない彼も彼だと思われるかもしれないが、この期に及んで話し合いで解決しようと考えていたのが裏目にでたというべきか。  
「うわっ……すっごい……」  
地黒な男ではあるが、それ以上になかなかの黒さの性器を、彼女は両手で捕まえる。  
さすがに、重騎士が腰を引いて逃げようとしたので、彼女は性器を掴みながら上目づかいで言ってやる。  
「逃げたら潰すわよ?」  
 
その言葉に怯えた隙に、彼女は膝をついて顔を彼の性器に近づける。  
汗の匂いがしたが、気にせず、それの先を口に含む。彼がまた小さく呻いて、彼女の頭に手を載せた。  
そのまま彼女を引き剥がすのも、押さえつけるのも簡単なのだろうが、ただ、添えているだけだ。  
止めさせるべきか、それともこのままさせてしまうべきか彼が悩んでる隙に、彼女はどんどん口の中に入れていってしまう。  
どこまで口に入るかと思ったら、半分ぐらいが限界だった。優しく玉袋を揉み、また抜いて、下から上へと舌でなぞってやる。  
唇で軽く食んで、尿道をこじあける勢いで舌先で突く。そしてまた口に優しく含んで上下してみる。  
唾液と男の先走りで、彼女の口周りはベタベタになっていく。  
「んっ、ふっ、ふぅっ」  
吸い付いては、離して、荒くなる呼吸をどうにか押さえ、また舌と唇でゆっくりと愛撫する。  
彼の手も彼女の頭から離れない、時折優しく撫でてくれるものだから余計彼女は口を動かして必死になってしまう。  
「ねぇ、出そう?」  
「まだ大丈夫……」  
もはや耐えることがくせになってしまっているらしい男に、彼女は苦笑する。  
「私、口でするの下手なのかなぁ」  
そんなことを言って、今度は玉袋を舌先で突く。  
 
男の性器の根元に添えていた両手を離し、彼女は自分の下着を下ろした。  
口に性器を含んだままで器用に下着を脱ぎ捨てると、ようやく口を外して、コテンと床に座り込んだ。  
「口じゃあ、イけないみたいだかね。こっちならどうかな?」  
スカートをめくりあげ、おそるおそるといった具合に足を広げてくる。  
ここまで準備万端にされては男もとまるわけには行かず、彼女に覆いかぶさろうとした。  
しかし、でかい鎧を着ている身のため、彼女を潰してしまうことは避けたいと考え、彼は胡坐をかいて彼女を座らせた。  
「いいんだな?」  
一応確認する男に、彼女は上目遣いで恥ずかしそうに  
「さっさとしなさいよ」  
なんて言って眼をそらす。  
彼女の尻を持ち上げ、ゆっくりと、秘所にそれを突き立てていく。  
「んっ!ぐぅっ!」  
彼女は自分のスカートをめくりあげ、強く握り締めている。  
すでに濡れているとはいえ、重騎士のものはなかなかデカかかった。  
「や、まだなのぉ?」  
中々全部入りきらず、彼女は大きさに怯えつつ、じれったそうに腰を沈める。  
「あっ、んっ、すごっ……ああんっ!!」  
しびれを先にきらしたのは男のほうで乱暴に彼女の腰を落とし、根元まで入れ込む。  
「ちょっと、まって、やっ……!」  
異物感に彼女は抜こうと腰を動かすが、男の手が彼女を逃がしはしなかった。  
それでも動く彼女のせいで余計異物感は大きくなり、彼の性器をより締め付けてしまう。  
逃れようと動いて、快楽に脳天までしびれ、それからも逃れたくて動いて……  
結果的に彼女が男の上で腰を振り始めることになってしまった。  
「んっ、ねぇっ、き、気持ちいい?」  
こくこくと、重騎士は頭を縦に振る。彼女はそれをみて満足げに笑い、より腰を動かす。  
さすがに彼女だけに動かしてもらうのは悪いと思ったのか、男は彼女の腰から片手を離す。  
胸部の布を少し引っ張れば凹凸のない胸があっさり現れる。  
ほんのおまけ程度にしか思えないぷっくりとした乳首に指を添わせる。  
「……んっ!」  
触れたとき、より子宮が締め付けてきたのが分った。  
ないちちだが、男は両手で彼女の乳房を手のひらでもみ始めた。  
 
「ごっ、ごめんね」  
「何が?」  
「おっぱい……ぺたんこで……」  
それだけいうと彼女が恥ずかしそうに俯いてしまったものだから。  
男はどうにかして自信をつけさせてやろうと、何故か彼女の乳首に吸い付いた。  
「ふああぁぁぁぁっ!!」  
彼女はのけぞるようにして、また逃れようとするが、下の杭と、彼の舌から逃れることは出来なかった。  
わざわざ鎧から顔出してまで乳首に吸い付かれるとは思ってなかったので、もう彼女の頭は真っ白だった。  
「ふぁっ!あっ!あぁんっ!」  
下はぐちゃぐちゃと激しい水音を立ててなんども攻め立てられ、乳首は指や舌で弄ばれる。  
「いっ!いいっ!好き!好き!もっと!あぁぁん!」  
彼女は短い悲鳴と、今まで隠れていた感情を吐き出しつつ、男にされるがままにされる。  
「そろそろっ……出るっ!」  
その言葉に、彼女は腰を上げかけるが、彼の手でそれを制されてしまう。  
「な、中にでちゃうっ!でちゃうってばぁぁ!!!」  
そう叫んで、彼女も彼に抱きついてしまったものだから、もう抜くに抜けない。  
彼の呻きと共に、下腹部の熱がより一層高まると、ふわっと、何かが広がるような感じがした。  
中に出されたのだと理解した時、彼女の全身から力が抜けた。  
 
「えへへ……こんなにしちゃって、不純異性交遊は不良にはだめなんじゃないのぉ?」  
意地悪くそうつぶやいてゆっくりと抜くが、腰に力が入らない。またぺたんと彼の膝に座ってしまう。  
「あんたみたいな、不良は、また私がこうして教育してあげるんだから」  
「じゃあ、優等生になったらもうしないのか?」  
その言葉にちょっと彼女は泣きそうな顔になって、すぐにそっぽを向く。  
「あ、あんたが優等生になったら、私が不良になってやるんだから」  
「じゃあ、今度は俺が教育すればいいのか」  
「……してくれるの?」  
 
今度はちょっぴり嬉しそうに彼女が上目遣いで見てくる。  
そうやって人のココロを奪うのは、不良のすることじゃないか?  
と、男は心の中で呟いて、無言で彼女を抱きしめた。  
次の授業の始まりのチャイムがなってしまったが、二人は動こうとせず、2回戦をはじめるのだった。  
 
終  
 

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