「ギグはさ、私の体のっとるんでしょ?」
「あ?今更なに言ってるんだよ」
「でも、ギグって男じゃない、女の体だと不便じゃない?」
「例えば?」
「例えば…………」
「…………」
「…………」
「相棒、お前エロい事考えてんだな」
「なっ!」
「お前の考えてる事なんか丸分かりなんだよ。このド変態が」
「……うっ」
「まさか、俺様の精力処理について考えてるとはな」
「だ、だって私の体なんだよ?変な事に使われちゃたまらない!」
「真っ先にそっちを考えるなよ。世界を守ろうとしてる奴がなんともまー」
「だって、ギグ手早そうなんだもん!」
「なっ、俺が手早かったら相棒はどーなるんだよ!」
「私そんな事しない!」
「馬鹿っ!そーゆう意味じゃねーよ勘違いすんな!」
「してない!」
「このっ、俺が体のっとったら相棒の魂は一生俺の性欲処理だ!」
「ギグのなんて絶対嫌っ!!!」
「最近ギグ話しかけても出てこないの」
「お前はこーゆう事に関しては鈍感ですね」
《おわり》