「お、おい…!?」
雪丸はアデルの手を取り自分の胸に押しつけた。
「感じるでゴザルか?拙者の鼓動……
アデル殿に触られると、もっと速くなるでゴザル」
「やめろよ……」
拒絶の言葉は聞き入れられず、胸に押しつけられる力が強くなる。
アデルも逃れようとはせず、小さなその胸に押しつけられる感覚を感じる
「今宵だけでいいのでゴザル……、明日、拙者は一族復興のため里に帰る…」
懇願の混じる小さな声
「だから今宵だけはっ、……今宵だけは拙者だけを見てほしいでゴザル」
アデルにはロザリーが居る
それはわかっていた、だが諦めきれなかった。
兄以外に初めて認めた男、アデル
最初は仲間だった
だが彼の存在は日に日に雪丸の中で大きくなっていき
――そしていつのまにか自分にとって欠かせない存在にまでなっていた
「雪丸……」
「お願いでゴザル……今宵だけはロザリー殿ではなく拙者を――」
たった一日で、雪丸の心は救われるのだ。
この想いを、捨てられるのだ。
「っ!」
アデルを見つめる目は涙で潤み、頬は赤く紅潮する。
そんな姿が可愛く見えた
「俺は―――」
・雪丸を拒絶する
・雪丸を受け入れる
アナタの選択で話が進みます。
選んでください。
→雪丸を受け入れる
アデルは涙ぐむ雪丸を抱き締めて、覗き込むように顔を近付ける
「ん…」
唇を重ね、少しして舌先で雪丸の唇に触れる。
腕の中でぴくんと震えるが、差し出された舌は拒まれず、口の中に舌を侵入させていく。
舌を誘い、絡め、さらに体を密着させる
唾液を奪いながら、舌を引いて唇に隙間あけると、濡れた唇が小さく音をたて、雪丸が甘い声を漏らす。
またすぐに舌を入れて、繋がった唇を摩擦するように往復する。
「ぁ……んぁ…ん、あ……」
されるがままだった雪丸もアデルを求め、積極的に舌を絡めてくる。
キスだけでは物足りず雪丸を近くの木に押しつけ、袴の隙間に手を忍び込ませる
「なにを……あぅっ…」
疑問の言葉を紡ぎだされる前に、アデルは薄布に隠れた股の割れ目を擦る。
「んぁ…あぅ!ふぁ………んん!もっとっあぅ!あ、アデル殿ぉ…」
これでは足りずアデルにおねだりをする
「あぅん……んあ、んッ…あっ…」
布をどけ秘所に指を入れる
「すげぇ濡れてきた…」
迫り来る快感に膝がガクガクと震え、折れそうになるところアデルが腰を掴み支える。
「はぁ…嬉しい……でゴザル、…毎日……んぁ…アデル殿のことをっ…考えて…ん……自慰してたで…ゴザル…」
愛液が袴にまで染みをつくり周りと色を変えていく。
その淫らな姿の雪丸とロザリーを裏切る背徳感とが、かすかに残っていたアデルの理性を奪いとる
「……わりぃ、我慢できそうにない」
服を乱暴に脱がし、奪い取っていく
ジッパーをおろし自分のを取出して、雪丸の股を抱えてペニスを秘所に押しつける
止まることなくそのまま一気に貫き、雪丸の処女を散らす
「んあッ!!」
処女の痛みが体を走り、アデルにまわされた腕が爪を立て背中に食い込む
だが興奮状態のアデルにはそんな些細な痛みなど関係なく、快感を求めて腰をひたすら打ち付ける。
「痛っ!んあっ!あっ…んん!痛いっ!ア…デル殿!!」
必痛の叫びもアデルには届かない
だが、叫ぶ中雪丸の声にも少しずつ色が混ざり始める。
「あぅッ!!い、いいでゴザル!気持ち……いい!」
グチュグチュと音を立て掻き出される愛液は血が混じり、痛々しく見えるが
二人にはもはや滑走をよくするための物以外なんでもないのだ。
「アデル殿っ!中に…中に!!」
そしてアデルを自分の中に出させれば勝ちなのだ
「くっ!!」
ドクドクと中に注ぎ込まれる精液が、意識を落ち着かせ
雪丸の勝利を確信させる。
しばらくの時間が立ち、雪丸はあるビンをアデルの目の前に差し出す
「コレなんだ?」
「ローゼンクイーン紹介特性の妊娠薬でゴザル♪」
「なっ!?」
END