「ん…!ん…!こ、こんなところ誰にも見せられないねぇ…」  
呟きながら誰もいない凶室で股間に指を滑らせ頬を熱くしている少女が一人。  
学園始まって以来の優等生、ラズベリルはどの授業に人が全く来ないかを知っていた。  
彼女は人間型のあくまではなく、魔物型…つまり発情期が存在するわけで  
どうしようもない自分の感情を必死に押し殺し、この授業の間だけはそれを解消できた。  
「くぅ!!イ、く…ぅ!!」  
ビクンと体を起こしながら陰部からこぼれおちた液体に目をやり息を荒くする。  
指についた自分の液を舐めとり、またゆっくりと陰部をいじり始める。  
「だ、だめだ!マオ…あ、あたいなんかでいいのかい」  
息を殺しながら床に寝転がり陰核をきゅっと摘みあげ、尻尾を揺らす。  
「あ!あぁ!マオ…」  
ビクンと体をのけぞらせ、マオの名前を呼びながら凶室の床に寝ころんだ。  
寝ころんだまましばらく呼吸を整え、静まっていく自分の感情にほっと胸をなでおろす。  
「あ、あたいとしたことがこんなに凶室を汚しちまってるよ」  
そしてせっせと片付けをするベリルなのだった…  
 
 
完  
 

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